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異世界生活編
40.鷹の爪、かーらーのー?
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スープはやっぱり俺がここで最初に目が覚めて出してもらったやつとほとんど一緒っぽかった。ちょっと嬉しい。あれ、野菜と魔物肉から出た味だと思うんだけど胃に優しくてめっちゃ美味しかったんだ。
サディさんは細かく切った魔物肉に塩を揉み込んでいた。どうやらそれで旨味を引き出しているらしい。あとはコツとしては野菜を弱火でじっくり炒めてからお水を加えるんだそうだ。具としては食べないけど、剥いた皮とかも布袋に入れて炒めて煮込むんだって。思ったより手間暇かかってた!
夕飯は今日も村長とルイが帰ってきてから。
とりあえずはサディさんと二人っきりだったので、すっかり聞くのを忘れていた鷹の爪を俺は部屋から持ってきて見せていた。
「サディさん、これ、唐辛子っていう俺の世界の香辛料なんですけど」
「香辛料? 見せて」
カッサカサの鷹の爪を興味深そうに見ているサディさん。ちょっと微妙な顔をしている?
「どうしました?」
「んー、ちょっとわかりにくいのよ」
ルイがサディさんは育成条件とか読み取るって言ってたよな。それのことかな。やっぱこんなカッサカサだから死んでるか。俺にはちょっとわからない。
「うーん……なんか感じないこともないんだけど。イクミくん、1つもらってもいい?」
「そりゃもちろん。1つでいいんですか?」
「とりあえず魔力を強めに流してみようかと思って」
魔力流したらなんか変わるのか? だって地球にはそんな要素なかったのに。
「あ、サディさん、唐辛子って暑い地域のやつかもしれない!」
俺はふと思いついて言ってみる。ハバネロとかジョロキアとかがそういう暑い国のやつって思い出したからなんだけど。でも寒い国で身体を温めるために辛いもの食べるって話も聞いたことあるような気がして少し混乱する。
「ちょっとそれも見てみるわね」
サディさんは1本の唐辛子を手に包んで集中している。俺もついその手元をジッと見てしまった。今、魔力を流しているんだろうか。
少し手を開いて見せてくれたんだけど、カッサカサの唐辛子が今収穫したてかのようにプルプルしてた。え、何したの、これ。時間を戻す魔法?
「極度に乾燥していたから魔力と水魔法を調節して流したのよ。これでもう一度見てみるわね」
「うえぇ、すごい」
それでサディさんが読み取った情報からすると、やっぱりそこそこの気温が必要そうだってことだ。あの畑に植えちゃうとちょっと育つかわからないらしい。そういうこともあるよな。ビニールハウスとかがあるわけでもないし。
「これ、もう1本もらっていいかしら? 私とラキで鉢植えで魔法で管理しながらちょっと見てみようかと思うの」
「あ、もう、全然持っていってください。まだこんなにあるし」
鷹の爪なんて一回にそんな沢山使うもんでもないし。むしろ、鉢植えででも育てられたら各家庭で使う分くらいなんとかなるんじゃないかな。そしたら香辛料不足の役に立つ? 俺としては欲しい香辛料は……本音を言えばコショウだけどね。
今日もルイと村長は一緒に帰ってきた。
村長は家の中にいるととっても人の良さそうな普通のおじいちゃん――いや見た目はもっと若いな――おじさん? なんだけど、外を歩いている様子はちゃんと威厳のある村長だった。それ以上に強者の雰囲気がある。今度サディさんに村長と冒険者してたときのこと聞いてみようかなぁ。
ん? ていうか、忘れかけてたけどサディさんも冒険者だったんだよな……俺より強かったんだった。
「話全然違うんですけどぉ……あのぅ……サディさんて、得意な攻撃はなんですか?」
俺はおずおずと質問してみた。
そんな俺を見てサディさんが「うふふ」と笑っている。俺、もしかして聞いちゃいけないこと聞いた? そんなヤバいこと聞いてないよね?
「……サディさんは、双剣と投擲剣の使い手だから怒らせると怖いぞ」
ひょこっとキッチンに顔を覗かせたルイが言う。村長が後ろで頷いてるし。
え、意外すぎる。物理なの? 魔法系かと思ったのに。
「失礼ね。怒ったって人に剣を向けたりしないわよ」
「いや……だって……」
「なぁに?」
さささっとルイと村長がキッチンから見えないところに行ってしまった。
怖いのね? そんなに怖いのね?
「あー、えっと、投擲剣ってのは」
ドキドキしながらサディさんに聞くと、にっこりしながら教えてくれた。
「短剣を投げるの。毒なんかを塗ったり急所を狙ったりすれば遠距離で仕留められるのよ。私は近距離と遠距離両方カバーしてたから」
なんかすごいな。目の前にいるサディさんから想像ができないんだけど。この優しい奥様が双剣操ってたまに短剣投げてくるとか。
でも前に俺が想像したみたいな、若くて綺麗なサディさんが武器構えてるとか……うん、カッコイイかも。
はっ! もしかして武器用の毒生成から薬全般詳しくなった系……?
「そうねぇ、武器の練習するようになったら使い方くらいは教えてあげるわね。私はもう外で戦うのはそこまで自信ないものー」
「あ、はい。ちなみにカリナさんとラキさんは……」
「あの子たちは村から出る気はなさそうで基本的な戦闘術くらいかしら。カリナは恋人が出来るまでは冒険者にも憧れていたみたいだけど、その恋人と早くに結婚して子どもができたから結局外には行かなかったわね。レーメル……あ、息子ね、は冒険者になったけど」
外に出ない人もそれなりに戦う術は身につけてるのか。個人では弱くても何かあったときに村人で力を合わせて対処するって感じなのかもしれないね。基本は外に出られるような人の中から自警団やってる人で安全を確保してくれてるんだろうけど。
サディさんも自信ないとか言ってるけど本当はかなり強いんだろうな。こういう人がいるから村の内側も安心ってわけか。
ルイが長剣、サディさんが双剣と投擲剣、ヴァンさんは魔導士だけどルイとのじゃれ合いで短剣も使ってたよね。確か、ガルフさんは長剣を腰に下げてた気がするな。サグさんは非番の日だったから武器は不明。
「村長の武器は?」
「アル? アルは長剣と槍系が得意よ。でもあの人はなんでも使えるからバトルアックスなんかも使ってたし……。だからルイも基本的には全部使えるわ。多分、イクミくんも全部練習させられるわよ?」
「えっ……」
俺、冒険者になりたいわけじゃないんだけどって思ったけど、それが村長の教育方針(?)らしい。カリナさんもレーメルさんもルイもそうやってやらされてきたんだって。
ていうか、俺が槍とかバトルアックスみたいなの持ってるの想像して笑いしか出ない。似合わなすぎる。一昨日ルイが「武器の扱いは身体ができてないと怪我をするから」みたいなこと言ってたけど本当にその通りだよね。今の俺がバトルアックスみたいなのを持ったとして、振りかぶったらそのまま倒れるか自分の足とか切り落としそうだ。
うん……基礎トレをコツコツ頑張ろう。
サディさんは細かく切った魔物肉に塩を揉み込んでいた。どうやらそれで旨味を引き出しているらしい。あとはコツとしては野菜を弱火でじっくり炒めてからお水を加えるんだそうだ。具としては食べないけど、剥いた皮とかも布袋に入れて炒めて煮込むんだって。思ったより手間暇かかってた!
夕飯は今日も村長とルイが帰ってきてから。
とりあえずはサディさんと二人っきりだったので、すっかり聞くのを忘れていた鷹の爪を俺は部屋から持ってきて見せていた。
「サディさん、これ、唐辛子っていう俺の世界の香辛料なんですけど」
「香辛料? 見せて」
カッサカサの鷹の爪を興味深そうに見ているサディさん。ちょっと微妙な顔をしている?
「どうしました?」
「んー、ちょっとわかりにくいのよ」
ルイがサディさんは育成条件とか読み取るって言ってたよな。それのことかな。やっぱこんなカッサカサだから死んでるか。俺にはちょっとわからない。
「うーん……なんか感じないこともないんだけど。イクミくん、1つもらってもいい?」
「そりゃもちろん。1つでいいんですか?」
「とりあえず魔力を強めに流してみようかと思って」
魔力流したらなんか変わるのか? だって地球にはそんな要素なかったのに。
「あ、サディさん、唐辛子って暑い地域のやつかもしれない!」
俺はふと思いついて言ってみる。ハバネロとかジョロキアとかがそういう暑い国のやつって思い出したからなんだけど。でも寒い国で身体を温めるために辛いもの食べるって話も聞いたことあるような気がして少し混乱する。
「ちょっとそれも見てみるわね」
サディさんは1本の唐辛子を手に包んで集中している。俺もついその手元をジッと見てしまった。今、魔力を流しているんだろうか。
少し手を開いて見せてくれたんだけど、カッサカサの唐辛子が今収穫したてかのようにプルプルしてた。え、何したの、これ。時間を戻す魔法?
「極度に乾燥していたから魔力と水魔法を調節して流したのよ。これでもう一度見てみるわね」
「うえぇ、すごい」
それでサディさんが読み取った情報からすると、やっぱりそこそこの気温が必要そうだってことだ。あの畑に植えちゃうとちょっと育つかわからないらしい。そういうこともあるよな。ビニールハウスとかがあるわけでもないし。
「これ、もう1本もらっていいかしら? 私とラキで鉢植えで魔法で管理しながらちょっと見てみようかと思うの」
「あ、もう、全然持っていってください。まだこんなにあるし」
鷹の爪なんて一回にそんな沢山使うもんでもないし。むしろ、鉢植えででも育てられたら各家庭で使う分くらいなんとかなるんじゃないかな。そしたら香辛料不足の役に立つ? 俺としては欲しい香辛料は……本音を言えばコショウだけどね。
今日もルイと村長は一緒に帰ってきた。
村長は家の中にいるととっても人の良さそうな普通のおじいちゃん――いや見た目はもっと若いな――おじさん? なんだけど、外を歩いている様子はちゃんと威厳のある村長だった。それ以上に強者の雰囲気がある。今度サディさんに村長と冒険者してたときのこと聞いてみようかなぁ。
ん? ていうか、忘れかけてたけどサディさんも冒険者だったんだよな……俺より強かったんだった。
「話全然違うんですけどぉ……あのぅ……サディさんて、得意な攻撃はなんですか?」
俺はおずおずと質問してみた。
そんな俺を見てサディさんが「うふふ」と笑っている。俺、もしかして聞いちゃいけないこと聞いた? そんなヤバいこと聞いてないよね?
「……サディさんは、双剣と投擲剣の使い手だから怒らせると怖いぞ」
ひょこっとキッチンに顔を覗かせたルイが言う。村長が後ろで頷いてるし。
え、意外すぎる。物理なの? 魔法系かと思ったのに。
「失礼ね。怒ったって人に剣を向けたりしないわよ」
「いや……だって……」
「なぁに?」
さささっとルイと村長がキッチンから見えないところに行ってしまった。
怖いのね? そんなに怖いのね?
「あー、えっと、投擲剣ってのは」
ドキドキしながらサディさんに聞くと、にっこりしながら教えてくれた。
「短剣を投げるの。毒なんかを塗ったり急所を狙ったりすれば遠距離で仕留められるのよ。私は近距離と遠距離両方カバーしてたから」
なんかすごいな。目の前にいるサディさんから想像ができないんだけど。この優しい奥様が双剣操ってたまに短剣投げてくるとか。
でも前に俺が想像したみたいな、若くて綺麗なサディさんが武器構えてるとか……うん、カッコイイかも。
はっ! もしかして武器用の毒生成から薬全般詳しくなった系……?
「そうねぇ、武器の練習するようになったら使い方くらいは教えてあげるわね。私はもう外で戦うのはそこまで自信ないものー」
「あ、はい。ちなみにカリナさんとラキさんは……」
「あの子たちは村から出る気はなさそうで基本的な戦闘術くらいかしら。カリナは恋人が出来るまでは冒険者にも憧れていたみたいだけど、その恋人と早くに結婚して子どもができたから結局外には行かなかったわね。レーメル……あ、息子ね、は冒険者になったけど」
外に出ない人もそれなりに戦う術は身につけてるのか。個人では弱くても何かあったときに村人で力を合わせて対処するって感じなのかもしれないね。基本は外に出られるような人の中から自警団やってる人で安全を確保してくれてるんだろうけど。
サディさんも自信ないとか言ってるけど本当はかなり強いんだろうな。こういう人がいるから村の内側も安心ってわけか。
ルイが長剣、サディさんが双剣と投擲剣、ヴァンさんは魔導士だけどルイとのじゃれ合いで短剣も使ってたよね。確か、ガルフさんは長剣を腰に下げてた気がするな。サグさんは非番の日だったから武器は不明。
「村長の武器は?」
「アル? アルは長剣と槍系が得意よ。でもあの人はなんでも使えるからバトルアックスなんかも使ってたし……。だからルイも基本的には全部使えるわ。多分、イクミくんも全部練習させられるわよ?」
「えっ……」
俺、冒険者になりたいわけじゃないんだけどって思ったけど、それが村長の教育方針(?)らしい。カリナさんもレーメルさんもルイもそうやってやらされてきたんだって。
ていうか、俺が槍とかバトルアックスみたいなの持ってるの想像して笑いしか出ない。似合わなすぎる。一昨日ルイが「武器の扱いは身体ができてないと怪我をするから」みたいなこと言ってたけど本当にその通りだよね。今の俺がバトルアックスみたいなのを持ったとして、振りかぶったらそのまま倒れるか自分の足とか切り落としそうだ。
うん……基礎トレをコツコツ頑張ろう。
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