ずっと、君を探してた。

さひこ

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1.5章:邪神を倒す旅に出るまで

天界では…。(下)※

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僕は悲しくて悲しくて、塞ぎ込んでいた。
なんであの2人は分かれなくちゃいけなかったんだろう。
何故サミュエル様は封印されてしまったのだろう。

その答えが分からなくて、僕は本来、優月さんと、その友人勝利さんをこの世界へと呼んだ。

僕は今日も地上を見守り、サミュエル様の無事を祈り、ラザール様の御心を案じた。
そしてお2柱のお部屋を、いつ帰って来られてもいいように綺麗に掃除する。
その後、少し休憩にと天界でも一番の景色のいい花畑のある泉へと飛んだ。

「ラザール様…サミュエル様…。僕は本当にこれでよかったのでしょうか。」
何度繰り返したか分からない自問をつぶやく。
優月さんにも、勝利さんにも、ラザール様の本当のことを話していない。
僕は世界を救ってほしいと言っただけなのに、2人は邪神を倒せばいいと思い込んでいるようだ。
まあ、サミュエル様の授けし力がラザール様を傷つけるなんて出来ないだろうから、それほど気にはしていないけど。

サミュエル様は、御影優月さんがこの世界の住人だった時に見つけ出した魂だ。優月さんの前世は、ラザール様に驚くほど似ていた。その時に、加護を授けたのだ。優月さんの前世のヒトが、他のヒトの慰み物になる様など見たくないと言う超個人(?)的な理由で。おかげで優月さんの前世は驚くほど順風満帆だった。聖者になり、この世界の神を教え広めたのも前世の優月さんだ。そして穢れをな体と心のまま生涯を終え、魂は地球と言う星がある世界へ渡った。勝利さんの魂をこの世界へ呼び寄せたけれど、魂は元々様々な世界を巡るのだ。


晴れやかな陽の光の中、僕はうとうととしていた。
その時だった。

「おーい。カジミール!!」

…またか。

最近のリュシアンは少し変だ。僕に会う度、「セックスしよう。」と言ってくる。
…セックスって何?
憧れだった僕の先輩天使は、サミュエル様がおられなくなったことによって、ちょっと変になった。

…でも、リュシアンに会うと、僕はやっぱりドキドキする。
僕の名前を呼んでもらうと、嬉しくって反応しちゃう。見つめられると幸せで、時がずっと止まればいいとすら思ってしまうのだ。

「カジミール、ちょうどいい所にいたね。」
「ちょうどいい?」
「ううん。こっちのこと。これで雰囲気作りはオーケーかな。」
リュシアンは目をそらしてブツブツと言っている。何を言っているのだろう。
―――僕の方をまっすぐ見つめてほしいのに。

すると突然、僕の顔を両手で包み込んだ。
その目はじっと僕を見つめてる。見つめてくれている…!
僕は嬉しくって、気づかないうちに、ぱたぱたと羽根を動かしていた。
「ふふ…やっぱりカジミールは可愛い。」
「え?」
「私はずっと、君のことを可愛いと思っているよ。…初めて出会った時から。」

かああああっ。と言う音が聞こえそうなくらい、僕の顔は一瞬で赤く染まった。
そんなことを言われたのは初めてだ。
「どうしたの?急に。今までそんなこと言われたことがなかったのに。」
「…あれ?言ってなかったっけ?」
「うん。」
リュシアンの目は大きく見開かれる。そして
「だからかー…。」
と、ショックを受けていたように見えた。

「リュシアン?」
「いや、仕切りなおそう。…カジミール。」
「はい。」
顔は相変わらずリュシアンの大きな手で覆われたままだ。
「好きだよ。愛してる。…だから、嫌なら逃げていいから。」
そう言って、リュシアンの顔が近づいてくる。僕は嫌な気持ちどころか嬉しくって、彼の端正なをじっと見つめて、何をしようとしているのかを待った。
「…逃げないってことは、嫌じゃないんだね。」
リュシアンはそう言って、僕の唇に自分の唇を重ねた。
こ…これって、口づけ!?ボクがびっくりしておろおろとしているうちに、リュシアンの舌が、僕の唇を押し割り、口内へするりと入ってきた。
僕の舌とリュシアンの舌が絡まり、ぴちゃぴちゃと音が聞こえてくる。リュシアンの舌は大きくて熱くて、そしてとても、気持ちがよかった。
その時、じゅわりと僕のお尻が濡れる。
僕は気持ちがいいのと、恥ずかしさで混乱した。助けてほしくてリュシアンの服の裾をぎゅっと握る。
なのに、リュシアンは助けてくれなかった。―――いや、もっとと言う様に、舌を動かしてくる。次第に唾液が溜まって、僕は苦しくなってそれを飲み込んだ。
…おいしい…。
リュシアンの舌も、唾液も、僕にとっては刺激の強いものだったけど、とっても甘い気がした。
リュシアンは僕が唾液を飲み込み終わるのを見計らって、舌を離した。ふたりの間には、銀色の糸が引いて、さっきまでの行為を思い起こされて、ドキドキした。
「イイコだ。」
彼は僕の唇にもう一度触れるだけのキスをし、今度は額に、頬に、首筋に、と舌を這わせる。舌の熱さが心地よくって、僕は気づけば彼に身体を擦り付けていた。
そしてまた、お尻がじゅわりと濡れた。
リュシアンは行為を続けていく。
当然だ。僕は「嫌」じゃなかったから。むしろ、彼を独り占めできるこの瞬間にどうしようもないほどの嬉しさを感じていた。

