166 / 202
情報収集の旅へ
166.めっちゃ美味しい肉に出会った!
しおりを挟む
武器屋のあとは俺の予想通り防具屋だった。ここでも特にヒントになりそうな話は聞けなかったんだよね。でも優しそうな防具屋の夫婦は、その見た目の柔らかさとは違ってかなり強いらしい。ルイが言うんだからきっとそうなんだろう。
「あはー! オレ、防具屋とかほとんど来たことなかったや」
「武器屋、防具屋、万屋は旅の基本だろうが」
「オレの基本は武器屋と魔導屋なの。攻撃を受けなきゃ防具だってヘタらないんだからさぁ」
「ねぇ、当たらなければどうということもない……みたいな考えやめよ? 怖いよ」
「だって、このオレがしょっちゅう攻撃食らうと思う?」
すごい自信だね……。確かに、ちょっと苦戦した魔物だって、防戦で手一杯だとしてもほとんど攻撃食らってなかったけどさ。でも攻撃を受けないわけじゃないじゃん。
ちなみにルイは、攻撃を防ぐよりその間合いに入って斬ったほうが早いと思ったら、攻撃受けつつ突っ込むから少し心配になるんだよね。よほどじゃないとサディさんの薬も飲んでくれないし。
「とりあえず、今日は外の料理屋で夕食探してみよっか」
「楽しみー!」
そこまで大きな町ではないとは言っていたけど、小さな店なんかはぼちぼちある。俺の想像した異世界風の町とはまた少し違うんだけど、石というか土魔法の造りの家が並んでいる様子は日本とはまるで違う。
村は家自体が少なかったし、建ってる家も壁や屋根に苔や植物が生えてたりしてたから、こうやってきれいな石造りの建物が立ち並んでいるのは物珍しく感じるんだよな。
「あ、なんか……ものすごくいい匂いする」
「ここにしてみるか?」
「うん!」
まだそんな暗くなってないのに、覗いてみれば店はかなり賑わっている。もしかして人気のお店なのかなと思って、ルイに聞いてみたけど知らないって。
「あれ……君たち……」
「あ! 花畑の」
「もしかして食べに来たの? 珍しくナイライが出たらしいから、ボクも急いで来たんだ」
「ナイライ? 俺は匂いに釣られて」
「知らないで来たんだ……。鼻がいいのか運がいいのか」
聞けばナイライってのはこの辺にたまに出る魔物で、この辺りにしては大型の美味しい魔物なんだそうだ。名物にできるほどしょっちゅう出ないけど、絶品で町の人はみんな大好きなんだって。
「それでこんな早い時間から賑わってたのかぁ」
「たぶん……仕事中断して来てる人もいるよ」
「そんなに? ……え、楽しみになってきた」
俺がそわそわしてると、彼が席を詰めて座らせてくれた。でも無理やり座ったからぎゅうぎゅうで、ルイは立ってるって言って俺の斜め後ろにいる。
「ボクはビタ。さっきは名乗りもしなくてごめんね」
「いや、オレたちも名乗ってないし気にしなくていいよ。オレはヴァンだよ」
「俺はイクミ」
「……ルイ、だ」
自己紹介がてら少し話せば、少し年上かと思ったビタは俺と同い年。俺の顔をまじまじと見るくらい驚いてはいたけどね……こっちの人からしたらどうせ俺は童顔チビだよ、くそ。
俺たちは注文もビタに任せて期待しながら料理を待つ。もう、なんていうか、この世界に来てからは嗅いだことがないようないい匂いでお腹がぐうぐう鳴っている。恥ずかしいけど、こんなの止められるはずがないよ……なにこれ、スパイスとか使ってるのかな。
「特別な味付けなのかな……楽しみすぎてやばい」
「俺はこの町によく来てるが、ナイライなんて知らなかったな」
「そんなにしょっちゅう現れないんだ。だから、ボクたちだって捕れたって聞いたら騒いじゃうんだよね」
