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情報収集の旅へ
189.エルフのお話
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トゥーイさんが長命なのに村長でなかったのは、それもまたエルフだからなんだそうだ。あの村は人間の祖が関係しているから村長は代々人間なんだって。伝統っていうか決まりみたいなものなのかなって思う。
「あそこが自分にとって大事な場所ってことには変わりないからね。それにエルフの自分が間に入ることで、ララトゥ草もサディの薬も霧蜘蛛の布も、ここで上手く仲介できるんだ。ここのやつらがどんなにもっと仕入れたいと思ってもエルフと揉めたくはないらしくてね」
俺に向かってウインクをしてくるトゥーイさんはお茶目な雰囲気がある。さっきもエルフはあまり人里に住み着かないって聞いたけど、そういう事情もあってエルフは貴重なものを持っていることが多いって認識みたい。機嫌を損ねて売ってくれなくなると困るんだろうね。
エルフについての話を聞いていてわかったのは、エルフだからってみんなが華奢で美形とかでもなく、人間と同じでいろんな体格や見た目をしているってこと。特性としてはやっぱり植物との相性は抜群ってことと、エハヴィルドにいる4種族の中では一番長命ってところかな。魔力は比較的多めみたいだけど、もちろん少ない人もいるらしい。
この世界は俺の知ってるファンタジーとはやっぱり少し違うんだよな……。ていうか、この世界じゃ種族ってそんなに関係ないのかもしれない。それぞれの特性はあるとしても、個人の特徴のほうが強いっていうか。ヴァンだって獣人なのに魔導士だし、そういうことなんだよね。
「ま、それはそれとして。まずはこれをあげよう」
「これは?」
トゥーイさんに渡されたのは透かし彫にされたような……貝? 木? なんか白くてキラキラしてきれいな札だ。
「渡すかどうかは会ってみて判断しようと思っていたけど、イクミなら悪用はしないだろう。これは、この人間は自分が保証するって印だな。仮にエルフの村に入るようなことがある場合に使ってくれ」
「ええっ! そんなの簡単に渡しちゃだめです!」
「ふふっ。そういうところだよ、いい空気。だから渡すんだ」
なんだよ……意味がわからない。なんでみんなこんなに良くしてくれるんだよ。おかしいじゃん、俺は怪しさ満点の異世界人なんだよ?
「イクミ、預かっておけ。役に立つときがあるかもしれない」
「でも……」
「君が手がかりを探している途中で、エルフの村に入らなきゃならなくなったとしたら、どうにもならなくなるだろう? 自分が着いていくわけにもいかないから」
「こんな貴重なもの怖くて持ってられないよ」
「しょうがないな、ルイ預かってくれ」
俺が手を伸ばさないからトゥーイさんがルイに渡して、ルイはマジックバッグにしまっちゃうし、どうしよ……。
ありがたいよ? 確かにありがたいんだけど、俺はそれに見合うことをトゥーイさんにしてないし、代わりにあげられるものもないんだ。
「トゥーイさん、俺にできること何かありますか?」
「ん? 別にないよ」
困ったなと思って、ルイを見れば頷かれた。そうじゃない。助け舟が欲しかったんだってば。
どうしようもなくて、俺といえば料理かなってことで、薬草を使った料理の話とかを一応伝えてみた。トゥーイさんも薬草を料理に使ったことはなかったみたいで感心はしてくれた。でもどうやらトゥーイさんは自分であまり料理をしない人みたいなんだ。
「いやー、薬草茶は作るんだけどな。でもやるときは思い出してみるよ」
「うう、役立たずでごめんなさい。それにしても……ここは通路にも中庭にも薬草がたくさんですね」
「自分で使う分くらいはみんな育てるもんだよ。うちは他より育てている量が少し多いけど。ただね、自分のところじゃ簡易的な薬しか作れる設備がないけどね」
「あー、村の作業場もなんかいろんな器具とか魔法陣とかあったなぁ」
煮出すとか魔力を使った単純な抽出なんかは、特別な設備がなくてもできるけど、サディさんの薬みたいなのはやっぱり設備が必要なんだって。
ここの街でも薬屋さんはあって、それなりに高品質なものが売っている。この街の薬が高品質なのも、ムル村のララトゥ草をトゥーイさんが街に出してるおかげらしいからね。
「さてと。ルイとイクミはまだ時間あるのかな?」
「ああ。聞き込みは明日も続けるから急ぎではないし。ヴァンの様子は見に行くが……時間はまだ大丈夫だ」
「じゃあ、とりあえずは──」