リュシアンは、僕の下を履いてない服をまくり上げ、
「ふふ…確かにこれは、美味しそうだね。」
と言って、僕の乳首を口に含んだ。
「…っ!」
僕の乳首はコロコロと彼の大きな舌の上で舐められ、潰され、転がされた。
「あ…あぁん♡」
気づけば僕の声じゃないみたいな猫なで声が口から出る。…だって、気持ちよかったんだもん。
コロコロ。ピチャピチャ。チュッチュッ。チュウウウッ。
僕の2つの胸の飾りは、彼の舌で敏感に感じるナニカに変わった。

じゅわじゅわ…胸を舐められている間にも、僕のお尻から出てくるお汁が、ついにお尻から決壊した。
ぽとぽととお汁は僕のお尻から零れ落ちる。
リュシアンは、それを見逃してくれなかった。

「カジミール、気持ちいいんだね?」
「う…うん。リュシアンと舌を絡ませたり、乳首を舐めてもらったりするの、気持ちいいの…。」
すると彼は苦しい顔をして、
「これは、確かに堪らないな…。」
と言って、僕を横抱きに抱き上げ、ふかふかの芝生の上に横たえた。

僕は服をまくり上げられ、裸にされる。
そして、僕のお尻を抱え上げて、ペロペロと舐めだした。

これも…知ってる。何度も愛し合っていたリアムとフロラン。いずれ、フロランのおちんちんからの液が少なくなり、代わりにお尻から出るお汁が多くなった時から、リアムは美味しそうにフロランのお汁を舐めて飲むようになっていた。
ぼくは、おちんちんからまだ液が出たことがない。何億年も生きているのに、不思議だ。
だからだろうか。その代わりにお汁がいっぱい出たのは。

「リュシアン…美味しい?」
そう聞くと、彼は口周りを舐めながら
「ああ、美味しいよ。カジミールはどこもかしこも甘くて美味しい。」
と言った。

リュシアンはひとしきり僕のお汁を舐めたのに、僕のお汁は減るどころか増える一方だった。
きっと、気持ちよくなると出てくるんだろう。だって、リュシアンが気持ちいいようにと、いっぱい、いっぱい舐めてくれたから。
膣の奥まで舌を伸ばして、舌を入れてくれたり、膣のふちをなぞるように舐めまわしてくれたりして、すっごく気持ちよかったから。

はあはあと、息を整えていると、服を全部脱いだリュシアンがそこにいた。
おちんちんは…あの時のリアムと同じだ。天を向いている。そして、透明な液がぬるぬるとおちんちんを覆っていた。
「リュシアンのおちんちん、かっこいい…。」
僕のちいさなおちんちんとは大違いだ。
「そんなことを言っていると、離してあげられなくなるから…。」
リュシアンが照れている。貴重だ。
僕はこれからされる行為を知っている。
だって、見てきたから。リアムとフロランの愛の行為を。
「ねえ、もう一回言って?」
僕はリュシアンにねだる。
「僕に言ってくれた言葉だよ。」
そうしたら、リュシアンは思いついたみたいで、「ああ。」と言って、
「カジミール。好きだよ。愛してる。私とひとつになってくれ。」
そう、言ってくれた。
「僕も、リュシアンが好きだよ。一緒にいると、ドキドキするの。見つめてもらうと、嬉しいの。…だから、ね?」
リュシアンは僕を見てごくりと唾を飲み込んだ。

「僕を愛して。」



ゆぷぬぷとリュシアンは僕のお尻の膣の中を指でかき回す。
かき回された僕の膣の中は気持ちいいでいっぱいで、僕は素直に声をあげた。

「あん♡ああん♡リュシアン、気持ちいいよぉ。」
リュシアンは手に付いたお汁をぺろりと舐めて、
「うん、美味しいね。カジミールの愛液は美酒のようだよ。」
そしてまた、僕のナカをくるくると長い指で拡げていく。
そしてトントンと、ある1点をゆっくりと押す。そこを押されるたびに、気持ちよさが襲ってきて、僕の膣からはお汁がトロトロとたくさん溢れてきた。

「…そろそろ…かな。」
リュシアンは自分のおちんちんを手で持つと、僕の溢れたお汁をおちんちんに塗して、さらに自分のおちんちんから透明な液を溢れさせていた。
リュシアンのおちんちんはぬめぬめと光っている。それがどういうことなのか、分からない僕じゃなかった。

「カジミール、挿入れるよ。」
そう言って、リュシアンは僕の膣口に、自分のおちんちんを充てた。

「…うん。いっぱい気持ちよくしてね。」
僕は期待で胸がドキドキする。
ああ、リュシアンと僕はこれから一つになる。
愛し合うんだ。

僕は嬉しくて、微笑んだ。

「あー…その顔、反則だよ。」

リュシアンは、堪らないと言った感じで、僕の膣に、自分のおちんちんを挿入した。

「あんっ♡」

突如、ビリビリッと体中に衝撃が走る。
少し痛いけど、リュシアンが僕のナカにいる♡♡♡
嬉しくって、足が自然にピンと伸び、僕は大股を開いた体制になった。

「ふふっ。その恰好、誘われてるみたいだ…。」
その間にも、ずぷずぷとおちんちんは入ってくる。
僕は、痛みの中に痺れるような気持ちよさがあるのに気が付いた。
「ねえ、リュシアン。僕変だよぉ。痛いのに気持ちがいいの。」
「…痛い?…私はダメだな。痛い思いをさせたくないのに…。」
リュシアンが辛そうな顔をするので、
「だから、気持ちいいの!痛いのはリュシアンのおちんちんが大きいからだもん!それに…。」
ある1点を超えた時から、痛みは無くなって、気持ちいいだけになっていた。
「今は、ただ気持ちいいよ。リュシアンのあったかい、大きなおちんちんが心地いいの…。」
僕は、へにゃりと微笑い、嬉しさを伝えた。
「カジミール…。」
好きだよ。愛してる。そう言いながら、リュシアンは大きくて長いおちんちんを僕の奥まで貫いた。
…その瞬間だった。

「きゃぁんっ♡♡♡」
最奥に、トンっておちんちんが届いた瞬間、僕は気持ちよさでいっぱいになって、悲鳴を上げた。

リュシアンはニヤリと笑う。
…あ、いつもの柔らかい笑顔と違ってて、こっちも格好いい♡

「ポルチオが気持ちいいひとはすっごく気持ちいいって聞くけど、カジミールもそうなんだね。」
嬉しいよ。そう言って、優しくトントンと最奥を何度も突いてくれた。
「あっ♡あン♡♡あぁん♡」
僕は今まで体験したことのない気持ちよさに翻弄されるばかりで、リュシアンが動いてくれるたびに喘ぎ声をはしたないくらいにあげた。

はじめは僕の気持ちよさを優先してくれたリュシアンだったけど、次第に顔に余裕がなくなってきている。
きっと、リュシアンも気持ちよくなりたいんだ。
この行為はふたりの愛を確かめ合うもの。
僕は、自分がどうなってしまうのかが怖かったけど、勇気を出してみることにした。

「あん♡…ねえ、リュシアン。…んん♡…そろそろっ…好きに動いて良いッ♡よ?」
…僕はなんてダメなやつだ。リュシアンの腰の動きが気持ちよくって、ちゃんと言葉を発せていない。
でも、彼はそんな僕のぎこちない言葉を拾って、優しい、キュンとくる微笑を見せてくれた。
「カジミール、今までの私の動きは気持ちよかった?」
「うん♡今も気持ちいいよ♡♡」
今も、リュシアンは優しく僕のポルチオを突いて、気持ちよくしてくれている。
トン。トン。クチュ。クチュ。
僕とリュシアンの繋がったところからはそんな音が聞こえてくる。

でも、リアムとフロランは違った。
もっと、激しかった。
いやらしいぐらいに音は鳴り響いていたし、リアムはとても気持ちよさそうに、フロランはすごく乱れていた。

僕は、リュシアンとあの二人のように、求めあうように交じり合いたかった。

「なら、私は満足…。」
「嘘、ついたらダメだよ。リュシアン苦しそう。それくらい、分かるよ。」
リュシアンの腰の動きがぴたりと止まる。
嘘。やだ。僕、まだリュシアンに気持ちよくなってもらってな…。
「…今日は、カジミールに気持ちよくなってもらうだけでよかったのにな。」
「駄目だよ!そんなの。リュシアンも気持ちよくなってくれなきゃ…!」
リュシアンは笑う。いつもの優しい微笑じゃない。獲物を見つけた獣が標的を定めた時のような笑みだった。
…か…かっこいい♡
「―――カジミールは本当に私を好いてくれてるんだね。こんなに嬉しく思ったのは数億年生きてて初めてだ!」

ぬぽり。
リュシアンは僕の膣からおちんちんを引き抜いた。

え…嘘…。
「駄目ぇ!おちんちん、抜かないでぇ!」
僕は悲しくなった。リュシアン、いやらしいこと言う僕を嫌いになっちゃった?!
「まさか、大好きだよ。狂おしいくらいに愛してる。」
考えをまた読まれてしまった。でも、だったらどうして?
「簡単なことだよ。カジミールにわからせてあげたくってさ。」
「え…何を?」
「愛してるこに好きだと言われて、狂った男の姿さ。」

すると、リュシアンは僕の腰を持ち上げて、見せつける様に膣口に透明な液体がぼとぼとと零れるおちんちんを宛がった。
次の瞬間。

ドスウッ!!!
「あああッ♡♡♡」

おちんちんは僕の膣内に容赦がないほど深く突き立てられた。
そして、
にっちゅ♡にっちゅ♡どちゅ♡どちゅ♡
と、限界まで引き抜き、一気に突き立てる様を僕に見せつけた。
「あ…ああん♡」
「見えるかい?カジミール。私たちはさっきまで、こうやって繋がってたんだよ?カジミールのピンクの綺麗な膣に、私の赤黒い醜いものが…ああ、格好いいんだっけ?まあ、どちらでもいいか。犯してたんだよ。ずっと、ず~っと…。」
僕はその言葉に悲しくなった。
犯すって…。まるで悪いことしてるみたいじゃないか。
僕はリュシアンに愛されていると思ってた。リュシアン、違うの?
気持ちよくてずっと喘いでいるけれど、心の中で、そうリュシアンに尋ねた。
「いいや、愛しているさ。だから、ずっと頭の中でも犯してた。いつもいつも。君が私に笑いかけるたびに、ひとりで部屋の中に籠ってはペニスを慰めながら君をずっと犯していたよ。」
「うそ…。あっ♡あん♡」
「愛してるよ。カジミール。もう絶対に放さない。」
そして腰をさらに激しく振って、僕を愛し続ける。

ドスウッ♡
「あんっ♡おちんちんいいっ♡♡もっといっぱいトントンしてっ♡♡」
「…いいのかい?私は君を犯してたんだよ?」
リュシアンが懺悔するかのように僕に問う。
僕はふっと微笑んだ。
「違うよ。んだよ♡」
そして、リュシアンの腰に僕の足を絡めた。僕だって、彼を放さない。だって、愛しているんだもん。
犯されてたって知って、怖いどころか、嬉しくてたまらなかったんだもん。
リュシアンはそこで、ようやくいつもの笑みを浮かべ、
「やっぱり、カジミールには敵わないね。…何度も言うよ。愛してる。」
そして動きをさらに早めた。




「あっ♡♡♡♡♡びゅーびゅーいっぱい出てる♡♡♡リュシアンの精液、熱くて気持ちいい♡♡♡♡♡」
リュシアンは僕のナカに何度目か分からない精液を放った。
僕たちは天使だから、子供は望めないけど、こうして気持ちいい証があってくれてよかった。

繋がったおちんちんと膣の隙間から、こぷり、こぷりと精液が溢れ出てくる。
芝生の上にポタポタと落ちてゆくそれをもったいないと思いつつも、僕はリュシアンを見つめた。

ぬぽりとリュシアンが僕の膣からおちんちんを引き抜くと、今度はボトボト流れた。
あれから何時間交わったのだろう。昼夜の関係ない天界では、時間が分からないけど、結構経ってる気がする。

「今度は私の上に乗れるかい?私のペニスを自分で挿入れるんだよ。」
リュシアンは「絶倫」と言うやつなんだろう。リアムもそうだった。宿に泊まるたびにフロランを朝方まで愛しぬいて、気絶させていた。
でも、僕は違う。天使だから、いつまでも起きて居られるし、リュシアンの行為にいつまでもいつまでも付き合うことができる。一度快楽を覚えてしまった僕の身体は、次の快楽を期待して待つ。
僕たちは飽きることなく、愛し合う。

リュシアンの熱いおちんちんを受け容れ続けた僕の膣は、完全にリュシアンのモノへと変わっていた。
彼のおちんちんを自分で入れることだって、簡単に出来た。
「そう、上手だよ。カジミール。そのまま自分の体重に任せて腰を落として…。」
言われたとおりに、僕の膣にリュシアンのおちんちんを喰い込ませる。そして、リュシアンに抱き着きながら、ゆっくりと腰を落とした。
「――――っ♡♡♡♡♡」
自分の体重のおかげで、リュシアンのおちんちんをしっかり飲み込めている。それが誇らしくて、愛おしかった。
「いいコだ…。じゃあ、動かすよ。しっかりつかまって。」
「うん♡」
グチュッ♡…グチュッ♡
リュシアンの首に腕をまわして抱き着いていると、彼は僕の足を持って、僕の身体を揺さぶった。
「あぁん♡あん♡…」
僕は揺さぶられるたび、気持ちよくって、リュシアンのおちんちんを締め付けてしまう。
「ふふ…可愛い。」
リュシアンは僕を本当に愛おしそうに見てくれる。
「あん…♡好き…リュシアンが大好き…♡」
「私もだよ。カジミールを愛しているよ。」
僕たちは自然と口づけを交わしながら腰を動かし合う。
そして次第に上り詰めていく。僕はただ喘ぐことしかできなくなった。
「あん♡あ♡あふっ♡ああ♡ひゃん♡」
僕はポルチオをトントンと突かれて、ぐりぐりとナカをかき回されて、気持ちよくってイってしまった。
「あああああ♡♡♡♡♡♡」
リュシアンを締めつけて、彼も僕のナカにびゅるびゅると吐精した。
「はぁ…はぁ…。今回はこれで終わろうか。際限ないと言うことが分かってしまったしね。」
私はいつまでも君に夢中でいられる。そう言って、リュシアンは僕のナカからおちんちんを抜いた。
リュシアンのおちんちんはまだ勃っていて、ドキドキしたけど、僕からねだるのは恥ずかしくってその提案を受け入れた。



僕たちは服を着た。その姿はいつもの通りに戻ってしまっていた。
けど、芝生の上には僕たちが先ほどまで愛し合っていた名残が点々とある。初めて彼のおちんちんを迎え入れた時の血の跡まで残っていて、ああ、僕は本当にリュシアンと愛し合ったんだと思うと、堪らなく嬉しかった。
「ねえ、リュシアン。もう一度、口づけして…。」
清浄を使い、愛し合った場所に残った精液と僕のお汁を綺麗にしていたリュシアンの背中に抱き着いて、僕はお願いした。
リュシアンは僕の方へと振り返り、
「もちろん、何度でも。」
そう言って僕の唇を奪う。そして舌で口の割れ目にトントンとノックするので、僕は待っていたのがばれてしまうくらいに早く、彼の舌を迎え入れた。
角度を変えて、舌を何度も絡め合う。僕は何度も彼の唾液を飲み込んでは、その美味しさに酔いしれた。
リュシアンは何度か止めようと、唇を放してきたけど、僕はそれを許さず、自分から舌を出して見せて彼を誘う。
「カジミールがこんなにエッチなコだったなんて知らなかったな…。」
「エッチ…?」
「愛し合うのが好きなコってことだよ。」
くすくすと笑いながら、リュシアンは僕の唇に軽くキスをする。
僕はバレてしまったことが恥ずかしくって、彼の胸に抱き着いて顔を隠しながら、
「こんなことしたいの、リュシアンとだけだもん…。」
と、彼の誤解を解きたくて言った。
そうだ。誰とでも愛し合いたいわけじゃない。リュシアンとだから愛し合いたいんだ。
「――あー…くそっ。可愛いな…。」
ぼそりと何事か彼がつぶやく。
「?」
「大丈夫。今度は私の部屋で愛し合おう?やっぱり我慢できなくなっちゃった。」
その言葉を聞いた瞬間、僕の顔はぱあっと明るくなったと思う。
「…うん!愛して♡僕、リュシアンに愛してもらいたい♡♡」
そんな僕の様子に、リュシアンはクスクスと笑う。

それから僕たちはリュシアンの部屋でまた愛し合った。
終える時には、シーツがベタベタになっちゃったけど、今度は僕が洗おう。
それから僕たちは、毎日幾度となく愛し合う。
地上を時々覗きながらも…。
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