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第3章(引き込もりゾンビのゲーマー編)
人はそれを完全無欠の食べ物と呼んだ
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気がつけば俺達はいくつもの出会いと別れを繰り返し、ようやく目的地の研究施設に到着した。KAGUYAの言った通り研究施設は海が見渡せる場所にあり、そこには遮る物が何一つないから見晴らしが凄くよかった。海が近いから一弾と潮風の匂いが濃く、岸壁から波が寄せては打返す音が聞こえる。
目的地に到着したものの中の状況がどうなってるかわからないから、俺はなかなか行く踏ん切りがつかないでいた。
「此処ニ私ガ求メテイタ情報ガアルデスネ。所デ、律様達ハ何故建物ニ入ラナイノデスカ? モシカシテ、ビビッテイラッシャルノデスカ?」
「えっ! ビビってるとかそういう訳じゃないし、ただこの景色が余りにも綺麗だからちゃんと目に焼き付けておこうと思っただけだし。それに、次いでに研究施設もちゃんと偵察してるから……」
「ソンナ50メートル離レタ場所カラ眺メテ……」
今、俺の目が物凄く泳いでるよ……。
いやだってさぁー、こういう場所って入ったら終わりって感じが漂ってるじゃんか! 前にもあったしさぁー。
「あーもう、俺我慢出来ないッス! 玄関から正々堂々と行きましょうよ」
「奏太、ちょっと待て! 死にたいのかバカやろ?!」
「普通の事言っただけなのにめちゃくちゃ怒られたッス」
「いいか、よく聞け! 普通じゃない俺達が玄関から堂々と行って見ろ、普通過ぎて皆ドン引きだよ! 俺達は普通じゃない連中なんだから正々堂々と裏口から中に入るぞ」
「言われてみれば俺達普通じゃなかったッス……」
「そうだろ!」
確かに奏太の言う通り、ずっとこのままの状態は流石にヤバいよな……。悠音なんて早々に飽きて音ゲーのイメトレしてるし、って、あれ? 詩はどこいった?!
「律君、この窓から中の様子わかるよ」
「流石は詩、頼りになるね!」
「私そんなに頼りになってるのかな?
キャー、これ以上律君が私の事好きになっちゃったらどうしよう…………」
どれどれ、中の様子はどうなってるのかな?
うげ、まだ中にいっぱいゾンビがいるじゃんかよ?! さっき首都に全員集合って号令かかったんじゃないのかよ。他のゾンビはもう皆行っちゃったよ……。
ん? でも、よくよく見てみたら全員ここで働いてる研究員の人達じゃんか! って、この人達ゾンビになってもまだ働いているよ。なんだか見てて悲しくなってきた……。ゾンビなんだからもういいんだよ、働かなくて!
思わずそんな事を思ってしまっけど、きっと俺が止めてもこの研究員ゾンビは仕事を続けるんだろうな……。
職業病、なんて恐ろしい病なんだ!
これが仕事に魂を売った人間の末路だというのか? そう思うと余計に悲しくなってくる。俺も同じ元社会人として、何か出来る事はないのだろか?
「充分見たし、律さんそろそろ律裏口へ行きましょうよ」
「そうしたいのは山々なんだけど……」
「裏口なら岸壁の後ろにあったぞ!」
「なんだって?! てか、悠音ずっと音ゲーのイメトレしてただけじゃんかよ」
「実は音ゲーのイメトレをしながら、この建物について調べていたんだ!」
「そんな器用な事をあの悠音が……?!」
「でも、時間の無駄ッスよね……」
「奏太君、何か言ったかね?」
「ヤダなぁー悠音さん、空耳ッスよ……」
「ん? 今、悠音裏口は岸壁にあるって言わなかったか?」
「言ったけどそれがなんだ?」
えっ?! 岸壁にあるって事はさぁー、岸壁から登って来いって事なの? なんちゅー、ハードなゲームなんだよ。普通ここまでまするのか?! ゾンビゲームって恐ろしいな……。
となると、玄関かもしくは窓から進入するしかないって事なのか。でも、俺はこのまま働いている研究員の人達を見捨てるような事をしていいのだろか?
