42 / 60
第3章(引き込もりゾンビのゲーマー編)
三姉妹登場? 二度あることは三度ある
しおりを挟む
俺と奏太は二人に捕まり今アジトに向かっている最中だ。でも、俺が言うのもアレなんだけど希望が無くなるのちょっと早すぎませか? あんだけ期待させといて抗ウイルス薬が木っ端微塵に砕け散ったんだよ。しかも、悠音と詩はどっか行っちゃうし……。
「俺のバカバカ……。なんであんなに沢山持って来て、言われたままに手を上げちゃったんだろう? 今すぐ時を戻したいッス」
「この長い廊下を歩いてるとさぁー、まるで地獄に投獄される囚人の気分だ……。ハァー、溜め息しか出ない」
「ちょっとあんた達、辛気臭い雰囲気出さないでよね」
この気が強くて態度がデカい女の子は確かアリアとか呼ばれてたな。しかも、俺に関節技をかけた奴でもあるけど……。
髪の色はアッシュグレーってヤツなのか、その髪を二つに結んであって、瞳はエメラルドグリーンなのか。年齢は俺と同じか? いや、奏太と同じくらいかもな!
「アリア、騒がしいぞ」
「だってお姉、此奴らが辛気臭いだもん!」
今注意したお姉と呼ばれてるこの綺麗な女性はベージュショートの髪がよく似合ってる! 青い瞳に見つめられたら絶対に目が背けられないよ。歳は俺達より上な気がする。でも、この人最初に俺に銃を向けてきた人でもあるんだよね。
それに、お姉って呼ぶくらいだからこのアリアって子と姉妹なのか? あんまり似てる所ないし、やっぱり姉妹って感じじゃなさそうだな……。
「着いたぞ!」
「ここが地獄への入口か……。どっからどう見ても普通の扉だ」
「俺、とうとう処刑されるんッスね……」
「ここはアジトなの! お姉とそのまたお姉とわたしとその仲間達のなんだから、縁起悪い事言わないでよね」
俺達は廊下の一番端の何の変哲もない扉の前で止まっている。扉には物置部屋と書かれていた。廊下に物が溢れかえっているのは多分、この人達がアジトにする時に邪魔になったからきっと出したんだろうな。
それにしても、なんでアジトの前に来たのにこの人達はなかなか中にに入ろうとしないんだ?
「よし、言うからな」
「お姉ガンバレ!」
「布団が吹っ飛んだーーーー!」
えぇ!? ちょっと、あの綺麗なお姉あって人が顔に似合わずダジャレを叫んでるってどういう事なの?! 何が起こるって言うんだ! 俺はわくわくしながら待っていたが、数分立っても何も起きる気配すら無かった。
「お姉失敗だね」
「前から思ってたんだが、このダジャレを言う開閉システム何とかならないのか……」
「もう、お姉恥ずかしがり屋さんなんだから。ここはわたしに任せて!」
えっ?! 問題はそこなのかよ!
お姉って人は今切実に胸の内の秘めた思いを話たのに、このアリアって子はちょっと人様の扱いが雑すぎませんか? 俺でもしないよ。もうちょっと、あのアリアって子より丁寧にツッコミする自信があるよ。
「行くよ! 隣の客はよく柿食う客だ」
アリアがなんの恥じらいもなく大声でダジャレを叫んだ瞬間、ガチャっと音と共に扉にかかっていた施錠が解かれ開いた。
「フフフ……! お姉見てた? 凄いでしょ」
あんな満面な笑みでお姉って人に駆け寄って、いつもああなら可愛いのにな。けど、この子はあんな大声でダジャレを言ってて恥ずかしくないんだろか? 俺だったら間違いなく恥ずかしくて死んじゃうなっ!
「アリアは凄い凄い」
「えへへー!」
「中に入れるぞ」
俺達はというアジトの中に入ってしまった。アジトという割りには部屋はすっからかんで何も無く、あるのは積み重ねられた数個のダンボールくらいだ。部屋の広さはまぁー、広いと言えば広いのかな。
あれ? よく見知った顔があるのは気のせいだろう……。ん? って、いなくなったはずの悠音と詩がなんでここにいるんだよ。しかも、見知らぬ人子供達と楽しそうに会話してるし……。
「律に奏太、遅かったじゃないか?」
「なんで、悠音が知らない他人の家で一番馴染んでるんだよ?!」
「言われて見れば確かに……。」
頼むから言われないでもわかってくれよ。だけど、二人がいきなり消えてびっくりしたけど、悠音も詩も元気そうでいてくれて良かった!
