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#25 たくさんの熱情を
しおりを挟む「今日はカミル帰って来るのかなぁ・・」
カミルが仕事で王都に行って3日目。毎日ゆっくり眠れているおかげで、体調はばっちりだ。
今日辺り帰ってくるのかな、と書斎の机を拭いていたところだった。
「・・・・わぁっ!?」
突然背後から抱きしめられ、驚いて悲鳴を上げてしまう。
振り向いてみれば、
「もう、カミル!」
帰ってきたカミルに抱きしめられていた。心臓に悪い!
「背後からいきなりなんて、びっくりするでしょっ!」
「ごめんごめん、りっちゃんの後ろ姿を見たら、声を掛ける前に体が反応しちゃって」
蕩けるような笑顔でカミルが答えた。
王都には騎士服で行ってきたようで、今日のカミルは背が高い。そして、目が潰れるような美形である。
視線を合わせたが最後、私は何でも言うことを聞いてしまいそうになるので、なるべく目を合わせないようにしよう。
「はぁ・・・っ、三日ぶりのりっちゃん・・・」
そう言って、私の首筋に顔を寄せるカミル。更に私の体を這い出した彼の手。
「・・カミル、疲れてるよね?休むよね?」
危険を察知してそう告げれば、カミルが首を振っている。
「りっちゃん、疲れた旦那さんを癒してくれるよね・・?」
耳元で掠れた声を出されると一瞬同意してしまいそうになるが、踏み留まる。
「ご、ごはんに・・」
しかしカミルに抱っこされ、机に下ろされてしまった。
「ちょっと・・・っ」
机の前の椅子に腰かけたカミルは満足そうな笑みを浮かべて、私に言う。
「りっちゃん、今日の洋服、メイドさんみたいだね」
「え、そう?」
確かに黒いワンピースに白いエプロンをしているので、そう見えるのかも。
「メイドさんならわかるよね?疲れた旦那さんにどうするの?」
「・・・え・・・・」
思わず視線を合わせてしまえば、欲の籠った瞳に縫い止められて、恥ずかしくなってしまう。
「そんなかわいい恰好してたら、襲いたくなっちゃうよ」
そう言って立ち上がり、目を合わせたまま、私を机の上にゆっくりと押し倒していく。
「か・・みる・・・っ」
私の両手を頭上に束ねて机に押し付け、唇を合わせてくる。
くちゅくちゅという音と共に、性急に口内を舌で弄られる。食べられるかと思うくらい執拗にあちこちを舐められ、息が継げない。
「はっ・・・ぁ・・・っ」
飲み込みきれなかった睡液をカミルが追いかけ舐めとり、更に舌と舌を擦り合わせてきた。
ぐにぐにと熱いものが、私の舌を擽る。
やっと解放されて息を荒くしていると、首筋を舌で辿られる。
「・・・んっ・・・」
細くした舌で撫でられると、びくびくと震えてしまう。
そのまま首筋に顔を埋めたまま、私の胸元を広げ始めた。
「あっ、カミル・・っ」
静止も聞かず、露わになった乳首に吸い付いてきた。逃げようにも、腕が抑えられていて身動きがとれない。
胸の先に吸い付きながら、中で舌を動かしてくるので、刺激が何度も体を走り抜ける。
「や・・・やめ・・・っ」
「・・・・はぁっ、興奮してくる・・」
息を荒くしたまま、べろべろと胸全体を舐め、乳首を舌で弾いてくるので、どんどんあそこが反応してきてしまう。
もう片方の胸も執拗に愛撫され、また胸を舐め回されると、ようやく解放された。
すると体を持ち上げられて、机に座るよう促される。カミルは椅子に座ってこちらを見つめている。
「僕、喉が渇いたんだけど」
獲物に噛みつくような目で見つめてきた。
「あ・・・お水取ってこようか・・?」
そう呟けば、更に瞳に力が込められる。
「潤して欲しいな、メイドさん。 下着を脱いで」
その言葉に、恥ずかしくて顔が熱くなる。
「そ・・それは・・・」
「たっぷり舐めてあげるよ。熱いんでしょ?」
そう言われて更にカッと赤くなってしまった。
先程からの愛撫で、すっかりそこは熱く濡れてしまっている。
私が視線を戸惑わせながら ゆっくりと下着を引き抜くのを、カミルがじっと見ている。
「開いてみせてごらん」
「・・・・や、やだ・・・・っ!」
「濡れているところ見てくださいって言ってごらん?」
強い言葉と目に射抜かれて、ぼうっとしながら体が動いてしまった。
「・・・・・み・・見てください・・・」
そこを開けば、くちゅっと音が鳴り、思わず目を閉じてしまう。
「ちゃんとこちらを見て。美味しい蜜を味わってくださいって」
「やだぁ・・・っ」
嫌で首を振れば、カミルが立ち上がってそこを覗き込んできた。吐息が当たる。
「ほら、何て言うの?」
「・・・・うう・・・・味わってください・・・・っ」
横を向きながら言えば、そこに舌が当てられた。
「・・・・ん・・・・っ」
溢れている蜜を舌で舐め取っている。そこで舌を動かされると、声が抑えられない。
「メイドさん、ぐちょぐちょで美味しいよ」
「・・・・や・・・っ」
その言葉に体が震えてしまう。ゆっくりとまた机に押し倒され、太ももを押さえられて、本格的にそこに顔を埋めてきた。
恥ずかしくて口元を押さえている私をよそに、カミルは敏感な豆を舌で突いてくる。
「あああ・・・っ」
舌でくりくりと弄られ、硬くなったところに吸い付いてくる。
ちゅっちゅっと扱くように吸い出されれば、体が震えてしまって止まらない。
「ああ、垂れてきた」
カミルがそう呟けば、再び蜜を吸い取られ、舌が中の奥の方まで入ってきた。
「も・・・もうやだぁ・・・っ!」
強い快感に、両手でカミルの頭をどけようとするが、全然力が入らなくて震えているだけだ。
中を丹念に舐められ、でももっと奥が疼いてきてしまった。
「か・・かみる・・・・・」
カミルを見つめれば、彼が顔を上げた。
「ん?」
「もっと・・・」
「もっと?」
カミルが立ち上がってこちらを見つめてくる。
「もっと・・奥・・・欲しいの・・」
「奥?」
するとそこに指が一本差し込まれる。
「え・・・あ・・・っ!」
中の突然の刺激に驚いてしまった。
「これ?」
「ち・・違うの・・もっと奥・・」
中が指で擽られ、息が荒くなりながら答えると、カミルが目線を合わせてきた。
「何が欲しいの?」
ぎらぎらとした目で中を擦りながら聞かれ、熱に浮かされて、答えに戸惑ってしまう。
「・・・あ・・・っ」
「硬いもので奥まで突いてくださいって言ってごらん」
中の指が二本に増やされ、壁が擦られる。
「や・・中だめ・・・っ!」
答えられないでいると、咎めるように更に指が速くなった。
「あああああっ・・・硬いもの・・で・・・突いてください・・・っ」
刺激に息も絶え絶えになりながら言えば、カミルが熱いため息を吐いてから指を抜いた。
ぶ・・ちゅ・・・っ
「・・・・っ!」
カミルが覆いかぶさってきて、ゆっくりとそれが入ってきた。
あまりに熱いそれに体が震える。
口付けられ、中のそれが最奥に押し付けられ、思わずカミルの騎士服を掴んでしまう。
「あ・・・だめ・・・っ」
するとカミルがその硬いものを、ごりごりと奥に押し付けてきた。
「あ・・・っ、あっ・・・!」
「ほら、奥に当たってるのわかる?」
私の足を更に押し付け、ごっごっと最奥を突き刺すように押し付けてきた。
「ああああっ、ああ・・・っ!」
苦しいのと気持ち良くて、汗が吹き出してくる。
「ああああああっ!や・・・っ!」
「奥が大好きなんだね、恥ずかしいメイドさん」
壮絶な色気のある笑みを浮かべながらカミルがそう言った。
「もっと奥いけるかな?」
更に奥を突き破るかのように何度も何度も突かれ、私はあっという間に達してしまった。
「・・・・っ・・・」
「イっちゃったの?」
声も出せずに震えていると、腰をまだ押し付けながらカミルが聞いてくる。
「メイドさんが先にイっちゃだめでしょ。ほら、もう一回」
そう言って、また激しく奥を突いてくる。
「くっ・・・・・やめ・・・っ!」
「気持ちいい?」
足を動かして逃げようとすれば、カミルの全身で抑え込まれた。
「ああああああっ!」
「たっぷり注いであげるね」
笑顔で私を見つめながらそう言い、更に口付けて塞がれ息ができない。
「―――――っ!!!」
奥に凄まじい速さで叩き付けられ、無理やり昇らされて、力が抜ける。と同時に中に熱いものが放たれた。
「三日ぶりでたっぷり濃いからね」
口が離され、ぜえぜえと息をしている私にそんなことを言いながら、私の胸の先を弄ってくる。
「もう・・・やめ・・・」
カミルの方を向けば、まだ欲望が消えていない目をしている。
「もう一回ね」
熱いその目に当てられて、私は・・こくんと頷いてしまった。
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