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第3章(引き込もりゾンビのゲーマー編)
家族と友達……そして、パンデミック(奏太の視点)
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あれ? 俺は確か律さんと一緒に訳のわからない飲み物を飲んで、それからどうなったんだ?
何故か、思い出せないッス……。
それにいつの間にか俺ベッドで寝てるし、今日はよく不思議な事が起こる日だ。でも、俺は不謹慎だけどこんな状況になっても凄く楽しと思ってしまう自分がいる。きっと、俺にはかけがえのない仲間の皆がいてくるからッスよね!
やっぱり一番は、凄く頼りになる兄みたいな律さんだよな。言葉て言った事はないけど、律さんは俺の憧れの人なんだよなぁー。あっ、でも皆の事忘れた訳じゃないッスよ! 怒るとちょっと迫力があるけど誰よりも優しい詩さんに、それから音ゲー好きで変人だけどそこがかっこいい悠音さん、それに仲間になってまだ日が浅いアリアだけど、きっと皆と同じ様に仲良くなれるはずだから大丈夫!
安心したらなんだか、また眠たくなってきた…………。
俺は懐かし夢を見た。
まだ、世界にゾンビがいなく平和だったあの頃の夢。だけど、その世界は俺にとって少しだけ窮屈で狭い小さな世界だった。
12歳の俺は既にゲーマーとして体が出来上がっていた。なんたって、毎日ゲームを欠かさずやっていたんッスから!
家については、まあまあそこそこのお金持ちの家らしい。父さんは会社の経営者で忙しい人だけど、俺の事を凄く大事にしてくれた。俺が言うのもちょっと、アレなんだけど過保護すぎなんだよね。
「最近父さん、仕事で中々時間作れないから今日は奏太の好きそうなゲームいっぱい買ってきたぞ! 今日は久々に休み貰えたから奏太と一緒に徹夜するぞ~」
「こんなに沢山、遊びきれないよ……。父さん、大人なんだからもうちょっと限度を知りなさい、限度を……」
「ゴメンな……。父さん、どうしても奏太と遊びたかったからつい」
「わかればいいんだよ! でも、父さんこんなに沢山ゲーム買えるって大人って最高だね」
「だろう!」
「もう、パパも奏ちゃんもゲームの話で盛り上がってずるい。お母さんも交ぜてよね」
母さん今日は元気そうで良かった。いつもは病気のせいで横になってる事がおおいけど、元気な日はお出かけもしたり、家で一緒にゲームをしてくれる。俺にとっては世界一優しくて最高の母さんである。
「父さん、ここのアイテムってどうやって取るの?」
「そこはだなぁー」
「ゴッホ、ゴッホゴッホ……」
「母さん大丈夫?」
「奏ちゃん心配しすぎ、大丈夫よ!
今日は調子が良かったから、ちょっとお菓子食べ過ぎちゃっただけだから。それに、いざとなったらパパが守ってくれるらしいから大丈夫」
「そうだとも! 父さんがちゃんと家族を守るから、大舟に乗ったつもりでいなさい」
「俺ちょっと心配になってきた」
「そんなぁー」
「アハハハ……」
そうそう、有難い事に病弱な母さんに変わって家事のほとんどを家政婦さんが来てやってくれるし、お金にも生活にも余り不自由した事はないと思うんッスよね。
えへへー!
こうして俺は、何処にだしても恥ずかしおぼっちゃまへと昇格したのである。
全てが順風満帆にみえる俺だけど、友達に関しては自分でも笑っちゃうくらい仲の良い奴なんていなかった。中には友達と呼べる奴もいたけど、相手からしたらどうなんだろうっていう微妙な関係だった。
だから、学校や友達とかの話は家では極力しないようにしてるんだけど……。どうして、親とかってそういう話を聞きたがるんだろう?
本当、こう見えても俺心に重たい荷物背負ってるから聞いてこないで欲しいッス……。
「奏ちゃん、いつになったらお友達をお家に連れてくるの? お母さんの事は気にしないで連れてらっしゃい」
「あっ、友達の事ね……。どうかな?
