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異世界生活編
42.薬草料理の会
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それから2週間。
俺は薬草畑のお仕事とランニング、筋トレを毎日こなしている。
ランニングは距離が伸びて少しだけ傾斜のついたところまで走るようになった。ペースさえ無理しなければギリギリ倒れない――けどキツい――絶妙なメニューだ。さすがルイとヴァンさん、よく見てるよねぇ……。
筋トレのほうも回数が増えたり負荷が増えたりしている。あと、腕のメニューが1日おきに入ってきた。これが結構キツい。マッサージしてもらってもそのあと料理の手伝いをするときに少し腕がブルブルすることがあるくらいだ。力こぶのほうはまだいいとして、腕の後ろ側なんてあんま使わないじゃん、しょうがないよね。
まあ、それはいいとして、今日は例の『薬草料理の会』なんだ。
サディさん、ラキさんをはじめとして7人ほどの女性が集まっている。本当はもっと希望者がいたみたいなんだけど、場所の問題とか俺が緊張しすぎるからってこの人数。それでも緊張はする。
「あー……えっと、イクミです。よろしくお願いします。サディさんが通訳してくれるので、わからないこととかあったらなんでも聞いてください。今日は、簡単に薬草一種類だけ使った料理をしてみようかと思います。っていうのは俺もここの世界の薬草をまだよく知らないからです!」
俺は一応来てくれた奥様方にご挨拶をしてから、くっそ正直に話して頭をかいた。
ラキさんが一番若いから勝手に奥様方というくくりにしちゃったけど、多分合ってるよな? ルイと同い年ってことはラキさん22歳ってことだし、前のルイの話からするとその歳なら子どもがいるのが一般的ってことだもんな。
サディさんが俺の挨拶を通訳してくれると奥様方からクスクスと笑いが漏れる。でも表情はみんな好意的だ。
「イクミくんは緊張しやすいらしいけど、とってもいい子だからみんなも遠慮しないで話しかけてあげてね。とはいえ私経由になっちゃうけど」
サディさんも場を和ませてくれ……てるんだよな?
こういう企画をしてるのもサディさんの好奇心を満たすのだけじゃなくて、俺が村に馴染むのを助けてくれてるってのがわかるから、多分そう。
「えっと、材料はトゥールフの肉とシャロの球根と白ワインと白ぶどうの果汁と塩、それとジベラです。あとは付け合せにお好きな野菜を蒸したり生野菜を盛り付けたりしてください。緑の綺麗な野菜とか彩りもいいんじゃないかなって思います」
奥様方はちょっとキョトンとしたような顔で見ている。え、このまま進めていい感じ?
「そしたらビーヌでも一緒に蒸そうかしらね。付け合せは私がやるから気にしなくていいわよ」
サディさんが口を挟んできて奥様方も俺の手元に注目しているから、気にせず進めて良さそうだ。多分、料理の出来上がりが予想できてないんだろう。
「まず、シャロの球根を薄く切っていきますね」
シャロの球根はタマネギに似た味を持つ野菜だ。タマネギっぽい鱗茎ではないんだけど、ユリ根に似てる形をしている。俺がツナパスタを作ったときにサディさんがタマネギを味見してたから、シャロの球根の味が似てるってわかったんだよね。ただ、煮込み料理をするときはシャロの球根は溶けちゃうからあまり使わないそうだ。
「あとお肉を薄切りにしていきます。まあ、できるだけ薄切りってくらいで、気にしすぎなくていいです。厚くなっちゃったってそれはそれで美味しいと思うんで! で、この脂身と身の間の筋を切っておきます」
こういう家庭料理は厳密にしすぎないほうがいい。……まあ、料理が苦手だって自覚してる人はレシピ通りに作ったほうがいいだろうけどね。今日ここに来てる奥様方は料理が好きで向上心のある人ばかり(サディさん談)だから関係ないだろう。
全員それぞれで料理するスペースとか余裕はないから二手に分かれてやってるけど今のところ何の質問も出てこない。けど、みんな実際料理が始まったら楽しそうにしている。