いいや、良くないよな!
「俺さぁー、ここで働いている人が笑顔になって心と身体がポカポカして、一瞬だけ仕事を忘れられて、次も頑張ろうって思える事ないかなぁーって思ってるんだ……。けど、やっぱり言葉にしたらなんかバカバカしくなってきたから皆忘れてくれ……」
「Curryだ?!」
「カレーデスネ」
「カレーッスね」
「それならカレーだね!」
打ち合わせをした訳ではなく、不思議と皆は息の合った言葉でカレーという同じワードがでてきた。
「はい?!」
「僕達の答えは奇しくも揃ってしまったとはな……」
「聞けば聞くほどカレー以外考えられないッスよね」
「食卓にカレーが出ると何故か皆元気になるしね!」
「そうだぞ律! カレーという食べ物は皆を笑顔にしてくれるし、大勢で食べるとより美味しくなる優れ物だ。それに、欠点もなくパンでもご飯でも麺でも合う非の打ち所がない正に完璧な食べ物だ」
正に人類の叡智の極みの食べ物……。
俺は今までこんなに何でも合う食べ物に出会った事があるだろうか?
俺達が出来る事、それはカレーを作る事だ! これしかない……。
「律様、丁度隣ノ窓ハタマタマ食堂ラシク冷凍庫ガアリマス! スキャンシタ所、カレーノ具材ガ全部揃ッテイマス」
「そんな偶然ってあるのかよ?! でも、その野菜達腐ってるんじゃないか?」
「冷凍保存ダカラ大丈夫デショウ」
「いや、冷凍にどんだけ信頼よせてるんだよ! なんでも冷凍すればもって訳じゃないぞ……」
「律、ゾンビだから多少腐った野菜を食べても大丈夫だ! 僕が保証しよう」
「そんな保証いらないけど、なんか勇気が湧いてきたよ! よっしゃ、作るぞ!」
俺達は窓を開け食堂へ飛び込んだ。
食堂にはゾンビはいなくて、まずは一安心だな。次に俺達はキッチンへと回った。食堂もそうだったけどキッチンも埃っぽいな。でも、水も出るしガスもまだ使えるなんてラッキーだよ。もう、これは本格的にカレーを作れって誰かに言われてるきがする……。
「で、律カレーはどうやって作るんだ?」
「えっ?! 悠音知ってるんじゃないの?」
「僕がカレーを作る奴に見えるか?」
「見えないな……。奏太は知ってる?」
「俺、人生で一度も料理した事ないっス」
「そうか……。それなら詩はどう?」
「私、レシピがないとほとんど料理作れないんだよね」
一周回ってしまった……。
ここに居る全員が誰一人として作り方を知らないなんて致命傷だ!
「レシピノ事ナラ私ニオ任セ下サイ!
律様ガ以前食ベタカレーノデータガアルノデ、ソレヲ元ニレシピヲ作成シマシタ」
「って、あの時の?! 俺の母親が作ってくれたカレーがまさかここで役に立つなんて思ってもみなかった?!」
俺の母親のカレーのレシピを元に皆で手分けして作業に取り掛かった。俺達は四苦八苦しながら、なんとかカレーっぽい食べ物が完成した!
「出来たな……」
「そういえば、カレールーのパッケージに作り方思いっきり書いてあったッスね」
「奏太よ、皆まで言うな……」
おっと、カレーの匂いに連れられて研究員ゾンビが続々とやってきた!
「セルフサービスにして俺達は退散といたしますか」
俺達はゾンビに見つからないようにコソコソと食堂を出た。そういえば忘れてた事があったんだ!
味見はまぁー、アレだよな……。レシピ通りに作っんだから大丈夫だと思いたい。うん、大丈夫な筈だ! 味見してないなんて口が裂けても言えないよな……。
でも、今なら皆食堂に集まってカレーを食べてるからほぼほぼもぬけの殻状況になった訳だから調べるなら今しかないよな!
「じゃあ、皆がカレーを食べているうちに研究施設の探索に行くとしますか!」
「おぉー!」
目的地に到着したものの中の状況がどうなってるかわからないから、俺はなかなか行く踏ん切りがつかないでいた。
「此処ニ私ガ求メテイタ情報ガアルデスネ。所デ、律様達ハ何故建物ニ入ラナイノデスカ? モシカシテ、ビビッテイラッシャルノデスカ?」
「えっ! ビビってるとかそういう訳じゃないし、ただこの景色が余りにも綺麗だからちゃんと目に焼き付けておこうと思っただけだし。それに、次いでに研究施設もちゃんと偵察してるから……」
「ソンナ50メートル離レタ場所カラ眺メテ……」
今、俺の目が物凄く泳いでるよ……。
いやだってさぁー、こういう場所って入ったら終わりって感じが漂ってるじゃんか! 前にもあったしさぁー。
「あーもう、俺我慢出来ないッス! 玄関から正々堂々と行きましょうよ」
「奏太、ちょっと待て! 死にたいのかバカやろ?!」
「普通の事言っただけなのにめちゃくちゃ怒られたッス」
「いいか、よく聞け! 普通じゃない俺達が玄関から堂々と行って見ろ、普通過ぎて皆ドン引きだよ! 俺達は普通じゃない連中なんだから正々堂々と裏口から中に入るぞ」
「言われてみれば俺達普通じゃなかったッス……」
「そうだろ!」
確かに奏太の言う通り、ずっとこのままの状態は流石にヤバいよな……。悠音なんて早々に飽きて音ゲーのイメトレしてるし、って、あれ? 詩はどこいった?!
「律君、この窓から中の様子わかるよ」
「流石は詩、頼りになるね!」
「私そんなに頼りになってるのかな?
キャー、これ以上律君が私の事好きになっちゃったらどうしよう…………」
どれどれ、中の様子はどうなってるのかな?
うげ、まだ中にいっぱいゾンビがいるじゃんかよ?! さっき首都に全員集合って号令かかったんじゃないのかよ。他のゾンビはもう皆行っちゃったよ……。
ん? でも、よくよく見てみたら全員ここで働いてる研究員の人達じゃんか! って、この人達ゾンビになってもまだ働いているよ。なんだか見てて悲しくなってきた……。ゾンビなんだからもういいんだよ、働かなくて!
思わずそんな事を思ってしまっけど、きっと俺が止めてもこの研究員ゾンビは仕事を続けるんだろうな……。
職業病、なんて恐ろしい病なんだ!
これが仕事に魂を売った人間の末路だというのか? そう思うと余計に悲しくなってくる。俺も同じ元社会人として、何か出来る事はないのだろか?
「充分見たし、律さんそろそろ律裏口へ行きましょうよ」
「そうしたいのは山々なんだけど……」
「裏口なら岸壁の後ろにあったぞ!」
「なんだって?! てか、悠音ずっと音ゲーのイメトレしてただけじゃんかよ」
「実は音ゲーのイメトレをしながら、この建物について調べていたんだ!」
「そんな器用な事をあの悠音が……?!」
「でも、時間の無駄ッスよね……」
「奏太君、何か言ったかね?」
「ヤダなぁー悠音さん、空耳ッスよ……」
「ん? 今、悠音裏口は岸壁にあるって言わなかったか?」
「言ったけどそれがなんだ?」
えっ?! 岸壁にあるって事はさぁー、岸壁から登って来いって事なの? なんちゅー、ハードなゲームなんだよ。普通ここまでまするのか?! ゾンビゲームって恐ろしいな……。
となると、玄関かもしくは窓から進入するしかないって事なのか。でも、俺はこのまま働いている研究員の人達を見捨てるような事をしていいのだろか?
いいや、良くないよな!
「俺さぁー、ここで働いている人が笑顔になって心と身体がポカポカして、一瞬だけ仕事を忘れられて、次も頑張ろうって思える事ないかなぁーって思ってるんだ……。けど、やっぱり言葉にしたらなんかバカバカしくなってきたから皆忘れてくれ……」
「Curryだ?!」
「カレーデスネ」
「カレーッスね」
「それならカレーだね!」
打ち合わせをした訳ではなく、不思議と皆は息の合った言葉でカレーという同じワードがでてきた。
「はい?!」
「僕達の答えは奇しくも揃ってしまったとはな……」
「聞けば聞くほどカレー以外考えられないッスよね」
「食卓にカレーが出ると何故か皆元気になるしね!」
「そうだぞ律! カレーという食べ物は皆を笑顔にしてくれるし、大勢で食べるとより美味しくなる優れ物だ。それに、欠点もなくパンでもご飯でも麺でも合う非の打ち所がない正に完璧な食べ物だ」
正に人類の叡智の極みの食べ物……。
俺は今までこんなに何でも合う食べ物に出会った事があるだろうか?
俺達が出来る事、それはカレーを作る事だ! これしかない……。
「律様、丁度隣ノ窓ハタマタマ食堂ラシク冷凍庫ガアリマス! スキャンシタ所、カレーノ具材ガ全部揃ッテイマス」
「そんな偶然ってあるのかよ?! でも、その野菜達腐ってるんじゃないか?」
「冷凍保存ダカラ大丈夫デショウ」
「いや、冷凍にどんだけ信頼よせてるんだよ! なんでも冷凍すればもって訳じゃないぞ……」
「律、ゾンビだから多少腐った野菜を食べても大丈夫だ! 僕が保証しよう」
「そんな保証いらないけど、なんか勇気が湧いてきたよ! よっしゃ、作るぞ!」
俺達は窓を開け食堂へ飛び込んだ。
食堂にはゾンビはいなくて、まずは一安心だな。次に俺達はキッチンへと回った。食堂もそうだったけどキッチンも埃っぽいな。でも、水も出るしガスもまだ使えるなんてラッキーだよ。もう、これは本格的にカレーを作れって誰かに言われてるきがする……。
「で、律カレーはどうやって作るんだ?」
「えっ?! 悠音知ってるんじゃないの?」
「僕がカレーを作る奴に見えるか?」
「見えないな……。奏太は知ってる?」
「俺、人生で一度も料理した事ないっス」
「そうか……。それなら詩はどう?」
「私、レシピがないとほとんど料理作れないんだよね」
一周回ってしまった……。
ここに居る全員が誰一人として作り方を知らないなんて致命傷だ!
「レシピノ事ナラ私ニオ任セ下サイ!
律様ガ以前食ベタカレーノデータガアルノデ、ソレヲ元ニレシピヲ作成シマシタ」
「って、あの時の?! 俺の母親が作ってくれたカレーがまさかここで役に立つなんて思ってもみなかった?!」
俺の母親のカレーのレシピを元に皆で手分けして作業に取り掛かった。俺達は四苦八苦しながら、なんとかカレーっぽい食べ物が完成した!
「出来たな……」
「そういえば、カレールーのパッケージに作り方思いっきり書いてあったッスね」
「奏太よ、皆まで言うな……」
おっと、カレーの匂いに連れられて研究員ゾンビが続々とやってきた!
「セルフサービスにして俺達は退散といたしますか」
俺達はゾンビに見つからないようにコソコソと食堂を出た。そういえば忘れてた事があったんだ!
味見はまぁー、アレだよな……。レシピ通りに作っんだから大丈夫だと思いたい。うん、大丈夫な筈だ! 味見してないなんて口が裂けても言えないよな……。
でも、今なら皆食堂に集まってカレーを食べてるからほぼほぼもぬけの殻状況になった訳だから調べるなら今しかないよな!
「じゃあ、皆がカレーを食べているうちに研究施設の探索に行くとしますか!」
「おぉー!」
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