「あの時、僕と詩は何者かに音を立てずに攫われ危うく人体実験をされそうになりもうダメだと思った。いよいよ僕の両手の封印を解こうとしたその時、僕はテレパシーで仲間を感じ取った。その仲間に僕は敵じゃないと説明し見事和解した。その少年がこの子だ」
「まるっきりちっちゃい悠音じゃんか!」
「そう彼こそ僕の同朋の祐介君だ!
無論、僕には親友の律がいる事はちゃんと伝えてある」
「そこは伝えなくて良かったのに……」
「何故なんだ律! 僕達は親友じゃないか? ハッ、そうか……伝えずともわかっているそういう事なんだな。僕とした事がとんだ勘違いを」
「一生勘違いしてて下さい……。
それより、詩も無事で良かったよ」
「はぁ~、こんな小さな子にまで中二病が蔓延してたなんてイヤになっちゃう。そう思わない律君?」
「そうだね」
きっと、俺がいない間に色々とあったんだな。何が起こったか大体は想像がつくよ。中二病全開の奴にもう一人少年が加わるなんて……それは破壊しか生まれないよな。とりあえず、ここはそっとしておこう!
「ちょっと、あんた達! 忘れてるようだけど、ここはわたし達のアジトなんだから好き勝手に話しないでよね! お姉からもほら言って」
「単刀直入にお前達に言う、私達はそこにゾンビがいたからとりあえず生体を知るため攫ってきたのだが、孤児院の子供達がゾンビに懐いてしまった! どうしてくれるんだ?」
「いや、そんな事俺に言われても……。第一勝手に連れ去ったのはそっちだしな」
「そうだよミサ姉! 私達が勝手に連れて来ちゃったんだから、ごめんなさいしよう」
やっと、まともな会話が出来そうな人に出会えた気がする。けど、この優しそうな髪の長い茶髪の女の子は、一体いつからここに居たんだろうか?
「ベル姉、いつからそこにいたの?」
「最初からずーっとこの部屋に居ました。どうせ、私はアリアちゃんやミサ姉に比べて影が薄いですよ」
「ベル姉ごめんね! 途中でカレー見つけてきたからコレ食べて元気だして」
「要りません。アリアちゃんまた拾い食いして、もう!」
えっ?! その拾ってきたカレーってまさか俺達が作ったカレーじゃないよね……。
「ベル姉は心配しすぎたよ。ゾンビが皆、美味しそうに幸せそうに食べてたから大丈夫だよ! それにさっき一口食べたし……」
「アリアちゃん、ちょっと大丈夫なの?!」
アリアはカレーの皿を手に持ったまま倒れてしまった。
やっぱり、俺達の作ったカレーだったぁぁぁぁ!! そう、何を隠そう俺達はKAGUYAの完璧なレシピのお陰でカレーを作る事に成功したが同時に食あたりまでも再現してしまったのだ。一見美味しそうに見えるカレーだが、ゾンビが食べてもなんの問題もないがやはり人間にはダメだったようだ……。
俺達はなんて罪深い食べ物を本当に作ってしまったんだ!
俺は罪悪感からか倒れたアリアの様子が気になり顔を覗き込んだらいきなり目が開き、手にしていたカレーをちゃんと床に置いてから血相を変えて水を求め始めた。
「水……水………」
俺や他の人達はただ見ている事しか出来なかった。なぜなら、アリアが水を求めてさまよっている姿はさながらゾンビその者で誰も近寄れなかったからだ。
「お水あった!」
「アリアちゃん、ちょっとその水は違うの、待って……」
アリアが水と思って飲んだ物はかなり毒々しい色を放つ水だった。本当にアノ水を飲んでも大丈夫なんだろうか?
アリアは全部飲み干してから案の定また倒れた。言わんこっちゃない!
「あのアリアって子、何飲んだらこんな仏様の様な顔が出来るんですか?」
「それが…………」
この長い間は一体なんなんだよ?
嫌な予感しかしないじゃんか! まさか飲み物じゃなく、やっぱりカレーが原因なのか? だとすると俺はまたカレー事件の被害者を新たに生み出してしまったのか……。頼むからカレーじゃないと言ってくれぇぇぇぇ?!
「俺のバカバカ……。なんであんなに沢山持って来て、言われたままに手を上げちゃったんだろう? 今すぐ時を戻したいッス」
「この長い廊下を歩いてるとさぁー、まるで地獄に投獄される囚人の気分だ……。ハァー、溜め息しか出ない」
「ちょっとあんた達、辛気臭い雰囲気出さないでよね」
この気が強くて態度がデカい女の子は確かアリアとか呼ばれてたな。しかも、俺に関節技をかけた奴でもあるけど……。
髪の色はアッシュグレーってヤツなのか、その髪を二つに結んであって、瞳はエメラルドグリーンなのか。年齢は俺と同じか? いや、奏太と同じくらいかもな!
「アリア、騒がしいぞ」
「だってお姉、此奴らが辛気臭いだもん!」
今注意したお姉と呼ばれてるこの綺麗な女性はベージュショートの髪がよく似合ってる! 青い瞳に見つめられたら絶対に目が背けられないよ。歳は俺達より上な気がする。でも、この人最初に俺に銃を向けてきた人でもあるんだよね。
それに、お姉って呼ぶくらいだからこのアリアって子と姉妹なのか? あんまり似てる所ないし、やっぱり姉妹って感じじゃなさそうだな……。
「着いたぞ!」
「ここが地獄への入口か……。どっからどう見ても普通の扉だ」
「俺、とうとう処刑されるんッスね……」
「ここはアジトなの! お姉とそのまたお姉とわたしとその仲間達のなんだから、縁起悪い事言わないでよね」
俺達は廊下の一番端の何の変哲もない扉の前で止まっている。扉には物置部屋と書かれていた。廊下に物が溢れかえっているのは多分、この人達がアジトにする時に邪魔になったからきっと出したんだろうな。
それにしても、なんでアジトの前に来たのにこの人達はなかなか中にに入ろうとしないんだ?
「よし、言うからな」
「お姉ガンバレ!」
「布団が吹っ飛んだーーーー!」
えぇ!? ちょっと、あの綺麗なお姉あって人が顔に似合わずダジャレを叫んでるってどういう事なの?! 何が起こるって言うんだ! 俺はわくわくしながら待っていたが、数分立っても何も起きる気配すら無かった。
「お姉失敗だね」
「前から思ってたんだが、このダジャレを言う開閉システム何とかならないのか……」
「もう、お姉恥ずかしがり屋さんなんだから。ここはわたしに任せて!」
えっ?! 問題はそこなのかよ!
お姉って人は今切実に胸の内の秘めた思いを話たのに、このアリアって子はちょっと人様の扱いが雑すぎませんか? 俺でもしないよ。もうちょっと、あのアリアって子より丁寧にツッコミする自信があるよ。
「行くよ! 隣の客はよく柿食う客だ」
アリアがなんの恥じらいもなく大声でダジャレを叫んだ瞬間、ガチャっと音と共に扉にかかっていた施錠が解かれ開いた。
「フフフ……! お姉見てた? 凄いでしょ」
あんな満面な笑みでお姉って人に駆け寄って、いつもああなら可愛いのにな。けど、この子はあんな大声でダジャレを言ってて恥ずかしくないんだろか? 俺だったら間違いなく恥ずかしくて死んじゃうなっ!
「アリアは凄い凄い」
「えへへー!」
「中に入れるぞ」
俺達はというアジトの中に入ってしまった。アジトという割りには部屋はすっからかんで何も無く、あるのは積み重ねられた数個のダンボールくらいだ。部屋の広さはまぁー、広いと言えば広いのかな。
あれ? よく見知った顔があるのは気のせいだろう……。ん? って、いなくなったはずの悠音と詩がなんでここにいるんだよ。しかも、見知らぬ人子供達と楽しそうに会話してるし……。
「律に奏太、遅かったじゃないか?」
「なんで、悠音が知らない他人の家で一番馴染んでるんだよ?!」
「言われて見れば確かに……。」
頼むから言われないでもわかってくれよ。だけど、二人がいきなり消えてびっくりしたけど、悠音も詩も元気そうでいてくれて良かった!
「あの時、僕と詩は何者かに音を立てずに攫われ危うく人体実験をされそうになりもうダメだと思った。いよいよ僕の両手の封印を解こうとしたその時、僕はテレパシーで仲間を感じ取った。その仲間に僕は敵じゃないと説明し見事和解した。その少年がこの子だ」
「まるっきりちっちゃい悠音じゃんか!」
「そう彼こそ僕の同朋の祐介君だ!
