ずっと、君を探してた。

さひこ

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1.5章:邪神を倒す旅に出るまで

それぞれの休暇(シュリとニコラの場合)※

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ペロペロと、小さな舌が私の陰茎を舐め続ける。
その一生懸命さが愛おしくて、愛おしくて…。私は目の前にいるシュリ愛おしい人の右頬を撫でた。
シュリは撫でる私の手に、気持ちよさそうに擦り寄る。
ああ、なんて可愛いのだろう。
今すぐにでもシュリのおまんこに、私のペニスを挿入れてしまいたい…!
そして2人で快楽の世界に耽りたい…!
だが、駄目だ。今日はシュリとギルドのBランク任務をこなすという名目の、デートをする約束をしている。
私は心の中で血涙を出しながら、諦めようと…諦め…ん?

クチュクチュ♡と、音が鳴っている。
目の前を見ると、なんとシュリは私のペニスを咥えながら、自らのおまんこに指を入れ、自慰をしていた。
何と言う眼福な光景だ!
シュリが私のモノを咥えながら興奮している!!
あまりにもの淫猥な光景に、私はたまらなくなり、私の陰茎をシュリの口から離し、彼を優しく抱きあげ、私の膝の上へ抱き上げた。
「ご…ごめんなさい。ニコラの手が気持ちよくって…。」
シュリは真っ赤に顔を染め上げ、まるで熟れた果実のようになっている。とても美味しそうだ。
私は、シュリの唇を自分の唇で塞ぎ、舌を差し込み、シュリの甘い舌を絡めとり、舐めた。
「んん♡」
そして、そのままベッドの上へ押し倒す。
先ほどまで自慰をしていたシュリのおまんこからは愛液が溢れ、準備は整っている。
私は、己のペニスでシュリのおまんこを貫いた。
「ん♡んんんんーっ♡♡♡♡♡」
シュリのおまんこは思った通り、私のペニスを優しく飲み込み、そして心地よく締め付ける。
私は唇を放し、銀の糸を啜り、彼の耳元で乞うた。
「シュリ…。許してほしい。Bランク任務は諦めてくれ。」
するとシュリは恥ずかしそうに言う。
「…ランクにしたんだ。」
「え?」
小さくて聞こえなかった部分をもう一度聞こうとすると、
「本当は今日、Fランクの任務にしたんだ。薬草取り…。ニコラと朝もエッチしたくて…。」
ごめんなさい、嘘ついて。
そう言うシュリが可愛くて、私はさらに興奮した。
「はぁん♡大きい♡♡」
おっと、私のペニスが膨らんでしまったようだ。シュリのお胎を見てみると、確かにポコリと膨らんでいた。
「すまない。痛いか?」
「ううん♡おっきくって熱くって、気持ちいい♡♡♡」
蕩けた顔をしながらそんな可愛いことを言うシュリに、私の中の何かが切れた音がした。


「はああん♡♡♡あんっ♡はぁふっ♡♡」
シュリは先ほどから潮を吹きながら、舌を出した淫らな顔で私のペニスを締め付ける。
可愛い!可愛いぞ!シュリ!!!
「気持ちぃ♡気持ちいよぉ♡♡ニコラぁ♡♡♡」
「ああ、私も気持ちいい。最高だ。…シュリ!シュリ!!シュリ!!!」
「ニコラ♡ニコラ♡ニコラ♡♡好きっ♡大好き♡♡♡」
クチュ♡クチュ♡クチュゥッ♡
私たちの繋がった場所からは、淫靡な音が絶え間なく続く。
当たり前だ。こんなに可愛いシュリを前にして、私の腰が止まるはずなどない。それに、シュリのお尻も自然と私を求めて快楽へ上り詰めようと小刻みに動いていた。
ああ、なんとエッチな恋人なのだろう♡愛おしい。愛おしすぎる!!!
どちらからともなく、重なる唇。私はシュリの腰を固定し、離れることを許さない。シュリも私の腰に足を絡め、私のペニスを抽挿だけに専念させるようだ。それを証拠に、シュリの中はうねり、私を締め付け、愛液が溢れ出すほど潤っていた。

「に…こらぁ…イク…イっちゃう♡」
シュリが可愛らしく私を誘う。
幾度となく繰り返された抽挿に、私たちはお互い上り詰めてゆく。
「ああ、大丈夫だ。シュリ1人じゃない。私も、もう…!」
限界だった。早くシュリの中に解き放ってしまいたい。私の睾丸からは陰茎へと精子が送り込まれ、今か今かと解放の時を待っていた。
「あぁん♡♡イクゥッ♡♡♡ニコラァ♡♡♡」
シュリの蕾が私を心地よく、しかし私の精液を欲するように締め上げた。
「クッ…!シュリ…!!」

ビュルビュルビュル…!ビュビュビュ―――ッッッ!!!!!

