139 / 202
異世界生活編
139.2日目朝は採れたての
しおりを挟む
ヴァンに言われてルイを起こそうとしたんだけど、少し近づいただけですぐルイは起き上がった。
「えー、起こす前に起きないでよ」
「そう言われてもな」
俺だけじゃなくて、近づいてくる人がいたらわかるって言うんだもん。俺はルイに起こされてるのに。ずるい……ルイの寝顔、俺だってもっと見たいのに。
「特に変わりなかったか?」
「うん、穏やかだね……初めての演習のときのほうがざわざわしてた感じがするよ」
そう伝えれば、ルイに頭をポンポンされた。なんで?
ルイはもっと細かいことをヴァンに聞きにいったみたい。そりゃ俺には魔力的な察知はできないし、しょうがないもんなぁ。
「イクミは先に横になってていいよー!」
「うん。ありがとう。先に休むね」
俺には聞かせられない話ってわけじゃないのはわかるけど、聞いても俺に理解できるかはわからないから素直に従う。
ズレないようにキチッと締めていた防具を緩めると、ふかふかの魔物の毛皮マットに横になった。
「はぁ……この毛皮不思議だ……この感覚は低反発マットレスの毛皮版? 地面に敷いてるとは思えない……」
前回も思ったことをつい口に出して、毛皮をなでなでしていると睡魔がやってくる。猫ヴァンを抱っこするほうが癒やし効果は高かったけど、あれを思い出せば、この毛皮も少しは代わりになる。
「俺……ちゃんとできてるのかな……ふあぁ」
ずっと歩いているし魔物と戦うしで、当たり前だけど疲労がたまってるのかあくびが止まらない。初回演習のあのピリピリして眠れなかったのはなんだったんだってくらい眠いよ。
そんなことを考えていたはずだったのに、気づいたら朝でルイに起こされた……。
「うう、俺は起こされないと起きれない」
「疲れてるんだろ? 慣れてないんだからしょうがない」
防具を締めながら愚痴るけど、その愚痴全部にルイがフォローをいれてくる。だからさぁ、過保護なんだってば。別に怒られたいわけじゃないけど、フォローしまくる必要ないのに。
「朝食どうしようかな」
「簡単でいいだろ」
「そう? まあ……朝こそ身体を温めるスープ飲みたいのに2人が昨日平らげちゃうんだもんな」
「すまない……美味くて」
俺は笑いながらかまどのそばに行く。やっぱ定番の焼きカロイモと串焼きかな。朝はこれが楽だよね。
つまり、余裕があるときは夕食に串焼きを選ばなければ、調理がかぶらないのか……気をつけよう。いや、これは自己満足なんだけどね。
串に刺した肉を時々回転させながら焼いていると、姿を消していたヴァンが戻ってきた。
「どこ行ってたの?」
「えへへー! この時期は芽を出したばかりの美味しいものもあるんだよ。こういうのイクミも好きだよね?」
そう言ってヴァンが見せてくれたのは、あっちでいう山菜系かな。フキノトウとか根曲がり竹のタケノコみたいな見た目の、黄緑色の柔らかそうな芽が摘んであった。
「これ、どんなやつ? 少し苦味というかえぐ味があるとか?」
「んーん。ないない。さっと茹でて食べるだけでも美味しいんだ」
ちらっとルイを見たけど、ルイも頷いていたから美味しいのは確かみたい。村の中とは違ってこういうのが食べられるのは嬉しい。
「ありがとう! じゃあ軽く茹でて食べよう」
「オレも手伝うね」
ヴァンがいそいそと鍋を用意し始めた。なるほど。これは酸っぱい食べ物以外のヴァンの好物なのか。
ルイはほんのちょっと口の端が上がっていて、『あ、楽しんでるな』って思った。もうさ……2人とも可愛いんだよ。反撃されるから口には出さないけど、俺はニヤニヤしながら串焼きを作っていた。
「薬草茶も作ったから嫌じゃない人は飲んでね」
「オレはいいや……」
「貰おう」
これはサディさんブレンドの薬草茶。薬に精製するほど質がいいわけじゃない薬草を、ただ布袋に入れたやつ。でも身体にいいみたいだよ。村長の家でもよく出るんだ。
だから、俺やルイは慣れてるんだよね。
「あ、このヴァンの茹でたやつ、美味しいね」
「でしょ!」
「なんだろう……見た目は新芽なのに、これはホクホク? こっちはシャクシャク?」
不思議な食感と、噛んでいると感じる甘み。これはマヨネーズも合いそうだなって思うけど、さすがにマヨを外で作る気はない。
もっと食べたい気もするし、サディさんにもお土産にしたいと思ったけど、新芽ってことは採り過ぎにも注意したほうがいいのかなって気もして、この演習で食べるだけにした。
「そういうとこ、イクミって偉いよね」
「何が?」
「こないだのドマノンは果実をかなり採って帰ったでしょ」
「いや、あれは実だからいいんじゃない? でも芽はこれから育つやつじゃん」
ヴァンは、「それはそうかもしれないけど、人によっては自分がよければって、根こそぎ採ろうとする人もいるんだよ」って眉をひそめて言った。
それは俺の世界だって一緒だ。でも俺は義務教育やら受験やらで勉強して、テレビとかでも見て、自然破壊が今後にどんな影響を及ぼすかなんとなく知ってるもん。
この世界は、自然とその魔力と共存する世界なんだから、それを壊すような行為は絶対だめだろ?
「イクミって改めていい人間だよね」
「別に、いい人間なわけじゃない。俺の世界で1歩先の自然破壊を見てるからなだけ」
ちょっとしょんぼりした気持ちになった俺の頭にルイの手が乗る。撫でるわけでもポンポンするわけでもなく、そっと。
「でも、それを知って、ここを守ろうとしてくれるのが嬉しいよ」
にぱっとヴァンが笑って言ってくれた。
なのになんだろう、俺は自分の世界つまり地球を、大事にできていたのかって言われると……。それを棚に上げて、何を言ってるんだって感じなんだよな。
俺たちは食べ終わって少ししたら、野営地の片付けも始めていく。今日はそこの坑道から少しだけ調査をするんだよね。
いるのかなぁ、スライム。いないといいなって気持ちがかなり大きいんだけど、ヴァンが見たがってるから大きな声で言えないんだ。
俺がこっちに転移してしまってから、血が出るような攻撃を受けたのはスライムだけだ。だからといってはなんだけど、ものすごーく会いたくないんだよね。トラウマってやつ?
あと、あのキモい巨大ヌードマウスみたいなやつ。アイツもあんまり見たいやつじゃないんだよね。食べられないってルイも言ってたしさ。虫系よりも見た目が気持ち悪い……とはいえ、幼虫よりはマシなんだけど。
襲ってこないならこっちだって何もしないのに、なんなんだろうね、魔物って。
せめて食べて美味しい魔物にしてほしいよ……。
「えー、起こす前に起きないでよ」
「そう言われてもな」
俺だけじゃなくて、近づいてくる人がいたらわかるって言うんだもん。俺はルイに起こされてるのに。ずるい……ルイの寝顔、俺だってもっと見たいのに。
「特に変わりなかったか?」
「うん、穏やかだね……初めての演習のときのほうがざわざわしてた感じがするよ」
そう伝えれば、ルイに頭をポンポンされた。なんで?
ルイはもっと細かいことをヴァンに聞きにいったみたい。そりゃ俺には魔力的な察知はできないし、しょうがないもんなぁ。
「イクミは先に横になってていいよー!」
「うん。ありがとう。先に休むね」
俺には聞かせられない話ってわけじゃないのはわかるけど、聞いても俺に理解できるかはわからないから素直に従う。
ズレないようにキチッと締めていた防具を緩めると、ふかふかの魔物の毛皮マットに横になった。
「はぁ……この毛皮不思議だ……この感覚は低反発マットレスの毛皮版? 地面に敷いてるとは思えない……」
前回も思ったことをつい口に出して、毛皮をなでなでしていると睡魔がやってくる。猫ヴァンを抱っこするほうが癒やし効果は高かったけど、あれを思い出せば、この毛皮も少しは代わりになる。
「俺……ちゃんとできてるのかな……ふあぁ」
ずっと歩いているし魔物と戦うしで、当たり前だけど疲労がたまってるのかあくびが止まらない。初回演習のあのピリピリして眠れなかったのはなんだったんだってくらい眠いよ。
そんなことを考えていたはずだったのに、気づいたら朝でルイに起こされた……。
「うう、俺は起こされないと起きれない」
「疲れてるんだろ? 慣れてないんだからしょうがない」
防具を締めながら愚痴るけど、その愚痴全部にルイがフォローをいれてくる。だからさぁ、過保護なんだってば。別に怒られたいわけじゃないけど、フォローしまくる必要ないのに。
「朝食どうしようかな」
「簡単でいいだろ」
「そう? まあ……朝こそ身体を温めるスープ飲みたいのに2人が昨日平らげちゃうんだもんな」
「すまない……美味くて」
俺は笑いながらかまどのそばに行く。やっぱ定番の焼きカロイモと串焼きかな。朝はこれが楽だよね。
つまり、余裕があるときは夕食に串焼きを選ばなければ、調理がかぶらないのか……気をつけよう。いや、これは自己満足なんだけどね。
串に刺した肉を時々回転させながら焼いていると、姿を消していたヴァンが戻ってきた。
「どこ行ってたの?」
「えへへー! この時期は芽を出したばかりの美味しいものもあるんだよ。こういうのイクミも好きだよね?」
そう言ってヴァンが見せてくれたのは、あっちでいう山菜系かな。フキノトウとか根曲がり竹のタケノコみたいな見た目の、黄緑色の柔らかそうな芽が摘んであった。