ガヤガヤした店内ではすでに肉にかぶりついている人も多い。見た感じは他の魔物肉とそこまで変わらなさそうなんだけど、とにかくさっきから匂いがやばいんだよな。
「おまちどう! 待たせてすまないね。おかわりはできないからね!」
「やったぁ!!」
大皿に乗った骨付き肉が4本。大きいからテーブルに皿が置かれたときゴトンとすごい音がした。あと、ワインのような酒も置かれる。
「ほら、初めてなんでしょ? 食べて」
ビタが勧めてきたのもあって、俺は骨を握って肉をかじった。
「ふぁ! にゃにほえ!!」
ヴァンも目を見開いているし、ルイもいつもみたいに無言でガツガツ食べてる。
肉はグリルしただけに見えるのに、柔らかくて肉汁もたっぷり溢れてくる。そして、なんといってもスパイシーな独特の風味。日本を離れてからこういう刺激的な味は自分の持ってきたコショウ、トウガラシやニンニク以外で初めてだ。
なんだろう……ピリピリするようなしびれるような、それでいて口に残らない感じ。肉の脂もこのスパイシーな味でしつこい感じが全然ないんだ。
「うっま! やばい! これはすごい。どんな味付け? 調味料知りたい!」
「イクミの料理魂に火がついたねぇ」
「ええ……君、料理までするの?」
ビタがものすごく驚いた顔をしていた。そして、ビタが教えてくれたのは、このナイライの肉は素焼きでこうなるんだってこと。切って焼くだけでこんなスパイシーな味に? ってものすごく驚いた。
「普段は塩味がせいぜいだから、ナイライが出たらもう大騒ぎだよ。絶対仕留める! って町中で一致団結するね。とはいえ、この町じゃそんなに戦える人は多くないんだけどさ」
「いや……これは……そうなるよねぇ。えー……まじか。こんな味の肉があるんだ……」
ビタにナイライの話を聞きながら、俺はこれを活かした料理が何か作れないかななんて考えてた。とはいっても、そんなに現れるわけじゃないって言ってたし、村で言うムシャーフとかミュードみたいなもんなのかな。
「あ、あの……さ。ボク、君の話を聞いてみたいんだ……」
「え、俺?」
「うん……。だって魔力が極端に少ないんだろ? なのに冒険者だし、でも毎日畑仕事してたって言うし、言葉もそんなにできなさそうなのに」
「イクミは努力家だからな」
「ボクは、畑仕事なんてってずっと思ってた。でも働かなきゃいけないし、そしたらボクが強くなる時間なんてないよねって思ってて。こうやってナイライが出たって聞いても仕留められたのを食べるしかできないんだ。生まれた環境のせいでって……」
ビタは苦しそうに話し始める。
なんか話が長くなりそうで、店に迷惑になりそうだったからとりあえずルイに会計してもらって外に出た。俺たちが畑を手伝ったからか、ビタの今日の仕事はもう終わってるみたいで、時間がありそうだったから中央広場のベンチみたいなところに移動する。
「環境……か。それはイクミに言っちゃだめな言葉だね」
「……うん。話を聞くまでは戦う才能を伸ばせるいい環境にいたんだと思ってた。ズルいなって目で見てたんだ……ごめん」
「いや、そんなの見てわかるもんじゃないししょうがないよ。俺は別に責める気ないけど?」
「あ、りがとう……。で、でね……どうやって強くなったのか聞いてもいい?」
まいったなぁ……俺は自分自身じゃ強くなった気があまりしてないんだよ。でも前に2人にも言われたけど、村以外には俺なんかより戦えない人がたくさんいるってことだったし、ビタからしたら俺も強いんだよな?
「俺はね、まずは基礎トレを毎日。畑仕事の前とか後とかに鍛錬だったよ。最初なんてぶっ倒れてばっかりで、子どもたちにも応援されるくらい弱かった」
「ほ……ほんとに?」
ビタが縋るような目で見られて、俺は何か力になりたいなって思った。
「あはー! オレ、防具屋とかほとんど来たことなかったや」
「武器屋、防具屋、万屋は旅の基本だろうが」
「オレの基本は武器屋と魔導屋なの。攻撃を受けなきゃ防具だってヘタらないんだからさぁ」
「ねぇ、当たらなければどうということもない……みたいな考えやめよ? 怖いよ」
「だって、このオレがしょっちゅう攻撃食らうと思う?」
すごい自信だね……。確かに、ちょっと苦戦した魔物だって、防戦で手一杯だとしてもほとんど攻撃食らってなかったけどさ。でも攻撃を受けないわけじゃないじゃん。
ちなみにルイは、攻撃を防ぐよりその間合いに入って斬ったほうが早いと思ったら、攻撃受けつつ突っ込むから少し心配になるんだよね。よほどじゃないとサディさんの薬も飲んでくれないし。
「とりあえず、今日は外の料理屋で夕食探してみよっか」
「楽しみー!」
そこまで大きな町ではないとは言っていたけど、小さな店なんかはぼちぼちある。俺の想像した異世界風の町とはまた少し違うんだけど、石というか土魔法の造りの家が並んでいる様子は日本とはまるで違う。
村は家自体が少なかったし、建ってる家も壁や屋根に苔や植物が生えてたりしてたから、こうやってきれいな石造りの建物が立ち並んでいるのは物珍しく感じるんだよな。
「あ、なんか……ものすごくいい匂いする」
「ここにしてみるか?」
「うん!」
まだそんな暗くなってないのに、覗いてみれば店はかなり賑わっている。もしかして人気のお店なのかなと思って、ルイに聞いてみたけど知らないって。
「あれ……君たち……」
「あ! 花畑の」
「もしかして食べに来たの? 珍しくナイライが出たらしいから、ボクも急いで来たんだ」
「ナイライ? 俺は匂いに釣られて」
「知らないで来たんだ……。鼻がいいのか運がいいのか」
聞けばナイライってのはこの辺にたまに出る魔物で、この辺りにしては大型の美味しい魔物なんだそうだ。名物にできるほどしょっちゅう出ないけど、絶品で町の人はみんな大好きなんだって。
「それでこんな早い時間から賑わってたのかぁ」
「たぶん……仕事中断して来てる人もいるよ」
「そんなに? ……え、楽しみになってきた」
俺がそわそわしてると、彼が席を詰めて座らせてくれた。でも無理やり座ったからぎゅうぎゅうで、ルイは立ってるって言って俺の斜め後ろにいる。
「ボクはビタ。さっきは名乗りもしなくてごめんね」
「いや、オレたちも名乗ってないし気にしなくていいよ。オレはヴァンだよ」
「俺はイクミ」
「……ルイ、だ」
自己紹介がてら少し話せば、少し年上かと思ったビタは俺と同い年。俺の顔をまじまじと見るくらい驚いてはいたけどね……こっちの人からしたらどうせ俺は童顔チビだよ、くそ。
俺たちは注文もビタに任せて期待しながら料理を待つ。もう、なんていうか、この世界に来てからは嗅いだことがないようないい匂いでお腹がぐうぐう鳴っている。恥ずかしいけど、こんなの止められるはずがないよ……なにこれ、スパイスとか使ってるのかな。
「特別な味付けなのかな……楽しみすぎてやばい」
「俺はこの町によく来てるが、ナイライなんて知らなかったな」
「そんなにしょっちゅう現れないんだ。だから、ボクたちだって捕れたって聞いたら騒いじゃうんだよね」
ガヤガヤした店内ではすでに肉にかぶりついている人も多い。見た感じは他の魔物肉とそこまで変わらなさそうなんだけど、とにかくさっきから匂いがやばいんだよな。
「おまちどう! 待たせてすまないね。おかわりはできないからね!」
「やったぁ!!」
大皿に乗った骨付き肉が4本。大きいからテーブルに皿が置かれたときゴトンとすごい音がした。あと、ワインのような酒も置かれる。
「ほら、初めてなんでしょ? 食べて」
ビタが勧めてきたのもあって、俺は骨を握って肉をかじった。
「ふぁ! にゃにほえ!!」
ヴァンも目を見開いているし、ルイもいつもみたいに無言でガツガツ食べてる。
肉はグリルしただけに見えるのに、柔らかくて肉汁もたっぷり溢れてくる。そして、なんといってもスパイシーな独特の風味。日本を離れてからこういう刺激的な味は自分の持ってきたコショウ、トウガラシやニンニク以外で初めてだ。
なんだろう……ピリピリするようなしびれるような、それでいて口に残らない感じ。肉の脂もこのスパイシーな味でしつこい感じが全然ないんだ。
「うっま! やばい! これはすごい。どんな味付け? 調味料知りたい!」
「イクミの料理魂に火がついたねぇ」
「ええ……君、料理までするの?」
ビタがものすごく驚いた顔をしていた。そして、ビタが教えてくれたのは、このナイライの肉は素焼きでこうなるんだってこと。切って焼くだけでこんなスパイシーな味に? ってものすごく驚いた。
「普段は塩味がせいぜいだから、ナイライが出たらもう大騒ぎだよ。絶対仕留める! って町中で一致団結するね。とはいえ、この町じゃそんなに戦える人は多くないんだけどさ」
「いや……これは……そうなるよねぇ。えー……まじか。こんな味の肉があるんだ……」
ビタにナイライの話を聞きながら、俺はこれを活かした料理が何か作れないかななんて考えてた。とはいっても、そんなに現れるわけじゃないって言ってたし、村で言うムシャーフとかミュードみたいなもんなのかな。
「あ、あの……さ。ボク、君の話を聞いてみたいんだ……」
「え、俺?」
「うん……。だって魔力が極端に少ないんだろ? なのに冒険者だし、でも毎日畑仕事してたって言うし、言葉もそんなにできなさそうなのに」
「イクミは努力家だからな」
「ボクは、畑仕事なんてってずっと思ってた。でも働かなきゃいけないし、そしたらボクが強くなる時間なんてないよねって思ってて。こうやってナイライが出たって聞いても仕留められたのを食べるしかできないんだ。生まれた環境のせいでって……」
ビタは苦しそうに話し始める。
なんか話が長くなりそうで、店に迷惑になりそうだったからとりあえずルイに会計してもらって外に出た。俺たちが畑を手伝ったからか、ビタの今日の仕事はもう終わってるみたいで、時間がありそうだったから中央広場のベンチみたいなところに移動する。
「環境……か。それはイクミに言っちゃだめな言葉だね」
「……うん。話を聞くまでは戦う才能を伸ばせるいい環境にいたんだと思ってた。ズルいなって目で見てたんだ……ごめん」
「いや、そんなの見てわかるもんじゃないししょうがないよ。俺は別に責める気ないけど?」
「あ、りがとう……。で、でね……どうやって強くなったのか聞いてもいい?」
まいったなぁ……俺は自分自身じゃ強くなった気があまりしてないんだよ。でも前に2人にも言われたけど、村以外には俺なんかより戦えない人がたくさんいるってことだったし、ビタからしたら俺も強いんだよな?
「俺はね、まずは基礎トレを毎日。畑仕事の前とか後とかに鍛錬だったよ。最初なんてぶっ倒れてばっかりで、子どもたちにも応援されるくらい弱かった」
「ほ……ほんとに?」
ビタが縋るような目で見られて、俺は何か力になりたいなって思った。
22
お気に入りに追加
109
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
R指定はないけれど、なんでかゲームの攻略対象者になってしまったのだが(しかもBL)
黒崎由希
BL
目覚めたら、姉にゴリ推しされたBLゲームの世界に転生してた。
しかも人気キャラの王子様って…どういうことっ?
✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻
…ええっと…
もう、アレです。 タイトル通りの内容ですので、ぬるっとご覧いただけましたら幸いです。m(_ _)m
.
運命を変えるために良い子を目指したら、ハイスペ従者に溺愛されました
十夜 篁
BL
初めて会った家族や使用人に『バケモノ』として扱われ、傷ついたユーリ(5歳)は、階段から落ちたことがきっかけで神様に出会った。
そして、神様から教えてもらった未来はとんでもないものだった…。
「えぇ!僕、16歳で死んじゃうの!?
しかも、死ぬまでずっと1人ぼっちだなんて…」
ユーリは神様からもらったチートスキルを活かして未来を変えることを決意!