皆、社会に対する志が高層タワー並に高い奴らんだよ。それに、まだ子供なのに社会人並にスケジュールがパンパンで参っちゃうよ。俺が思うに、今の子達は人生損してるよ。だって、世の中にはこんなに楽しいゲームが溢れてるのにさぁー」
「奏ちゃん、中年のおじさんみたいな事言うのね。お母さん、奏ちゃんの将来が心配になってきちゃった」
「もう、母さんは自分の体の事だけ心配してよ」
「はいはい……」
本当にわかってくれたのかな?
けど、学校や友達の事で凹む日があっても家族が元気でいてくれれば、他には何もいらなかった。何にもいらない筈なのに、ほんの少しだけ信頼出来る仲間に出会える勇者を羨ましいと思ってしまう。俺もそんな仲間と出会えたら一緒に冒険の旅に出てみたいッス!
いつかそんな日が本当に来るんだろうか?
そんな事を思いながら当たり前な日常がこのままずっと続くかと思っていた。だけど、そんな当たり前な日常は呆気なく簡単に壊れてしまった。
ある日のお昼過ぎ、いつもの様にご飯を食べ終えてから中断してたゲームを再開しようとした時、突然母さんが倒れた。
最近は調子が良さそうに見えた母さん
だったけど、病気は着実に母さんの体を蝕んでいた。病院に着いた時には遅く、
母さんは眠る様に天国へと旅だってしまった。
「…………」
「ごめんな奏太……。父さんが母さんを守るって約束したのに守れなかった」
「父さんが僕達を守ってくれてるのは母さんも俺もわかってたし、ちゃんとその思いは届いてたよ」
その日、俺と父さんは涙が枯れるまで一緒に泣いた。泣いても泣いても、俺の心は癒える事なく哀しみで心がいっぱいになった。母さんが死んでも新しい今日は嫌ってほど毎日やってくるし、月日がどれだけ経っても哀しみは癒える事を知らない。
そんな俺の状況を知ってか知らずか、励ましの言葉もかけてくれない友達が学校である日こんな事を話してるのを聞いてしまった。
「奏太ってさぁー、一緒にいてもつまんないよな。なんか、俺達に無理に話を合わせてるかんじがして嫌なんだよな」
「俺もそう思ってたよ」
「僕も!」
俺がたまたまその場にいないからって、彼奴ら言いた事いいやがって……。
お前らの夢が社長とか、公務員なんて夢がなさすぎるんだよぉぉぉぉ!! 子供ならもうちょっと、ファンタジーな夢を持てよ!
こうして、12歳の誕生日を迎えたばかりの俺は部屋に引きこもる決意をした!
そして、季節は巡り巡って、気がつけば1年くらい俺は引きこもっていた。
そんなある日、小さな変化があった。
いつも家政婦さんが決まって俺のご飯を持って来てくれるばすなのに、今日はまだ持ってきてくれないなんて、俺何かやらかしちゃったのか?!
まぁー、でもお菓子がまだ沢山あるからご飯なくても大丈夫だ。でも、なんで持って来てくれなかったんだろう? まさか、俺が引きこもり過ぎて皆忘れちゃったのか……いやいや、そんな事はないよ! うん、そうに決まってる!
でも、何だか胸騒ぎがしてならないはなんでだろう……。
あれから一週間が過ぎた。
やっぱり、俺のご飯が出てくる気配が一向にないッス。俺はとうとう痺れを切らし恐る恐る部屋の扉をあけた。家の中は奇妙なほど静まりかえっていた。心做しか空気が重たく感じる。
俺はリビングへと向かってみた。
台所の方に目を向けると、ちょうどそこに父さんがいた。だけど、なんだか様子がおかしいし顔色も悪そうだ。
「父さん、大丈夫なの?」
「…………」
「やっぱり、怒ってるんだね!
