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異世界生活編
122.ニンニクがいい感じ!
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日本なら5月末くらいから始まるニンニクの収穫。こっちではサディさんテコ入れで魔法管理されてたせいか、少し早くかなりいい状態で育っているらしい。
まあ、時間の流れとかそういうのがどれだけ一緒なのかとか植物とかにも同じようにそれは適応されるのかとかさっぱりわからないんだけども。
根っこを傷つけないようにサディさんがそっとニンニクの根元の土を手で掘っていく。
「まだ収穫はしないけど、少し状態を見させてね」
サディさんがニンニクに話しかけてる。やっぱ通じてるのか? え、どうなの?
「そういえば……花芽は?」
「花が咲くと養分をそっちに取られるとイクミくんが言ってたからちゃんと取ったわよ」
「そのニンニクの芽どうしたの?」
俺がそこまで言って、サディさんがハッとした。これはあれだ……トウガラシの葉っぱ再び……。しばらく無言で俺たちは顔を見合わせていたけど、サディさんが「あれも使うなんて……」とぽそっと言ったのは聞き逃さなかったよ。
一応、あれもニンニクと同じような滋養強壮の効果があるし風味もあるから俺の世界じゃ炒めものにしたりするって言っておいた。
だってさ、サディさんならそんなこと言わなくてもいろいろやりそうだって思ってたんだもん……トウガラシのときもだけどさ。
だめだな、俺の世界の植物なんだから、俺がちゃんと言わなきゃいけなかったのに。
「違うわ。イクミくんたちは使い切るのね。私達は必要なところ以外は見てなかったのよ……」
「でも次の肥料とかになって作物に活かされてるんでしょ? それはそれでありだと思う。俺の民族はね……食にうるさいんだよ。食べられないものまで食べようとするの」
俺があははと笑うとサディさんはびっくりしていた。いや、ほんとなんだよ。ふぐの卵巣のぬか漬けとかこんにゃくとかなんで生み出されたんだよって感じなんだよなぁ……。
なんて雑談もしながらニンニクを観察する。
土の表面から出ているところは普通のネギみたいに白から緑へと色が変わっていってて、でも葉っぱは少し平たいかな……。そして土の下には立派な、スーパーでよく見るようなまるごとのニンニクの塊がいた。根っこは塊の下からまとめて生えているのかサディさんが土をかき分けたところには見えなかった。
「おおお! こんな感じになるのか! 最初の鱗片もジャガイモみたいに消えちゃうんだな……」
「シャロに雰囲気が似てるわね」
「あー! 言われればそっか。あれもネギ系……」
俺はシャロはどっちかというと形としてはユリ根のイメージだったけど、タマネギとユリ根の間くらいと考えれば、確かにニンニクを薄くしてたくさん層にした感じとも言える。なるほど……やっぱなんとなく植物は似てるんだな。
サディさんがそっと土を戻して、来週あたりかしらねって言った。一週間でそんな変わるものなのかななんて思うけど、サディさん曰く変わるんだそうだ。
ニンニク2片から6片の塊が2つできるとして……たくさん増えるのはまだまだ先だな。それでもサディさんは「ニンニクとトウガラシは新しい作物だから嬉しい」と笑顔だ。両方とも乾燥させれば日持ちもするしね。
「魔法管理なのが面倒だよねぇ」
「ニンニクは次からは大丈夫じゃないかしら。トウガラシは魔法管理必須ね」
「それならまだ良かった。青森の方ってニンニクどうやって育ててるんだろ……ハウスなのかなぁ、わからん」
地理の勉強をもっとしとけばって一瞬思ったけど、さすがに地理じゃ栽培まではやらんかと我に返った。収穫量とかシェア率くらいだよな……。まあサディさんが大丈夫って言うなら大丈夫なんだろう。
「てことで、イクミくん。料理教室のメニュー考えておいてね」
「あ、うん。でも教室するまでもないと思うよ。なんに使っても美味しいから。一応俺の世界アピールでジャガイモのペペロンチーノ風はやるつもりなんどけどさ」
「?」
そりゃわからないよな。だから俺はサディさんにジャガイモとトウガラシとニンニクを使ってデモンストレーションしようと思ってると伝えた。どの材料もみんなで一緒にやるには足りないだろうからね。
