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異世界生活編
30.プライバシーはないらしい
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マッサージのおかげで動けるようになって、筋力トレーニングは夕方ってことで村長の家の方に向かって歩いていたんだけど……周囲から生暖か~い視線を感じるんだよね。
そんでもってお子ちゃまたちが走り寄ってきて俺に木苺みたいな果物をくれて走り去っていった。うん、倒れてたひ弱なお兄さんに何かあげようって思ってくれたんだね。恥ずかしいけど可愛くて悶える!
ちょっと部屋に戻って飴ちゃん持ってきてあげたいくらいだよ。何あの子たち。見た目も天使で優しいとか。ここって天国なの?
「かっわいいなぁ。陰でプークスクスするんじゃなくて労ってくれるなんて」
「なんで陰? 『プークスクス』とは?」
「俺の世界にはこういうとき見えないところから馬鹿にしてくる人もいるってこと。もちろん全員じゃないよ」
「努力してるヤツを笑うってのはどうかと思うが」
「まあ、いろんな人がいるんだよ。俺はそういう人とは関わりたくないけどね」
ベリーはそのまま食べられるのかルイに確認したら大丈夫って言うから食べてみた。めっちゃ酸っぱい! でも今の俺には美味しく感じる。運動するとレモン水とか飲みたくなるじゃん? 多分そんな感じなのかも。
この強い酸味は砂糖とかあったらジャムとかシロップとかにしたら美味しいんじゃないかなと思ったけど、そういえばルイはドライフルーツが密かに好物だったんだっけ。飴もすごく甘いって言ってたし、こっちでは砂糖はあまりないかまたは高級品分類かも。サディさんに確認だな。
一粒ずつ酸っぱい味を噛み締めていたら、前方にガルフさんともう一人男性が歩いているのが見えた。今日は非番かな?
あっちも俺たちに気がついたみたいでガルフさんが手を振っている。俺もつい釣られて振っちゃった。
「こんにちは」
あ、通じないんだった……。って思った瞬間にちゃんとルイが通訳してくれる。
「ガルフが、(ふっ)……走って倒れたんだって? って」
「笑いを挟まないでよね。それになんでこんなに話が広がるのが早いんだよ……」
「小さい村だし、刺激がないからだろ」
「ああ、もう! で、こちらの方は?」
そうだろうと思ってたけど、やっぱりガルフさんも倒れたこと知ってたよね。
ほんと、恥ずかしいんだけどって思って、俺は話を変えるついでに初めて見かけたその男性について尋ねてみた。
「彼はサグ。同じく自警団してて、ガルフの伴侶だ」
サグさんって言うのか。すごく優しそうな顔してるのに自警団ってことはこの人も強い人か。こっちって顔とか体格とかで全然判断つかないや。
それに、伴侶、かぁ……。
「イクミです。よろしくお願いします」
「ガルフから聞いてる、って。本当に若く見えるね、と言ってる」
「若く、じゃなくて『子どもに見える』だろ……。もうそれでいい」
俺が唇を尖らせて拗ねてると、サグさんも「あはは……」と苦笑してる。一応気を使ってくれてたんだな。でもね、隠せてないから。
どっちの話題でも俺が恥ずかしいじゃん。話題変えた意味がなかったよ。
「ガルフもサグも、1日やそこらで強くなれるわけないからとにかく継続しろ、ってさ」
「はい、ありがとうございます」
ペコっとつい癖でお辞儀しちゃう。なんにしても強い人たちと仲良くなっておくに越したことはないだろ。
せっかくの二人の時間を邪魔してもなと思ってガルフさんとサグさんとはそんな挨拶だけで別れた。それにしても、伴侶って聞いてから見ると、ガルフさんのサグさんを見る目の甘いこと甘いこと……。あれ、絶対ガルフさんのほうがべた惚れだろ。
「伴侶……ってことはあの二人って結婚してるってことだよね? 俺の国じゃまだまだそっちは遅れてるからなぁ。俺は好き合ってる人たちは性別関係なく結婚できてもいいんじゃないかと思うんだけどね」
「婚儀が男女の組み合わせでしかできないってことか?」
「んーとね、一緒に暮らしたり自分たちで式をあげたりしてる人はいる。でも戸籍上の手続きができない……戸籍ってこっちに……ないか。えっと、大雑把に言うと国に登録して夫婦として認められるのが男女だけなんだよ」
「国……に登録しないといけないのか?」
