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情報収集の旅へ
193.宿で魔法会議!?
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宿に戻る前にヴァンが食べ物を買っていきたがった。あんなに美味しいものを食べたのに、やっぱり量が足りないのか。俺はむしろ苦しいくらいなのに。
「美味しいものは美味しいもの。でもお腹すくのはしょうがないでしょ」
「まあ……そうかぁ」
「イモにしとけ」
「ええー? それだけじゃ飽きるよ」
「じゃあ、安い魔物肉の串焼きでも買っておけ」
ルイ……雑すぎる。ヴァンは気にしてないみたいだし、いつものことって感じなのかな。言われたとおりに、露店で蒸かしたてのカロイモと串焼きを買って包んでもらっていた。
宿に戻ると、俺とルイは食事の話をしてて、それを聞きながらヴァンが追加で食べてる、みたいな。
料理の話っていっても、俺が食べた料理について話して、ルイがそれはどういうことだって感じに質問を挟んでくるから、また説明するっていうか。だってさ、あのお店の料理は今までのどの食事よりもあっちの世界の料理に近かったんだ。コースっぽく出てくるところとかもさ。すべてが計算されたような食材の組み合わせと調理法、ソース、それに盛り付け。
「ほんほに、いふみはひょーりがふきられぇ」
「食べながらしゃべんないでよ」
ヴァンは昨日寝込んでいたからか、話したくてしょうがないみたい。もともと話好きだもんね。でも口に食べ物が入ったまま話すのは行儀が悪いからやめたほうがいいと思うんだ。思う、んだけど……こっちじゃそんなことないのかなって、ちょっと不明。
「ぼべんぼべん……」
「だからー」
ぶはっと吹き出すと、ヴァンガもぐもぐしながらにやりと笑った。もう。絶対これって俺がからかわれたやつでしょ。
とはいっても、昨日はヴァンを心配しまくったからこういう通常通りがすごくほっとする。ごくんと口の中のものを飲み込んだヴァンは「だってね……」と話しだした。
「あんな特別な料理について、普通はそんなに詳しく考察しないよ。あれは特別な人が作ってるんだから」
「んー、でもさ、ヴァンだって、すごい魔法見たらそれってどうやって構築されてるのかなって考えない?」
「まあねぇ」
「それと同じなんだよ。俺はむしろ魔法のほうが考えないもん。すっげー! で終わり」
結局は自分が興味あるかないかなんだよな。食べてるときにもそんな話を少ししたけど。いやね、俺だって魔法には興味があるんだけど、基礎知識がなさすぎるんだ。そのせいでさっぱりわからないから、その先を考えられないんだよな。
こっちに迷い込んじゃう前はそんな当たり前のことも実感できてなかったから、嫌いなことの勉強なんてなんでしなきゃならないんだろって思ってた。もちろん全部完璧にやるなんて難しいけど、いろんな物事の基礎になる部分を学校で組まれてたんだろうなって、今はなんとなくわかったよね。
「いや。イクミは魔法のことだって考えてるだろ?」
「そんなことないよ」
「昨日言ってたじゃないか。浄化で解毒できないのかって」
「あ、いや、それは……」
「なにそれぇ?」
うわぁ……ルイってば。それとなく話したこと覚えててくれるの嬉しいんだけど、何も考えなしにつぶやいたことを言わないでぇ。
俺は、しかたなくしどろもどろでヴァンに微生物や毒素の話をしつつ、浄化の及ぶ範囲について聞いてみた。
「へえ、おもしろいね。確かに人によってはすぐお腹壊したり小さい怪我からひどくなったりするね。それがその目に見えない生物から起こってるってなると……ふーむ」
「俺には浄化の仕組みがいまいちわかってないからさ」
「何言ってんの。ちゃんと自分で考えてできるようになったくせに」
「いや、そうじゃなくてさ。何をもって汚れと判断してるのかってこと……微生物って身体にびっしりいるものだからさ」
考えても、微生物っていらないものとされるのか、それとも共生してるからいるものとされるのかが全然想像つかない。悪いのも善いのもいっぱいいるし。
「でも、イクミの世界じゃオフロとかいうのできれいにするんでしょ? それだとどうなのさ」
「え……あー、うーん」
除菌ソープでしっかり洗えば落とされるかもしれないけど、ちょっと洗ったくらいじゃ菌はいなくならないな。汚れやいらない角質と一緒に落とされるの以外は残って、そいつらがまた分裂して覆っていくって感じだし。
いや、でもそもそも骨折したり大怪我しても『薬』でどうにかなる世界で、同じ常識を持ち出していいものなのか……?
