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情報収集の旅へ
200.いつの間に買ってたんだ……
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しばらく平坦な土地が続いたあと、だんだんと小高い丘というかアップダウンのあるような感じになってきた。登山ほどの歩きにくさはないし、魔物さえ出てこなければ話しながら歩く余裕がある。
空はいい感じに青くて雲は少なめ。初日から雨じゃなくてよかったねなんて話していた。海辺の街は海風が少しペタペタする感じがあったけど、内陸へ内陸へとすすんでいるからか、風は爽やかになってきてる。
「少し涼しいけど、いい気候だね。魔導具を作動させなくても気持ちいいや」
「うん。こういう感じは村にいたら味わえないよ」
んー! っとヴァンは伸びをすると、俺を振り返って後ろ向きに歩きながら言う。相変わらず余裕だね。
「なんていうか、秋口に山でキャンプしてるときの感じに似てるかなって思う」
「あの、イクミの折りたたみの小さな部屋のやつか」
「そうそう! 秋口は朝晩が寒いけど、焚き火の前にいるのが幸せでね」
「それって野営と何が違うの?」
「う、うーん……。えっとぉ、俺の世界じゃ野営なんてしないわけ。旅は自分の足で歩いて行かないし、泊まるところはほとんど宿なんだ。だから、俺は自然を感じたくてキャンプセットを持って山とか川に行ってるんだよ」
前にも似たようなことを説明したと思うんだけど、ヴァンの中の常識とかけ離れてるからか「そうだっけ」なんて言ってる。ルイは口を出してこないけど、たぶん俺の話は覚えてるんだろうって感じで小さく頷いている。
こんな話をしながら歩いてるけど、ただ単に歩いてるってわけじゃないんだよ。前みたいにルイが目の前の草を刈ってくれたり、ヴァンが様子を見ながらうまく調節しながら魔法で草をなぎ倒してくれたりしてる。
前は「ウィンドカッター飛ばしたら人の首刈っちゃうかもでしょ」なんて言ってたヴァンだけど、俺があっちの世界の草刈り機を教えたら面白がって目の前でグルグルさせるのをやりだしたんだ。ま、あのミステリーサークルみたいなやり方は自然に優しい気がするし、時と場合ってところかな。
海辺の街に向かっていたときは、草がボーボーなところも多かったけど、1ヶ月以上経ったからかなんとなく草がへにょっとしてる。何かしないと歩きにくいのは変わらないんだけどね。でも、なんていうんだろう、前は草を刈ったら草の汁っていうの? あれがすごかったけど、今は青っぽい匂いが薄いんだ。枯れるまでいってないけど、水分減ってるって感じ?
「こっちも結構四季がはっきりしてるんだね」
「季節がはっきりしてないことってあるの?」
「いや、あるだろ。そもそも村の周辺と海辺の街の周辺じゃ違うし」
「言われればそっかー。村は冬が長いもんねぇ。そういう意味ではこのへんはどの季節も同じくらいあるのかな」
「そうだな。俺の体感としてはそんな感じがする」
このあたりは魔物がそこそこ出るみたい。だから、話しながら歩いてて、突然戦闘になることも多かった。森に近づいていってるからなのかもしれないけどね。
紅葉する木がもっとあればよかったのにって俺がうるさかったからか、いい感じの木が生えているところで野営することになった。なんかごめん……。でも、ほら、なんか雰囲気いいじゃん?
野営地を整えるのはいつもの感じでちゃちゃっと済ます。結界石の範囲がもっと大きければ寝るところとかまども含めたいのにな……前からだからわかってるけど少し残念。けど、結界石も珍しものみたいだし贅沢は言えないよな。ま、このあたりは周囲も見回しやすいし、そこまで気を使わなくても良さそう……俺はいつものことだけど。
それに何と言っても、まだ食材を仕入れたばかりでいろいろあるのも嬉しい。調子に乗って使いすぎるとだめだろうけど、節約しすぎて腐らせても悲しいから調節しなきゃね。
「じゃじゃーん! イクミ、見てー」
「ちょっと、そんなのいつ買ったの?」
「そりゃ出る日だよ。イクミの魚料理食べたいから」
ヴァンが取り出したのは干した魚だ。露天で食べた鮭とばみたいなやつじゃなくて、それこそ干物みたいなやつ。こんなのどこで仕入れてきたんだか……。
「特別に食堂のオニーサンに譲ってもらったんだぁ。ね、これしかないんだけど、なにか作ってよ」
「んー……でも、干物ってそのまま焼くのが美味しかったりするしなぁ」
「イクミがそう言うならそれでいいんだぞ?」
でもなぁ、ヴァンの期待に応えたいとか思っちゃうよね。
干物かぁ……焼くのは基本として、その味を活かしてかさ増ししたいところだね。