こっちの人はどうやって結婚してるんだろう。でもルイがこんなこと聞いてくるくらいだから国に申し出ることはしてなさそうだよね。不思議そうな顔してるし。
「難しい問題なんだけどさ、そうやってちゃんと登録したことで税の優遇措置があったりとか国の政策の手当金があったりとか。あと、一緒に暮らしていようと家族じゃない人には伝えられないって言われちゃうことがあるから登録したい人もいるんだ。だから今結婚できないことで苦しんでる同性カップルが結構表に出てきてるよ」
「ふーん。婚儀を受けるとかは全ての者に権利がありそうなのに、なんでなんだろうな」
個人感情や差別の問題とか、政治家の思惑とかいろいろありそうだけどその辺は俺にはよくわからないし何か言えるもんでもないしと思って、曖昧に「ホントなんでだろうね」と頷いておいた。
「それにしても……めっちゃ仲良さそうだったなぁ、あの二人」
「俺が村を出られないようなガキの頃からガルフがひっついて口説いてた」
「おおお!! そんな前からラブラブなのか」
俺の話だけじゃなくて村の中だと全部が筒抜けなんだな。狭い集落あるあるってやつ? 人によっちゃキツい環境だよな。俺もそういうのは少し苦手な気もするんだけど程度によるかな……。
「イクミは元の世界にいるのか?」
「何が?」
「伴侶とか恋人とか」
「生まれてこの方いたことないけどっ? いたら最初から会いたい帰りたいって騒いでるよねっ!?」
俺だってお年頃なんだよ。傷つくから言わないで……。
でも、恋人欲しいとか思っても誰かを好きになったことがないんだよね。大学入ってからは余計に出会いとか好きな人が欲しいって念じてたんだけどなぁ……失敗したとはいえデビューもしたのに。趣味とかへのハマり方からすると俺って惚れっぽそうなのに不思議だ。
「そうか。いや、18っていうと子どもいるヤツもいるから聞いてみただけ」
「はっや!」
「俺の周りは遅いのばっかだな。そもそも村長だって27でカリナ生まれたはずだから。冒険者とかしてると遅くなるよな」
27歳で子ども生まれるって遅いのか。日本じゃ全然遅くないのにね。
そういうものなのかと聞いていると、ヴァンさんもルイの言葉から話の内容を予想してるのか口を出してきてるな。この人もモテそうだよ。人懐こいし、面倒見も良さそうだし、見た目もなんていうか……美人系という分類でいいのかわからんけどそういう系統っていうか。そして俺から見ると、猫耳の破壊力ね。
「あ、もしかして、二人って――」
「それは、ない」
「なんだ。違うのか……てか否定が早い」
ちょっとそういう可能性もあるのかなって思ったんだけどな。あの遠慮のない会話とか。
「ヴァンは、最初にコイツが言ったとおり兄貴みたいなもんなんだよ。俺が村に来たときからずっと一緒にいるしな。さすがにそんな気は起きない」
ルイが俺に話してるのを聞いてヴァンさんがひらひらと手を振って俺に笑顔を向けてくる。めっちゃ自分でいろいろ話したそうにしてるなぁ。ルイが魔導具取られないようにしてるけど。……この二人面白いな。
そんでもってお子ちゃまたちが走り寄ってきて俺に木苺みたいな果物をくれて走り去っていった。うん、倒れてたひ弱なお兄さんに何かあげようって思ってくれたんだね。恥ずかしいけど可愛くて悶える!
ちょっと部屋に戻って飴ちゃん持ってきてあげたいくらいだよ。何あの子たち。見た目も天使で優しいとか。ここって天国なの?
「かっわいいなぁ。陰でプークスクスするんじゃなくて労ってくれるなんて」
「なんで陰? 『プークスクス』とは?」
「俺の世界にはこういうとき見えないところから馬鹿にしてくる人もいるってこと。もちろん全員じゃないよ」
「努力してるヤツを笑うってのはどうかと思うが」
「まあ、いろんな人がいるんだよ。俺はそういう人とは関わりたくないけどね」
ベリーはそのまま食べられるのかルイに確認したら大丈夫って言うから食べてみた。めっちゃ酸っぱい! でも今の俺には美味しく感じる。運動するとレモン水とか飲みたくなるじゃん? 多分そんな感じなのかも。
この強い酸味は砂糖とかあったらジャムとかシロップとかにしたら美味しいんじゃないかなと思ったけど、そういえばルイはドライフルーツが密かに好物だったんだっけ。飴もすごく甘いって言ってたし、こっちでは砂糖はあまりないかまたは高級品分類かも。サディさんに確認だな。
一粒ずつ酸っぱい味を噛み締めていたら、前方にガルフさんともう一人男性が歩いているのが見えた。今日は非番かな?