「全部イクミくんの世界のものなのね!」
「まあ、塩とか油はほぼ共通だからこっちのを使わせてもらうよ」
「楽しみだわ。ドマノンも呼んであげないとね。彼に予定は合わせましょう」
「あ! そうだね! 自警団忙しいもんね」
サディさんがちゃんと覚えててくれて嬉しい。でもドマノンさんが来るなら、一緒にできる簡単な料理もあるといいよね。
「そしたら、前に作ったジベラ焼きみたいなのがいいんじゃない? あれは簡単なのに美味しくて薬草でこんなに変わるの? ってみんなびっくりしたもの」
「そうだねぇ……でもほら、ドマノンさんは柑橘ソースのミュードステーキ作れたでしょ? サディさんの薬草パウダーの威力もそこそこわかってるんだ。でも料理の基礎はほぼないっていう」
「そういえばそうね」
「教えたことの飲み込みは早いんだよなー」
なんて話してて、それなら教室のみんなで食材の切り方とかいろんな基礎を教えながら、料理を組みたてるほうがいいんじゃないかってなった。確かにこれから参加して、わからないながらも見るにしたって最低限は知ってないと理解しにくいよな。やりながら覚えるのがやっぱ早いと思うし。
「じゃあみんなにも協力してもらおう!」
「そうね。みんなもここで覚えたことを他の人に教えると、復習にもなるししっかり覚えられるって言ってたから、嫌がらないと思うわよ」
「すごい集中特訓講座みたいになっちゃうじゃん!」
俺は思わず吹き出しちゃったよね。ドマノンさんがタジタジしそうでさ! あんな盾の使い手なのに奥様方は防げなさそう。
ルイもドマノンさんみたいに料理に興味持ってくれたら2人で料理できるのになぁ……。でもなんか、ルイは俺が作った料理を食べる方が好きなんだよね。それはそれで嬉しいんだけど。
「じゃあ、とりあえず明日にでもドマノンさんに予定を聞いて見るね。10日後以降ならいいよね?」
「アルやルイに伝言頼んでもいいのよ?」
「ううん! 俺が言うよ。だって初の男性生徒だし!」
楽しみにしてるのは俺もなんだよね! 俺が旅立っちゃうまでに料理から離れられなくなるように、楽しさを教えたいんだ。
自警団の食事もそうだけど、獲物を仕留めるとき料理のことをもっと考えてくれるようになりそうじゃん? そしたらサディさんたちも喜ぶと思うんだよね。
**********
ムーンさんのUI変更のテスト投稿を行うために、あちらで予定外更新するので、こちらも合わせて投稿です。
まあ、時間の流れとかそういうのがどれだけ一緒なのかとか植物とかにも同じようにそれは適応されるのかとかさっぱりわからないんだけども。
根っこを傷つけないようにサディさんがそっとニンニクの根元の土を手で掘っていく。
「まだ収穫はしないけど、少し状態を見させてね」
サディさんがニンニクに話しかけてる。やっぱ通じてるのか? え、どうなの?
「そういえば……花芽は?」
「花が咲くと養分をそっちに取られるとイクミくんが言ってたからちゃんと取ったわよ」
「そのニンニクの芽どうしたの?」
俺がそこまで言って、サディさんがハッとした。これはあれだ……トウガラシの葉っぱ再び……。しばらく無言で俺たちは顔を見合わせていたけど、サディさんが「あれも使うなんて……」とぽそっと言ったのは聞き逃さなかったよ。
一応、あれもニンニクと同じような滋養強壮の効果があるし風味もあるから俺の世界じゃ炒めものにしたりするって言っておいた。
だってさ、サディさんならそんなこと言わなくてもいろいろやりそうだって思ってたんだもん……トウガラシのときもだけどさ。
だめだな、俺の世界の植物なんだから、俺がちゃんと言わなきゃいけなかったのに。
「違うわ。イクミくんたちは使い切るのね。私達は必要なところ以外は見てなかったのよ……」
「でも次の肥料とかになって作物に活かされてるんでしょ? それはそれでありだと思う。俺の民族はね……食にうるさいんだよ。食べられないものまで食べようとするの」
俺があははと笑うとサディさんはびっくりしていた。いや、ほんとなんだよ。ふぐの卵巣のぬか漬けとかこんにゃくとかなんで生み出されたんだよって感じなんだよなぁ……。
なんて雑談もしながらニンニクを観察する。
土の表面から出ているところは普通のネギみたいに白から緑へと色が変わっていってて、でも葉っぱは少し平たいかな……。そして土の下には立派な、スーパーでよく見るようなまるごとのニンニクの塊がいた。根っこは塊の下からまとめて生えているのかサディさんが土をかき分けたところには見えなかった。
「おおお! こんな感じになるのか! 最初の鱗片もジャガイモみたいに消えちゃうんだな……」
「シャロに雰囲気が似てるわね」
「あー! 言われればそっか。あれもネギ系……」
俺はシャロはどっちかというと形としてはユリ根のイメージだったけど、タマネギとユリ根の間くらいと考えれば、確かにニンニクを薄くしてたくさん層にした感じとも言える。なるほど……やっぱなんとなく植物は似てるんだな。
サディさんがそっと土を戻して、来週あたりかしらねって言った。一週間でそんな変わるものなのかななんて思うけど、サディさん曰く変わるんだそうだ。
ニンニク2片から6片の塊が2つできるとして……たくさん増えるのはまだまだ先だな。それでもサディさんは「ニンニクとトウガラシは新しい作物だから嬉しい」と笑顔だ。両方とも乾燥させれば日持ちもするしね。
「魔法管理なのが面倒だよねぇ」
「ニンニクは次からは大丈夫じゃないかしら。トウガラシは魔法管理必須ね」
「それならまだ良かった。青森の方ってニンニクどうやって育ててるんだろ……ハウスなのかなぁ、わからん」
地理の勉強をもっとしとけばって一瞬思ったけど、さすがに地理じゃ栽培まではやらんかと我に返った。収穫量とかシェア率くらいだよな……。まあサディさんが大丈夫って言うなら大丈夫なんだろう。
「てことで、イクミくん。料理教室のメニュー考えておいてね」
「あ、うん。でも教室するまでもないと思うよ。なんに使っても美味しいから。一応俺の世界アピールでジャガイモのペペロンチーノ風はやるつもりなんどけどさ」
「?」
そりゃわからないよな。だから俺はサディさんにジャガイモとトウガラシとニンニクを使ってデモンストレーションしようと思ってると伝えた。どの材料もみんなで一緒にやるには足りないだろうからね。
「全部イクミくんの世界のものなのね!」
「まあ、塩とか油はほぼ共通だからこっちのを使わせてもらうよ」
「楽しみだわ。ドマノンも呼んであげないとね。彼に予定は合わせましょう」
「あ! そうだね! 自警団忙しいもんね」
サディさんがちゃんと覚えててくれて嬉しい。でもドマノンさんが来るなら、一緒にできる簡単な料理もあるといいよね。
「そしたら、前に作ったジベラ焼きみたいなのがいいんじゃない? あれは簡単なのに美味しくて薬草でこんなに変わるの? ってみんなびっくりしたもの」
「そうだねぇ……でもほら、ドマノンさんは柑橘ソースのミュードステーキ作れたでしょ? サディさんの薬草パウダーの威力もそこそこわかってるんだ。でも料理の基礎はほぼないっていう」
「そういえばそうね」
「教えたことの飲み込みは早いんだよなー」
なんて話してて、それなら教室のみんなで食材の切り方とかいろんな基礎を教えながら、料理を組みたてるほうがいいんじゃないかってなった。確かにこれから参加して、わからないながらも見るにしたって最低限は知ってないと理解しにくいよな。やりながら覚えるのがやっぱ早いと思うし。
「じゃあみんなにも協力してもらおう!」
「そうね。みんなもここで覚えたことを他の人に教えると、復習にもなるししっかり覚えられるって言ってたから、嫌がらないと思うわよ」
「すごい集中特訓講座みたいになっちゃうじゃん!」
俺は思わず吹き出しちゃったよね。ドマノンさんがタジタジしそうでさ! あんな盾の使い手なのに奥様方は防げなさそう。
ルイもドマノンさんみたいに料理に興味持ってくれたら2人で料理できるのになぁ……。でもなんか、ルイは俺が作った料理を食べる方が好きなんだよね。それはそれで嬉しいんだけど。
「じゃあ、とりあえず明日にでもドマノンさんに予定を聞いて見るね。10日後以降ならいいよね?」
「アルやルイに伝言頼んでもいいのよ?」
「ううん! 俺が言うよ。だって初の男性生徒だし!」
楽しみにしてるのは俺もなんだよね! 俺が旅立っちゃうまでに料理から離れられなくなるように、楽しさを教えたいんだ。
自警団の食事もそうだけど、獲物を仕留めるとき料理のことをもっと考えてくれるようになりそうじゃん? そしたらサディさんたちも喜ぶと思うんだよね。
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