無論、僕には親友の律がいる事はちゃんと伝えてある」
「そこは伝えなくて良かったのに……」
「何故なんだ律! 僕達は親友じゃないか? ハッ、そうか……伝えずともわかっているそういう事なんだな。僕とした事がとんだ勘違いを」
「一生勘違いしてて下さい……。
それより、詩も無事で良かったよ」
「はぁ~、こんな小さな子にまで中二病が蔓延してたなんてイヤになっちゃう。そう思わない律君?」
「そうだね」
きっと、俺がいない間に色々とあったんだな。何が起こったか大体は想像がつくよ。中二病全開の奴にもう一人少年が加わるなんて……それは破壊しか生まれないよな。とりあえず、ここはそっとしておこう!
「ちょっと、あんた達! 忘れてるようだけど、ここはわたし達のアジトなんだから好き勝手に話しないでよね! お姉からもほら言って」
「単刀直入にお前達に言う、私達はそこにゾンビがいたからとりあえず生体を知るため攫ってきたのだが、孤児院の子供達がゾンビに懐いてしまった! どうしてくれるんだ?」
「いや、そんな事俺に言われても……。第一勝手に連れ去ったのはそっちだしな」
「そうだよミサ姉! 私達が勝手に連れて来ちゃったんだから、ごめんなさいしよう」
やっと、まともな会話が出来そうな人に出会えた気がする。けど、この優しそうな髪の長い茶髪の女の子は、一体いつからここに居たんだろうか?
「ベル姉、いつからそこにいたの?」
「最初からずーっとこの部屋に居ました。どうせ、私はアリアちゃんやミサ姉に比べて影が薄いですよ」
「ベル姉ごめんね! 途中でカレー見つけてきたからコレ食べて元気だして」
「要りません。アリアちゃんまた拾い食いして、もう!」
えっ?! その拾ってきたカレーってまさか俺達が作ったカレーじゃないよね……。
「ベル姉は心配しすぎたよ。ゾンビが皆、美味しそうに幸せそうに食べてたから大丈夫だよ! それにさっき一口食べたし……」
「アリアちゃん、ちょっと大丈夫なの?!」
アリアはカレーの皿を手に持ったまま倒れてしまった。
やっぱり、俺達の作ったカレーだったぁぁぁぁ!! そう、何を隠そう俺達はKAGUYAの完璧なレシピのお陰でカレーを作る事に成功したが同時に食あたりまでも再現してしまったのだ。一見美味しそうに見えるカレーだが、ゾンビが食べてもなんの問題もないがやはり人間にはダメだったようだ……。
俺達はなんて罪深い食べ物を本当に作ってしまったんだ!
俺は罪悪感からか倒れたアリアの様子が気になり顔を覗き込んだらいきなり目が開き、手にしていたカレーをちゃんと床に置いてから血相を変えて水を求め始めた。
「水……水………」
俺や他の人達はただ見ている事しか出来なかった。なぜなら、アリアが水を求めてさまよっている姿はさながらゾンビその者で誰も近寄れなかったからだ。
「お水あった!」
「アリアちゃん、ちょっとその水は違うの、待って……」
アリアが水と思って飲んだ物はかなり毒々しい色を放つ水だった。本当にアノ水を飲んでも大丈夫なんだろうか?
アリアは全部飲み干してから案の定また倒れた。言わんこっちゃない!
「あのアリアって子、何飲んだらこんな仏様の様な顔が出来るんですか?」
「それが…………」
この長い間は一体なんなんだよ?
嫌な予感しかしないじゃんか! まさか飲み物じゃなく、やっぱりカレーが原因なのか? だとすると俺はまたカレー事件の被害者を新たに生み出してしまったのか……。頼むからカレーじゃないと言ってくれぇぇぇぇ?!
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。

収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
魔族に育てられた聖女と呪われし召喚勇者【完結】
一色孝太郎
ファンタジー
魔族の薬師グランに育てられた聖女の力を持つ人族の少女ホリーは育ての祖父の遺志を継ぎ、苦しむ人々を救う薬師として生きていくことを決意する。懸命に生きる彼女の周囲には、彼女を慕う人が次々と集まってくる。兄のような幼馴染、イケメンな魔族の王子様、さらには異世界から召喚された勇者まで。やがて世界の運命をも左右する陰謀に巻き込まれた彼女は彼らと力を合わせ、世界を守るべく立ち向かうこととなる。果たして彼女の運命やいかに! そして彼女の周囲で繰り広げられる恋の大騒動の行方は……?
※本作は全 181 話、【完結保証】となります
※カバー画像の著作権は DESIGNALIKIE 様にあります
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる