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第3章(引き込もりゾンビのゲーマー編)
大切な物を運ぶ時は慎重に……
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ここの研究施設の人達は今や俺達が作ったカレーに夢中なのだ! びっくりするほど俺達の作ってたカレーは好評で食堂から廊下までゾンビが行列を作っている。皆、カレーという食べ物にに飢えてたみたいだ。ゾンビが食堂に集まってくれるのはこっちも好都合だし、探索するにはもってこいの状況だ!
「ねぇーKAGUYA、この建物の説明を頼めるか?」
「カシコマリマシタ! 1階ニハ食堂ノ他ニ受付ト監視室、事務部屋ヤ作業部屋トイッタ場所ニナリマス。2階カラ4階全テガ研究室トナッテオリマス」
「なるほど! 俺達は2階から順番に探索して行けばいいんだな。と言っても、結構広い研究施設だよな……」
「律君、ゾンビは皆食堂にいるんだし、手分けしてこの研究施設を探索するのはどうかな?」
「僕も手分けして探索するのに賛成だ!」
おっ! 悠音が珍しく詩の意見に前向きな態度だな。なんだか怪しく思えてくるが、悠音の事だけ気にし過ぎてもしても仕方ないよな。
「俺もいいッスよ!」
「皆、賛成という事なので探索は1時間までとします。1時間経ったらここの2階の階段の踊場にまた集合する事! それじゃぁ、探索開始!」
「オーー!!」
皆の息の合った掛け声の後、俺達はバラバラになり探索を開始した。
俺はまず4階から探索する事にした。
研究室は差程散らかっておらず、綺麗に整理整頓されていた。きっと、あのゾンビの研究員達がゾンビになっても本能で綺麗に保っていたに違いない。もう、ここまで来ると貴方達は労働者の鏡だよ!
研究室をざっと見た俺は気になる机を一つ発見した。なんで気になったかと言うと、皆綺麗に整理整頓してあるのに一人だけ机を散らかすなんて許せない……。
労働者の風上にも置けない奴だ!
俺が行ってちょっと注意書きでも書かいてやらないと!
勢いよく踏み出した俺は床まで目が行き届かず、まさか散乱していた紙の束に足を滑らせてしまうなんて。
転んで仰向けになった俺の前にヒラヒラと一枚写真が落ちてきた。俺は手を伸ばし写真を掴んだ。かなり古いモノクロ写真だ。写真に写っている場所はこの研究施設じゃない建物で如何にも創業しましたという感じの写真だった。
不思議と興味がそそられる一枚だった。
「律様、1時間経チマシタ。ソロソロ皆ノ居ル場所ニ戻リマショウ」
「わかったよ」
もう1時間も経っていたなんて、時の流れは早いな。俺が戻ると探索を終えた皆が待っていた。
「ごめん遅れちゃって、書類に埋れてたら遅くなっちゃよ。俺が見つけたのはこの創業した人達が写ってるっぽいモノクロ写真だけだったよ」
「私にはよく分からないなぁー」
「全くだ! 律はそれでもリーダーなのか」
「ごめんなさい」
「じゃあ、次は私が報告するね!
私が見つけたのは多分誰かの研究日誌だと思うんだけど、見た事がない文字だったから気になって持ってきたんだ」
詩が持って来たのは本当に見た事がない文字で読む事さ不可能だった。KAGUYAに翻訳を頼んでみたけど、KAGUYAでさえ知らない文字だった。KAGUYAは一様データを取っていたが俺は役に立つなんて思えなかった。
そうすると次は悠音の順番だな。
「僕の方は特に何も無かったよ」
「いや、悠音お前カレー食っただろ!」
「ギクッ! 何故、僕がカレーを食べたとわかるのだ」
「頬っぺにカレーがついてるぞ」
「しまった!」
悠音はそんなにあのカレーが食べたかったのか……。詩に続き悠音も収穫なしか、残るは奏太だけだけどあまり期待はしないでおこう。
「俺実は隠し通路って書いてある場所を発見したんッスよ! で、そこにに入ってみたら本当に抗なんとか薬が置いてあって試しに一つ小瓶を持って来たッス」
奏太よ、そんな満面の笑みを浮かべられても信じられないよな。そんな堂々と隠し扉って書いてあるなんて隠してる意味無いだろ。
「律様、大変デス! アノ奏太様ガ持ッテイル小瓶ヲ分析シタ所、本物ノ抗ウィルス薬デスヨ」
って、嘘だろ?! そんな事あるのか……本当に俺達は抗ウィルス薬を見つけちゃったのかよ。こんなにあっさりと簡単に………。
「そうでしょ、そうでしょ! 俺、まだ向こうにいっぱいあったから取ってくるッス。皆はそこで休んでて下さい」
なんて俺は良い後輩を持ったんだ!