そうしてトゥーイさんの話をいろいろと聞いた。でも、別に俺が帰るための直接的な手がかりはないけどね。ただ、魔力を帯びていないなんだかよくわからない物が発見されることは昔からあるらしいんだ。それって異世界からの物の可能性はあるんじゃないかなって思う。
といっても、トゥーイさんも異世界人を今まで見たことはなかったらしいし、長く生きていても遭遇することはないくらい珍しいのか、それとも……迷い込んで死んでしまうことが多いのか。正直、後者な気もするけど考えたくないな。
「ふむ。イクミの世界、というか別世界と通じてしまうということはあり得そうだけど、帰る手がかりは見つかってないってことだな」
「そうですね。あっちからこっちへは時々あるのかもって感じだけど、反対はどうなんだろう……」
「穴が開くなら双方向じゃないのか?」
「俺にはわかんない。一方通行ってこともなくはないかなーって」
「仮にこちらからイクミの世界に行ってしまったとして、やはり帰れないとなったら、もうそこで情報はなくなるか。うーむ」
そこなんだよなぁ。しかも、時間も歪められちゃうとしたら、遠い過去とかだと情報は残ってないだろうし。少なくとも、俺の知ってるニュースじゃ魔法の使える人とか獣人とかは地球に現れたことないもんな。イエティとかビッグフットは獣人というには獣すぎるし……。
「しかし……仮に、時空に穴が開いてイクミの世界と繋がるとしたら、それは高度な空魔法じゃないか?」
「そうなんですか?」
「俺は上級魔法はよくわからないな。ヴァンがいればな」
「いや。別の世界に繋ぐなんて聞いたことはないんだけどね」
「でも、そうですね……。空魔法は時間停止とか空間の、マジックバッグに使われるやつですもんね。なるほど」
あっちからこっちへは偶然開いちゃった歪に迷い込む感じだけど、それは実はこっちの魔法とか魔力が関係してるってこと?
それにしても、時間停止やらマジックバッグみたいな魔導具は作れても、異世界へ転移って話はメジャーじゃないわけだ。つまり、魔導士でもそう簡単にできることじゃないってことだよな。あーもう! わからなくなってきた!
ひとまず、あーだこーだと話していたけど、どれも妄想みたいな推測の域をでない話ばかりで、どうしようもないから俺とルイは一度宿に戻ることにした。ヴァンも一緒にいたほうがいいかもしれないもんね。
「ルイ、ヴァンは元気になったかな?」
「さあな……。もしかしたら外出してるかもしれないし」
「そうなの?」
「必要ならな」
事情のわからない俺には、ルイの言葉が意味するところを汲み取ることはできなかった。
「あそこが自分にとって大事な場所ってことには変わりないからね。それにエルフの自分が間に入ることで、ララトゥ草もサディの薬も霧蜘蛛の布も、ここで上手く仲介できるんだ。ここのやつらがどんなにもっと仕入れたいと思ってもエルフと揉めたくはないらしくてね」
俺に向かってウインクをしてくるトゥーイさんはお茶目な雰囲気がある。さっきもエルフはあまり人里に住み着かないって聞いたけど、そういう事情もあってエルフは貴重なものを持っていることが多いって認識みたい。機嫌を損ねて売ってくれなくなると困るんだろうね。
エルフについての話を聞いていてわかったのは、エルフだからってみんなが華奢で美形とかでもなく、人間と同じでいろんな体格や見た目をしているってこと。特性としてはやっぱり植物との相性は抜群ってことと、エハヴィルドにいる4種族の中では一番長命ってところかな。魔力は比較的多めみたいだけど、もちろん少ない人もいるらしい。
この世界は俺の知ってるファンタジーとはやっぱり少し違うんだよな……。ていうか、この世界じゃ種族ってそんなに関係ないのかもしれない。それぞれの特性はあるとしても、個人の特徴のほうが強いっていうか。ヴァンだって獣人なのに魔導士だし、そういうことなんだよね。
「ま、それはそれとして。まずはこれをあげよう」
「これは?」
トゥーイさんに渡されたのは透かし彫にされたような……貝? 木? なんか白くてキラキラしてきれいな札だ。
「渡すかどうかは会ってみて判断しようと思っていたけど、イクミなら悪用はしないだろう。これは、この人間は自分が保証するって印だな。仮にエルフの村に入るようなことがある場合に使ってくれ」
「ええっ! そんなの簡単に渡しちゃだめです!」
「ふふっ。そういうところだよ、いい空気。だから渡すんだ」
なんだよ……意味がわからない。なんでみんなこんなに良くしてくれるんだよ。おかしいじゃん、俺は怪しさ満点の異世界人なんだよ?