ずっと引きこもってて、ごめんなさい。これからはちゃんとするから、だから……」
「グワァァアッ!!」
「うわぁぁあ?!」
父さんがいきなり俺に噛み付いてきた?! いくら俺が引きこもってたからってそれはないよ。しかも、めちゃくちゃ痛いし……。
あれ? 俺前にもこんな光景見た事ある。確かあれは……ゾンビゲームで見たんだ。って、事はこれはパンデモニウム?! 俺が知らない間に世界ではパンデモニウムが蔓延してたなんて、なんてこった?!
じゃあ、俺もこれでパンデモニウムの仲間入りなのか……。そんなぁー、俺にはまだまだやりたいゲームがいっぱいあって、アイテムもまだ全然コンプリートしてないよ。
でも、あれ? 何だか少しだけ眠たくなってきたみたいッス…………。
ハッ?!
俺どれくらい寝てたんだ?
目が覚めた時、父さんの姿は何処にもなかった。いや、そんな事より鏡はどこ行った?
俺は恐る恐る鏡で自分の姿を見てみると、父さんの時と同じ様な顔色の悪い姿をした俺が写っていた。これがパンデモニウムっていうヤツなのか? よくわからないけど、久しぶりに動いたからお腹空いてきちゃった。家には何もないし、困ったぞ……。
あっ、そうだ!
あそこのショッピングモールに確か隠し扉ぽっい造りの部屋があったんだ。それに、ショッピングモールならお菓子もゲームも全て揃ってる。ならば、その場所を俺の秘密基地に改造して、そこでお菓子を食べながらゲームをする。まさに、楽園そのものだ!
どうやら俺は、最高のユートピアを見つけてしまったみたいッスね!
えっ?!
俺今、もの凄く長い夢をみてたような気がするけど全部忘れちゃった。なんだたっけかなぁー? 思い出せないけど、俺に皆がいてくれるからもう怖いものなんてない。律さんがいて、悠音さんがいて、オカマの皆もいて……って、あれ? 何でいるんッスか?!
よくわからなけど、まあいいや……。
俺にはこんなに素敵な仲間の皆がいるからもう大丈夫! だから、父さん、母さん心配しないで下さい。
何故か、思い出せないッス……。
それにいつの間にか俺ベッドで寝てるし、今日はよく不思議な事が起こる日だ。でも、俺は不謹慎だけどこんな状況になっても凄く楽しと思ってしまう自分がいる。きっと、俺にはかけがえのない仲間の皆がいてくるからッスよね!
やっぱり一番は、凄く頼りになる兄みたいな律さんだよな。言葉て言った事はないけど、律さんは俺の憧れの人なんだよなぁー。あっ、でも皆の事忘れた訳じゃないッスよ! 怒るとちょっと迫力があるけど誰よりも優しい詩さんに、それから音ゲー好きで変人だけどそこがかっこいい悠音さん、それに仲間になってまだ日が浅いアリアだけど、きっと皆と同じ様に仲良くなれるはずだから大丈夫!
安心したらなんだか、また眠たくなってきた…………。
俺は懐かし夢を見た。
まだ、世界にゾンビがいなく平和だったあの頃の夢。だけど、その世界は俺にとって少しだけ窮屈で狭い小さな世界だった。
12歳の俺は既にゲーマーとして体が出来上がっていた。なんたって、毎日ゲームを欠かさずやっていたんッスから!
家については、まあまあそこそこのお金持ちの家らしい。父さんは会社の経営者で忙しい人だけど、俺の事を凄く大事にしてくれた。俺が言うのもちょっと、アレなんだけど過保護すぎなんだよね。
「最近父さん、仕事で中々時間作れないから今日は奏太の好きそうなゲームいっぱい買ってきたぞ! 今日は久々に休み貰えたから奏太と一緒に徹夜するぞ~」
「こんなに沢山、遊びきれないよ……。父さん、大人なんだからもうちょっと限度を知りなさい、限度を……」
「ゴメンな……。父さん、どうしても奏太と遊びたかったからつい」
「わかればいいんだよ! でも、父さんこんなに沢山ゲーム買えるって大人って最高だね」
「だろう!」
「もう、パパも奏ちゃんもゲームの話で盛り上がってずるい。お母さんも交ぜてよね」
母さん今日は元気そうで良かった。いつもは病気のせいで横になってる事がおおいけど、元気な日はお出かけもしたり、家で一緒にゲームをしてくれる。俺にとっては世界一優しくて最高の母さんである。
「父さん、ここのアイテムってどうやって取るの?」
「そこはだなぁー」
「ゴッホ、ゴッホゴッホ……」
「母さん大丈夫?」
「奏ちゃん心配しすぎ、大丈夫よ!