「あ、だめだ。わかんなくなってきた!」
「あはは。ま、そんなもんだよ。考える前にやってみるのもありなんじゃない?」
「イクミはなまじっかそっちの世界の知識があるから余計に悩むんだな。役にも立つが、それが枷になってるのか」
うーん、そう言われちゃうとな……。でもルイの言うとおりでもあるなって思えてきた。俺の常識が役に立つこともたくさんあったけど、なんでもそれに当てはめちゃだめだよな。そもそも似てはいても世界の法則が違うんだから。
「そうだね……魔法を使うときも、理屈より俺のイメージがかなり大事だったから、しっくりくるイメージがあればいいのかも」
「うんうん。でもオレもいいこと聞いたなって思ったよ。除去できる毒もあるかもってことじゃん? よくわからなくても応急処置として、まずは浄化かけてみるってのもいいかもしれないよね。体内に入っちゃった毒は難しいけど、いち早く浄化かければ体内に入る量を減らせるかも」
「なるほどな。そしたら毒消しを節約できる」
「いいじゃん! その情報、旅に役立ちそうだよ」
なんか、2人が盛り上がってる……。
ていうか、いつの間にか料理の話じゃなくなってた。おかしいな……ま、ヴァンが楽しそうだからいいんだけどさ。
毒消しはねぇ……サディさんにそれなりに持たされたけど、普通の薬より数が少ないんだ。だからある意味貴重品でもある。
俺は弓をメインとしてるから、魔物の直接攻撃を食らうことがまずないんだけど、ルイやヴァンは違う。2人ともすごく強いけど、やっぱり傷を負うこともあって、毒にやられるときもあるんだよね。
俺のスライムのときなんて薬かけた上に飲んだけど、2人はそんなことしないんだ。少し飲んでフタをしちゃう。あれも節約なんだろうけど少し心配になる。
「今度試してみようっと」
「なんか、直接どうこうじゃないけど、少し役に立ちそうでよかったよ?」
「うまくいったら少しなんてもんじゃなく役立つって。他にも思いついたことあったら聞かせてよ!」
うきうきしてるヴァンを見て思わず笑っちゃった。
「んー……俺の希望も混ざってるんだけど……」
それからも、あっちの知識から俺がこうなったら便利なんだけどなーって思ったことなんかを、何個か説明していった。ルイやヴァンの驚く顔も面白いし、そのあと3人でむむむっと悩むのも楽しかった。
まあ、考えるきっかけになったナマモノをお土産にしたいときは、やっぱりおとなしく時間停止効果のある魔導具を使うのが一番良さそうだ。ルイやヴァンが持ってる空間だけのマジックバッグじゃなくて、容量少なくても時間停止ついてるのがあればいいのに! 高そうだから欲しいなんて言わないけどさ。
「美味しいものは美味しいもの。でもお腹すくのはしょうがないでしょ」
「まあ……そうかぁ」
「イモにしとけ」
「ええー? それだけじゃ飽きるよ」
「じゃあ、安い魔物肉の串焼きでも買っておけ」
ルイ……雑すぎる。ヴァンは気にしてないみたいだし、いつものことって感じなのかな。言われたとおりに、露店で蒸かしたてのカロイモと串焼きを買って包んでもらっていた。
宿に戻ると、俺とルイは食事の話をしてて、それを聞きながらヴァンが追加で食べてる、みたいな。
料理の話っていっても、俺が食べた料理について話して、ルイがそれはどういうことだって感じに質問を挟んでくるから、また説明するっていうか。だってさ、あのお店の料理は今までのどの食事よりもあっちの世界の料理に近かったんだ。コースっぽく出てくるところとかもさ。すべてが計算されたような食材の組み合わせと調理法、ソース、それに盛り付け。
「ほんほに、いふみはひょーりがふきられぇ」
「食べながらしゃべんないでよ」
ヴァンは昨日寝込んでいたからか、話したくてしょうがないみたい。もともと話好きだもんね。でも口に食べ物が入ったまま話すのは行儀が悪いからやめたほうがいいと思うんだ。思う、んだけど……こっちじゃそんなことないのかなって、ちょっと不明。
「ぼべんぼべん……」
「だからー」
ぶはっと吹き出すと、ヴァンガもぐもぐしながらにやりと笑った。もう。絶対これって俺がからかわれたやつでしょ。
とはいっても、昨日はヴァンを心配しまくったからこういう通常通りがすごくほっとする。ごくんと口の中のものを飲み込んだヴァンは「だってね……」と話しだした。
「あんな特別な料理について、普通はそんなに詳しく考察しないよ。あれは特別な人が作ってるんだから」
「んー、でもさ、ヴァンだって、すごい魔法見たらそれってどうやって構築されてるのかなって考えない?」
「まあねぇ」
「それと同じなんだよ。俺はむしろ魔法のほうが考えないもん。すっげー! で終わり」
結局は自分が興味あるかないかなんだよな。食べてるときにもそんな話を少ししたけど。いやね、俺だって魔法には興味があるんだけど、基礎知識がなさすぎるんだ。そのせいでさっぱりわからないから、その先を考えられないんだよな。