「揚げ焼きのコロッケ風とかやってみる? 初めてやるから味の保証はしないよ」
「コロッケ、というと……あの潰したイモを揚げたやつか」
「なにそれぇ! 食べる!」
つまり、ひき肉の代わりに魚を使うだけなんだけど、どうかなぁ……。食べたことないけど、あっちでもツナコロッケとかあったから合わないはずはないと思うんだ。
とりあえず、2人の同意も得たし、やっちゃうか。
かまどに鍋をかけてカロイモをたくさん茹でている間に、干物を軽く焼く。焼くことで脂がじゅわっとして見も柔らかくなるから、ほぐすのも楽になりそうかなって。
最初はまんべんなく混ぜこむ方向で考えてたけど、この干物の味を活かすためにマッシュしたカロイモの真ん中に解した身を入れて、包む系のコロッケにすることにした。
「イクミー、カロイモ柔らかくなったみたいだよ」
「はいはい。熱いうちに皮を剥きたいから手伝って」
2人にも無理矢理皮剥きを手伝わせちゃった。でもね、若干里芋っぽさのあるこのカロイモ……茹でたら皮剥き楽なんだ。厚めの皮に力を入れるとちゅるんと剥ける。
皮剥きをしたら、鍋で弱火にかけながらマッシュしていく。火にかけたのは少し水分が多いかもって思ったからなんだけどさ。あと、干物の塩気が強めだから、カロイモにはほんの少ししか塩は加えなかった。
「で、このつぶしたイモで魚を包んで、こんな形にしてー」
パン粉とかはないから、これをそのまま植物油で揚げ焼きにしていく。いつもなら狩った魔物の脂身を炒めて出た油を使ってるけど、これはイモと魚だからね。
「両方とも火が通ってるから、周りがいい色になってカリッとしたらできあがりだよ」
「すごーい! はやーい!」
ヴァンが待ちきれないって顔をして尻尾を揺らしている。今のヴァンにはお兄ちゃん味はゼロだ。
「どんどん揚げていくから、できたのから食べていいよ。あ、足りなければ自分で魔物肉焼いてね」
「やったぁ」
「悪いな」
「熱々が美味しいからね。でもやけどに気をつけてね」
ハフハフと2人がかぶりついて……るはずなんだけど、静かだなってチラ見したら、夢中で食べていた。どうやら美味しくできてるみたいでひと安心。
全部揚げ終わって、俺が食べたのは3個。2人はいくつ食べたんだろ……。干物大きかったし、かなりの数揚げた気がするんだけど。
「魔物肉もいいけど、魚料理も美味しいね」
「だな」
2人があまりにも魚美味しいって言うもんだから、俺は美味しくできるかはわからないけど、干物の骨と野菜を使ったスープも朝用に仕込むことにした。
空はいい感じに青くて雲は少なめ。初日から雨じゃなくてよかったねなんて話していた。海辺の街は海風が少しペタペタする感じがあったけど、内陸へ内陸へとすすんでいるからか、風は爽やかになってきてる。
「少し涼しいけど、いい気候だね。魔導具を作動させなくても気持ちいいや」
「うん。こういう感じは村にいたら味わえないよ」
んー! っとヴァンは伸びをすると、俺を振り返って後ろ向きに歩きながら言う。相変わらず余裕だね。
「なんていうか、秋口に山でキャンプしてるときの感じに似てるかなって思う」
「あの、イクミの折りたたみの小さな部屋のやつか」
「そうそう! 秋口は朝晩が寒いけど、焚き火の前にいるのが幸せでね」
「それって野営と何が違うの?」
「う、うーん……。えっとぉ、俺の世界じゃ野営なんてしないわけ。旅は自分の足で歩いて行かないし、泊まるところはほとんど宿なんだ。だから、俺は自然を感じたくてキャンプセットを持って山とか川に行ってるんだよ」
前にも似たようなことを説明したと思うんだけど、ヴァンの中の常識とかけ離れてるからか「そうだっけ」なんて言ってる。ルイは口を出してこないけど、たぶん俺の話は覚えてるんだろうって感じで小さく頷いている。
こんな話をしながら歩いてるけど、ただ単に歩いてるってわけじゃないんだよ。前みたいにルイが目の前の草を刈ってくれたり、ヴァンが様子を見ながらうまく調節しながら魔法で草をなぎ倒してくれたりしてる。
前は「ウィンドカッター飛ばしたら人の首刈っちゃうかもでしょ」なんて言ってたヴァンだけど、俺があっちの世界の草刈り機を教えたら面白がって目の前でグルグルさせるのをやりだしたんだ。ま、あのミステリーサークルみたいなやり方は自然に優しい気がするし、時と場合ってところかな。
海辺の街に向かっていたときは、草がボーボーなところも多かったけど、1ヶ月以上経ったからかなんとなく草がへにょっとしてる。何かしないと歩きにくいのは変わらないんだけどね。でも、なんていうんだろう、前は草を刈ったら草の汁っていうの? あれがすごかったけど、今は青っぽい匂いが薄いんだ。枯れるまでいってないけど、水分減ってるって感じ?