「ああ…♡ああん♡あああ♡♡♡熱くて気持ちいい…♡♡♡」

私の中にある子種を全て出し切ると、シュリはうっとりと胎を撫でた。その様子がまるで子を望む母のようで、私は決意を新たにしたのだった。
邪神を倒し、可能な限り早くシュリと添い遂げると言うことを。





*****





「ニコラ!あっちに薬草の群生地があるんだって!行ってみよう!!」
ノム殿とスプラ殿を頭の上にのせたシュリが、嬉しそうに私の腕を取る。そんな些細な行動すら、愛おしくて鼓動が高鳴る。ああ、
「明日、仕事になど行きたくないな。シュリとずっとこうしていたい。」
シュリの頬に唇を這わせ、駄々をこねると
「駄目だよ、ニコラ。ニコラはこの国の大事な騎士の、それも第一番隊長なんだから。陛下の特訓にも付き合う約束してただろ?」
くすぐったそうにしながらもシュリが私を嗜める。
「ああ、リアム殿からも教えを請えると言うことだったな。」
「そうそう。師匠は強いから、学べることはたくさんあると思う。それに2人の手合わせも見てみたいな。」
シュリのお師匠…先々代皇帝の弟君の勇者リアム…伝説の人と手合わせを願えるのは騎士冥利に尽きる。
リアム殿は、あの後からずっとこの城に滞在している。陛下たっての希望でもあり、リアム殿もこの城で調べたいことがあるのだそうだ。
「あ、ここかな。薬草がいっぱいある!」
『そうだよ。ここ…。泉のほとりにあるのがMP回復。あっちの大きな樹の下に生えてるのが毒消し。足元にあるのがHP回復…だよ。』
スプラ殿が私にもわかりやすく説明をしてくれた。
「では、半分残して摘んでいこうか。」
私がそう言うと、ノム殿が
『大丈夫だよ~。全部摘んじゃって。もう種は撒き終わったみたいだから。あとは枯れちゃうだけだからもったいないよ~。』
と返してくれた。なら、ありがたく全て摘んでしまおう。


ユーグのギルドに摘み終えた薬草を持っていくと、その量に驚かれた。
とくにMP回復の薬草は珍しいので、高値で換金してもらえた。
摘むのにシュリが精霊の力を貸してもらい、早いうえに傷ひとつついていないくらいに優しく摘んでいるので、余計にだ。
シュリは精霊の力の使い方をどんどんとマスターしていっている。なので驚くほど早く終わってもいた。

ギルドから出ると、まだ日は高い。
それなら…と互いに、城下町を巡ろうと提案し合って、同じことを考えたことに2人して笑った。



「きゃあ!ニコラ様よ!!」
「素敵ー!お声をかけてもいいかしら!!」
「だめ!僕がお声がけするんだから!!」

甲高い男女の声がぎゃぎゃーと聞こえる。はっきり言ってうるさい。それに、隣にいるシュリが見えないのか!?
シュリは私の腕にむくれて寄り添っている。
なんと可愛らしいのだろう!
「シュリ、妬かないでくれ。私にはシュリだけだ。」
私がそうシュリの耳元で囁くと、
「…ニコラは俺のだから!分かってるよ!」
と、さらに擦り寄ってきた。可愛いがすぎる!!
私は思わず、シュリの顎を掬い、口づけをする。
すると周りの声がさらに大きなものへと変わったが、そんなことはどうでもよかった。
シュリは最初こそ恥ずかしかったのか、私の肩をトントンと軽くたたいたが、口づけを深いものへと変えると、ふにゃりと私に身体を寄せてきた。
口づけを交わし合い、唇が離れるころには、2人の間に銀糸ができる。私はそれを周りに見せつけるように舐め、
「愛している。誰よりも。シュリ…。」
と、その場にいるすべてのものに聞こえるようにはっきりと言葉にした。
シュリは顔を真っ赤にさせながら、
「うん…俺も。ニコラを誰よりも愛してる。」
と恥ずかしそうにも言ってくれた。