「イクミ、預かっておけ。役に立つときがあるかもしれない」
「でも……」
「君が手がかりを探している途中で、エルフの村に入らなきゃならなくなったとしたら、どうにもならなくなるだろう? 自分が着いていくわけにもいかないから」
「こんな貴重なもの怖くて持ってられないよ」
「しょうがないな、ルイ預かってくれ」
俺が手を伸ばさないからトゥーイさんがルイに渡して、ルイはマジックバッグにしまっちゃうし、どうしよ……。
ありがたいよ? 確かにありがたいんだけど、俺はそれに見合うことをトゥーイさんにしてないし、代わりにあげられるものもないんだ。
「トゥーイさん、俺にできること何かありますか?」
「ん? 別にないよ」
困ったなと思って、ルイを見れば頷かれた。そうじゃない。助け舟が欲しかったんだってば。
どうしようもなくて、俺といえば料理かなってことで、薬草を使った料理の話とかを一応伝えてみた。トゥーイさんも薬草を料理に使ったことはなかったみたいで感心はしてくれた。でもどうやらトゥーイさんは自分であまり料理をしない人みたいなんだ。
「いやー、薬草茶は作るんだけどな。でもやるときは思い出してみるよ」
「うう、役立たずでごめんなさい。それにしても……ここは通路にも中庭にも薬草がたくさんですね」
「自分で使う分くらいはみんな育てるもんだよ。うちは他より育てている量が少し多いけど。ただね、自分のところじゃ簡易的な薬しか作れる設備がないけどね」
「あー、村の作業場もなんかいろんな器具とか魔法陣とかあったなぁ」
煮出すとか魔力を使った単純な抽出なんかは、特別な設備がなくてもできるけど、サディさんの薬みたいなのはやっぱり設備が必要なんだって。
ここの街でも薬屋さんはあって、それなりに高品質なものが売っている。この街の薬が高品質なのも、ムル村のララトゥ草をトゥーイさんが街に出してるおかげらしいからね。
「さてと。ルイとイクミはまだ時間あるのかな?」
「ああ。聞き込みは明日も続けるから急ぎではないし。ヴァンの様子は見に行くが……時間はまだ大丈夫だ」
「じゃあ、とりあえずは──」
そうしてトゥーイさんの話をいろいろと聞いた。でも、別に俺が帰るための直接的な手がかりはないけどね。ただ、魔力を帯びていないなんだかよくわからない物が発見されることは昔からあるらしいんだ。それって異世界からの物の可能性はあるんじゃないかなって思う。
といっても、トゥーイさんも異世界人を今まで見たことはなかったらしいし、長く生きていても遭遇することはないくらい珍しいのか、それとも……迷い込んで死んでしまうことが多いのか。正直、後者な気もするけど考えたくないな。
「ふむ。イクミの世界、というか別世界と通じてしまうということはあり得そうだけど、帰る手がかりは見つかってないってことだな」
「そうですね。あっちからこっちへは時々あるのかもって感じだけど、反対はどうなんだろう……」
「穴が開くなら双方向じゃないのか?」
「俺にはわかんない。一方通行ってこともなくはないかなーって」
「仮にこちらからイクミの世界に行ってしまったとして、やはり帰れないとなったら、もうそこで情報はなくなるか。うーむ」
そこなんだよなぁ。しかも、時間も歪められちゃうとしたら、遠い過去とかだと情報は残ってないだろうし。少なくとも、俺の知ってるニュースじゃ魔法の使える人とか獣人とかは地球に現れたことないもんな。イエティとかビッグフットは獣人というには獣すぎるし……。
「しかし……仮に、時空に穴が開いてイクミの世界と繋がるとしたら、それは高度な空魔法じゃないか?」
「そうなんですか?」
「俺は上級魔法はよくわからないな。ヴァンがいればな」
「いや。別の世界に繋ぐなんて聞いたことはないんだけどね」
「でも、そうですね……。空魔法は時間停止とか空間の、マジックバッグに使われるやつですもんね。なるほど」
あっちからこっちへは偶然開いちゃった歪に迷い込む感じだけど、それは実はこっちの魔法とか魔力が関係してるってこと?
それにしても、時間停止やらマジックバッグみたいな魔導具は作れても、異世界へ転移って話はメジャーじゃないわけだ。つまり、魔導士でもそう簡単にできることじゃないってことだよな。あーもう! わからなくなってきた!
ひとまず、あーだこーだと話していたけど、どれも妄想みたいな推測の域をでない話ばかりで、どうしようもないから俺とルイは一度宿に戻ることにした。ヴァンも一緒にいたほうがいいかもしれないもんね。
「ルイ、ヴァンは元気になったかな?」
「さあな……。もしかしたら外出してるかもしれないし」
「そうなの?」
「必要ならな」
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