「こっちも結構四季がはっきりしてるんだね」
「季節がはっきりしてないことってあるの?」
「いや、あるだろ。そもそも村の周辺と海辺の街の周辺じゃ違うし」
「言われればそっかー。村は冬が長いもんねぇ。そういう意味ではこのへんはどの季節も同じくらいあるのかな」
「そうだな。俺の体感としてはそんな感じがする」
このあたりは魔物がそこそこ出るみたい。だから、話しながら歩いてて、突然戦闘になることも多かった。森に近づいていってるからなのかもしれないけどね。
紅葉する木がもっとあればよかったのにって俺がうるさかったからか、いい感じの木が生えているところで野営することになった。なんかごめん……。でも、ほら、なんか雰囲気いいじゃん?
野営地を整えるのはいつもの感じでちゃちゃっと済ます。結界石の範囲がもっと大きければ寝るところとかまども含めたいのにな……前からだからわかってるけど少し残念。けど、結界石も珍しものみたいだし贅沢は言えないよな。ま、このあたりは周囲も見回しやすいし、そこまで気を使わなくても良さそう……俺はいつものことだけど。
それに何と言っても、まだ食材を仕入れたばかりでいろいろあるのも嬉しい。調子に乗って使いすぎるとだめだろうけど、節約しすぎて腐らせても悲しいから調節しなきゃね。
「じゃじゃーん! イクミ、見てー」
「ちょっと、そんなのいつ買ったの?」
「そりゃ出る日だよ。イクミの魚料理食べたいから」
ヴァンが取り出したのは干した魚だ。露天で食べた鮭とばみたいなやつじゃなくて、それこそ干物みたいなやつ。こんなのどこで仕入れてきたんだか……。
「特別に食堂のオニーサンに譲ってもらったんだぁ。ね、これしかないんだけど、なにか作ってよ」
「んー……でも、干物ってそのまま焼くのが美味しかったりするしなぁ」
「イクミがそう言うならそれでいいんだぞ?」
でもなぁ、ヴァンの期待に応えたいとか思っちゃうよね。
干物かぁ……焼くのは基本として、その味を活かしてかさ増ししたいところだね。
「揚げ焼きのコロッケ風とかやってみる? 初めてやるから味の保証はしないよ」
「コロッケ、というと……あの潰したイモを揚げたやつか」
「なにそれぇ! 食べる!」
つまり、ひき肉の代わりに魚を使うだけなんだけど、どうかなぁ……。食べたことないけど、あっちでもツナコロッケとかあったから合わないはずはないと思うんだ。
とりあえず、2人の同意も得たし、やっちゃうか。
かまどに鍋をかけてカロイモをたくさん茹でている間に、干物を軽く焼く。焼くことで脂がじゅわっとして見も柔らかくなるから、ほぐすのも楽になりそうかなって。
最初はまんべんなく混ぜこむ方向で考えてたけど、この干物の味を活かすためにマッシュしたカロイモの真ん中に解した身を入れて、包む系のコロッケにすることにした。
「イクミー、カロイモ柔らかくなったみたいだよ」
「はいはい。熱いうちに皮を剥きたいから手伝って」
2人にも無理矢理皮剥きを手伝わせちゃった。でもね、若干里芋っぽさのあるこのカロイモ……茹でたら皮剥き楽なんだ。厚めの皮に力を入れるとちゅるんと剥ける。
皮剥きをしたら、鍋で弱火にかけながらマッシュしていく。火にかけたのは少し水分が多いかもって思ったからなんだけどさ。あと、干物の塩気が強めだから、カロイモにはほんの少ししか塩は加えなかった。
「で、このつぶしたイモで魚を包んで、こんな形にしてー」
パン粉とかはないから、これをそのまま植物油で揚げ焼きにしていく。いつもなら狩った魔物の脂身を炒めて出た油を使ってるけど、これはイモと魚だからね。
「両方とも火が通ってるから、周りがいい色になってカリッとしたらできあがりだよ」
「すごーい! はやーい!」
ヴァンが待ちきれないって顔をして尻尾を揺らしている。今のヴァンにはお兄ちゃん味はゼロだ。
「どんどん揚げていくから、できたのから食べていいよ。あ、足りなければ自分で魔物肉焼いてね」
「やったぁ」
「悪いな」
「熱々が美味しいからね。でもやけどに気をつけてね」
ハフハフと2人がかぶりついて……るはずなんだけど、静かだなってチラ見したら、夢中で食べていた。どうやら美味しくできてるみたいでひと安心。
全部揚げ終わって、俺が食べたのは3個。2人はいくつ食べたんだろ……。干物大きかったし、かなりの数揚げた気がするんだけど。
「魔物肉もいいけど、魚料理も美味しいね」
「だな」
2人があまりにも魚美味しいって言うもんだから、俺は美味しくできるかはわからないけど、干物の骨と野菜を使ったスープも朝用に仕込むことにした。
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