「これ、どんなやつ? 少し苦味というかえぐ味があるとか?」
「んーん。ないない。さっと茹でて食べるだけでも美味しいんだ」
ちらっとルイを見たけど、ルイも頷いていたから美味しいのは確かみたい。村の中とは違ってこういうのが食べられるのは嬉しい。
「ありがとう! じゃあ軽く茹でて食べよう」
「オレも手伝うね」
ヴァンがいそいそと鍋を用意し始めた。なるほど。これは酸っぱい食べ物以外のヴァンの好物なのか。
ルイはほんのちょっと口の端が上がっていて、『あ、楽しんでるな』って思った。もうさ……2人とも可愛いんだよ。反撃されるから口には出さないけど、俺はニヤニヤしながら串焼きを作っていた。
「薬草茶も作ったから嫌じゃない人は飲んでね」
「オレはいいや……」
「貰おう」
これはサディさんブレンドの薬草茶。薬に精製するほど質がいいわけじゃない薬草を、ただ布袋に入れたやつ。でも身体にいいみたいだよ。村長の家でもよく出るんだ。
だから、俺やルイは慣れてるんだよね。
「あ、このヴァンの茹でたやつ、美味しいね」
「でしょ!」
「なんだろう……見た目は新芽なのに、これはホクホク? こっちはシャクシャク?」
不思議な食感と、噛んでいると感じる甘み。これはマヨネーズも合いそうだなって思うけど、さすがにマヨを外で作る気はない。
もっと食べたい気もするし、サディさんにもお土産にしたいと思ったけど、新芽ってことは採り過ぎにも注意したほうがいいのかなって気もして、この演習で食べるだけにした。
「そういうとこ、イクミって偉いよね」
「何が?」
「こないだのドマノンは果実をかなり採って帰ったでしょ」
「いや、あれは実だからいいんじゃない? でも芽はこれから育つやつじゃん」
ヴァンは、「それはそうかもしれないけど、人によっては自分がよければって、根こそぎ採ろうとする人もいるんだよ」って眉をひそめて言った。
それは俺の世界だって一緒だ。でも俺は義務教育やら受験やらで勉強して、テレビとかでも見て、自然破壊が今後にどんな影響を及ぼすかなんとなく知ってるもん。
この世界は、自然とその魔力と共存する世界なんだから、それを壊すような行為は絶対だめだろ?
「イクミって改めていい人間だよね」
「別に、いい人間なわけじゃない。俺の世界で1歩先の自然破壊を見てるからなだけ」
ちょっとしょんぼりした気持ちになった俺の頭にルイの手が乗る。撫でるわけでもポンポンするわけでもなく、そっと。
「でも、それを知って、ここを守ろうとしてくれるのが嬉しいよ」
にぱっとヴァンが笑って言ってくれた。
なのになんだろう、俺は自分の世界つまり地球を、大事にできていたのかって言われると……。それを棚に上げて、何を言ってるんだって感じなんだよな。
俺たちは食べ終わって少ししたら、野営地の片付けも始めていく。今日はそこの坑道から少しだけ調査をするんだよね。
いるのかなぁ、スライム。いないといいなって気持ちがかなり大きいんだけど、ヴァンが見たがってるから大きな声で言えないんだ。
俺がこっちに転移してしまってから、血が出るような攻撃を受けたのはスライムだけだ。だからといってはなんだけど、ものすごーく会いたくないんだよね。トラウマってやつ?
あと、あのキモい巨大ヌードマウスみたいなやつ。アイツもあんまり見たいやつじゃないんだよね。食べられないってルイも言ってたしさ。虫系よりも見た目が気持ち悪い……とはいえ、幼虫よりはマシなんだけど。
襲ってこないならこっちだって何もしないのに、なんなんだろうね、魔物って。
せめて食べて美味しい魔物にしてほしいよ……。
20
お気に入りに追加
109
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
R指定はないけれど、なんでかゲームの攻略対象者になってしまったのだが(しかもBL)
黒崎由希
BL
目覚めたら、姉にゴリ推しされたBLゲームの世界に転生してた。
しかも人気キャラの王子様って…どういうことっ?
✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻✻
…ええっと…
もう、アレです。 タイトル通りの内容ですので、ぬるっとご覧いただけましたら幸いです。m(_ _)m
.
運命を変えるために良い子を目指したら、ハイスペ従者に溺愛されました
十夜 篁
BL
初めて会った家族や使用人に『バケモノ』として扱われ、傷ついたユーリ(5歳)は、階段から落ちたことがきっかけで神様に出会った。
そして、神様から教えてもらった未来はとんでもないものだった…。
「えぇ!僕、16歳で死んじゃうの!?
しかも、死ぬまでずっと1人ぼっちだなんて…」
ユーリは神様からもらったチートスキルを活かして未来を変えることを決意!
「いい子になってみんなに愛してもらえるように頑張ります!」
まずユーリは、1番近くにいてくれる従者のアルバートと仲良くなろうとするが…?
「ユーリ様を害する者は、すべて私が排除しましょう」
「うぇ!?は、排除はしなくていいよ!!」
健気に頑張るご主人様に、ハイスペ従者の溺愛が急成長中!?
そんなユーリの周りにはいつの間にか人が集まり…。
《これは、1人ぼっちになった少年が、温かい居場所を見つけ、運命を変えるまでの物語》
光る穴に落ちたら、そこは異世界でした。
みぃ
BL
自宅マンションへ帰る途中の道に淡い光を見つけ、なに? と確かめるために近づいてみると気付けば落ちていて、ぽん、と異世界に放り出された大学生が、年下の騎士に拾われる話。
生活脳力のある主人公が、生活能力のない年下騎士の抜けてるとこや、美しく格好いいのにかわいいってなんだ!? とギャップにもだえながら、ゆるく仲良く暮らしていきます。
何もかも、ふわふわゆるゆる。ですが、描写はなくても主人公は受け、騎士は攻めです。
嫁側男子になんかなりたくない! 絶対に女性のお嫁さんを貰ってみせる!!
棚から現ナマ
BL
リュールが転生した世界は女性が少なく男性同士の結婚が当たりまえ。そのうえ全ての人間には魔力があり、魔力量が少ないと嫁側男子にされてしまう。10歳の誕生日に魔力検査をすると魔力量はレベル3。滅茶苦茶少ない! このままでは嫁側男子にされてしまう。家出してでも嫁側男子になんかなりたくない。それなのにリュールは公爵家の息子だから第2王子のお茶会に婚約者候補として呼ばれてしまう……どうする俺! 魔力量が少ないけど女性と結婚したいと頑張るリュールと、リュールが好きすぎて自分の婚約者にどうしてもしたい第1王子と第2王子のお話。頑張って長編予定。他にも投稿しています。
美少年に転生したらヤンデレ婚約者が出来ました
SEKISUI
BL
ブラック企業に勤めていたOLが寝てそのまま永眠したら美少年に転生していた
見た目は勝ち組
中身は社畜
斜めな思考の持ち主
なのでもう働くのは嫌なので怠惰に生きようと思う
そんな主人公はやばい公爵令息に目を付けられて翻弄される
異世界転生して病んじゃったコの話
るて
BL
突然ですが、僕、異世界転生しちゃったみたいです。
これからどうしよう…
あれ、僕嫌われてる…?
あ、れ…?
もう、わかんないや。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
異世界転生して、病んじゃったコの話
嫌われ→総愛され
性癖バンバン入れるので、ごちゃごちゃするかも…
どうやら生まれる世界を間違えた~異世界で人生やり直し?~
黒飴細工
BL
京 凛太郎は突然異世界に飛ばされたと思ったら、そこで出会った超絶イケメンに「この世界は本来、君が生まれるべき世界だ」と言われ……?どうやら生まれる世界を間違えたらしい。幼い頃よりあまりいい人生を歩んでこれなかった凛太郎は心機一転。人生やり直し、自分探しの旅に出てみることに。しかし、次から次に出会う人々は一癖も二癖もある人物ばかり、それが見た目が良いほど変わった人物が多いのだから困りもの。「でたよ!ファンタジー!」が口癖になってしまう凛太郎がこれまでと違った濃ゆい人生を送っていくことに。
※こちらの作品第10回BL小説大賞にエントリーしてます。応援していただけましたら幸いです。
※こちらの作品は小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+にも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる