33 / 226
異世界生活編
33.サディさんからの依頼
しおりを挟む
夕飯の用意はどうするのか聞いたら、やっぱり煮込みを食べきってしまいたいからってことで今日はなし。まあ、こんなあっちでいうラーメン屋の寸胴みたいな大鍋じゃあね……。とはいえ、サディさんが近所のご高齢のお宅にもおすそ分けしたっていうから作ったときよりはかなり減っている。
俺はもちろん美味しいからこれが続いても全然構わない。アレンジができたらもっといいのかもしれないけど……。でもさすがに家であんなオシャレな時間かかる料理は作ったことがなかったから今のところ全然思いつかない。しょうがないよね。
「そういえば、イクミくん。畑で言ってた薬草を料理に使うっていうのを今度詳しく教えてほしいの。村の女性が何人か興味を持ってて」
「ええっ!? 俺、別に料理人とかじゃないし詳しくもないんですけど……」
「いいのよ。何かのヒントになれば。今まで私たちは薬草は薬の原料としか見ていなかったの。魔物と戦う人にとって治癒薬や毒消し薬は生命線だもの。だから別の用途なんて考えもしなかったのよ。質が悪かったり薬に使えない弾いたものは肥料の材料になっていたし……」
「んー、それなら無理に変えなくてもいいんじゃ?」
大事な薬と次の作物のための肥料になっていたなら敢えて料理に使わなくてもいいんじゃないかなって思うんだよね。俺からしたらそこそこ大きな畑に見えたけど、村の人たちみんなをどのくらい賄っているのかはわからないしさ。
それに、サディさんなら俺なんかに聞かなくてもいろいろできそうじゃないか?
「香辛料が高価なのは聞いてるでしょ? どうしても味が単調になるの。それがイクミくんのニンニクを知って香りや辛味で料理に変化がかなり出て、さらに薬効もあるって聞いたら試さずにはいられないわ。イクミくんの話からしたら本当は香辛料も何らかの効果があるってことよね?」
香辛料どころか、何にでも栄養はあるよ。ほとんど栄養がないとか言われちゃってるキュウリだってカリウムがあったりするんだから。
「まあ、俺の世界じゃ一応何にでも栄養なんかがあるって認識だったんで。香辛料は……辛味とか香りの他に食べ物を腐らせにくくするのはこっちでも一緒ですかね? それに身体を温めたり食欲増進なんかがあったはず。食材だと……例えばですけど、昨日のパスタに使ったタマネギだったら血液をサラサラにするとか、ニンジンなら緑黄色野菜って分類でβカロテンって栄養素が多いから……なんだっけ粘膜保護とか免疫にいいとか、大なり小なりなんらかの効果はあるっぽいです。でも、俺、こっちの野菜を見分けたりできないし、そもそもそこまで勉強してないし……」
「うんうん、いいのいいの。薬草の効果は私たちが知ってるもの。ただ、私たちは先入観があるからね……一度話を聞いたり目の前で見たら応用しやすくなると思うのよ」
ははぁ、なるほど。確かに先入観ってのは意外と厄介なもんだ。俺だってあっちの常識をついこっちに出しちゃってるもんな。こっちの常識は魔力が満ちていることがベースになってるから俺には思いもしないことがあるし。
サディさんってすごく柔軟な人だよなぁ。俺も少し見習おう……。
「わかりました。じゃあ、ジベラは味も香りも俺に馴染みのある感じだったんで、それでちょっと考えてみます。よかったら、他の調味料とか野菜とか果実とか使えるものいろいろ見せてください」
俺がそう言うとサディさんは両手を合わせて跳ねて喜んでいた。歳は関係ないかもしれないけど可愛い人だと思う。
それにしても本当に俺の適当料理でいいのかなぁって気はしないでもない。
サディさんと俺が話をしているのをルイが座って見ていた。そこまで興味深そうにしているわけでもないのに雰囲気はこっちを注目しているんだよな。面倒見がいいクールイケメン……? なんか不思議なんだよ、ルイって。俺からするとチグハグっていうか。でも、気にかけてくれるのは素直に嬉しいから甘えちゃうけどさ。
とりあえず、サディさんはすぐ出せるものを地下倉庫から持ってきてくれた。魔物肉各種、お酒数種、塩、ビネガー、ブドウ果汁、芋をはじめとする根菜、葉物、ベリー類、カンキツ類、ナッツ類、ハチミツ? この辺が一応ムル村の普通の家庭にあるものみたい。
今はないけど家畜の卵、ミルクなんかも使えるらしい。家畜って鶏とか山羊みたいなやつらしいんだけどお肉のためにいるんじゃなくて卵とミルクの採取用みたいだ。仔を産めなくなった家畜はお肉になることもあるみたいだけど、魔物肉の方が美味しいから需要がないんだって。
香辛料なんかも少しはあるけど高価だからやっぱり特別な時用ってことだ。ハチミツもそこまで気軽には使わないっぽい。だけど、ブドウの果汁では足りない甘みを足すのに使うんだそう。
ブドウも時期があるから収穫後は全部絞ってまずは果汁にする。で、ほとんどがワインになって、甘味料として果汁のまま残しているものがある、と。時間停止箱がある家はそこに果汁を保管するけど、余裕がない家は定期的に火を入れるから煮詰まってくるようだ。やっぱり甘み問題か。
でも……ちょっと勝手は違うけど応用次第でなんとかなりそう。
俺はできれば一口ずつ味を知りたいって言って、昨日のルイとサディさんみたいになってた。だって、メニュー考えるからしょうがないよね。魔物肉もムシャーフはある意味高級肉っぽいからもうちょっと普通っぽいやつの味もみたいし……。
「とりあえず、魔物肉の端っこ焼いてみていいですか?」
「もちろんよ! 端と言わず好きなだけ切って使っていいからね」
「味見だけでいいんで……夕飯もあるし」
俺は肉の色味でなんとなく当たりをつけて4種類くらい焼いて食べてみた。うん、あっちよりはどの肉も美味しい。俺としては豚肉に近いものが欲しかったんだけど、3種類目に食べたやつが近いと思った。予想としてはイノシシみたいなやつが魔化したんじゃないかな。にしても、魔物美味いなぁ、侮れない……。
「そのときは、この肉を使わせてもらいたいです。いいですかね?」
「トゥールフのお肉ね。避けておくわ。他には必要なものがあるかしら? 用意できるかはわからないけど」
「いやいや……手に入りやすいものでやりましょうよ」
そのとき1回っきりじゃ面白くないもんね。だから俺の調味料も使わない。ここで手に入るものだけで何か考えたいって俺は思ったんだ。イメージはある。ただ、どのくらいそれに近く出来るかがまだわからないから、試しに作ってみたくはあるよね。
「薬に使えなさそうな薬草が出たら、それも今度味見させてください。今回は使わないけど、興味出ちゃって……えへへ」
「イクミくんも私みたいなタイプね」
サディさんが俺を見て笑う。確かにそうかもしれない。
好奇心だけはかなりあるから……いつも続かないだけで。
ああ、それにしても、スマホの電波が入れば応用できそうなレシピたくさん調べるのに。電源が入っても電波は入らないからなぁ。だから俺の記憶にあるしょぼいレシピから応用するしかないんだ。
でもまあ頼まれごとが料理で良かったかもしれないな。料理は化学って言われたりするけど、俺は理科とか実験って大好きだったから。なんとなくこうしたらいいんじゃないかなってのが予想つくんだよね。とはいえ、盛大に失敗かますときもあるけど……それはご愛嬌ってやつじゃないか?
俺はもちろん美味しいからこれが続いても全然構わない。アレンジができたらもっといいのかもしれないけど……。でもさすがに家であんなオシャレな時間かかる料理は作ったことがなかったから今のところ全然思いつかない。しょうがないよね。
「そういえば、イクミくん。畑で言ってた薬草を料理に使うっていうのを今度詳しく教えてほしいの。村の女性が何人か興味を持ってて」
「ええっ!? 俺、別に料理人とかじゃないし詳しくもないんですけど……」
「いいのよ。何かのヒントになれば。今まで私たちは薬草は薬の原料としか見ていなかったの。魔物と戦う人にとって治癒薬や毒消し薬は生命線だもの。だから別の用途なんて考えもしなかったのよ。質が悪かったり薬に使えない弾いたものは肥料の材料になっていたし……」
「んー、それなら無理に変えなくてもいいんじゃ?」
大事な薬と次の作物のための肥料になっていたなら敢えて料理に使わなくてもいいんじゃないかなって思うんだよね。俺からしたらそこそこ大きな畑に見えたけど、村の人たちみんなをどのくらい賄っているのかはわからないしさ。
それに、サディさんなら俺なんかに聞かなくてもいろいろできそうじゃないか?
「香辛料が高価なのは聞いてるでしょ? どうしても味が単調になるの。それがイクミくんのニンニクを知って香りや辛味で料理に変化がかなり出て、さらに薬効もあるって聞いたら試さずにはいられないわ。イクミくんの話からしたら本当は香辛料も何らかの効果があるってことよね?」
香辛料どころか、何にでも栄養はあるよ。ほとんど栄養がないとか言われちゃってるキュウリだってカリウムがあったりするんだから。
「まあ、俺の世界じゃ一応何にでも栄養なんかがあるって認識だったんで。香辛料は……辛味とか香りの他に食べ物を腐らせにくくするのはこっちでも一緒ですかね? それに身体を温めたり食欲増進なんかがあったはず。食材だと……例えばですけど、昨日のパスタに使ったタマネギだったら血液をサラサラにするとか、ニンジンなら緑黄色野菜って分類でβカロテンって栄養素が多いから……なんだっけ粘膜保護とか免疫にいいとか、大なり小なりなんらかの効果はあるっぽいです。でも、俺、こっちの野菜を見分けたりできないし、そもそもそこまで勉強してないし……」
「うんうん、いいのいいの。薬草の効果は私たちが知ってるもの。ただ、私たちは先入観があるからね……一度話を聞いたり目の前で見たら応用しやすくなると思うのよ」
ははぁ、なるほど。確かに先入観ってのは意外と厄介なもんだ。俺だってあっちの常識をついこっちに出しちゃってるもんな。こっちの常識は魔力が満ちていることがベースになってるから俺には思いもしないことがあるし。
サディさんってすごく柔軟な人だよなぁ。俺も少し見習おう……。
「わかりました。じゃあ、ジベラは味も香りも俺に馴染みのある感じだったんで、それでちょっと考えてみます。よかったら、他の調味料とか野菜とか果実とか使えるものいろいろ見せてください」
俺がそう言うとサディさんは両手を合わせて跳ねて喜んでいた。歳は関係ないかもしれないけど可愛い人だと思う。
それにしても本当に俺の適当料理でいいのかなぁって気はしないでもない。
サディさんと俺が話をしているのをルイが座って見ていた。そこまで興味深そうにしているわけでもないのに雰囲気はこっちを注目しているんだよな。面倒見がいいクールイケメン……? なんか不思議なんだよ、ルイって。俺からするとチグハグっていうか。でも、気にかけてくれるのは素直に嬉しいから甘えちゃうけどさ。
とりあえず、サディさんはすぐ出せるものを地下倉庫から持ってきてくれた。魔物肉各種、お酒数種、塩、ビネガー、ブドウ果汁、芋をはじめとする根菜、葉物、ベリー類、カンキツ類、ナッツ類、ハチミツ? この辺が一応ムル村の普通の家庭にあるものみたい。
今はないけど家畜の卵、ミルクなんかも使えるらしい。家畜って鶏とか山羊みたいなやつらしいんだけどお肉のためにいるんじゃなくて卵とミルクの採取用みたいだ。仔を産めなくなった家畜はお肉になることもあるみたいだけど、魔物肉の方が美味しいから需要がないんだって。
香辛料なんかも少しはあるけど高価だからやっぱり特別な時用ってことだ。ハチミツもそこまで気軽には使わないっぽい。だけど、ブドウの果汁では足りない甘みを足すのに使うんだそう。
ブドウも時期があるから収穫後は全部絞ってまずは果汁にする。で、ほとんどがワインになって、甘味料として果汁のまま残しているものがある、と。時間停止箱がある家はそこに果汁を保管するけど、余裕がない家は定期的に火を入れるから煮詰まってくるようだ。やっぱり甘み問題か。
でも……ちょっと勝手は違うけど応用次第でなんとかなりそう。
俺はできれば一口ずつ味を知りたいって言って、昨日のルイとサディさんみたいになってた。だって、メニュー考えるからしょうがないよね。魔物肉もムシャーフはある意味高級肉っぽいからもうちょっと普通っぽいやつの味もみたいし……。
「とりあえず、魔物肉の端っこ焼いてみていいですか?」
「もちろんよ! 端と言わず好きなだけ切って使っていいからね」
「味見だけでいいんで……夕飯もあるし」
俺は肉の色味でなんとなく当たりをつけて4種類くらい焼いて食べてみた。うん、あっちよりはどの肉も美味しい。俺としては豚肉に近いものが欲しかったんだけど、3種類目に食べたやつが近いと思った。予想としてはイノシシみたいなやつが魔化したんじゃないかな。にしても、魔物美味いなぁ、侮れない……。
「そのときは、この肉を使わせてもらいたいです。いいですかね?」
「トゥールフのお肉ね。避けておくわ。他には必要なものがあるかしら? 用意できるかはわからないけど」
「いやいや……手に入りやすいものでやりましょうよ」
そのとき1回っきりじゃ面白くないもんね。だから俺の調味料も使わない。ここで手に入るものだけで何か考えたいって俺は思ったんだ。イメージはある。ただ、どのくらいそれに近く出来るかがまだわからないから、試しに作ってみたくはあるよね。
「薬に使えなさそうな薬草が出たら、それも今度味見させてください。今回は使わないけど、興味出ちゃって……えへへ」
「イクミくんも私みたいなタイプね」
サディさんが俺を見て笑う。確かにそうかもしれない。
好奇心だけはかなりあるから……いつも続かないだけで。
ああ、それにしても、スマホの電波が入れば応用できそうなレシピたくさん調べるのに。電源が入っても電波は入らないからなぁ。だから俺の記憶にあるしょぼいレシピから応用するしかないんだ。
でもまあ頼まれごとが料理で良かったかもしれないな。料理は化学って言われたりするけど、俺は理科とか実験って大好きだったから。なんとなくこうしたらいいんじゃないかなってのが予想つくんだよね。とはいえ、盛大に失敗かますときもあるけど……それはご愛嬌ってやつじゃないか?
10
お気に入りに追加
116
あなたにおすすめの小説

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

愛人少年は王に寵愛される
時枝蓮夜
BL
女性なら、三年夫婦の生活がなければ白い結婚として離縁ができる。
僕には三年待っても、白い結婚は訪れない。この国では、王の愛人は男と定められており、白い結婚であっても離婚は認められていないためだ。
初めから要らぬ子供を増やさないために、男を愛人にと定められているのだ。子ができなくて当然なのだから、離婚を論じるられる事もなかった。
そして若い間に抱き潰されたあと、修道院に幽閉されて一生を終える。
僕はもうすぐ王の愛人に召し出され、2年になる。夜のお召もあるが、ただ抱きしめられて眠るだけのお召だ。
そんな生活に変化があったのは、僕に遅い精通があってからだった。

婚約破棄されたショックで前世の記憶&猫集めの能力をゲットしたモブ顔の僕!
ミクリ21 (新)
BL
婚約者シルベスター・モンローに婚約破棄されたら、そのショックで前世の記憶を思い出したモブ顔の主人公エレン・ニャンゴローの話。

異世界転生して病んじゃったコの話
るて
BL
突然ですが、僕、異世界転生しちゃったみたいです。
これからどうしよう…
あれ、僕嫌われてる…?
あ、れ…?
もう、わかんないや。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
異世界転生して、病んじゃったコの話
嫌われ→総愛され
性癖バンバン入れるので、ごちゃごちゃするかも…

アルファな俺が最推しを救う話〜どうして俺が受けなんだ?!〜
車不
BL
5歳の誕生日に階段から落ちて頭を打った主人公は、自身がオメガバースの世界を舞台にしたBLゲームに転生したことに気づく。「よりにもよってレオンハルトに転生なんて…悪役じゃねぇか!!待てよ、もしかしたらゲームで死んだ最推しの異母兄を助けられるかもしれない…」これは第二の性により人々の人生や生活が左右される世界に疑問を持った主人公が、最推しの死を阻止するために奮闘する物語である。

拝啓お父様。私は野良魔王を拾いました。ちゃんとお世話するので飼ってよいでしょうか?
ミクリ21
BL
ある日、ルーゼンは野良魔王を拾った。
ルーゼンはある理由から、領地で家族とは離れて暮らしているのだ。
そして、父親に手紙で野良魔王を飼っていいかを伺うのだった。

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜のたまにシリアス
・話の流れが遅い
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる