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異世界生活編
140.スライム……とか
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「ねぇ……もういいんじゃないかな? 戻らない?」
「えー、もう少し見ようよ」
坑道に入ってから結構経ってる。そして、まあいるよね……魔物っていうかスライム。
相変わらず、2人のことはスルーして俺に向かって毒の攻撃をしてくるんだ。全部ルイが防いでくれてるんだけど。
そしてスライムに興奮してるヴァンはなんとか捕まえたいらしいけど、やっぱり倒すと液体になっちゃうから持って帰れないっていう。そのせいでなかなか帰ろうとしてくれない。
「だって、もう持って帰れないのわかったでしょ?」
「生きたまま連れて帰れば……」
「イクミに何かあったらどうする」
ルイがめっちゃ睨んで、さすがにヴァンは目を逸らした。そりゃ、珍しい魔物を研究したい気持ちもわかるよ……。でもコイツら毒あるしさ。
「なんでイクミにしか襲いかからないんだろうねぇ」
「俺が別の世界の人間だから?」
「わからないが、そういうこともあるのかもな」
「……風魔法で引っペがしたら見やすくなるし、今度捕まえにくればいっか」
どうしても捕まえる気なんだね……って顔をしてたら、慌てて手を振るヴァン。
「オレが特別欲しいわけじゃないんだって! 自警団の魔物研究してるヤツに渡すんだよ」
「そんな人いたっけ?」
「あー、イクミは会ってないと思うぞ。変人だ」
ひどい言われようだけど、1年近くいてまだ会っていない人がいたのにびっくりだよ。
その人は村の奥側、防壁の端っていうか魔法陣近くの小部屋に引きこもってることが多くて夜行性なんだって。獣人で身体能力が高いからすごく強いらしい。
そして、魔物研究が趣味っていうなかなかインパクトありそうなプロフィールだね。
「獣人仲間ってやつかぁ」
「まあ、そんなとこ。前にイクミが矢を放った変な魔核持ちもそいつ主導でいろいろしたんだよ」
とりあえず、なんのイメージもわかないくらいチグハグな情報しか入ってこない。引きこもりの夜行性獣人で、だけどめっちゃ強くて、それなのに魔物研究が趣味の……変人……?
「二度手間だろうし、なんとか持って帰れればいいけどねえ……俺は近寄りたくないけど」
「いいよいいよ。オレもボコられたくないから、やり方だけソイツに伝えることにする。実際見たから伝えやすいしね」
「ボコ……?」
なんでボコられるんだろうって思ったけど教えてはもらえなかった。調査をやめて坑道から出てくると、やっぱりふわりと緑の匂いというかいい匂いがして、春だなって思った。それに、目が暗いところに慣れてるからか、虹色の霧も普段よりきれいに見えるんだよね。
「初めてここに出たときも思ったけど、本当に幻想的だよね……天国ってこんな感じかなぁ?」
「テンゴク?」
「あ、そういうのない感じ? 死後の世界みたいな……」
「なるほど……イクミの世界だと国なのか。こっちだと、そうだなぁ……魂が創世神に戻るみたいな感じって言えば少しわかる?」
創世神様に戻る? 創世神様の下に連れて行かれるんじゃなくて戻る? ちょっとイメージつかみにくい。俺がイメージしにくいから余計に通訳の魔導具がうまく働いてくれない感じ。
「うーん……説明難しいね。当たり前じゃない人に当たり前を説明するのってどうしたらいいんだろ」
「そうだな、魂はそれぞれのものではあるが、元々は創世神から派生したもの、とでもいうか」
「む、難しいね」
価値観の違いなんだろうとは思う。俺はオカルトとかは大好きだから『霊』はいたらいいなって思ってるけど、自分が神様の一部とか言われたら違和感だな。
でも、違和感があってもこういったやや宗教的なことに寛容っていうか、無関心ってなのは日本人のいいところのひとつ!