今日は調子が良かったから、ちょっとお菓子食べ過ぎちゃっただけだから。それに、いざとなったらパパが守ってくれるらしいから大丈夫」
「そうだとも! 父さんがちゃんと家族を守るから、大舟に乗ったつもりでいなさい」
「俺ちょっと心配になってきた」
「そんなぁー」
「アハハハ……」
そうそう、有難い事に病弱な母さんに変わって家事のほとんどを家政婦さんが来てやってくれるし、お金にも生活にも余り不自由した事はないと思うんッスよね。
えへへー!
こうして俺は、何処にだしても恥ずかしおぼっちゃまへと昇格したのである。
全てが順風満帆にみえる俺だけど、友達に関しては自分でも笑っちゃうくらい仲の良い奴なんていなかった。中には友達と呼べる奴もいたけど、相手からしたらどうなんだろうっていう微妙な関係だった。
だから、学校や友達とかの話は家では極力しないようにしてるんだけど……。どうして、親とかってそういう話を聞きたがるんだろう?
本当、こう見えても俺心に重たい荷物背負ってるから聞いてこないで欲しいッス……。
「奏ちゃん、いつになったらお友達をお家に連れてくるの? お母さんの事は気にしないで連れてらっしゃい」
「あっ、友達の事ね……。どうかな?
皆、社会に対する志が高層タワー並に高い奴らんだよ。それに、まだ子供なのに社会人並にスケジュールがパンパンで参っちゃうよ。俺が思うに、今の子達は人生損してるよ。だって、世の中にはこんなに楽しいゲームが溢れてるのにさぁー」
「奏ちゃん、中年のおじさんみたいな事言うのね。お母さん、奏ちゃんの将来が心配になってきちゃった」
「もう、母さんは自分の体の事だけ心配してよ」
「はいはい……」
本当にわかってくれたのかな?
けど、学校や友達の事で凹む日があっても家族が元気でいてくれれば、他には何もいらなかった。何にもいらない筈なのに、ほんの少しだけ信頼出来る仲間に出会える勇者を羨ましいと思ってしまう。俺もそんな仲間と出会えたら一緒に冒険の旅に出てみたいッス!
いつかそんな日が本当に来るんだろうか?
そんな事を思いながら当たり前な日常がこのままずっと続くかと思っていた。だけど、そんな当たり前な日常は呆気なく簡単に壊れてしまった。
ある日のお昼過ぎ、いつもの様にご飯を食べ終えてから中断してたゲームを再開しようとした時、突然母さんが倒れた。
最近は調子が良さそうに見えた母さん
だったけど、病気は着実に母さんの体を蝕んでいた。病院に着いた時には遅く、
母さんは眠る様に天国へと旅だってしまった。
「…………」
「ごめんな奏太……。父さんが母さんを守るって約束したのに守れなかった」
「父さんが僕達を守ってくれてるのは母さんも俺もわかってたし、ちゃんとその思いは届いてたよ」
その日、俺と父さんは涙が枯れるまで一緒に泣いた。泣いても泣いても、俺の心は癒える事なく哀しみで心がいっぱいになった。母さんが死んでも新しい今日は嫌ってほど毎日やってくるし、月日がどれだけ経っても哀しみは癒える事を知らない。
そんな俺の状況を知ってか知らずか、励ましの言葉もかけてくれない友達が学校である日こんな事を話してるのを聞いてしまった。
「奏太ってさぁー、一緒にいてもつまんないよな。なんか、俺達に無理に話を合わせてるかんじがして嫌なんだよな」
「俺もそう思ってたよ」
「僕も!」
俺がたまたまその場にいないからって、彼奴ら言いた事いいやがって……。
お前らの夢が社長とか、公務員なんて夢がなさすぎるんだよぉぉぉぉ!! 子供ならもうちょっと、ファンタジーな夢を持てよ!
こうして、12歳の誕生日を迎えたばかりの俺は部屋に引きこもる決意をした!
そして、季節は巡り巡って、気がつけば1年くらい俺は引きこもっていた。
そんなある日、小さな変化があった。
いつも家政婦さんが決まって俺のご飯を持って来てくれるばすなのに、今日はまだ持ってきてくれないなんて、俺何かやらかしちゃったのか?!
まぁー、でもお菓子がまだ沢山あるからご飯なくても大丈夫だ。でも、なんで持って来てくれなかったんだろう? まさか、俺が引きこもり過ぎて皆忘れちゃったのか……いやいや、そんな事はないよ! うん、そうに決まってる!
でも、何だか胸騒ぎがしてならないはなんでだろう……。
あれから一週間が過ぎた。
やっぱり、俺のご飯が出てくる気配が一向にないッス。俺はとうとう痺れを切らし恐る恐る部屋の扉をあけた。家の中は奇妙なほど静まりかえっていた。心做しか空気が重たく感じる。
俺はリビングへと向かってみた。
台所の方に目を向けると、ちょうどそこに父さんがいた。だけど、なんだか様子がおかしいし顔色も悪そうだ。
「父さん、大丈夫なの?」
「…………」
「やっぱり、怒ってるんだね!
ずっと引きこもってて、ごめんなさい。これからはちゃんとするから、だから……」
「グワァァアッ!!」
「うわぁぁあ?!」
父さんがいきなり俺に噛み付いてきた?! いくら俺が引きこもってたからってそれはないよ。しかも、めちゃくちゃ痛いし……。
あれ? 俺前にもこんな光景見た事ある。確かあれは……ゾンビゲームで見たんだ。って、事はこれはパンデモニウム?! 俺が知らない間に世界ではパンデモニウムが蔓延してたなんて、なんてこった?!
じゃあ、俺もこれでパンデモニウムの仲間入りなのか……。そんなぁー、俺にはまだまだやりたいゲームがいっぱいあって、アイテムもまだ全然コンプリートしてないよ。
でも、あれ? 何だか少しだけ眠たくなってきたみたいッス…………。
ハッ?!
俺どれくらい寝てたんだ?
目が覚めた時、父さんの姿は何処にもなかった。いや、そんな事より鏡はどこ行った?
俺は恐る恐る鏡で自分の姿を見てみると、父さんの時と同じ様な顔色の悪い姿をした俺が写っていた。これがパンデモニウムっていうヤツなのか? よくわからないけど、久しぶりに動いたからお腹空いてきちゃった。家には何もないし、困ったぞ……。
あっ、そうだ!
あそこのショッピングモールに確か隠し扉ぽっい造りの部屋があったんだ。それに、ショッピングモールならお菓子もゲームも全て揃ってる。ならば、その場所を俺の秘密基地に改造して、そこでお菓子を食べながらゲームをする。まさに、楽園そのものだ!
どうやら俺は、最高のユートピアを見つけてしまったみたいッスね!
えっ?!
俺今、もの凄く長い夢をみてたような気がするけど全部忘れちゃった。なんだたっけかなぁー? 思い出せないけど、俺に皆がいてくれるからもう怖いものなんてない。律さんがいて、悠音さんがいて、オカマの皆もいて……って、あれ? 何でいるんッスか?!
よくわからなけど、まあいいや……。
俺にはこんなに素敵な仲間の皆がいるからもう大丈夫! だから、父さん、母さん心配しないで下さい。
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