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情報収集の旅へ
148.2人のことは信じてるってば
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翌朝、軽く食事をしたあとまたすぐに歩きだす。さすがにこれは演習のときと違って、のんびりワイワイって感じじゃなかった。
夜中も魔物が出たしね……。やっぱり村のすぐ近くとは違うんだろうなって思った。
「海辺の街にむかう前にどこか寄るの?」
「ああ……と言ってもすぐ近くだ」
「ルイは、イクミが現れた場所なら何かヒントはあるんじゃないかなって思ってるんだよ。前の魔力噴出のときも見に行ってたし」
「ヴァン……そういうのは」
また、いつも俺の知らないところで俺のために動いてくれてる……。そういうことをしてくれてるのを、俺には言わないところがルイだよな。
「ルイ、ありがとう」
「……ああ」
「ルイは言葉が足りないんじゃないのー?」
「期待させて落ち込ませるよりいいだろ」
「そういう問題じゃないんだよ」
2人ともそれぞれの感覚で俺のこと思ってくれてるんだな……。
ヴァンの『本人に確認しないで言っちゃうところ』は、ほんの少しどうかと思うけど。でも多分、それも選んで言ってるんだろう……。
「まあまあ……2人ともありがとう。知れても知れなくてもいつも感謝してる。ほんとに」
「俺が拾われたところとそこまで離れてない、から」
「え! そうなの!? ルイ、今までそんなこと言ったことなかったじゃん」
俺もびっくりした。でも、俺が驚くよりもヴァンがルイになんだかんだと話しかけてるほうがすごくて、口を挟むようなタイミングは完全に逃しちゃったな……。
「言うことじゃないだろ」
「オレには教えてくれてもいいじゃん! 今イクミには言ったのに!」
「はぁ……」
「なにそのため息!」
ヴァンうるさい……もう少しルイの気持ちを考えてあげてよぉ。拾われた場所ってことは、捨てられた場所と近いってことなんでしょ?
ギャーギャー言ってたら魔物が近づいてきて戦う羽目になったから、おしゃべりは中断。
相変わらず2人が率先して倒してくれちゃうわけだけど。
「イクミも攻撃していいのに」
「一応構えてはいる!」
「そこまでしたら放てばいい」
「タイミングがわかんなかった……」
いや、別にね、2人が避けてくれるのはわかってるんだよ。時々は俺も参加してるしさ。でも、俺を待ってくれるような戦い方じゃないから、「えーっと」って思うとだいたい魔物が瀕死だし。
演習のとき、どれだけ俺に合わせてくれてたかって感じだよな。
「いや、だって、魔物っていってもさっきのは弱々なやつだし」
「演習で出たやつのほうが強かったな」
「ええー……」
本当なのか俺にはわかんないけど、ルイは嘘は言わないか……。
その魔物はまあまあ出る種類で、美味しくないけど強さはそれほどでもなくて、村を出たての子どもの練習にいいやつではあるらしい。
でももう俺の練習のためと配慮するほどじゃないよね、と判断されてるのが怖すぎる。
「気づいちゃった? イクミ、自分でどんどんやらないと腕なまってくよ?」
「ひっ……」
歩きながらヴァンがニヤリと言うから、冷や汗が出ちゃったじゃんか。やばいな……もう指示を待ってたらダメなんだ。
魔力での身体強化は村を出る前に少しだけ習ったから、一応はほんのりできるんだけど、俺には魔力量が足りなくて常時使うことができないんだよね。だから、ここぞというときに使うことにした……。まあ、魔力があるだけで、日本にいたときとは段違いに身体能力が伸びてはいるんだけど。
……つまりね。身体強化分を考えて、矢の回収とか、たまに水飲むとかすると、浄化なんて全然使えない。ほんと、なんてこったいだよ。まあ、村を出る前にできるようになっててよかったけどさ。
今こうやって歩いてるのは、俺とルイが出会った場所に向ってるってことなんだろうけど結構遠いんだな。全然すぐそことかじゃなかった。確かに村につくまでに野営もしたし、そのくらいはかかっちゃうのかもしれない。
「あそこから神殿の遺跡って結構遠くだったんだねぇ」
「そうだな。村に向かう途中で仲間が戦ってるって言ったの覚えてるか? あれがまあ、この辺だろう」