「いい子になってみんなに愛してもらえるように頑張ります!」
まずユーリは、1番近くにいてくれる従者のアルバートと仲良くなろうとするが…?
「ユーリ様を害する者は、すべて私が排除しましょう」
「うぇ!?は、排除はしなくていいよ!!」
健気に頑張るご主人様に、ハイスペ従者の溺愛が急成長中!?
そんなユーリの周りにはいつの間にか人が集まり…。
《これは、1人ぼっちになった少年が、温かい居場所を見つけ、運命を変えるまでの物語》
光る穴に落ちたら、そこは異世界でした。
みぃ
BL
自宅マンションへ帰る途中の道に淡い光を見つけ、なに? と確かめるために近づいてみると気付けば落ちていて、ぽん、と異世界に放り出された大学生が、年下の騎士に拾われる話。
生活脳力のある主人公が、生活能力のない年下騎士の抜けてるとこや、美しく格好いいのにかわいいってなんだ!? とギャップにもだえながら、ゆるく仲良く暮らしていきます。
何もかも、ふわふわゆるゆる。ですが、描写はなくても主人公は受け、騎士は攻めです。
嫁側男子になんかなりたくない! 絶対に女性のお嫁さんを貰ってみせる!!
棚から現ナマ
BL
リュールが転生した世界は女性が少なく男性同士の結婚が当たりまえ。そのうえ全ての人間には魔力があり、魔力量が少ないと嫁側男子にされてしまう。10歳の誕生日に魔力検査をすると魔力量はレベル3。滅茶苦茶少ない! このままでは嫁側男子にされてしまう。家出してでも嫁側男子になんかなりたくない。それなのにリュールは公爵家の息子だから第2王子のお茶会に婚約者候補として呼ばれてしまう……どうする俺! 魔力量が少ないけど女性と結婚したいと頑張るリュールと、リュールが好きすぎて自分の婚約者にどうしてもしたい第1王子と第2王子のお話。頑張って長編予定。他にも投稿しています。
異世界転移で、俺と僕とのほっこり溺愛スローライフ~間に挟まる・もふもふ神の言うこと聞いて珍道中~
戸森鈴子 tomori rinco
BL
主人公のアユムは料理や家事が好きな、地味な平凡男子だ。
そんな彼が突然、半年前に異世界に転移した。
そこで出逢った美青年エイシオに助けられ、同居生活をしている。
あまりにモテすぎ、トラブルばかりで、人間不信になっていたエイシオ。
自分に自信が全く無くて、自己肯定感の低いアユム。
エイシオは優しいアユムの料理や家事に癒やされ、アユムもエイシオの包容力で癒やされる。
お互いがかけがえのない存在になっていくが……ある日、エイシオが怪我をして!?
無自覚両片思いのほっこりBL。
前半~当て馬女の出現
後半~もふもふ神を連れたおもしろ珍道中とエイシオの実家話
予想できないクスッと笑える、ほっこりBLです。
サンドイッチ、じゃがいも、トマト、コーヒーなんでもでてきますので許せる方のみお読みください。
アユム視点、エイシオ視点と、交互に視点が変わります。
完結保証!
このお話は、小説家になろう様、エブリスタ様でも掲載中です。
※表紙絵はミドリ/緑虫様(@cklEIJx82utuuqd)からのいただきものです。
美少年に転生したらヤンデレ婚約者が出来ました
SEKISUI
BL
ブラック企業に勤めていたOLが寝てそのまま永眠したら美少年に転生していた
見た目は勝ち組
中身は社畜
斜めな思考の持ち主
なのでもう働くのは嫌なので怠惰に生きようと思う
そんな主人公はやばい公爵令息に目を付けられて翻弄される
異世界転生して病んじゃったコの話
るて
BL
突然ですが、僕、異世界転生しちゃったみたいです。
これからどうしよう…
あれ、僕嫌われてる…?
あ、れ…?
もう、わかんないや。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
異世界転生して、病んじゃったコの話
嫌われ→総愛され
性癖バンバン入れるので、ごちゃごちゃするかも…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる