159 / 202
情報収集の旅へ
159.自信がつきそうでつかないジレンマ
しおりを挟む
野営を挟んで、どんどん歩いていけば、空気がもわもわとしてくる。なんか急に下界に来たぞって感じだ。登山しててもあるんだよな、こういうの。
「もうすぐ山も終わり?」
「あとちょっとかなあ。しばらく森は続くけど急なアップダウンはなくなるね」
俺は山を降りたら草原とか、うまくしたら道でもあるんじゃないかって期待してたけど甘かったね。
「森は続くのかぁ」
「イクミ、森があるのはラッキーなんだよ? なーんもないところを考えてみなよ。体力の消耗半端ないから」
「あー、日差し? それはちょっとわかるな」
ムル村は霧のおかげでいつも日差しは柔らかかったし、気温も過ごしやすかった。でもきっと、こっちじゃそうはいかないだろう。ただね……俺は日本のアスファルトやコンクリートに囲まれた輻射熱地獄を知っている。あれからしたらずいぶん楽なんじゃないかなって思うんだよね。
「イクミ」
「ん?」
「魔物来るよ、構えて」
言われて気持ちを切り替える。弓矢を構えるまでの反射神経は、ここに来るまでにめっちゃあがった。遠くに何かが動いているのが見えるけど、まだ俺にはいまひとつ目視しきれてない。
魔力で把握できない俺は、動いているからと矢を放つのは怖いんだ。それが人だったらどうしようとか考えちゃうからさ。
「イクミのペースでいいよ、いつでも放てるようにしててくれれば」
「……」
俺は徐々にこちらに来ている魔物と思しきものをじっと狙っているけど、2人もなぜか動かない。やっと俺の目に「魔物だ」と認識できて、より一層弓に集中して呼吸を合わせる。
──シュッ
まるで直線に飛んでいっているようなくらい、まっすぐに魔物の眉間に矢が吸い込まれていった。咆哮をあげ……られずに魔物が倒れる。
「え?」
「うっわぁ、キレイに行ったねぇ」
「やるな」
何が起こったのか一番わかってないのは俺だ。
え? 俺の1射で倒したの?
「これ、食べられるやつだよ、イクミ早く!」
「あ……うん」
確かに村の周りで遭遇したやつよりは小型だ。でもやっぱそれなりに大きな魔物なわけで……。俺だけで倒した実感がまだない。
「どうした?」
「ヴァン、魔法使ってた?」
「使ってなかったな」
「俺しか攻撃してない?」
「ああ」
ルイが俺の頭をふわりと撫でて、魔物の解体を始めた。今さらだけど、かなり遅れて倒した喜びが湧いてきてニヤニヤとしてしまう。
確かに魔物はやや小型化して弱くなってる……のかもしれない。でも、そんなことはどうでもいいんだ。俺でもできるんだなって思えたから。
「この調子でどんどんやってねぇ」
「ちゃんとフォローしてくれるなら」
「当たり前だろ」
あとからわかったけど、これはヴァンが俺に自信をつけさせようと、比較的小さな魔物を探知して仕留めさせてくれたみたい。
でも最初の1射で終わるとは思ってなかったらしい。そりゃ、小さいっていっても小動物とは比べ物にならない大きさではあるしなぁ……俺もびっくりしたもん。
その次からは3人で協力して倒すような大きめのも出てきたけど、俺は前よりは自信を持つことができたから、本当に2人ってすごい。
「今日は森の中で野営して、明日は森が終わると思っていいよ」
「そうなんだ」
「もうだいぶ町に近い」
いや、俺は2人の言う「近い」がそこまででもないことを知ってるから、もう期待はしていない。期待しないでおいて早く着いたら嬉しいしさ。
森があるところでの野営のほうが薪の確保とか、皮をかけたり肉を干したりする木があるから楽なんだって。一応柱にできるようなものもマジックバッグに入れてきているらしいけど、自然の中でなんとかできるならそうしたいってことみたい。
俺が作る料理だってだいぶワンパターン化してきてるっていうのに、2人はすごく嬉しそうに食べてくれる。
「え、全然飽きないよ? 朝と夜で調理法も違うし美味しいもん」
「ああ。うまい」
薬草パウダーもかなりケチってるのになぁ。普段どれだけ……と何度目かになることを考えてた。
翌朝から歩き始めればすぐ森の出口が見えてくる。うへぇ……草が多いな。背丈に近いくらいの草が続いてそうな感じというか。あっちでも、よくこういうところに分け入ってたから俺は知ってる……草についてた虫がこっちの服につくんだよな。
「うわ……やだなぁ」
「見てて」
ヴァンが不思議な手の動きをさせると、まるで昔流行ったミステリーサークルみたいに草が折れずに曲がって道ができていく。
「なにそれ、すごい」
「勢いよく草を刈っちゃうと、仮に人がいたとき刈っちゃうじゃん? だからね」
「怖いこと言わないでよ」
「悪人なら刈ってもいいんだがな」
えええ……いや、まあ、そうか? いや、違くね?
ルイだけなら適当に自分の前の草を切りながら雑に進んでいくらしい。でも今は俺がいて、3人だからってヴァンが安全な道を作ってくれたんだ。相変わらずの至れり尽くせり。
「魔物は出るからね。弓は手に持ってたほうがいいかも」
「うん」
でも魔物の探知は2人に任せようっと。こんな丈の草が続いてたら俺にはわからないもん。
少し心していたけど、やっぱり村の近くより魔物が少ないみたいで襲われることはなかった。襲われることはなかった……というか、ヴァンが襲いに行ってたから。
食料がーって言ってたから、狩りにいったんだろうなってのはわかったけど、急に草むらの中に消えるのはやめてほしい。ルイがついていてくれたからいいけど、俺はどうしたらいいんだよってなったもん。
待ってたら獲物引きずってきたけど、俺はドン引きだよ。
「せめて、指示出してから動いてよ……」
「だって逃したくなかったし」
「イクミ、待ってればいいだけだから気にするな」
「でもさぁ……」
俺は気になるんだよ。ただでさえ2人に付き合ってもらっちゃってるって気持ちがあるから、少しでも戦えるようになってるなら役に立ちたいの。俺にできることって今まで料理くらいだったじゃん……だから。
「イクミ」
ルイが俺の頭を撫でるんじゃなくて、肩を組んできた。え……珍しいって思って、ルイを見上げた。
「お前はよくやってるし、役立たずじゃない。それに俺たちはイクミと一緒にいて楽しいんだ。村のみんなもそうだった。イクミがいるだけで空気が明るくなる。それは誰にでもできることじゃない。俺たちは助けられてるんだ」
「ルイ……」
なんで……ルイにはわかっちゃうんだろう。でも俺からしたら、こんなことを言わせちゃってることも、気を使わせてるみたいでさ。
これって全部俺に自信がないのが原因なんだよな……。ずっと言われてるのに直らない。
「よーし! じゃあ、オレ、イクミにどんどん指示出すから! 無理とか言わずについてきてよね」
「え、あ、うん」
一際明るい声でヴァンが言って、それと同時に圧がかかった……。ひえって思うけど、でも、まくしたてられる方が考えないで済むんだよな。本当はそれじゃだめなんだという気もするけど。
「もうすぐ山も終わり?」
「あとちょっとかなあ。しばらく森は続くけど急なアップダウンはなくなるね」
俺は山を降りたら草原とか、うまくしたら道でもあるんじゃないかって期待してたけど甘かったね。
「森は続くのかぁ」
「イクミ、森があるのはラッキーなんだよ? なーんもないところを考えてみなよ。体力の消耗半端ないから」
「あー、日差し? それはちょっとわかるな」
ムル村は霧のおかげでいつも日差しは柔らかかったし、気温も過ごしやすかった。でもきっと、こっちじゃそうはいかないだろう。ただね……俺は日本のアスファルトやコンクリートに囲まれた輻射熱地獄を知っている。あれからしたらずいぶん楽なんじゃないかなって思うんだよね。
「イクミ」
「ん?」
「魔物来るよ、構えて」
言われて気持ちを切り替える。弓矢を構えるまでの反射神経は、ここに来るまでにめっちゃあがった。遠くに何かが動いているのが見えるけど、まだ俺にはいまひとつ目視しきれてない。
魔力で把握できない俺は、動いているからと矢を放つのは怖いんだ。それが人だったらどうしようとか考えちゃうからさ。
「イクミのペースでいいよ、いつでも放てるようにしててくれれば」
「……」
俺は徐々にこちらに来ている魔物と思しきものをじっと狙っているけど、2人もなぜか動かない。やっと俺の目に「魔物だ」と認識できて、より一層弓に集中して呼吸を合わせる。
──シュッ
まるで直線に飛んでいっているようなくらい、まっすぐに魔物の眉間に矢が吸い込まれていった。咆哮をあげ……られずに魔物が倒れる。
「え?」
「うっわぁ、キレイに行ったねぇ」
「やるな」
何が起こったのか一番わかってないのは俺だ。
え? 俺の1射で倒したの?
「これ、食べられるやつだよ、イクミ早く!」
「あ……うん」
確かに村の周りで遭遇したやつよりは小型だ。でもやっぱそれなりに大きな魔物なわけで……。俺だけで倒した実感がまだない。
「どうした?」
「ヴァン、魔法使ってた?」
「使ってなかったな」
「俺しか攻撃してない?」
「ああ」
ルイが俺の頭をふわりと撫でて、魔物の解体を始めた。今さらだけど、かなり遅れて倒した喜びが湧いてきてニヤニヤとしてしまう。
確かに魔物はやや小型化して弱くなってる……のかもしれない。でも、そんなことはどうでもいいんだ。俺でもできるんだなって思えたから。
「この調子でどんどんやってねぇ」
「ちゃんとフォローしてくれるなら」
「当たり前だろ」
あとからわかったけど、これはヴァンが俺に自信をつけさせようと、比較的小さな魔物を探知して仕留めさせてくれたみたい。
でも最初の1射で終わるとは思ってなかったらしい。そりゃ、小さいっていっても小動物とは比べ物にならない大きさではあるしなぁ……俺もびっくりしたもん。
その次からは3人で協力して倒すような大きめのも出てきたけど、俺は前よりは自信を持つことができたから、本当に2人ってすごい。
「今日は森の中で野営して、明日は森が終わると思っていいよ」
「そうなんだ」
「もうだいぶ町に近い」
いや、俺は2人の言う「近い」がそこまででもないことを知ってるから、もう期待はしていない。期待しないでおいて早く着いたら嬉しいしさ。
森があるところでの野営のほうが薪の確保とか、皮をかけたり肉を干したりする木があるから楽なんだって。一応柱にできるようなものもマジックバッグに入れてきているらしいけど、自然の中でなんとかできるならそうしたいってことみたい。
俺が作る料理だってだいぶワンパターン化してきてるっていうのに、2人はすごく嬉しそうに食べてくれる。
「え、全然飽きないよ? 朝と夜で調理法も違うし美味しいもん」
「ああ。うまい」
薬草パウダーもかなりケチってるのになぁ。普段どれだけ……と何度目かになることを考えてた。
翌朝から歩き始めればすぐ森の出口が見えてくる。うへぇ……草が多いな。背丈に近いくらいの草が続いてそうな感じというか。あっちでも、よくこういうところに分け入ってたから俺は知ってる……草についてた虫がこっちの服につくんだよな。
「うわ……やだなぁ」
「見てて」
ヴァンが不思議な手の動きをさせると、まるで昔流行ったミステリーサークルみたいに草が折れずに曲がって道ができていく。
「なにそれ、すごい」
「勢いよく草を刈っちゃうと、仮に人がいたとき刈っちゃうじゃん? だからね」
「怖いこと言わないでよ」
「悪人なら刈ってもいいんだがな」
えええ……いや、まあ、そうか? いや、違くね?
