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異世界生活編
119.帰還!(大袈裟)
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野営のセットを片付けて、俺らはぐるっとしてからお昼くらいに村に帰った。魔物とかさえいなければ普通にキャンプだよな、これ。
初めての演習だったし、魔物とかやばい野生動物がいるから緊張したけど……。なんか、門が見えて足を踏み入れた瞬間、「帰還した!」って感じたもん。俺以外のみんなは遠足の付き添いくらいの感覚だっただろうけどさ。
「イクミくん、おかえりなさい」
「サディさん!」
自警団の人に教えられたのかなんなのか、サディさんが門のところまで来てくれていてめっちゃ嬉しかった。「怪我はしてないわね?」なんてすごく気にしてくれてさ。
「するわけないよ。3人がいてくれたんだもん」
「そうね。大きな魔物も来てなさそうだったけど……でもやっぱり心配はするのよ?」
「うん、ありがとう! あのね、お肉もあるよ!」
後ろからみんなに「帰ってきて最初に言うことがそれ?」って笑われた。えー……だってねぇ?
とりあえず、自警団のあの門の脇の部屋でイノシシみたいなやつとミュード肉の余りを出した。その途端、みんながハッとした顔をしたんだよね。
「まさか……」
「え、見ただけでみんなわかるの?」
俺らが食べまくったからたくさんって程でもないんだけど、でも何家庭かには配れるだろって量。自警団の人もじーっと見てるし、もちろんサディさんも目が釘付けだ。
「なんて運がいいんだ……」
「イクミ君てなんか『持ってる』よな」
「すごいわ! イクミくん……ところでどんな料理したの?」
サディさんがすかさず聞いてくる。俺が外でもアレンジ料理するってわかってるもんな。でもこれに答えたのはテンションの上がったドマノンさん。
「サディさん、イクミ君てすごいっすね。自分も料理教えてもらって一緒に料理したんすけど……」
語りだしたドマノンさんは止まらなくて、いかに料理が美味しかったかを語りすぎたから、料理を作らされることになってた。自警団のみんなもサディさんも興味津々だったからね。
「やってみなよ、ドマノンさん。俺はセンスあると思う」
「そ……そうか?」
そして――俺がたまに口を挟みながら――ドマノンさんが作ったレモンソース風のあれは、みんなが言葉を失う美味しさだったようだ。あの酸っぱすぎ柑橘も、外から木を村に移植するかなんて話まで出た。
「俺が少し教えただけで、ここまで覚えたんだよ。サディさん、ドマノンさんも料理教室来てもいい? 人数的に狭いのはわかってるんだけど」
「もちろんいいわよ! 男性も覚えるのはいいことだわ」
「よっしゃ!」
俺もハイタッチで喜んだ。自警団の人たちも「ドマノンが料理覚えたらあんな美味いものがちょくちょく食べられるのか」なんて期待してるのが笑っちゃう。やっぱ自分じゃ作らないんだね。
みんなでワイワイしてたんだけど、ルイとヴァンが「元気そうに見えてイクミは相当疲れてるはずだから、休ませてやってくれ」って言って解散になった。俺、疲れてるのかな? なんて思いながらルイとサディさんとヴァンも一緒に家に帰る。
「神経が高ぶってるのよ。話したいこともあるだろうけど、今は戻ったら横になりなさいな」
「猫いる?」
「だめだ。ヴァンは俺と一緒に村長に報告」
「へーい」
確かに、あれもこれもたいしたことないやつまで話したくなっちゃってるのは、俺がハイになってるからなのかも。寝られるかなぁ……。
家につくと、ルイとヴァンは村長と話しに行った。
サディさんは俺にパウダー緑茶を使っていいか聞いてきて、俺の部屋に緑茶を持ってきてくれる。いい香りで懐かしくもあってふぅっと落ち着いてきた。あ、確かにどっと疲れが出てきたかもしれない。
「眠れなくても目を閉じて横になりなさい。ゆっくり呼吸をしてのんびりね。夕飯には起こしてあげるわ」
「うん。なんか眠くなりそう。……ねぇ、サディさん」
「なあに?」
「少し恥ずかしいんだけどさ……その、ぎゅってしてくれる?」
にこっと笑ったサディさんが俺を抱きしめてくれた。
ああ、短い演習だったけど疲れたなぁ……帰ってきたんだなぁ……。俺マザコンとかじゃなかったのに、なんでこんなこと求めてるんだろ。でもなんか落ち着くから不思議。
「ありがと。へへ……寝るね!」
ちょっと照れくさくてあえて明るく言った。装備を全部外すと、演習中とは違って開放感があって全身が緩むみたいだ。
ベッドにドサッと横になると背中が沈み込んでいくような気さえしてくる。
……ああ、つ……かれて、たんだな……俺。
いつの間にか深い眠りに陥っていた俺は、ドアのノックの音でハッと目を覚ました。外はだいぶ薄暗くなってきているみたい。
「イクミ?」
「ルイ!」
ドアを急いで開けると、ラフな格好になったルイが立っていて俺の頭に手を乗せてきた。
「大丈夫か?」
「うん。いっぱい寝ちゃったみたい」
「それでいい。たくさん活躍したからな」
「か……活躍? してないしてない」
でもルイ的には俺は活躍したんだそうだ。俺にはよくわからないけど、演習が無駄だったって言われるよりかは嬉しいよな。
夕飯はサディさんがもう用意してくれたらくて、村長ももう帰ってきてるんだって。ヴァンも一緒に演習の振り返りをしようって言われた。なにそれ、緊張するんだけど……。テスト返却されるときみたいじゃん。
「良い悪いじゃなくて、次のときのアドバイスとかイクミがどう感じたかとかそういう話だ。どう動けてたかとかは俺とヴァンがすでに報告済みだしな。あ、村長も料理のことは気にしてたぞ」
「ぶっ!」
さすがに村長の家だから、欲しいと言えばミュードの肉はまわしてもらえるらしいけど、特別扱いは良くないってサディさんが少しだけにしてもらったみたい。
俺とルイは外でいっぱい食べたし、村長とサディさんの分があればいいと思うよね。
ルイに着いて階下に降りると3人がテーブルで話していて、こっちを見てニコニコしてた。
「イクミ君、頑張ったみたいだね。怪我もなくて良かった。2人が褒めていたよ」
「ええ……?」
「イクミはねぇ、もう少し自信持ちなって」
「そうだぞ。弓はかなり上手くなった」
あんなに外してるのに? って思って顔をしかめてしまった。
「イクミ、最初から百発百中狙ってんの? その目標はどうかと思うよ?」
「あ、いや……」
そう言われればそうか。なんかさー、よく漫画とかであるチート能力主人公なんかがどうしても頭に浮かんじゃうんだよな。百発百中どころか必殺技とかまで理想の中に入ってきちゃうせいで、どうしても……こう『俺、全然できない』みたいに思っちゃうんだ。
俺は、ゼロから……いや、マイナスからここまできた一般人だというのに。
「目標を高く持つのが悪いとは言わないよ。でもヴァンの言うとおり、『だからできてない自分はだめだ』と思うのは違うね」
「はい。焦っちゃってたみたいです」
「イクミ君は慎重なところも美点だ。一歩ずつでいいんだよ。次の演習はもう少し先になるだろうけど、今回学んだことを村内での鍛錬に活かしていかないとね」
夕飯を食べながらの話は続く。
久しぶりに野菜も盛りだくさんの食事で、ついつい食べ過ぎちゃったな。
初めての演習だったし、魔物とかやばい野生動物がいるから緊張したけど……。なんか、門が見えて足を踏み入れた瞬間、「帰還した!」って感じたもん。俺以外のみんなは遠足の付き添いくらいの感覚だっただろうけどさ。
「イクミくん、おかえりなさい」
「サディさん!」
自警団の人に教えられたのかなんなのか、サディさんが門のところまで来てくれていてめっちゃ嬉しかった。「怪我はしてないわね?」なんてすごく気にしてくれてさ。
「するわけないよ。3人がいてくれたんだもん」
「そうね。大きな魔物も来てなさそうだったけど……でもやっぱり心配はするのよ?」
「うん、ありがとう! あのね、お肉もあるよ!」
後ろからみんなに「帰ってきて最初に言うことがそれ?」って笑われた。えー……だってねぇ?
とりあえず、自警団のあの門の脇の部屋でイノシシみたいなやつとミュード肉の余りを出した。その途端、みんながハッとした顔をしたんだよね。
「まさか……」
「え、見ただけでみんなわかるの?」
俺らが食べまくったからたくさんって程でもないんだけど、でも何家庭かには配れるだろって量。自警団の人もじーっと見てるし、もちろんサディさんも目が釘付けだ。
「なんて運がいいんだ……」
「イクミ君てなんか『持ってる』よな」
「すごいわ! イクミくん……ところでどんな料理したの?」
サディさんがすかさず聞いてくる。俺が外でもアレンジ料理するってわかってるもんな。でもこれに答えたのはテンションの上がったドマノンさん。
「サディさん、イクミ君てすごいっすね。自分も料理教えてもらって一緒に料理したんすけど……」
語りだしたドマノンさんは止まらなくて、いかに料理が美味しかったかを語りすぎたから、料理を作らされることになってた。自警団のみんなもサディさんも興味津々だったからね。
「やってみなよ、ドマノンさん。俺はセンスあると思う」
「そ……そうか?」
そして――俺がたまに口を挟みながら――ドマノンさんが作ったレモンソース風のあれは、みんなが言葉を失う美味しさだったようだ。あの酸っぱすぎ柑橘も、外から木を村に移植するかなんて話まで出た。
「俺が少し教えただけで、ここまで覚えたんだよ。サディさん、ドマノンさんも料理教室来てもいい? 人数的に狭いのはわかってるんだけど」
「もちろんいいわよ! 男性も覚えるのはいいことだわ」
「よっしゃ!」
俺もハイタッチで喜んだ。自警団の人たちも「ドマノンが料理覚えたらあんな美味いものがちょくちょく食べられるのか」なんて期待してるのが笑っちゃう。やっぱ自分じゃ作らないんだね。
みんなでワイワイしてたんだけど、ルイとヴァンが「元気そうに見えてイクミは相当疲れてるはずだから、休ませてやってくれ」って言って解散になった。俺、疲れてるのかな? なんて思いながらルイとサディさんとヴァンも一緒に家に帰る。
「神経が高ぶってるのよ。話したいこともあるだろうけど、今は戻ったら横になりなさいな」
「猫いる?」
「だめだ。ヴァンは俺と一緒に村長に報告」
「へーい」
確かに、あれもこれもたいしたことないやつまで話したくなっちゃってるのは、俺がハイになってるからなのかも。寝られるかなぁ……。
家につくと、ルイとヴァンは村長と話しに行った。
サディさんは俺にパウダー緑茶を使っていいか聞いてきて、俺の部屋に緑茶を持ってきてくれる。いい香りで懐かしくもあってふぅっと落ち着いてきた。あ、確かにどっと疲れが出てきたかもしれない。
「眠れなくても目を閉じて横になりなさい。ゆっくり呼吸をしてのんびりね。夕飯には起こしてあげるわ」
「うん。なんか眠くなりそう。……ねぇ、サディさん」
「なあに?」
「少し恥ずかしいんだけどさ……その、ぎゅってしてくれる?」
にこっと笑ったサディさんが俺を抱きしめてくれた。
ああ、短い演習だったけど疲れたなぁ……帰ってきたんだなぁ……。俺マザコンとかじゃなかったのに、なんでこんなこと求めてるんだろ。でもなんか落ち着くから不思議。
「ありがと。へへ……寝るね!」
ちょっと照れくさくてあえて明るく言った。装備を全部外すと、演習中とは違って開放感があって全身が緩むみたいだ。
ベッドにドサッと横になると背中が沈み込んでいくような気さえしてくる。
……ああ、つ……かれて、たんだな……俺。
いつの間にか深い眠りに陥っていた俺は、ドアのノックの音でハッと目を覚ました。外はだいぶ薄暗くなってきているみたい。
「イクミ?」
「ルイ!」
ドアを急いで開けると、ラフな格好になったルイが立っていて俺の頭に手を乗せてきた。
「大丈夫か?」
「うん。いっぱい寝ちゃったみたい」
「それでいい。たくさん活躍したからな」
「か……活躍? してないしてない」
でもルイ的には俺は活躍したんだそうだ。俺にはよくわからないけど、演習が無駄だったって言われるよりかは嬉しいよな。
夕飯はサディさんがもう用意してくれたらくて、村長ももう帰ってきてるんだって。ヴァンも一緒に演習の振り返りをしようって言われた。なにそれ、緊張するんだけど……。テスト返却されるときみたいじゃん。
「良い悪いじゃなくて、次のときのアドバイスとかイクミがどう感じたかとかそういう話だ。どう動けてたかとかは俺とヴァンがすでに報告済みだしな。あ、村長も料理のことは気にしてたぞ」
「ぶっ!」
さすがに村長の家だから、欲しいと言えばミュードの肉はまわしてもらえるらしいけど、特別扱いは良くないってサディさんが少しだけにしてもらったみたい。
俺とルイは外でいっぱい食べたし、村長とサディさんの分があればいいと思うよね。
ルイに着いて階下に降りると3人がテーブルで話していて、こっちを見てニコニコしてた。
「イクミ君、頑張ったみたいだね。怪我もなくて良かった。2人が褒めていたよ」
「ええ……?」
「イクミはねぇ、もう少し自信持ちなって」
「そうだぞ。弓はかなり上手くなった」
あんなに外してるのに? って思って顔をしかめてしまった。
「イクミ、最初から百発百中狙ってんの? その目標はどうかと思うよ?」
「あ、いや……」
そう言われればそうか。なんかさー、よく漫画とかであるチート能力主人公なんかがどうしても頭に浮かんじゃうんだよな。百発百中どころか必殺技とかまで理想の中に入ってきちゃうせいで、どうしても……こう『俺、全然できない』みたいに思っちゃうんだ。
俺は、ゼロから……いや、マイナスからここまできた一般人だというのに。
「目標を高く持つのが悪いとは言わないよ。でもヴァンの言うとおり、『だからできてない自分はだめだ』と思うのは違うね」
「はい。焦っちゃってたみたいです」
「イクミ君は慎重なところも美点だ。一歩ずつでいいんだよ。次の演習はもう少し先になるだろうけど、今回学んだことを村内での鍛錬に活かしていかないとね」
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