そのころには、他の誰も何も言わなくなっていた。


あとは穏やかなものだった。
シュリはユヅキ様やノアとよく一緒に行く、パンやドリンクの屋台に連れて行ってくれた。
時は3時。ちょうどよい小休憩の時間だ。
私たちは買ったパンを半分にして分け合いながら、ドリンクも同じように分け合う。
「みんなと食べるのも美味しいけど、ニコラと一緒が一番美味しい!」
心の底から嬉しそうに笑うシュリに、私の心は癒される。
「私も、シュリと一緒に摂る食事が一番美味しく感じられる。…一番美味しいのはシュリだけどな。」
すると一瞬で顔を真っ赤に染める私の愛おしい人。
ほら、やっぱり美味しそうじゃないか。
「も…もう…!そんなことこんな場所で言わないでよ…。」
彼の頼んだカフェラテのカップをもじもじといじりながら、そらした顔は可憐以外の何物でもなかった。




「寄りたいところがある?」
小休憩を終えた私たちは、手を繋いで街中を歩き、城へと戻ろうとしてのだが、私には1箇所、寄りたいところがあった。
「いいけど、何するの?」
キョトンとした顔をしたシュリに私は一言
「行けば分かるよ。」
と言って、目的地を目指した。

城へ帰る道から、少しずれたところに、小さな工房がある。
その隣に、パッと見ただけでは分からない、宝石店が併設されている。今回の目的地はここだ。
「シュリ、中に入って。」
私はシュリをエスコートする。シュリは手を取られながらも、不思議そうに店内へ入った。

入った瞬間、見えるのは煌びやかな宝石の数々。その数々に、シュリは圧倒されていた。
そう、ここは知る人ぞ知る、名工の営む宝石店だ。その腕はノアの『鑑定』でも証明されている。

「いらっしゃいませー!あら、ニコラさん。お求めの品、出来ていますよ。」
出てきたのは、この店の店主の孫娘だ。どうやら接客を任されているらしい。
「おじいちゃーん!ニコラさん、来たよ!!」
すると奥の方から、いかにも頑固そうなお年寄りが出てきて、
「ふん、持ってきな。」
と言って、3つの小さな箱を置く。そしてまた奥へと引っ込んでいった。
「ちょっと!おじいちゃん!!持ってかれちゃ困るでしょ!え~っと、お代金は、おまとめですか?別々ですか?」
「別々で頼む。」
「と、なると…。」と言い、孫娘は計算をしている。

原石はノム殿に手伝ってもらい、自分で採掘してきた。あの2人もだ。
だが一流店だ。安くはならまいと踏んではいたが、なかなかの額を請求された。まあ、私の中では払えない額では全くないのだが。

「では毎度ありー!またどうぞー!!」
孫娘が店先から大きく手を振る。
シュリは
「それ、何?」
と興味深そうに箱と私を見てくる。
可愛い…。シュリはきっと可愛いの化身だ。
私は箱を荷物入れにしまい込み、シュリを抱き上げ、その可愛さを堪能しながら城へと戻った。




*****





「陛下、団長。お確かめください。」
私は箱を1つづつ陛下と団長に渡す。2人は中身を確かめると
「礼を言う。」
と言って、自分の愛しい人が待つ場所へと帰って行った。

さて、私も向かうとするか。

中身を一応確認し、自分の物だと再度確かめる。
確かにと確認し終えた私は、シュリの待つ中庭へと急いだ。



「シュリ!待たせてすまな…い。」
私は、その場にいたシュリに見惚れた。
彼は、中庭のベンチの上で、精霊魔法の練習をしていた。
飛び回る精霊たちに力を貸してもらいながら、水の玉を作ったり、それを炎でライトアップさせたり、色とりどりの花を咲かせ、中庭を鮮やかに変えていた。…とても美しい光景で、シュリは神々しくさえあった。
私は思わず、シュリの足元へ跪く。
「あ、ニコラ。お帰りなさ…。」

「シュリ。私と結婚してくれ。」

「―――え…。」
私に気づいたシュリが、私を出迎えようと伸ばしたその手を掴み、私は乞うた。

「愛しているんだ。シュリ。君以外との未来など思い描けない。私と結婚してくれ。」
そして夕刻受け取った箱から、指輪を取り出す。

「君の未来を私にくれないか。…もしよかったら、左手を私の前に出してくれ。」

シュリは大きく目を見開き、ポロポロと涙をこぼす。
「俺…なんかでいいの?だって、ニコラはあんなにモテて、将来有望で…。」
「シュリ以外にモテたって嬉しくはない。」
「俺、こんなに平凡だし、ニコラを危険な目に遭わせようとしているところだし…。」
「シュリは可愛い。誰よりも。それに危険な目に遭うのはシュリこそだ。だから君を守り抜きたい。」
どうか、どうか。私は心の中で希う。
そして一瞬とも永遠とも思われる時間の後、シュリはそっと左手を差し出した。
「俺で、よかったら。」
そう言って顔を赤くして笑う。その笑顔は美しく、天使よりも天使のようだとさえ、私は思った。
私は、シュリの薬指に指輪を嵌める。そしてその手にキスを贈った。
さらにシュリを抱きしめ、その柔らかな唇を奪った。