あっちも俺たちに気がついたみたいでガルフさんが手を振っている。俺もつい釣られて振っちゃった。
「こんにちは」
あ、通じないんだった……。って思った瞬間にちゃんとルイが通訳してくれる。
「ガルフが、(ふっ)……走って倒れたんだって? って」
「笑いを挟まないでよね。それになんでこんなに話が広がるのが早いんだよ……」
「小さい村だし、刺激がないからだろ」
「ああ、もう! で、こちらの方は?」
そうだろうと思ってたけど、やっぱりガルフさんも倒れたこと知ってたよね。
ほんと、恥ずかしいんだけどって思って、俺は話を変えるついでに初めて見かけたその男性について尋ねてみた。
「彼はサグ。同じく自警団してて、ガルフの伴侶だ」
サグさんって言うのか。すごく優しそうな顔してるのに自警団ってことはこの人も強い人か。こっちって顔とか体格とかで全然判断つかないや。
それに、伴侶、かぁ……。
「イクミです。よろしくお願いします」
「ガルフから聞いてる、って。本当に若く見えるね、と言ってる」
「若く、じゃなくて『子どもに見える』だろ……。もうそれでいい」
俺が唇を尖らせて拗ねてると、サグさんも「あはは……」と苦笑してる。一応気を使ってくれてたんだな。でもね、隠せてないから。
どっちの話題でも俺が恥ずかしいじゃん。話題変えた意味がなかったよ。
「ガルフもサグも、1日やそこらで強くなれるわけないからとにかく継続しろ、ってさ」
「はい、ありがとうございます」
ペコっとつい癖でお辞儀しちゃう。なんにしても強い人たちと仲良くなっておくに越したことはないだろ。
せっかくの二人の時間を邪魔してもなと思ってガルフさんとサグさんとはそんな挨拶だけで別れた。それにしても、伴侶って聞いてから見ると、ガルフさんのサグさんを見る目の甘いこと甘いこと……。あれ、絶対ガルフさんのほうがべた惚れだろ。
「伴侶……ってことはあの二人って結婚してるってことだよね? 俺の国じゃまだまだそっちは遅れてるからなぁ。俺は好き合ってる人たちは性別関係なく結婚できてもいいんじゃないかと思うんだけどね」
「婚儀が男女の組み合わせでしかできないってことか?」
「んーとね、一緒に暮らしたり自分たちで式をあげたりしてる人はいる。でも戸籍上の手続きができない……戸籍ってこっちに……ないか。えっと、大雑把に言うと国に登録して夫婦として認められるのが男女だけなんだよ」
「国……に登録しないといけないのか?」
こっちの人はどうやって結婚してるんだろう。でもルイがこんなこと聞いてくるくらいだから国に申し出ることはしてなさそうだよね。不思議そうな顔してるし。
「難しい問題なんだけどさ、そうやってちゃんと登録したことで税の優遇措置があったりとか国の政策の手当金があったりとか。あと、一緒に暮らしていようと家族じゃない人には伝えられないって言われちゃうことがあるから登録したい人もいるんだ。だから今結婚できないことで苦しんでる同性カップルが結構表に出てきてるよ」
「ふーん。婚儀を受けるとかは全ての者に権利がありそうなのに、なんでなんだろうな」
個人感情や差別の問題とか、政治家の思惑とかいろいろありそうだけどその辺は俺にはよくわからないし何か言えるもんでもないしと思って、曖昧に「ホントなんでだろうね」と頷いておいた。
「それにしても……めっちゃ仲良さそうだったなぁ、あの二人」
「俺が村を出られないようなガキの頃からガルフがひっついて口説いてた」
「おおお!! そんな前からラブラブなのか」
俺の話だけじゃなくて村の中だと全部が筒抜けなんだな。狭い集落あるあるってやつ? 人によっちゃキツい環境だよな。俺もそういうのは少し苦手な気もするんだけど程度によるかな……。
「イクミは元の世界にいるのか?」
「何が?」
「伴侶とか恋人とか」
「生まれてこの方いたことないけどっ? いたら最初から会いたい帰りたいって騒いでるよねっ!?」
俺だってお年頃なんだよ。傷つくから言わないで……。
でも、恋人欲しいとか思っても誰かを好きになったことがないんだよね。大学入ってからは余計に出会いとか好きな人が欲しいって念じてたんだけどなぁ……失敗したとはいえデビューもしたのに。趣味とかへのハマり方からすると俺って惚れっぽそうなのに不思議だ。
「そうか。いや、18っていうと子どもいるヤツもいるから聞いてみただけ」
「はっや!」
「俺の周りは遅いのばっかだな。そもそも村長だって27でカリナ生まれたはずだから。冒険者とかしてると遅くなるよな」
27歳で子ども生まれるって遅いのか。日本じゃ全然遅くないのにね。
そういうものなのかと聞いていると、ヴァンさんもルイの言葉から話の内容を予想してるのか口を出してきてるな。この人もモテそうだよ。人懐こいし、面倒見も良さそうだし、見た目もなんていうか……美人系という分類でいいのかわからんけどそういう系統っていうか。そして俺から見ると、猫耳の破壊力ね。
「あ、もしかして、二人って――」
「それは、ない」
「なんだ。違うのか……てか否定が早い」
ちょっとそういう可能性もあるのかなって思ったんだけどな。あの遠慮のない会話とか。
「ヴァンは、最初にコイツが言ったとおり兄貴みたいなもんなんだよ。俺が村に来たときからずっと一緒にいるしな。さすがにそんな気は起きない」
ルイが俺に話してるのを聞いてヴァンさんがひらひらと手を振って俺に笑顔を向けてくる。めっちゃ自分でいろいろ話したそうにしてるなぁ。ルイが魔導具取られないようにしてるけど。……この二人面白いな。
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