「ここで、調味液を作りますね。白ワインに白ぶどうの果汁を加えてほんのり甘いお好みの味を作ってください。このへんでご家庭の味の差が出ると思います。ここに塩をこのくらい……こういう小さい匙があれば一匙くらいですかね。と、あと、ここにジベラをすり下ろして加えていきます」
どうやら岩塩塊などを粉にするためのおろし金らしいんだけど、それを使わせてもらってジョリジョリとジベラをすり下ろしていく。
「イクミくん、ラキがすり下ろしたほうがいいのかって聞いてるわ。例えば細かく刻んだりとかでもいいのかとかいうことみたいね」
「あ、刻むのでも大丈夫です。でも味はすり下ろしの方がまんべんなく馴染むかなとは思いますけど」
ラキさんはうんうんと頷いて見ているし、奥様方も用意した材料を使い切ってしまった俺の様子を興味深そうに見ている。
「これに肉とシャロの球根をしばらく漬け込みます。なので、付け合せはこの漬け込み時間にやることができます」
「あら、そうなのね。じゃあ蒸しちゃいましょう」
俺の言葉を聞いてサディさんが洗ったカロイモとさっき言っていた野菜を蒸し器にセットしている。作業早い。もっとゆっくりやっても余裕なのに。
奥様方は肉を漬け込む前の調味液の味を確かめている。俺は普段作りやすいようにハチミツは使わないことにしたけど、コクとか照りとかを考えるならハチミツを少し入れてもいいかもしれないってことも一応言っておいた。
こんな簡単なのがどうなるんだろうみたいな雰囲気もやや漂ってるんだけどね。でもまあ見ててよ。
サディさんの蒸し野菜もできてしまったけど、漬け置き時間は30分はほしいかな。でもつけ汁ごと焼いちゃうから短くてもなんとかなるんだけどね。一応アレンジは自由だけど基本はこのくらい漬け置きしますーみたいな感じで説明して進めていく。
「じゃ、これを焼いていきます!」
熱した鉄板に一枚ずつ並べていくとジュワッと音を立てて肉の色が変わる。この魔物肉も脂がじわぁっと溶け出してきて見るからに美味しそうだ。全部の肉に一通り火を通すと、俺はそこにシャロの球根と漬け汁を流していく。フライパンなら全部いっぺんに加えちゃうけど、結構平らな鉄板だったから様子を見ながら加えていった。
ブドウのフルーティな香りとジベラの香りが混ざりあってキッチンに充満する。
「これで汁気がなくなるまで火を通したら出来上がりです」
俺がそう言うと奥様方は驚いた顔をした。お料理会なのに手抜き過ぎるって? いや、複雑なの作ったってその後やらないんじゃしょうがないだろ。簡単で美味しいのが一番じゃん。
お皿に焼いた肉とシャロの球根、付け合せにサディさんが蒸してくれたカロイモとビーヌを適当に切って盛り付けると味見タイム。
「……ど、どうでしょうか?」
俺としては美味しいと思う……けど、こっちの人の味覚に合うかどうかはわからないからちょっと不安。
「美味しいわ!」
サディさんだけじゃなくてラキさんも奥様方も、パアァッて顔をして口々に何かを言ってて興奮が伝わってくる。良かった……一安心だ。
試作したときにルイに試食してもらって、ルイは絶賛してくれたからダメってことはないと思ってたけどドキドキしたー。
こんな簡単な洋風生姜焼き――もとい、ポークジンジャー――もどきでもかなり感激されたのには驚いた。奥様方はサディさんの薬作りを知っているし、それが大変なことだってわかっているからか薬草を使うってことだけで身構えていたんだそう。それがすり下ろして漬けただけだったんだから拍子抜けもするよね。
でも、「あ、こんな簡単に使っていいんだ」みたいな感覚はこっちの人にとっていい意味の意外性を与えたようだった。目から鱗ってやつだよね。やっぱサディさんが言ったように先入観っていうのがあるんだよな。
「こんな感じで、ジベラだったら肉にはかなり合うと思います。普通に焼いて、すり下ろしジベラを付けて食べるだけでも美味しいんじゃないかなぁ……」
俺の後半のつぶやきにも驚いた様子で何人かが食いついてきた。
今まで肉といえば塩で焼くかスープか煮込みかみたいなのが多かったらしく、焼いた肉なのにこういう味付けというのは珍しかったようだ。煮込みは味が染みているけど作るのは結構面倒っていうのもあって、こんなに簡単に焼くだけなのに塩味じゃないというのが嬉しいポイントだったみたいだね。
薬草料理の会がお開きになるとき、次のアイデアなんて何もないのに次はいつやるのかみたいな話になった。で、俺が薬草をあまり知らないからって辞退しようとしたところ、奥様のうちの1人が「薬草料理じゃなくてもいい」とか言い出してなんか丸め込まれた。おかしいな……。
そんな感じで俺はこの薬草料理の会を期に奥様方の『師匠』になってしまった……何故。
俺は薬草畑のお仕事とランニング、筋トレを毎日こなしている。
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まあ、それはいいとして、今日は例の『薬草料理の会』なんだ。
サディさん、ラキさんをはじめとして7人ほどの女性が集まっている。本当はもっと希望者がいたみたいなんだけど、場所の問題とか俺が緊張しすぎるからってこの人数。それでも緊張はする。
「あー……えっと、イクミです。よろしくお願いします。サディさんが通訳してくれるので、わからないこととかあったらなんでも聞いてください。今日は、簡単に薬草一種類だけ使った料理をしてみようかと思います。っていうのは俺もここの世界の薬草をまだよく知らないからです!」
俺は一応来てくれた奥様方にご挨拶をしてから、くっそ正直に話して頭をかいた。
ラキさんが一番若いから勝手に奥様方というくくりにしちゃったけど、多分合ってるよな? ルイと同い年ってことはラキさん22歳ってことだし、前のルイの話からするとその歳なら子どもがいるのが一般的ってことだもんな。
サディさんが俺の挨拶を通訳してくれると奥様方からクスクスと笑いが漏れる。でも表情はみんな好意的だ。
「イクミくんは緊張しやすいらしいけど、とってもいい子だからみんなも遠慮しないで話しかけてあげてね。とはいえ私経由になっちゃうけど」
サディさんも場を和ませてくれ……てるんだよな?
こういう企画をしてるのもサディさんの好奇心を満たすのだけじゃなくて、俺が村に馴染むのを助けてくれてるってのがわかるから、多分そう。
「えっと、材料はトゥールフの肉とシャロの球根と白ワインと白ぶどうの果汁と塩、それとジベラです。あとは付け合せにお好きな野菜を蒸したり生野菜を盛り付けたりしてください。緑の綺麗な野菜とか彩りもいいんじゃないかなって思います」
奥様方はちょっとキョトンとしたような顔で見ている。え、このまま進めていい感じ?
「そしたらビーヌでも一緒に蒸そうかしらね。付け合せは私がやるから気にしなくていいわよ」
サディさんが口を挟んできて奥様方も俺の手元に注目しているから、気にせず進めて良さそうだ。多分、料理の出来上がりが予想できてないんだろう。
「まず、シャロの球根を薄く切っていきますね」
シャロの球根はタマネギに似た味を持つ野菜だ。タマネギっぽい鱗茎ではないんだけど、ユリ根に似てる形をしている。俺がツナパスタを作ったときにサディさんがタマネギを味見してたから、シャロの球根の味が似てるってわかったんだよね。ただ、煮込み料理をするときはシャロの球根は溶けちゃうからあまり使わないそうだ。
「あとお肉を薄切りにしていきます。まあ、できるだけ薄切りってくらいで、気にしすぎなくていいです。厚くなっちゃったってそれはそれで美味しいと思うんで! で、この脂身と身の間の筋を切っておきます」
こういう家庭料理は厳密にしすぎないほうがいい。……まあ、料理が苦手だって自覚してる人はレシピ通りに作ったほうがいいだろうけどね。今日ここに来てる奥様方は料理が好きで向上心のある人ばかり(サディさん談)だから関係ないだろう。
全員それぞれで料理するスペースとか余裕はないから二手に分かれてやってるけど今のところ何の質問も出てこない。けど、みんな実際料理が始まったら楽しそうにしている。
「ここで、調味液を作りますね。白ワインに白ぶどうの果汁を加えてほんのり甘いお好みの味を作ってください。このへんでご家庭の味の差が出ると思います。ここに塩をこのくらい……こういう小さい匙があれば一匙くらいですかね。と、あと、ここにジベラをすり下ろして加えていきます」
どうやら岩塩塊などを粉にするためのおろし金らしいんだけど、それを使わせてもらってジョリジョリとジベラをすり下ろしていく。
「イクミくん、ラキがすり下ろしたほうがいいのかって聞いてるわ。例えば細かく刻んだりとかでもいいのかとかいうことみたいね」
「あ、刻むのでも大丈夫です。でも味はすり下ろしの方がまんべんなく馴染むかなとは思いますけど」
ラキさんはうんうんと頷いて見ているし、奥様方も用意した材料を使い切ってしまった俺の様子を興味深そうに見ている。
「これに肉とシャロの球根をしばらく漬け込みます。なので、付け合せはこの漬け込み時間にやることができます」
「あら、そうなのね。じゃあ蒸しちゃいましょう」
俺の言葉を聞いてサディさんが洗ったカロイモとさっき言っていた野菜を蒸し器にセットしている。作業早い。もっとゆっくりやっても余裕なのに。
奥様方は肉を漬け込む前の調味液の味を確かめている。俺は普段作りやすいようにハチミツは使わないことにしたけど、コクとか照りとかを考えるならハチミツを少し入れてもいいかもしれないってことも一応言っておいた。
こんな簡単なのがどうなるんだろうみたいな雰囲気もやや漂ってるんだけどね。でもまあ見ててよ。
サディさんの蒸し野菜もできてしまったけど、漬け置き時間は30分はほしいかな。でもつけ汁ごと焼いちゃうから短くてもなんとかなるんだけどね。一応アレンジは自由だけど基本はこのくらい漬け置きしますーみたいな感じで説明して進めていく。
「じゃ、これを焼いていきます!」
熱した鉄板に一枚ずつ並べていくとジュワッと音を立てて肉の色が変わる。この魔物肉も脂がじわぁっと溶け出してきて見るからに美味しそうだ。全部の肉に一通り火を通すと、俺はそこにシャロの球根と漬け汁を流していく。フライパンなら全部いっぺんに加えちゃうけど、結構平らな鉄板だったから様子を見ながら加えていった。
ブドウのフルーティな香りとジベラの香りが混ざりあってキッチンに充満する。
「これで汁気がなくなるまで火を通したら出来上がりです」
俺がそう言うと奥様方は驚いた顔をした。お料理会なのに手抜き過ぎるって? いや、複雑なの作ったってその後やらないんじゃしょうがないだろ。簡単で美味しいのが一番じゃん。
お皿に焼いた肉とシャロの球根、付け合せにサディさんが蒸してくれたカロイモとビーヌを適当に切って盛り付けると味見タイム。
「……ど、どうでしょうか?」
俺としては美味しいと思う……けど、こっちの人の味覚に合うかどうかはわからないからちょっと不安。
「美味しいわ!」
サディさんだけじゃなくてラキさんも奥様方も、パアァッて顔をして口々に何かを言ってて興奮が伝わってくる。良かった……一安心だ。
試作したときにルイに試食してもらって、ルイは絶賛してくれたからダメってことはないと思ってたけどドキドキしたー。
こんな簡単な洋風生姜焼き――もとい、ポークジンジャー――もどきでもかなり感激されたのには驚いた。奥様方はサディさんの薬作りを知っているし、それが大変なことだってわかっているからか薬草を使うってことだけで身構えていたんだそう。それがすり下ろして漬けただけだったんだから拍子抜けもするよね。
でも、「あ、こんな簡単に使っていいんだ」みたいな感覚はこっちの人にとっていい意味の意外性を与えたようだった。目から鱗ってやつだよね。やっぱサディさんが言ったように先入観っていうのがあるんだよな。
「こんな感じで、ジベラだったら肉にはかなり合うと思います。普通に焼いて、すり下ろしジベラを付けて食べるだけでも美味しいんじゃないかなぁ……」
俺の後半のつぶやきにも驚いた様子で何人かが食いついてきた。
今まで肉といえば塩で焼くかスープか煮込みかみたいなのが多かったらしく、焼いた肉なのにこういう味付けというのは珍しかったようだ。煮込みは味が染みているけど作るのは結構面倒っていうのもあって、こんなに簡単に焼くだけなのに塩味じゃないというのが嬉しいポイントだったみたいだね。
薬草料理の会がお開きになるとき、次のアイデアなんて何もないのに次はいつやるのかみたいな話になった。で、俺が薬草をあまり知らないからって辞退しようとしたところ、奥様のうちの1人が「薬草料理じゃなくてもいい」とか言い出してなんか丸め込まれた。おかしいな……。
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