「あ……笛みたいのが聞こえたやつ?」
そんな遠くまで小さくても音が通ることに驚きだよ。案の定魔導具だったんだけどさ……。魔核持ちとかそれに準ずる強いのが出たときに使う自警団用の笛なんだって。
「あ! それ、オレも駆り出されたやつでしょ?」
「そういえば帰ったときいなかったな」
「あれはもうちょっと……あっちの方だったよ。魔核はなかったけど、持っててもおかしくないくらい強かったね」
「まあ、あれはなぁ……詳しい位置が特定できないくらいに魔力が変に広がってた。ちょっと特殊だったな」
2人の会話を聞いて、今更ながらに震えがくる。
だって……俺が転移しちゃったのがその辺だったら、絶対に俺生き残ってないじゃん。
三つ目熊のときも、いくら霧の中だからってよく考えずに、でかそうだから先輩かと声かけちゃったしな。そりゃ異世界に迷い込んだとか思ってなかったからしょうがないけどさ。あれは本気で死んだと思ったよね……。
「やっぱり強い魔物多いんだね……」
「そういう地域だからねぇ」
「あのときのと同じくらいの強さだと、オレとルイだけだとちょっと厳しいね。今なら逃げるのが得策かな」
「あ、安全に行こう……」
魔物に知性があったら魔力を追って来るかもしれないけど、基本はこっちが考えて動けば大丈夫だそうだ。戦力に余裕がないときは下手に手を出さない、姿を見せないようにするのが大事だって。
「食料とか資金源のために、倒せるやつは倒したいところだけど、戦ってる衝撃で他のを呼んじゃうといけないから察知が重要だよ」
「そうなんだね。ちょっと怖いなぁ」
「イクミが察知苦手なのはわかってるから、オレとルイに任せなって」
「大丈夫だ。イクミは強い」
つ……強くはないかな……。メンタルが特に。
今も2人と話しながら歩いているけど、実は内心ビクビクしながら歩いてるんだよね。
こうやってびびってるから、魔物が出て2人のうちのどちらかがさっと動いたときに俺が動けないんだよ。わかってる。
「イクミ、村の中にいたときや演習のときみたいにもっと気楽でいいんだぞ? あれと同じだ。俺たちがちゃんと守るから。無理な魔物には突っ込まないしな」
「そうだよ。オレらがそんな初歩の見極めもできないと思ってんの?」
「あ、いや……そういう、わけじゃ……」
2人のことは信頼してる。それはもう絶対!
でも、やっぱ演習とは違うんだ。もう何かあってもすぐに村に帰るってできないんだし、これは慣れの問題だろ? 勝手にドキドキしちゃうんだよ。落ち着け落ち着けって念じてるんだけど、全然思い通りにいかないんだ。
ほんと……前から本番に弱いんだよな……俺。
夜中も魔物が出たしね……。やっぱり村のすぐ近くとは違うんだろうなって思った。
「海辺の街にむかう前にどこか寄るの?」
「ああ……と言ってもすぐ近くだ」
「ルイは、イクミが現れた場所なら何かヒントはあるんじゃないかなって思ってるんだよ。前の魔力噴出のときも見に行ってたし」
「ヴァン……そういうのは」
また、いつも俺の知らないところで俺のために動いてくれてる……。そういうことをしてくれてるのを、俺には言わないところがルイだよな。
「ルイ、ありがとう」
「……ああ」
「ルイは言葉が足りないんじゃないのー?」
「期待させて落ち込ませるよりいいだろ」
「そういう問題じゃないんだよ」
2人ともそれぞれの感覚で俺のこと思ってくれてるんだな……。
ヴァンの『本人に確認しないで言っちゃうところ』は、ほんの少しどうかと思うけど。でも多分、それも選んで言ってるんだろう……。
「まあまあ……2人ともありがとう。知れても知れなくてもいつも感謝してる。ほんとに」
「俺が拾われたところとそこまで離れてない、から」
「え! そうなの!? ルイ、今までそんなこと言ったことなかったじゃん」
俺もびっくりした。でも、俺が驚くよりもヴァンがルイになんだかんだと話しかけてるほうがすごくて、口を挟むようなタイミングは完全に逃しちゃったな……。
「言うことじゃないだろ」
「オレには教えてくれてもいいじゃん! 今イクミには言ったのに!」
「はぁ……」
「なにそのため息!」
ヴァンうるさい……もう少しルイの気持ちを考えてあげてよぉ。拾われた場所ってことは、捨てられた場所と近いってことなんでしょ?