クチュリ、クチュリと中庭に音が響く。
私とシュリはお互いの舌と唾液を舐め合い、見つめ合った。
「幸せにする。必ず。何をしてでも。」
私がそう言うと、シュリは
「違うよ。2人で幸せになるんだよ。ね?」
私と額をつけながら、また天使のように微笑んだ。





*****





「ひゃ…あ…あう…ッ。」
シュリのおまんこに私のペニスを何度も何度も突きたてる。
だが、私はそれでも満足がいかない。この体に溜まった熱を、全てを捧げたいほど愛おしい気持ちを、どうシュリに伝えればいいのだろう。
「あぁッ…!激しいよぉ…!ニコラぁ…!!」
シュリはトロトロと愛液をおまんこから溢している。それが私のペニスに絡まり、言い様も無く気持ちがいい。
私はこんなに気持ちいい思いをしているのに、シュリにはさせてあげられないのか…!?

悔しく思っていると、シュリが私の方を見上げながら言った。
「はぁっ…♡今日はいつもより激しいな♡けど、気持ちぃ♡♡♡」
そう言って、汗を滲ませながら優しく微笑むシュリ。
そこには神すら霞むくらいに、美しい人がいた。

私はペニスをシュリの中からいったん抜く。ぬちゅりと言う音がした泉からは、シュリの愛液と私の精液が絡み合い、シュリの足の隙間から零れ落ちた。
私は、その愛液と精液の交じり合ったものをシュリの蜜壺から直接啜る。
ジュルジュルと音を立てて啜り、舌を使って絡めとる。
「はぁ…♡ん♡今、おまんこ敏感だからぁ♡吸ったり舐めたりしないでぇ♡♡」
とても可愛らしくシュリがビクビクと身もだえる。
私はそんなシュリの唇を塞ぎ、先ほどの愛の行為の象徴を舌の上に絡ませた。
「ん♡んん♡」
「私たちの愛の行為の証だよ。飲んで…。」
そう言うと、シュリはそれを少しずつ飲み込んでいく。
その間に、私はシュリの胸の尖りを舐めながら、彼のおまんこを愛撫した。
「ん…♡」
コクリと飲み込んだシュリは、私に向かって、
「スケベ…。」
と言ってきた。
「こんな私は嫌いか?」
彼の薄紅色の乳首を舐めしゃぶりながらそう問い返すと、彼は
「…ううん。でも、いつもと違う男の人みたいでちょっと怖いかな…。」
と返すので、私は安心させようと、おまんこの奥をさらに指で撫でた。
「あ…♡駄目…イクのはニコラのおちんちんがいい…。」
シュリはそんな可愛いことを言ってくれる。
「もちろんだ。中にたっぷりと出す。子宮の中が私の精液で満たされるくらいにな。」
そうして、おまんこから指を引き抜き、シュリを背中から抱きしめ、私の上に跨らせる。
そして、一気に貫いた。
「あああ♡あう♡♡はぁっ♡」
そして胸をまさぐり、頂をクニクニといじりながら、おまんこを突き上げる。
「あん♡気持ちぃ♡胸も俺の子宮も気持ちぃって言ってる♡」
密着した肌からはパンパンと肌を打ち付ける音が聞こえ、接合部からはクチュクチュと言う音が響く。
「シュリ…私も気持ちいい。今日は手荒くなるかもしれないが、いいか?」
「いいよぉ♡ニコラが気持ちよくしてくれるもんっ♡ニコラもいっぱい気持ちよくなってッ♡♡♡」
それを聞いた私は、気を良くした。今日は婚約記念日だ。さあ、どうシュリを可愛がろう。
「あん♡深い♡深いよぉ♡胸もクリクリされて気持ちイイのぉ♡」
まずはそのままの状態で楽しむ。シュリの滑らかな肌は触っていて心地がいい。胸の頂もクニクニとつまみ、熟れるまで愛した。
「あん♡乳首腫れちゃったぁ♡」
「なんだと?それはすまないことをした。癒してあげよう。」
繋がったまま、シュリをこちらへ向かせ、仰向けにする。そしてそのまま私は胸の頂を口に含んだ。コロコロと舌に乗せると、甘い味がした。そのまま舐めてチュウチュウと吸う。
「あぁん♡そんなに強く吸ったら、余計に腫れちゃうよぉ♡」
「その割には気持ちよさそうだが…?」
私はシュリの制止にかまわず胸を舐め続ける。赤子が産まれるまでは、シュリの胸は私だけのものだ。
時々喘ぎ声が聞こえると言うことは、気持ちいいと言うことなのだろう。私は心行くまでシュリの胸を堪能した。