こっちに迷い込んじゃう前はそんな当たり前のことも実感できてなかったから、嫌いなことの勉強なんてなんでしなきゃならないんだろって思ってた。もちろん全部完璧にやるなんて難しいけど、いろんな物事の基礎になる部分を学校で組まれてたんだろうなって、今はなんとなくわかったよね。
「いや。イクミは魔法のことだって考えてるだろ?」
「そんなことないよ」
「昨日言ってたじゃないか。浄化で解毒できないのかって」
「あ、いや、それは……」
「なにそれぇ?」
うわぁ……ルイってば。それとなく話したこと覚えててくれるの嬉しいんだけど、何も考えなしにつぶやいたことを言わないでぇ。
俺は、しかたなくしどろもどろでヴァンに微生物や毒素の話をしつつ、浄化の及ぶ範囲について聞いてみた。
「へえ、おもしろいね。確かに人によってはすぐお腹壊したり小さい怪我からひどくなったりするね。それがその目に見えない生物から起こってるってなると……ふーむ」
「俺には浄化の仕組みがいまいちわかってないからさ」
「何言ってんの。ちゃんと自分で考えてできるようになったくせに」
「いや、そうじゃなくてさ。何をもって汚れと判断してるのかってこと……微生物って身体にびっしりいるものだからさ」
考えても、微生物っていらないものとされるのか、それとも共生してるからいるものとされるのかが全然想像つかない。悪いのも善いのもいっぱいいるし。
「でも、イクミの世界じゃオフロとかいうのできれいにするんでしょ? それだとどうなのさ」
「え……あー、うーん」
除菌ソープでしっかり洗えば落とされるかもしれないけど、ちょっと洗ったくらいじゃ菌はいなくならないな。汚れやいらない角質と一緒に落とされるの以外は残って、そいつらがまた分裂して覆っていくって感じだし。
いや、でもそもそも骨折したり大怪我しても『薬』でどうにかなる世界で、同じ常識を持ち出していいものなのか……?
「あ、だめだ。わかんなくなってきた!」
「あはは。ま、そんなもんだよ。考える前にやってみるのもありなんじゃない?」
「イクミはなまじっかそっちの世界の知識があるから余計に悩むんだな。役にも立つが、それが枷になってるのか」
うーん、そう言われちゃうとな……。でもルイの言うとおりでもあるなって思えてきた。俺の常識が役に立つこともたくさんあったけど、なんでもそれに当てはめちゃだめだよな。そもそも似てはいても世界の法則が違うんだから。
「そうだね……魔法を使うときも、理屈より俺のイメージがかなり大事だったから、しっくりくるイメージがあればいいのかも」
「うんうん。でもオレもいいこと聞いたなって思ったよ。除去できる毒もあるかもってことじゃん? よくわからなくても応急処置として、まずは浄化かけてみるってのもいいかもしれないよね。体内に入っちゃった毒は難しいけど、いち早く浄化かければ体内に入る量を減らせるかも」
「なるほどな。そしたら毒消しを節約できる」
「いいじゃん! その情報、旅に役立ちそうだよ」
なんか、2人が盛り上がってる……。
ていうか、いつの間にか料理の話じゃなくなってた。おかしいな……ま、ヴァンが楽しそうだからいいんだけどさ。
毒消しはねぇ……サディさんにそれなりに持たされたけど、普通の薬より数が少ないんだ。だからある意味貴重品でもある。
俺は弓をメインとしてるから、魔物の直接攻撃を食らうことがまずないんだけど、ルイやヴァンは違う。2人ともすごく強いけど、やっぱり傷を負うこともあって、毒にやられるときもあるんだよね。
俺のスライムのときなんて薬かけた上に飲んだけど、2人はそんなことしないんだ。少し飲んでフタをしちゃう。あれも節約なんだろうけど少し心配になる。
「今度試してみようっと」
「なんか、直接どうこうじゃないけど、少し役に立ちそうでよかったよ?」
「うまくいったら少しなんてもんじゃなく役立つって。他にも思いついたことあったら聞かせてよ!」
うきうきしてるヴァンを見て思わず笑っちゃった。
「んー……俺の希望も混ざってるんだけど……」
それからも、あっちの知識から俺がこうなったら便利なんだけどなーって思ったことなんかを、何個か説明していった。ルイやヴァンの驚く顔も面白いし、そのあと3人でむむむっと悩むのも楽しかった。
まあ、考えるきっかけになったナマモノをお土産にしたいときは、やっぱりおとなしく時間停止効果のある魔導具を使うのが一番良さそうだ。ルイやヴァンが持ってる空間だけのマジックバッグじゃなくて、容量少なくても時間停止ついてるのがあればいいのに! 高そうだから欲しいなんて言わないけどさ。
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