ギャーギャー言ってたら魔物が近づいてきて戦う羽目になったから、おしゃべりは中断。
相変わらず2人が率先して倒してくれちゃうわけだけど。
「イクミも攻撃していいのに」
「一応構えてはいる!」
「そこまでしたら放てばいい」
「タイミングがわかんなかった……」
いや、別にね、2人が避けてくれるのはわかってるんだよ。時々は俺も参加してるしさ。でも、俺を待ってくれるような戦い方じゃないから、「えーっと」って思うとだいたい魔物が瀕死だし。
演習のとき、どれだけ俺に合わせてくれてたかって感じだよな。
「いや、だって、魔物っていってもさっきのは弱々なやつだし」
「演習で出たやつのほうが強かったな」
「ええー……」
本当なのか俺にはわかんないけど、ルイは嘘は言わないか……。
その魔物はまあまあ出る種類で、美味しくないけど強さはそれほどでもなくて、村を出たての子どもの練習にいいやつではあるらしい。
でももう俺の練習のためと配慮するほどじゃないよね、と判断されてるのが怖すぎる。
「気づいちゃった? イクミ、自分でどんどんやらないと腕なまってくよ?」
「ひっ……」
歩きながらヴァンがニヤリと言うから、冷や汗が出ちゃったじゃんか。やばいな……もう指示を待ってたらダメなんだ。
魔力での身体強化は村を出る前に少しだけ習ったから、一応はほんのりできるんだけど、俺には魔力量が足りなくて常時使うことができないんだよね。だから、ここぞというときに使うことにした……。まあ、魔力があるだけで、日本にいたときとは段違いに身体能力が伸びてはいるんだけど。
……つまりね。身体強化分を考えて、矢の回収とか、たまに水飲むとかすると、浄化なんて全然使えない。ほんと、なんてこったいだよ。まあ、村を出る前にできるようになっててよかったけどさ。
今こうやって歩いてるのは、俺とルイが出会った場所に向ってるってことなんだろうけど結構遠いんだな。全然すぐそことかじゃなかった。確かに村につくまでに野営もしたし、そのくらいはかかっちゃうのかもしれない。
「あそこから神殿の遺跡って結構遠くだったんだねぇ」
「そうだな。村に向かう途中で仲間が戦ってるって言ったの覚えてるか? あれがまあ、この辺だろう」
「あ……笛みたいのが聞こえたやつ?」
そんな遠くまで小さくても音が通ることに驚きだよ。案の定魔導具だったんだけどさ……。魔核持ちとかそれに準ずる強いのが出たときに使う自警団用の笛なんだって。
「あ! それ、オレも駆り出されたやつでしょ?」
「そういえば帰ったときいなかったな」
「あれはもうちょっと……あっちの方だったよ。魔核はなかったけど、持っててもおかしくないくらい強かったね」
「まあ、あれはなぁ……詳しい位置が特定できないくらいに魔力が変に広がってた。ちょっと特殊だったな」
2人の会話を聞いて、今更ながらに震えがくる。
だって……俺が転移しちゃったのがその辺だったら、絶対に俺生き残ってないじゃん。
三つ目熊のときも、いくら霧の中だからってよく考えずに、でかそうだから先輩かと声かけちゃったしな。そりゃ異世界に迷い込んだとか思ってなかったからしょうがないけどさ。あれは本気で死んだと思ったよね……。
「やっぱり強い魔物多いんだね……」
「そういう地域だからねぇ」
「あのときのと同じくらいの強さだと、オレとルイだけだとちょっと厳しいね。今なら逃げるのが得策かな」
「あ、安全に行こう……」
魔物に知性があったら魔力を追って来るかもしれないけど、基本はこっちが考えて動けば大丈夫だそうだ。戦力に余裕がないときは下手に手を出さない、姿を見せないようにするのが大事だって。
「食料とか資金源のために、倒せるやつは倒したいところだけど、戦ってる衝撃で他のを呼んじゃうといけないから察知が重要だよ」
「そうなんだね。ちょっと怖いなぁ」
「イクミが察知苦手なのはわかってるから、オレとルイに任せなって」
「大丈夫だ。イクミは強い」
つ……強くはないかな……。メンタルが特に。
今も2人と話しながら歩いているけど、実は内心ビクビクしながら歩いてるんだよね。
こうやってびびってるから、魔物が出て2人のうちのどちらかがさっと動いたときに俺が動けないんだよ。わかってる。
「イクミ、村の中にいたときや演習のときみたいにもっと気楽でいいんだぞ? あれと同じだ。俺たちがちゃんと守るから。無理な魔物には突っ込まないしな」
「そうだよ。オレらがそんな初歩の見極めもできないと思ってんの?」
「あ、いや……そういう、わけじゃ……」
2人のことは信頼してる。それはもう絶対!
でも、やっぱ演習とは違うんだ。もう何かあってもすぐに村に帰るってできないんだし、これは慣れの問題だろ? 勝手にドキドキしちゃうんだよ。落ち着け落ち着けって念じてるんだけど、全然思い通りにいかないんだ。
ほんと……前から本番に弱いんだよな……俺。
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