奏太、お前の言う通り俺達はここで座って休みながら待つ事にするよ。でも、抗ウィルス薬があれば人間とゾンビは共存しなくても良くなるし、皆人間に戻るから結果としては最高のハッピーエンドを迎えられるのか……。
「でも、僕はゾンビのままでもいかな……。一日中音ゲーしても疲れないしな」
「悠音は良いかもしれないけど、私は人間に戻りたいな」
皆でたわい無い話をしている最中にそれは前触れもなく突然やってきた。
「立て」
「えっ?!」
女の人の声で立てと言う声が聞こえた。俺は詩が言ったのかと思って、詩の方へ振り向くが一緒に座って待ってる詩の姿は無かった。
えっ?!
さっきまで皆で楽しく雑談してたの何が起こったんだ? まさか悠音が何かしたのかって思って、今度は悠音の方を振り返ったが悠音の姿も無かった。
一体何が起こってるんだよ?!
そういえば、女の人の声は詩にしてはちょっと低かった気がする……。もしかして、俺達は見てはいけない幽霊ってヤツに出会しってしまったというのか!
つまり詩と悠音はその幽霊に誘拐された。コレなら辻褄が合う……いや、合いすぎるくらいだ。
確か女の人は声は俺の後ろから聞こえてきた。俺は後ろの状況を確認する為に振り向くべきなのか……。いや、俺の本能が後ろを振り向くなと言っていし……。
「とっとと立って、お姉が言ってんだろ!」
「はい!」
あれ? さっきとの声と違って言い方がキツいが可愛い声だった。ますます、後ろが気になってきたじゃんかよ!
俺は意を決して後ろを振り返る事を決意した。振り返った瞬間に目に飛び込んで来たのは俺に向けられた銃口を持つ綺麗なお姉さんとその横にいる少女だった。
一様、幽霊じゃないみたいで安心した。
「やっと振り向いたかポンコツ!
もう、お姉の手を煩わせないでよね」
「ポンコツだと?!」
この少女は可愛い顔して他にもっと何か言い方があるだろ! 綺麗なお姉さんは眉一つ動かさずに俺の頭にずっと銃を向けたままだし、この姉妹は一体何なんだ?
「お前たちは敵か? それとも……」
「皆見てください、こんなにいっぱい抗なんとか薬があったッスよ」
「チッ! まだ敵がいやがったかのか……。この少年はアリア、お前に任せるぞ」
「お姉任してよ!」
「俺の事はいいから奏太、逃げろ!」
「えー?! なんなんッスかこの状況?」
奏太のバカ、出てくるタイミング悪すぎだよ。綺麗なお姉さんは銃口を奏太に向けなが距離を詰めていった。
俺は少女に腕を関節技で決められ身動き取れないでいた。俺は余りの痛さで床に倒れた時、咄嗟に奏太に向かって言葉を発さず口の動きだけで抗ウイルス薬をなんとしでも守れよと伝えた。咄嗟だったとはいえ奏太は理解して小さく頷いてみせた。
よし、これで大丈夫だ!
「いいかそこの少年、死にたくなければ両手を上げてから床に伏せろ」
「わかったッス」
えっ?! 彼奴何がわかったんだよ!
ちょっと待ってよ奏太、今抗ウィルス薬を持ったその手を上げたらお前…………。
ガッシャーンっとガラスが割れる音と共に俺達の夢が、希望が、こんなに呆気なく終わりを告げてしまうなんて…………。
奏太は案の定、抗ウイルス薬の入った小瓶を床一面に全てばら撒き割ってしまったのだ。
「あっ?! ヤバい、俺やっちゃったみたいッス! てへへ……」
そこはてへへで誤魔化す所じゃないだろ!! 本当にどうするんだよコレ……。
「ねぇーKAGUYA、この建物の説明を頼めるか?」
「カシコマリマシタ! 1階ニハ食堂ノ他ニ受付ト監視室、事務部屋ヤ作業部屋トイッタ場所ニナリマス。2階カラ4階全テガ研究室トナッテオリマス」
「なるほど! 俺達は2階から順番に探索して行けばいいんだな。と言っても、結構広い研究施設だよな……」
「律君、ゾンビは皆食堂にいるんだし、手分けしてこの研究施設を探索するのはどうかな?」
「僕も手分けして探索するのに賛成だ!」
おっ! 悠音が珍しく詩の意見に前向きな態度だな。なんだか怪しく思えてくるが、悠音の事だけ気にし過ぎてもしても仕方ないよな。
「俺もいいッスよ!」
「皆、賛成という事なので探索は1時間までとします。1時間経ったらここの2階の階段の踊場にまた集合する事! それじゃぁ、探索開始!」
「オーー!!」
皆の息の合った掛け声の後、俺達はバラバラになり探索を開始した。
俺はまず4階から探索する事にした。
研究室は差程散らかっておらず、綺麗に整理整頓されていた。きっと、あのゾンビの研究員達がゾンビになっても本能で綺麗に保っていたに違いない。もう、ここまで来ると貴方達は労働者の鏡だよ!
研究室をざっと見た俺は気になる机を一つ発見した。なんで気になったかと言うと、皆綺麗に整理整頓してあるのに一人だけ机を散らかすなんて許せない……。
労働者の風上にも置けない奴だ!
俺が行ってちょっと注意書きでも書かいてやらないと!
勢いよく踏み出した俺は床まで目が行き届かず、まさか散乱していた紙の束に足を滑らせてしまうなんて。
転んで仰向けになった俺の前にヒラヒラと一枚写真が落ちてきた。俺は手を伸ばし写真を掴んだ。かなり古いモノクロ写真だ。写真に写っている場所はこの研究施設じゃない建物で如何にも創業しましたという感じの写真だった。
不思議と興味がそそられる一枚だった。
「律様、1時間経チマシタ。ソロソロ皆ノ居ル場所ニ戻リマショウ」
「わかったよ」
もう1時間も経っていたなんて、時の流れは早いな。俺が戻ると探索を終えた皆が待っていた。
「ごめん遅れちゃって、書類に埋れてたら遅くなっちゃよ。俺が見つけたのはこの創業した人達が写ってるっぽいモノクロ写真だけだったよ」
「私にはよく分からないなぁー」
「全くだ! 律はそれでもリーダーなのか」
「ごめんなさい」
「じゃあ、次は私が報告するね!
私が見つけたのは多分誰かの研究日誌だと思うんだけど、見た事がない文字だったから気になって持ってきたんだ」
詩が持って来たのは本当に見た事がない文字で読む事さ不可能だった。KAGUYAに翻訳を頼んでみたけど、KAGUYAでさえ知らない文字だった。KAGUYAは一様データを取っていたが俺は役に立つなんて思えなかった。
そうすると次は悠音の順番だな。
「僕の方は特に何も無かったよ」
「いや、悠音お前カレー食っただろ!」
「ギクッ! 何故、僕がカレーを食べたとわかるのだ」
「頬っぺにカレーがついてるぞ」
「しまった!」
悠音はそんなにあのカレーが食べたかったのか……。詩に続き悠音も収穫なしか、残るは奏太だけだけどあまり期待はしないでおこう。
「俺実は隠し通路って書いてある場所を発見したんッスよ! で、そこにに入ってみたら本当に抗なんとか薬が置いてあって試しに一つ小瓶を持って来たッス」
奏太よ、そんな満面の笑みを浮かべられても信じられないよな。そんな堂々と隠し扉って書いてあるなんて隠してる意味無いだろ。
「律様、大変デス! アノ奏太様ガ持ッテイル小瓶ヲ分析シタ所、本物ノ抗ウィルス薬デスヨ」
って、嘘だろ?! そんな事あるのか……本当に俺達は抗ウィルス薬を見つけちゃったのかよ。こんなにあっさりと簡単に………。
「そうでしょ、そうでしょ! 俺、まだ向こうにいっぱいあったから取ってくるッス。皆はそこで休んでて下さい」
なんて俺は良い後輩を持ったんだ!
奏太、お前の言う通り俺達はここで座って休みながら待つ事にするよ。でも、抗ウィルス薬があれば人間とゾンビは共存しなくても良くなるし、皆人間に戻るから結果としては最高のハッピーエンドを迎えられるのか……。
「でも、僕はゾンビのままでもいかな……。一日中音ゲーしても疲れないしな」
「悠音は良いかもしれないけど、私は人間に戻りたいな」
皆でたわい無い話をしている最中にそれは前触れもなく突然やってきた。
「立て」
「えっ?!」
女の人の声で立てと言う声が聞こえた。俺は詩が言ったのかと思って、詩の方へ振り向くが一緒に座って待ってる詩の姿は無かった。
えっ?!
さっきまで皆で楽しく雑談してたの何が起こったんだ? まさか悠音が何かしたのかって思って、今度は悠音の方を振り返ったが悠音の姿も無かった。
一体何が起こってるんだよ?!
そういえば、女の人の声は詩にしてはちょっと低かった気がする……。もしかして、俺達は見てはいけない幽霊ってヤツに出会しってしまったというのか!
つまり詩と悠音はその幽霊に誘拐された。コレなら辻褄が合う……いや、合いすぎるくらいだ。
確か女の人は声は俺の後ろから聞こえてきた。俺は後ろの状況を確認する為に振り向くべきなのか……。いや、俺の本能が後ろを振り向くなと言っていし……。
「とっとと立って、お姉が言ってんだろ!」
「はい!」
あれ? さっきとの声と違って言い方がキツいが可愛い声だった。ますます、後ろが気になってきたじゃんかよ!
俺は意を決して後ろを振り返る事を決意した。振り返った瞬間に目に飛び込んで来たのは俺に向けられた銃口を持つ綺麗なお姉さんとその横にいる少女だった。
一様、幽霊じゃないみたいで安心した。
「やっと振り向いたかポンコツ!
もう、お姉の手を煩わせないでよね」
「ポンコツだと?!」
この少女は可愛い顔して他にもっと何か言い方があるだろ! 綺麗なお姉さんは眉一つ動かさずに俺の頭にずっと銃を向けたままだし、この姉妹は一体何なんだ?
「お前たちは敵か? それとも……」
「皆見てください、こんなにいっぱい抗なんとか薬があったッスよ」
「チッ! まだ敵がいやがったかのか……。この少年はアリア、お前に任せるぞ」
「お姉任してよ!」
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「えー?! なんなんッスかこの状況?」
奏太のバカ、出てくるタイミング悪すぎだよ。綺麗なお姉さんは銃口を奏太に向けなが距離を詰めていった。
俺は少女に腕を関節技で決められ身動き取れないでいた。俺は余りの痛さで床に倒れた時、咄嗟に奏太に向かって言葉を発さず口の動きだけで抗ウイルス薬をなんとしでも守れよと伝えた。咄嗟だったとはいえ奏太は理解して小さく頷いてみせた。
よし、これで大丈夫だ!
「いいかそこの少年、死にたくなければ両手を上げてから床に伏せろ」
「わかったッス」
えっ?! 彼奴何がわかったんだよ!
ちょっと待ってよ奏太、今抗ウィルス薬を持ったその手を上げたらお前…………。
ガッシャーンっとガラスが割れる音と共に俺達の夢が、希望が、こんなに呆気なく終わりを告げてしまうなんて…………。
奏太は案の定、抗ウイルス薬の入った小瓶を床一面に全てばら撒き割ってしまったのだ。
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