ルイだけなら適当に自分の前の草を切りながら雑に進んでいくらしい。でも今は俺がいて、3人だからってヴァンが安全な道を作ってくれたんだ。相変わらずの至れり尽くせり。
「魔物は出るからね。弓は手に持ってたほうがいいかも」
「うん」
でも魔物の探知は2人に任せようっと。こんな丈の草が続いてたら俺にはわからないもん。
少し心していたけど、やっぱり村の近くより魔物が少ないみたいで襲われることはなかった。襲われることはなかった……というか、ヴァンが襲いに行ってたから。
食料がーって言ってたから、狩りにいったんだろうなってのはわかったけど、急に草むらの中に消えるのはやめてほしい。ルイがついていてくれたからいいけど、俺はどうしたらいいんだよってなったもん。
待ってたら獲物引きずってきたけど、俺はドン引きだよ。
「せめて、指示出してから動いてよ……」
「だって逃したくなかったし」
「イクミ、待ってればいいだけだから気にするな」
「でもさぁ……」
俺は気になるんだよ。ただでさえ2人に付き合ってもらっちゃってるって気持ちがあるから、少しでも戦えるようになってるなら役に立ちたいの。俺にできることって今まで料理くらいだったじゃん……だから。
「イクミ」
ルイが俺の頭を撫でるんじゃなくて、肩を組んできた。え……珍しいって思って、ルイを見上げた。
「お前はよくやってるし、役立たずじゃない。それに俺たちはイクミと一緒にいて楽しいんだ。村のみんなもそうだった。イクミがいるだけで空気が明るくなる。それは誰にでもできることじゃない。俺たちは助けられてるんだ」
「ルイ……」
なんで……ルイにはわかっちゃうんだろう。でも俺からしたら、こんなことを言わせちゃってることも、気を使わせてるみたいでさ。
これって全部俺に自信がないのが原因なんだよな……。ずっと言われてるのに直らない。
「よーし! じゃあ、オレ、イクミにどんどん指示出すから! 無理とか言わずについてきてよね」
「え、あ、うん」
一際明るい声でヴァンが言って、それと同時に圧がかかった……。ひえって思うけど、でも、まくしたてられる方が考えないで済むんだよな。本当はそれじゃだめなんだという気もするけど。
12
お気に入りに追加
109
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
R指定はないけれど、なんでかゲームの攻略対象者になってしまったのだが(しかもBL)
黒崎由希
BL
目覚めたら、姉にゴリ推しされたBLゲームの世界に転生してた。
しかも人気キャラの王子様って…どういうことっ?
✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻
…ええっと…
もう、アレです。 タイトル通りの内容ですので、ぬるっとご覧いただけましたら幸いです。m(_ _)m
.
運命を変えるために良い子を目指したら、ハイスペ従者に溺愛されました
十夜 篁
BL
初めて会った家族や使用人に『バケモノ』として扱われ、傷ついたユーリ(5歳)は、階段から落ちたことがきっかけで神様に出会った。
そして、神様から教えてもらった未来はとんでもないものだった…。
「えぇ!僕、16歳で死んじゃうの!?
しかも、死ぬまでずっと1人ぼっちだなんて…」
ユーリは神様からもらったチートスキルを活かして未来を変えることを決意!
「いい子になってみんなに愛してもらえるように頑張ります!」
まずユーリは、1番近くにいてくれる従者のアルバートと仲良くなろうとするが…?