「はぁ♡はぁ♡もう終わり?」
シュリが少し残念そうに言うので、
「胸はな。また次の機会に可愛がってあげるから、今回はこれで終わろう。だが…。」
私は自分とシュリの接合部を見て、手で触る。
「ここはまだまだこれからだからな?」
そう言うと、シュリはぱっと明るくなり
「うん、ちょうだい。俺のこと、もっと愛して♡」
私に抱き着いた。



ドスウッ♡ドスッ♡ドスッ♡ドスッ♡ドスッ♡ドスッ♡
「ぁひゅうっ♡ひゃんっ♡ひゃあっ♡あひゅっ♡あひゅっ♡あひゅっ♡」
腰を手でしっかりと固定し、繋がっているぎりぎりまでペニスを抜き、一気に突き立てる。その猛攻に耐えるようにシュリは私にしがみつこうとするが、耐えられず、背を弓なりにしならせた。
しかし、足は私の腰に巻き付き、決して放そうとはしない。
なんという媚態だろうか。その姿が私をさらに興奮させることも知らないで。

「あ…♡あ…♡イク♡イっちゃう♡」
シュリは自分一人がイクことを恥ずかしいものだと思っているのだろう。そんなことはないのに。
私にもイってほしいと目で訴える。だが、私は無情にもシュリ1人だけをイかせてあげることにした。
「イっていいぞ。イけ、シュリ。」
「やだあ…♡ニコラもぉ…♡」
私は腰の動きをさらに早める。シュリがイきやすいように。私との性交以外、何も考えれなくなるように。
そしてやがて、その時は来た。

「あ…♡あっ…♡あああっ♡あああああああっっっ♡♡♡♡♡」
ビクンッ♡ビクンッ♡♡

シュリは愛蜜を溢れさせながら、快楽へと飛んだ。その瞬間、おまんこがキュッと締まり、私の精も搾り取られそうになったが、何とか耐えた。私はイって、トロトロになったシュリをさらに絶頂へと誘い、愛しぬきたいのだ。

「意地悪…。一緒にイってって言ったのに…。」
はぁはぁと肩で息をするシュリは、極上のご馳走になっていた。
火照った頬、薄紅色に染まった身体、おまんこからは愛液がこぽりこぽりと泉のように流れ、唇は紅く色づき、何もかもが私の欲を誘うものだった。男でも、抱かれる側に幾度となく回ると、その機能を無くすと言われるシュリの果実はへにゃりとしており、もう排泄以外では使うことはないだろう。いや、私が一生をかけて使わせてなるものか…!
完全なクリトリスとなった果実を私は撫でる。すると、シュリは気持ちがいいのか、「ああっ♡」と喘ぎ、「もっと触って♡」と強請ってくる。生殖機能が無くなっているとも知らないで。
シュリはクリトリスさえも甘い。愛液を絡ませ、そこをくりくりといじる。一度シュリのおまんこから私を抜き、シュリの顔の上に跨り、私はシュリのクリトリスを舐めしゃぶった。
シュリは私のモノを咥え、
「ああ、美味しい♡透明な液がトロトロ出てる♡♡」
と言っているが、シュリの果実からはその様子が微塵も見当たらない。やはり生殖機能を失っているのだろう。
私は喜びに満ちた。私がシュリの身体を作り変えたのだ…!あとはシュリからの合意をもらい、赤子を孕ませるだけだ。それで私の望みは完全なものとなる。
シュリとのバラ色に満ちた家族計画を思い描いていると、シュリが
「ニコラ、そろそろ欲しい…♡」
と、自分のおまんこを拡げてくるので、私は私のペニスを急いでシュリの中へと沈めた。



「あああー♡♡♡ニコラァぁぁぁっ♡♡♡」
「グッ、シュリ…!!」

ビュルルルルルルルルルルルー♡♡♡ブチュッ♡ブポッ♡♡♡

何度目かが分からないほど出した精液は、本当にシュリの胎の中に納まらなくなっていた。
シュリのおまんこから、私の精液が噴き出る。
「あぁん♡気持ちぃ♡も…っと…♡」
…すー…すー…。

朝日が昇る一歩手前に、私たちの愛の行為は終わりを迎えた。
「お休み。シュリ…。」
私は眠るシュリの顔中にキスを降らせて、彼の隣に滑り込んだ。
朝の鐘が鳴るまで、あと1時間と言ったところか。十分寝られるな。
散々貪りつくしたシュリの身体は、私の残した跡が花弁のように散っている。
「コレはまた、マクシムにからかわれるな。」
仕方ないと思いながらも、シュリを抱きしめ、眠りに就こうとする。すると、シュリは私の胸に擦り寄ってきて、
「ニコラぁー…♡大好き…♡」
と、呟いた。
しまった。起こしたか?と思ったが、どうやら寝言のようで、次にはすーすーと規則正しい寝息が聞こえた。
私はシュリの左手を取り、贈った指輪にキスをする。
「愛している。シュリ…。」
その指輪には朝焼けを思わせるピンクとスカイブルーのダイヤモンドが2個。どちらもシュリの瞳の色だ。
ノム殿のおかげで、掘り出す作業は1時間ほどで終えれたものだが、ダイヤモンドは魔よけの意味を持つ石であり、非常に希少価値が高い。私の魔力を込め、シュリがどこにいても私にわかるようにもしている。これで離れていてもひと安心だ。
私は宝石よりも大事に、シュリの身体を抱きしめる。
そして鐘が鳴るまで泥のように眠った。





*****





「…か…身体中が痛い…。」
「俺も…。」
「俺もだよ~。」

ユヅキ様とノア、そして私のシュリが食堂の席に突っ伏している。
私はシュリの腰を撫でる。するとシュリからは
「気持ちいい…。ありがとう、ニコラ。」
と控えめな可愛らしい笑顔が見れた。
今日は陛下もいらしていて、陛下もユヅキ様の腰を撫でている。(団長もノアの腰を撫でていた。)
ユヅキ様とノアの左薬指にも昨日預かったものを渡した指輪が光っていた。
(ちなみにユヅキ様はブラックダイヤ、ノアはパープルダイヤだ。)
それぞれ、熱い夜を迎えたのは想像に難くない。
陛下と、団長と目が合う。
それぞれが、うん。と頷き合い、私たちはそれぞれ愛する人を抱え上げた。

「わっ!?ニコラ?」
シュリたちはいきなりのことに慌てふためく。
が、陛下はこの場にいる全員にはっきりと聞こえるように大きな声で宣言をされた。

「ここにいる俺とユヅキ。ゴーティエとノア。そしてニコラとシュリ殿。私たちは昨夜婚約した!!」
食堂中では大きく「おお~!!」と言った後、
「あれ、あの3組まだ婚約してなかったんだっけ?」
「やだ、私、赤ちゃんができたって言うのかと思っちゃったわよ。」
「うん、出来ちゃった婚でもすんのかと思ったわ。」
とそれぞれ好き勝手言っている。

こちらはこちらで、
「やだ、アダン!昨日の今日で何言ってるの!!」
「は…恥ずかしいよぉ…。ゴーティエ。」
「ニコラ、不意打ちなんてズルい!!」
と可愛いことをきゃあきゃあと言っている。
すると、シュリは私に抱き着き、
「と言うわけで、ニコラは俺…私のものなので、誰もとらないでくださいね!!」
と大声で宣言した。
それに感化されたのか、ユヅキ様もノアも自分の愛しい人に抱き着き、
「「とらないでくださいね!!」」
と言い放った。

「やだあ!ニコラなんていらないわよぉ!他の2人も趣味じゃないわぁ!」
「お前恐れ多くも陛下に向かって…。大丈夫だよ。シュリちゃん、ノアちゃん、ユヅキ様!お前さんたちの仲を裂こうなんてやつこの城にはいねえって!」
そして拍手が送られる。
わあーと、大声が取り巻く中、料理長のフランクだけが泣きながら、
「うう…おめでとうございます…!!今日はご馳走をご用意しますね!!」
と感動していた。

そうして無事公認の仲となった私たちは、休み時間にイチャイチャすることもできるようになった。
もちろん、節度は守りながらだけれど。
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