「ま、いろいろ考え方はあるよね! 俺の世界でも死んだら無になるって人もいれば、天国で神様の下で幸せに暮らすって人もいるし、神様はいないけど死後の世界の世界はあるって人もいるからさあ」
「はぁ!?」
ヴァンがすっとんきょうな声をあげた。俺の世界のことのほうがもっと理解できない話だったみたい……。ごめんね、日本人の価値観バラバラで。あ、じゃあ……。
「ちなみに、俺の国では神様がたくさんいるよ」
「意味分かんない」
「前も少し聞いたが、やっぱり変わってるな」
「だよねー」
世界的に見ても結構日本は独特だからね。でも、こういう自由なのはやりやすいし、それこそ自分の推しを神と崇めてもいいわけで。それって、すごく居心地がいいんだよな。
生まれたときから1つの神様を信じる環境にいたら、それが当たり前なんだろうから、あっちでも他の国からは『日本意味わからん』て思われてるとは思うけど。
「まあ、俺が言いたかったのはさ、坑道を出て見るこの虹色の霧は夢の国みたいだねってことだよ」
なんか話が逸れちゃったから、無理やりまとめてみた。だって見えない世界のことは、どんなに議論したって結論は出ないだろうからね。
でも、この世界は創世神の遣わした、守護者という名のドラゴンが実際いるんだもんなぁ……。見えなくもないのか。
「オレらは見慣れてるからそこまで感動しないよ」
「えぇ……うっそだろ」
「……まあ、俺もそこまでは」
2人して情緒足りないんじゃない? こんなにきれいなのに! 慣れって怖いね。感動しなくなるのかよ。
俺がブチブチ言ってると2人が苦笑している。
「そういえば、昨日歩いているときに、閉じた夜光花を時々見かけた。今夜は早咲きの夜光花を見に行ってみるか?」
「え!? いいの?」
俺がパッと顔をあげると、ヴァンが吹き出した。
「切り替え早すぎ!」
「うるさいなぁ、俺の世界にないものが見られるんだから気になるじゃん」
「じゃあ、魔物も気になる?」
「それは……きれいじゃないじゃん……」
またヴァンにからかわれてる感じはするけど、夜行花は楽しみだから気にしないでおこう。
前に見たときはほんのり光ってるのがぽつぽつ見えて、それが何かの目なんじゃないかってビクビクしたんだよな。村に早く着くために『見たい』って言えなかったから、今回本物が見られるなんて嬉しい。
キョロキョロしながら歩いているとルイに話しかけられた。
「この辺も魔力で歪んではいるが、村の近くよりは少し軽い」
「だから、俺でも通ったことあるかもって思えたのか」
「そうだろうな。でも脇に逸れるぞ? ヴァンはイクミの後ろに」
「へいへい」
まだ雪が少し残っている不思議な木々の間をルイがスルスルと進んでいき、俺はヴァンに声をかけられながら頑張って着いていった。
「えー、もう少し見ようよ」
坑道に入ってから結構経ってる。そして、まあいるよね……魔物っていうかスライム。
相変わらず、2人のことはスルーして俺に向かって毒の攻撃をしてくるんだ。全部ルイが防いでくれてるんだけど。
そしてスライムに興奮してるヴァンはなんとか捕まえたいらしいけど、やっぱり倒すと液体になっちゃうから持って帰れないっていう。そのせいでなかなか帰ろうとしてくれない。
「だって、もう持って帰れないのわかったでしょ?」
「生きたまま連れて帰れば……」
「イクミに何かあったらどうする」
ルイがめっちゃ睨んで、さすがにヴァンは目を逸らした。そりゃ、珍しい魔物を研究したい気持ちもわかるよ……。でもコイツら毒あるしさ。
「なんでイクミにしか襲いかからないんだろうねぇ」
「俺が別の世界の人間だから?」
「わからないが、そういうこともあるのかもな」
「……風魔法で引っペがしたら見やすくなるし、今度捕まえにくればいっか」
どうしても捕まえる気なんだね……って顔をしてたら、慌てて手を振るヴァン。
「オレが特別欲しいわけじゃないんだって! 自警団の魔物研究してるヤツに渡すんだよ」
「そんな人いたっけ?」
「あー、イクミは会ってないと思うぞ。変人だ」
ひどい言われようだけど、1年近くいてまだ会っていない人がいたのにびっくりだよ。
その人は村の奥側、防壁の端っていうか魔法陣近くの小部屋に引きこもってることが多くて夜行性なんだって。獣人で身体能力が高いからすごく強いらしい。
そして、魔物研究が趣味っていうなかなかインパクトありそうなプロフィールだね。
「獣人仲間ってやつかぁ」
「まあ、そんなとこ。前にイクミが矢を放った変な魔核持ちもそいつ主導でいろいろしたんだよ」
とりあえず、なんのイメージもわかないくらいチグハグな情報しか入ってこない。引きこもりの夜行性獣人で、だけどめっちゃ強くて、それなのに魔物研究が趣味の……変人……?
「二度手間だろうし、なんとか持って帰れればいいけどねえ……俺は近寄りたくないけど」
「いいよいいよ。オレもボコられたくないから、やり方だけソイツに伝えることにする。実際見たから伝えやすいしね」
「ボコ……?」
なんでボコられるんだろうって思ったけど教えてはもらえなかった。調査をやめて坑道から出てくると、やっぱりふわりと緑の匂いというかいい匂いがして、春だなって思った。それに、目が暗いところに慣れてるからか、虹色の霧も普段よりきれいに見えるんだよね。
「初めてここに出たときも思ったけど、本当に幻想的だよね……天国ってこんな感じかなぁ?」
「テンゴク?」
「あ、そういうのない感じ? 死後の世界みたいな……」
「なるほど……イクミの世界だと国なのか。こっちだと、そうだなぁ……魂が創世神に戻るみたいな感じって言えば少しわかる?」
創世神様に戻る? 創世神様の下に連れて行かれるんじゃなくて戻る? ちょっとイメージつかみにくい。俺がイメージしにくいから余計に通訳の魔導具がうまく働いてくれない感じ。
「うーん……説明難しいね。当たり前じゃない人に当たり前を説明するのってどうしたらいいんだろ」
「そうだな、魂はそれぞれのものではあるが、元々は創世神から派生したもの、とでもいうか」
「む、難しいね」
価値観の違いなんだろうとは思う。俺はオカルトとかは大好きだから『霊』はいたらいいなって思ってるけど、自分が神様の一部とか言われたら違和感だな。
でも、違和感があってもこういったやや宗教的なことに寛容っていうか、無関心ってなのは日本人のいいところのひとつ!
「ま、いろいろ考え方はあるよね! 俺の世界でも死んだら無になるって人もいれば、天国で神様の下で幸せに暮らすって人もいるし、神様はいないけど死後の世界の世界はあるって人もいるからさあ」
「はぁ!?」
ヴァンがすっとんきょうな声をあげた。俺の世界のことのほうがもっと理解できない話だったみたい……。ごめんね、日本人の価値観バラバラで。あ、じゃあ……。
「ちなみに、俺の国では神様がたくさんいるよ」
「意味分かんない」
「前も少し聞いたが、やっぱり変わってるな」
「だよねー」
世界的に見ても結構日本は独特だからね。でも、こういう自由なのはやりやすいし、それこそ自分の推しを神と崇めてもいいわけで。それって、すごく居心地がいいんだよな。
生まれたときから1つの神様を信じる環境にいたら、それが当たり前なんだろうから、あっちでも他の国からは『日本意味わからん』て思われてるとは思うけど。
「まあ、俺が言いたかったのはさ、坑道を出て見るこの虹色の霧は夢の国みたいだねってことだよ」
なんか話が逸れちゃったから、無理やりまとめてみた。だって見えない世界のことは、どんなに議論したって結論は出ないだろうからね。
でも、この世界は創世神の遣わした、守護者という名のドラゴンが実際いるんだもんなぁ……。見えなくもないのか。
「オレらは見慣れてるからそこまで感動しないよ」
「えぇ……うっそだろ」
「……まあ、俺もそこまでは」
2人して情緒足りないんじゃない? こんなにきれいなのに! 慣れって怖いね。感動しなくなるのかよ。
俺がブチブチ言ってると2人が苦笑している。
「そういえば、昨日歩いているときに、閉じた夜光花を時々見かけた。今夜は早咲きの夜光花を見に行ってみるか?」
「え!? いいの?」
俺がパッと顔をあげると、ヴァンが吹き出した。
「切り替え早すぎ!」
「うるさいなぁ、俺の世界にないものが見られるんだから気になるじゃん」
「じゃあ、魔物も気になる?」
「それは……きれいじゃないじゃん……」
またヴァンにからかわれてる感じはするけど、夜行花は楽しみだから気にしないでおこう。
前に見たときはほんのり光ってるのがぽつぽつ見えて、それが何かの目なんじゃないかってビクビクしたんだよな。村に早く着くために『見たい』って言えなかったから、今回本物が見られるなんて嬉しい。
キョロキョロしながら歩いているとルイに話しかけられた。
「この辺も魔力で歪んではいるが、村の近くよりは少し軽い」
「だから、俺でも通ったことあるかもって思えたのか」
「そうだろうな。でも脇に逸れるぞ? ヴァンはイクミの後ろに」
「へいへい」
まだ雪が少し残っている不思議な木々の間をルイがスルスルと進んでいき、俺はヴァンに声をかけられながら頑張って着いていった。
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