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情報収集の旅へ
162.魔導具の素材
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「で、オレちょっと出てくるから、ルイはイクミについててね。あ、イクミに貸してる魔導具一旦返してね」
「あ、うん……?」
「ああ」
ヴァンがもう薄暗くなってきてるのに、出てくると言い出した。
「どこ行くの?」
「ちょっと魔導具系の素材とかないか見に行ってくんの」
「明日みんなで行けばいいのに……」
「オレ1人だからいいときもあるんだよ。じゃね」
ルイはベッドに腰掛けたまま、ドアも見ずにひょいと手を挙げて合図してた。
「俺たちいないほうがいい店?」
「うーん、魔導士とか魔導具の関係だと、本人だけのほうがやりやすいこともあるだろうな」
「あー……そういう閉鎖的な?」
「俺にもよくわからないが、魔導士からはそんな話はたまに聞く」
なるほどねぇ。でも確かに魔導具となれば、設計の秘密とかもありそうだからなんとなくわかるな。こっちってやっぱ特許とかあるわけじゃないんだろうし……。
「そっかぁ。すぐ帰ってくるかな」
「多分な」
「そういえばさ、ルイはこの町にいつも寄るんでしょ? なにかヒントとかありそうかなぁ」
「そんなこと今まで質問したこともないからなんとも言えない」
「だよねぇ」
女将さんが古い血筋の人だってことも今日初めて知ったって感じだったもんね。普段ルイひとりじゃほとんど話さないんだろうし……。明日はできれば町のいろんな人に聞いてみたいところなんだけど、話し出すきっかけが難しいよね。
でも、一応少ないルイの顔見知りから当たってみようなんて言ってくれた。そのほうが助かるかな……やっぱり見知らぬ人に異世界とかの話をいきなりするのって怪しすぎるしさ。
「今日の守衛さんみたいな人?」
「門でたいてい顔を合わせるから知ってるだけで、別に仲がいいとかはないが」
「なんとなく予想はついてたよ」
俺にこんなに良くしてくれるから忘れがちだけど、ルイの交友関係って本当に狭い。多分夕方の無表情がデフォなんだろうなぁって思うし。
それからルイには、女将さんからあんな話を引き出すなんて、俺の料理はすごいだのなんだの言われた。あれはたまたまだし、話をしてたのはほとんどヴァンだし、俺はなんにもしてないんだよなぁ。
「いや、料理ってきっかけがあったから、お祖母さんの話をしやすかったんだろ。それは俺やヴァンだけじゃ無理だったと思うしな」
「自分じゃそうは思えないけど、少しでもきっかけが作れてたら嬉しいね」
久しぶりにゆっくりとベッドに腰掛けてルイと話す時間は、普通の会話ですら気持ちがふわふわする。この町の話もしてもらったけど、さすがルイだよ……ほとんど詳しくない。
何度も泊まったり冬越ししたりしてるんだよね?
「いや……そのときそのときの、必要なことは話したり手伝ったり、してる……」
「俺のことも助けてくれたし、ルイはそんな感じで目の前に困ってる人いたら助けそう。でも興味あることじゃないとあんま覚えてないんだねぇ」
「う……」
でも、そんなルイがずっと俺についててくれてるの、すごく嬉しいんだよ……俺の言った些細なことも結構覚えててくれてるしさ。ルイにとって興味ないことではないんだよな、とは思ってるんだけど、合ってるよな?
なんて、たまにお互いをからかったりしながらも楽しく話していると、控えめにドアがノックされた。
「えっと、はーい?」
「あ、大丈夫だった?」
ヘラヘラしながら立っていたのはヴァンだ。大丈夫って何がだよ……。
「おかえり。わけわかんないこと言ってないで入ればいいじゃん」
「いやー、いいところだったら悪いかなってぇ」
「またバカなこと言って」
「何、入り口でごちゃごちゃ話してるんだ? さっさと入ってきて鍵をしろ」
ヴァンは当たり前のように毛皮の上にポスンと座って、マジックバッグの中からいろんな包みを取り出した。
「思ったより遅かったな」
「あ、うん。なんかね、滅多に入らない質のいい素材が入ったって言われたからいろいろ聞いてたんだよね。素材は海辺の街で見ようと思ってたのに、つい買っちゃった。下手したら街で買うよりいいやつあるんだもん」
ヴァンのテンションが高い。ホントに良い物が手に入ったのかもね。魔導具作りってそんな簡単にできるもんなのかはわからないけど。
「これ、すっごいの! 透明度がこんな高いの大きい街でもなかなか出会えないんだよ。ちょっと、びっくりしちゃった。運良すぎっていうか!」
「ふぅん……透明って言ってもこれ粉じゃん? なんなの?」
「これはね、ジェムパウダーだよ。他のパウダーとも混ぜることができてね、必要な素材と混ぜて陣とかと組み合わせて魔力を注ぐんだ。合成魔石の素材だね。普通はエハヴィールの欠片なんて滅多に使えないからさ」
終始ニッコニコで話してるヴァンを見てると、なんだか俺も釣られて笑顔になっちゃうな。ルイはそれらの包みをちらっと見たあとは、そんなに注目もしてなかったけど。
ヴァンはよほどテンション上がってるのか、俺に少しだけ石を固めるところを見せてくれた。透明度が高いという質のいいやつは使わずに、もともと持っていたっぽい粉を少しずつ取って、擦りながらヴァンが魔力を注ぐと……粉がトロリと変化してくる。
「おお……」
「この状態だと自由に形を作れるよ」
まるで粘土のように指先できゅっと摘んで、1cmくらいのピラミッドみたいな形を作るヴァン。それにいきなり大きな魔力を流すと固まるそうだ。
「ほら」
「すごい……ちゃんと硬いね」
「街に行くと、こういうのを大きな規模で作って、カッティングした宝飾用人工合成魔石を専門で売ってるとこもあるんだ。オレは宝飾用なんてまず使わないし、自分の使いたい回路にピッタリの相性の石を作りたいから自作派なんだよね」
魔導士ってすごいなぁ。サディさんの薬もそうだけど、今の魔石作りも錬金術みたいだ。魔力を注ぐとホントに別物に急に変わるというか。
「金属に陣を彫り込んだり描いたりして、そこにこのジェムパウダーを乗せて魔力を流したら、硬化した魔石を利用した回路もできるんだ。手間もかかるし技術もそうとういるんだけど、壊れにくくてすごくいいんだよ」
なんかすごく難しそうなこと話してるなぁ……。電子回路のプリント基板みたいなもんかな、なんて聞いてたけどなかなか面白い。
「ところで、体温調節の魔導具はどうなったの?」
「ああ、ほい、また渡しとくね。少しだけ調整させてもらったのと、魔力チャージしといたよ」
「調整?」
「もう少し体温を一定に保つようにね。どうしても自身の魔力で自身をコントロールするのと違って魔導具だとズレるんだよ。今回なんとなくオレが違和感だったところを調整したけど、またしばらくしたら調整させてね」
持ち出していたのは、魔導具のお店で工房を少し使わせてもらって調整してきたからみたい。さすがに普通の宿で弄るのは無理なんだね。そういった工房を借りるのは冒険者ではよくあることらしくて、レンタル工房スペースみたいなのが町なんかにはあるんだって。
不具合が出ても自分で直せる人って強いよなぁ……。
修理に出すために他人に預けるのも、信用できるところじゃないと怖いだろうし。
「あ、うん……?」
「ああ」
ヴァンがもう薄暗くなってきてるのに、出てくると言い出した。
「どこ行くの?」
「ちょっと魔導具系の素材とかないか見に行ってくんの」
「明日みんなで行けばいいのに……」
「オレ1人だからいいときもあるんだよ。じゃね」
ルイはベッドに腰掛けたまま、ドアも見ずにひょいと手を挙げて合図してた。
「俺たちいないほうがいい店?」
「うーん、魔導士とか魔導具の関係だと、本人だけのほうがやりやすいこともあるだろうな」
「あー……そういう閉鎖的な?」
「俺にもよくわからないが、魔導士からはそんな話はたまに聞く」
なるほどねぇ。でも確かに魔導具となれば、設計の秘密とかもありそうだからなんとなくわかるな。こっちってやっぱ特許とかあるわけじゃないんだろうし……。
「そっかぁ。すぐ帰ってくるかな」
「多分な」
「そういえばさ、ルイはこの町にいつも寄るんでしょ? なにかヒントとかありそうかなぁ」
「そんなこと今まで質問したこともないからなんとも言えない」
「だよねぇ」
女将さんが古い血筋の人だってことも今日初めて知ったって感じだったもんね。普段ルイひとりじゃほとんど話さないんだろうし……。明日はできれば町のいろんな人に聞いてみたいところなんだけど、話し出すきっかけが難しいよね。
でも、一応少ないルイの顔見知りから当たってみようなんて言ってくれた。そのほうが助かるかな……やっぱり見知らぬ人に異世界とかの話をいきなりするのって怪しすぎるしさ。
「今日の守衛さんみたいな人?」
「門でたいてい顔を合わせるから知ってるだけで、別に仲がいいとかはないが」
「なんとなく予想はついてたよ」
俺にこんなに良くしてくれるから忘れがちだけど、ルイの交友関係って本当に狭い。多分夕方の無表情がデフォなんだろうなぁって思うし。
それからルイには、女将さんからあんな話を引き出すなんて、俺の料理はすごいだのなんだの言われた。あれはたまたまだし、話をしてたのはほとんどヴァンだし、俺はなんにもしてないんだよなぁ。
「いや、料理ってきっかけがあったから、お祖母さんの話をしやすかったんだろ。それは俺やヴァンだけじゃ無理だったと思うしな」
「自分じゃそうは思えないけど、少しでもきっかけが作れてたら嬉しいね」
久しぶりにゆっくりとベッドに腰掛けてルイと話す時間は、普通の会話ですら気持ちがふわふわする。この町の話もしてもらったけど、さすがルイだよ……ほとんど詳しくない。
何度も泊まったり冬越ししたりしてるんだよね?
「いや……そのときそのときの、必要なことは話したり手伝ったり、してる……」
「俺のことも助けてくれたし、ルイはそんな感じで目の前に困ってる人いたら助けそう。でも興味あることじゃないとあんま覚えてないんだねぇ」
「う……」
でも、そんなルイがずっと俺についててくれてるの、すごく嬉しいんだよ……俺の言った些細なことも結構覚えててくれてるしさ。ルイにとって興味ないことではないんだよな、とは思ってるんだけど、合ってるよな?
なんて、たまにお互いをからかったりしながらも楽しく話していると、控えめにドアがノックされた。
「えっと、はーい?」
「あ、大丈夫だった?」
ヘラヘラしながら立っていたのはヴァンだ。大丈夫って何がだよ……。
「おかえり。わけわかんないこと言ってないで入ればいいじゃん」
「いやー、いいところだったら悪いかなってぇ」
「またバカなこと言って」
「何、入り口でごちゃごちゃ話してるんだ? さっさと入ってきて鍵をしろ」
ヴァンは当たり前のように毛皮の上にポスンと座って、マジックバッグの中からいろんな包みを取り出した。
「思ったより遅かったな」
「あ、うん。なんかね、滅多に入らない質のいい素材が入ったって言われたからいろいろ聞いてたんだよね。素材は海辺の街で見ようと思ってたのに、つい買っちゃった。下手したら街で買うよりいいやつあるんだもん」
ヴァンのテンションが高い。ホントに良い物が手に入ったのかもね。魔導具作りってそんな簡単にできるもんなのかはわからないけど。
「これ、すっごいの! 透明度がこんな高いの大きい街でもなかなか出会えないんだよ。ちょっと、びっくりしちゃった。運良すぎっていうか!」
「ふぅん……透明って言ってもこれ粉じゃん? なんなの?」
「これはね、ジェムパウダーだよ。他のパウダーとも混ぜることができてね、必要な素材と混ぜて陣とかと組み合わせて魔力を注ぐんだ。合成魔石の素材だね。普通はエハヴィールの欠片なんて滅多に使えないからさ」
終始ニッコニコで話してるヴァンを見てると、なんだか俺も釣られて笑顔になっちゃうな。ルイはそれらの包みをちらっと見たあとは、そんなに注目もしてなかったけど。
ヴァンはよほどテンション上がってるのか、俺に少しだけ石を固めるところを見せてくれた。透明度が高いという質のいいやつは使わずに、もともと持っていたっぽい粉を少しずつ取って、擦りながらヴァンが魔力を注ぐと……粉がトロリと変化してくる。
「おお……」
「この状態だと自由に形を作れるよ」
まるで粘土のように指先できゅっと摘んで、1cmくらいのピラミッドみたいな形を作るヴァン。それにいきなり大きな魔力を流すと固まるそうだ。
「ほら」
「すごい……ちゃんと硬いね」
「街に行くと、こういうのを大きな規模で作って、カッティングした宝飾用人工合成魔石を専門で売ってるとこもあるんだ。オレは宝飾用なんてまず使わないし、自分の使いたい回路にピッタリの相性の石を作りたいから自作派なんだよね」
魔導士ってすごいなぁ。サディさんの薬もそうだけど、今の魔石作りも錬金術みたいだ。魔力を注ぐとホントに別物に急に変わるというか。
「金属に陣を彫り込んだり描いたりして、そこにこのジェムパウダーを乗せて魔力を流したら、硬化した魔石を利用した回路もできるんだ。手間もかかるし技術もそうとういるんだけど、壊れにくくてすごくいいんだよ」
なんかすごく難しそうなこと話してるなぁ……。電子回路のプリント基板みたいなもんかな、なんて聞いてたけどなかなか面白い。
「ところで、体温調節の魔導具はどうなったの?」
「ああ、ほい、また渡しとくね。少しだけ調整させてもらったのと、魔力チャージしといたよ」
「調整?」
「もう少し体温を一定に保つようにね。どうしても自身の魔力で自身をコントロールするのと違って魔導具だとズレるんだよ。今回なんとなくオレが違和感だったところを調整したけど、またしばらくしたら調整させてね」
持ち出していたのは、魔導具のお店で工房を少し使わせてもらって調整してきたからみたい。さすがに普通の宿で弄るのは無理なんだね。そういった工房を借りるのは冒険者ではよくあることらしくて、レンタル工房スペースみたいなのが町なんかにはあるんだって。
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