「ユーリ様を害する者は、すべて私が排除しましょう」
「うぇ!?は、排除はしなくていいよ!!」
健気に頑張るご主人様に、ハイスペ従者の溺愛が急成長中!?
そんなユーリの周りにはいつの間にか人が集まり…。
《これは、1人ぼっちになった少年が、温かい居場所を見つけ、運命を変えるまでの物語》
光る穴に落ちたら、そこは異世界でした。
みぃ
BL
自宅マンションへ帰る途中の道に淡い光を見つけ、なに? と確かめるために近づいてみると気付けば落ちていて、ぽん、と異世界に放り出された大学生が、年下の騎士に拾われる話。
生活脳力のある主人公が、生活能力のない年下騎士の抜けてるとこや、美しく格好いいのにかわいいってなんだ!? とギャップにもだえながら、ゆるく仲良く暮らしていきます。
何もかも、ふわふわゆるゆる。ですが、描写はなくても主人公は受け、騎士は攻めです。
嫁側男子になんかなりたくない! 絶対に女性のお嫁さんを貰ってみせる!!
棚から現ナマ
BL
リュールが転生した世界は女性が少なく男性同士の結婚が当たりまえ。そのうえ全ての人間には魔力があり、魔力量が少ないと嫁側男子にされてしまう。10歳の誕生日に魔力検査をすると魔力量はレベル3。滅茶苦茶少ない! このままでは嫁側男子にされてしまう。家出してでも嫁側男子になんかなりたくない。それなのにリュールは公爵家の息子だから第2王子のお茶会に婚約者候補として呼ばれてしまう……どうする俺! 魔力量が少ないけど女性と結婚したいと頑張るリュールと、リュールが好きすぎて自分の婚約者にどうしてもしたい第1王子と第2王子のお話。頑張って長編予定。他にも投稿しています。
普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です。帰らせて。
かーにゅ
BL
「君は死にました」
「…はい?」
「死にました。テンプレのトラックばーんで死にました」
「…てんぷれ」
「てことで転生させます」
「どこも『てことで』じゃないと思います。…誰ですか」
BLは軽い…と思います。というかあんまりわかんないので年齢制限のどこまで攻めるか…。
異世界転移で、俺と僕とのほっこり溺愛スローライフ~間に挟まる・もふもふ神の言うこと聞いて珍道中~
戸森鈴子 tomori rinco
BL
主人公のアユムは料理や家事が好きな、地味な平凡男子だ。
そんな彼が突然、半年前に異世界に転移した。
そこで出逢った美青年エイシオに助けられ、同居生活をしている。
あまりにモテすぎ、トラブルばかりで、人間不信になっていたエイシオ。
自分に自信が全く無くて、自己肯定感の低いアユム。
エイシオは優しいアユムの料理や家事に癒やされ、アユムもエイシオの包容力で癒やされる。
お互いがかけがえのない存在になっていくが……ある日、エイシオが怪我をして!?
無自覚両片思いのほっこりBL。
前半~当て馬女の出現
後半~もふもふ神を連れたおもしろ珍道中とエイシオの実家話
予想できないクスッと笑える、ほっこりBLです。
サンドイッチ、じゃがいも、トマト、コーヒーなんでもでてきますので許せる方のみお読みください。
アユム視点、エイシオ視点と、交互に視点が変わります。
完結保証!
このお話は、小説家になろう様、エブリスタ様でも掲載中です。
※表紙絵はミドリ/緑虫様(@cklEIJx82utuuqd)からのいただきものです。
美少年に転生したらヤンデレ婚約者が出来ました
SEKISUI
BL
ブラック企業に勤めていたOLが寝てそのまま永眠したら美少年に転生していた
見た目は勝ち組
中身は社畜
斜めな思考の持ち主
なのでもう働くのは嫌なので怠惰に生きようと思う
そんな主人公はやばい公爵令息に目を付けられて翻弄される
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる