38 / 60
第3章(引き込もりゾンビのゲーマー編)
見た目より心を重視
しおりを挟む
あのゾンビの集団は首都に向かっているのか……。世界は一体どうなるんだ? 人類はいよいよ最悪のシナリオに向かってるって事なんだろうか? それって物凄くヤバくない事なんじゃないか!
これもきっとあの新型のKAGUYAの何らかの影響なんだろうな。あの辺りからゾンビ達の様子がおかしくなったし、そもそKAGUYAって人類を救済する為に作られた筈なのに、あの新型のKAGUYAがやってる事は真逆だし仕事してないじゃんか!
大事な仕事はサボっちゃいかんよな! それに比べて俺のKAGUYAはちゃんと仕事してるから偉いよな。
「って、なんで俺のKAGUYAは影響受けても良いはずなのに影響受けてないんだよ?!」
「言ワレテミレバ何デデショウ?」
「いや、俺に聞かれても……」
俺達は気づかないうちにとんでもない壁にぶち当たったのでは? ますます謎は深まるばかりだけど、あのゾンビの集団は俺達とは行く方向と反対だったのはほんとラッキーだった。
「あっ、こんな所に棺が落ちてるッス。まったく、葬儀屋さんはおっちょこちょいなんだから……」
「おっちょこちょい以前の問題だから! 普通、葬儀屋さんは棺なんて落とさないから」
どうして奏太はいつもいつも変な物ばかり見つけてくるんだよ。まったく、ツッコミを入れる俺の身にもなって欲しいよ。
それにしても、こんな道端に黒くて神々しく光りを放つオシャレな棺が3個も落ちてるなんて……。なんか、めちゃくちゃ不自然極まりなくないか? しかも、あの御札の数絶対に尋常じゃないし、明らかに何かヤバい物を封印しちゃってる感じがするよ……。
って、それ絶対に開けちゃダメな奴じゃんか?!
「奏太、ちょっと待って! その3個の棺明らかになんか不自然じゃねぇ?」
「言われて見れば確かにそんな気がするッス! でも、律さん……既に悠音さんは俺よりも色々と手遅れな気がしますけど……」
「悠音、早くそこから出てよ! 律君に見つかったら怒られるよ」
ごめん詩、俺は見つけちゃったよ。
棺の中に入ってる悠音を引っ張り出そうと頑張ってる詩の姿は健気で可愛いよ。だけど、今はそんな事言っている場合じゃない!
「この棺の漆黒の色といい、サイズ感といい僕にぴったりだ! 何より中二病をくすぐるデザインが一番気にいった。よし、僕のにしよう」
「おい、悠音! 落ちてる棺を拾って自分の物に仕様とするのはダメだぞ!」
「だって、名前書いてないし」
「言い訳してもダメ! ちゃんと元通りにして今すぐ封印し直せ」
「まったく、律は細かいんだから! どうせ棺は3個もあるんだから1個僕の物にしてもバレないと思うんだけどな……。 それに、僕が開ける前からこの棺は既に開いてたのに」
「えっ、今なんて言った? 詩、悠音の言ってる事本当なの?」
「本当だよ律君。悠音が開ける前から開いてたよ」
じゃあ、封印は既に解かれた後なのか?! なんてこった……。絶対にあの棺の中には殺人鬼的な何かが封印されてるに決まってるじゃないか。
「あの……すみません」
俺の背後から明らかに聞き覚えのない年老いた声が聞こえた。殺人鬼に俺は背後を既に取られたという事なのか?!
振り返るか? いや、これ絶対に振り返っちゃダメなヤツだよ! でも、振り返って確かめなきゃ……。もしかしたら、俺の勘違いかもしれないしな。
前向きに前向きに振り返えろう!
ほら、俺の背後にいる人は大丈夫じゃ……ない!?
「キエェェェエエェェェ?!?!」
「律君、急にどうしたの?」
「律、何があったんだ」
「律さん、大丈夫ッスか」
あれ? 皆の声が遠のいて意識が薄れてゆく……。早く皆に言わないといけないのに、あれは絶対に何人か殺っちゃってる殺人鬼の顔だった。皆、早く逃げろ…………。
「ハッ!!」
「律君気がついたの?」
恐怖のピークを迎えた俺はどうやら気づかないうちに気絶してしまったらしいな……。我ながら情けない。
「いやぁー、俺の隣りにね殺人鬼みたいな人がいてびっくりして気絶しちゃったよ! きっと、なんかの見間違えだよな」
「すみません、脅かすつもりはなかったんですが……」
あわわ、さっき俺が見た殺人鬼が皆と一緒にいる?! これってどういう事なんだ? しかもよくよく見てみたら、白髪のスーツを着たお爺ちゃんゾンビじゃんか! そして、お顔が物凄く怖いです……。
「えーっとね、律君! このお爺さんゾンビは殺人鬼とかじゃなくてね、破壊神ヤマダさんなの」
「破壊神ヤマダさんって名前なの?」
「はい、そうなんです!
私事、この見た目と名前からよく殺人鬼と間違われちゃって、スーツ着れば誤魔化せると思ったんですがやっぱり無理みたいですね。こんなだから妻には先立たれ、家族には愛想つかされ、孫には嫌われ散々な日々を送ってた時にゾンビになってしまって、余計にどんどん人が遠ざかってしまって、今悩んでる最中なんです」
「律君が気絶してる間、皆で破壊神ヤマダさんの相談に乗ってた所なの。律君も何かいい案ある?」
いや、それよりなんで皆平気でいられるんだよ? ゾンビだからか平気なんだよね、そうだよね!
「そうでした! 役に立つ情報じゃないかもしれませんが、一様私事ゾンビになる前は清掃の仕事をしていました」
破壊神ヤマダさんはきっと、この世のありとあらゆる者を清掃している人なんだな……。
「律さんとか言ったかな?
大丈夫、君が思ってるような事じゃなくね、本当に街やビルの清掃をしていたんだ」
どうして俺の心の中が読めたんだ?
じゃなくて、俺が思ってるよりこの人実は凄く優しい人なのでは……。
「律君、ダメだよ! 見た目で人を判断しちゃ」
「そうだぞ、律! 破壊神ヤマダさんは見た目はそれはそれは怖い人だけど、誰よりも熱いハートの持ち主だぞ」
「そうッスよ! 俺、破壊神ヤマダさんの壮絶な人生の話聞いたら泣けてきちゃいました」
「皆さん本当に親切な方々で、こんな老いぼれゾンビの私事の相談に乗ってくれてありがとうございます」
あれ? これは俺が謝らなくちゃいけない感じ、というか流れに……。確かに俺は破壊神ヤマダさんの見た目だけで勝手に悪い人だと決めつけてしまった。ちゃんと破壊神ヤマダさんを知ろうともしないで決めつけるのはやっぱり良くないしダメだよな!
「破壊神ヤマダさん、ごめんなさい!
俺、よく知りもせず見た目で勝手に決めつけてました」
「いいんですよ……。最初に怖がらせたのは私事の方ですからおあいこです。それに、こんな見た目だったから棺の中にうっかり封印されちゃって、あっ、でも、残りの2つの棺には本物の殺人鬼ゾンビが封印されているのでくれぐれも開けないように」
やっぱり、あの棺には殺人鬼ゾンビが封印されてたんだ……。
「俺、破壊神ヤマダさんの見た目はまだちょっと怖いけど、話してみたら凄く温かくて優しい人だってわかりました!
だから、破壊神ヤマダさんはそのままで良いとおもいます。見た目でなんだかんだ言っくる人もいるけど、少なくとも俺達には破壊神ヤマダさんの優しい心はちゃんと届いてます」
「そうだよ! 破壊神ヤマダさんの優しい心は私達にちゃんと届いたんだから、他の人にもきっと届くよ」
「例えそれが神の選択だって言うのだとしても……! 僕が破壊神ヤマダさんの運命を変えてみせるから任せろ」
「俺と破壊神ヤマダさんはもう、マイソウルフレンドッスよ」
「亡くなった妻も皆さんと同じ様な事を言って、何度も暗闇にいる私事を光あるところに連れ戻してくれた。皆さんに出会えてよかった、ありがとう……」
その後、元気になった破壊神ヤマダさんは今は離れ離れになってしまった家族を探す旅をすると決心し俺達を驚かせた。
もしかしたら、家族がゾンビになっていて私事の事に気づかなくて、二度と家族に会えなくとも、それでもまた、もう一度家族に会う事が出来たら謝りたいと言った破壊神ヤマダさんの決意は固かった。
別れの時、破壊神ヤマダさんは何度も頭を下げ俺達が見えなくなるまでお礼を言い続けた。
「もしかしたら、ゾンビってそんなに悪い奴らじゃないかもな……」
「律君今なにか言った?」
「なんでもないよ! それより早く研究施設行こう」
俺達はこうして彷徨えるお爺さんゾンビを救ったのであった。
これもきっとあの新型のKAGUYAの何らかの影響なんだろうな。あの辺りからゾンビ達の様子がおかしくなったし、そもそKAGUYAって人類を救済する為に作られた筈なのに、あの新型のKAGUYAがやってる事は真逆だし仕事してないじゃんか!
大事な仕事はサボっちゃいかんよな! それに比べて俺のKAGUYAはちゃんと仕事してるから偉いよな。
「って、なんで俺のKAGUYAは影響受けても良いはずなのに影響受けてないんだよ?!」
「言ワレテミレバ何デデショウ?」
「いや、俺に聞かれても……」
俺達は気づかないうちにとんでもない壁にぶち当たったのでは? ますます謎は深まるばかりだけど、あのゾンビの集団は俺達とは行く方向と反対だったのはほんとラッキーだった。
「あっ、こんな所に棺が落ちてるッス。まったく、葬儀屋さんはおっちょこちょいなんだから……」
「おっちょこちょい以前の問題だから! 普通、葬儀屋さんは棺なんて落とさないから」
どうして奏太はいつもいつも変な物ばかり見つけてくるんだよ。まったく、ツッコミを入れる俺の身にもなって欲しいよ。
それにしても、こんな道端に黒くて神々しく光りを放つオシャレな棺が3個も落ちてるなんて……。なんか、めちゃくちゃ不自然極まりなくないか? しかも、あの御札の数絶対に尋常じゃないし、明らかに何かヤバい物を封印しちゃってる感じがするよ……。
って、それ絶対に開けちゃダメな奴じゃんか?!
「奏太、ちょっと待って! その3個の棺明らかになんか不自然じゃねぇ?」
「言われて見れば確かにそんな気がするッス! でも、律さん……既に悠音さんは俺よりも色々と手遅れな気がしますけど……」
「悠音、早くそこから出てよ! 律君に見つかったら怒られるよ」
ごめん詩、俺は見つけちゃったよ。
棺の中に入ってる悠音を引っ張り出そうと頑張ってる詩の姿は健気で可愛いよ。だけど、今はそんな事言っている場合じゃない!
「この棺の漆黒の色といい、サイズ感といい僕にぴったりだ! 何より中二病をくすぐるデザインが一番気にいった。よし、僕のにしよう」
「おい、悠音! 落ちてる棺を拾って自分の物に仕様とするのはダメだぞ!」
「だって、名前書いてないし」
「言い訳してもダメ! ちゃんと元通りにして今すぐ封印し直せ」
「まったく、律は細かいんだから! どうせ棺は3個もあるんだから1個僕の物にしてもバレないと思うんだけどな……。 それに、僕が開ける前からこの棺は既に開いてたのに」
「えっ、今なんて言った? 詩、悠音の言ってる事本当なの?」
「本当だよ律君。悠音が開ける前から開いてたよ」
じゃあ、封印は既に解かれた後なのか?! なんてこった……。絶対にあの棺の中には殺人鬼的な何かが封印されてるに決まってるじゃないか。
「あの……すみません」
俺の背後から明らかに聞き覚えのない年老いた声が聞こえた。殺人鬼に俺は背後を既に取られたという事なのか?!
振り返るか? いや、これ絶対に振り返っちゃダメなヤツだよ! でも、振り返って確かめなきゃ……。もしかしたら、俺の勘違いかもしれないしな。
前向きに前向きに振り返えろう!
ほら、俺の背後にいる人は大丈夫じゃ……ない!?
「キエェェェエエェェェ?!?!」
「律君、急にどうしたの?」
「律、何があったんだ」
「律さん、大丈夫ッスか」
あれ? 皆の声が遠のいて意識が薄れてゆく……。早く皆に言わないといけないのに、あれは絶対に何人か殺っちゃってる殺人鬼の顔だった。皆、早く逃げろ…………。
「ハッ!!」
「律君気がついたの?」
恐怖のピークを迎えた俺はどうやら気づかないうちに気絶してしまったらしいな……。我ながら情けない。
「いやぁー、俺の隣りにね殺人鬼みたいな人がいてびっくりして気絶しちゃったよ! きっと、なんかの見間違えだよな」
「すみません、脅かすつもりはなかったんですが……」
あわわ、さっき俺が見た殺人鬼が皆と一緒にいる?! これってどういう事なんだ? しかもよくよく見てみたら、白髪のスーツを着たお爺ちゃんゾンビじゃんか! そして、お顔が物凄く怖いです……。
「えーっとね、律君! このお爺さんゾンビは殺人鬼とかじゃなくてね、破壊神ヤマダさんなの」
「破壊神ヤマダさんって名前なの?」
「はい、そうなんです!
私事、この見た目と名前からよく殺人鬼と間違われちゃって、スーツ着れば誤魔化せると思ったんですがやっぱり無理みたいですね。こんなだから妻には先立たれ、家族には愛想つかされ、孫には嫌われ散々な日々を送ってた時にゾンビになってしまって、余計にどんどん人が遠ざかってしまって、今悩んでる最中なんです」
「律君が気絶してる間、皆で破壊神ヤマダさんの相談に乗ってた所なの。律君も何かいい案ある?」
いや、それよりなんで皆平気でいられるんだよ? ゾンビだからか平気なんだよね、そうだよね!
「そうでした! 役に立つ情報じゃないかもしれませんが、一様私事ゾンビになる前は清掃の仕事をしていました」
破壊神ヤマダさんはきっと、この世のありとあらゆる者を清掃している人なんだな……。
「律さんとか言ったかな?
大丈夫、君が思ってるような事じゃなくね、本当に街やビルの清掃をしていたんだ」
どうして俺の心の中が読めたんだ?
じゃなくて、俺が思ってるよりこの人実は凄く優しい人なのでは……。
「律君、ダメだよ! 見た目で人を判断しちゃ」
「そうだぞ、律! 破壊神ヤマダさんは見た目はそれはそれは怖い人だけど、誰よりも熱いハートの持ち主だぞ」
「そうッスよ! 俺、破壊神ヤマダさんの壮絶な人生の話聞いたら泣けてきちゃいました」
「皆さん本当に親切な方々で、こんな老いぼれゾンビの私事の相談に乗ってくれてありがとうございます」
あれ? これは俺が謝らなくちゃいけない感じ、というか流れに……。確かに俺は破壊神ヤマダさんの見た目だけで勝手に悪い人だと決めつけてしまった。ちゃんと破壊神ヤマダさんを知ろうともしないで決めつけるのはやっぱり良くないしダメだよな!
「破壊神ヤマダさん、ごめんなさい!
俺、よく知りもせず見た目で勝手に決めつけてました」
「いいんですよ……。最初に怖がらせたのは私事の方ですからおあいこです。それに、こんな見た目だったから棺の中にうっかり封印されちゃって、あっ、でも、残りの2つの棺には本物の殺人鬼ゾンビが封印されているのでくれぐれも開けないように」
やっぱり、あの棺には殺人鬼ゾンビが封印されてたんだ……。
「俺、破壊神ヤマダさんの見た目はまだちょっと怖いけど、話してみたら凄く温かくて優しい人だってわかりました!
だから、破壊神ヤマダさんはそのままで良いとおもいます。見た目でなんだかんだ言っくる人もいるけど、少なくとも俺達には破壊神ヤマダさんの優しい心はちゃんと届いてます」
「そうだよ! 破壊神ヤマダさんの優しい心は私達にちゃんと届いたんだから、他の人にもきっと届くよ」
「例えそれが神の選択だって言うのだとしても……! 僕が破壊神ヤマダさんの運命を変えてみせるから任せろ」
「俺と破壊神ヤマダさんはもう、マイソウルフレンドッスよ」
「亡くなった妻も皆さんと同じ様な事を言って、何度も暗闇にいる私事を光あるところに連れ戻してくれた。皆さんに出会えてよかった、ありがとう……」
その後、元気になった破壊神ヤマダさんは今は離れ離れになってしまった家族を探す旅をすると決心し俺達を驚かせた。
もしかしたら、家族がゾンビになっていて私事の事に気づかなくて、二度と家族に会えなくとも、それでもまた、もう一度家族に会う事が出来たら謝りたいと言った破壊神ヤマダさんの決意は固かった。
別れの時、破壊神ヤマダさんは何度も頭を下げ俺達が見えなくなるまでお礼を言い続けた。
「もしかしたら、ゾンビってそんなに悪い奴らじゃないかもな……」
「律君今なにか言った?」
「なんでもないよ! それより早く研究施設行こう」
俺達はこうして彷徨えるお爺さんゾンビを救ったのであった。
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
元ゲーマーのオタクが悪役令嬢? ごめん、そのゲーム全然知らない。とりま異世界ライフは普通に楽しめそうなので、設定無視して自分らしく生きます
みなみ抄花
ファンタジー
前世で死んだ自分は、どうやらやったこともないゲームの悪役令嬢に転生させられたようです。
女子力皆無の私が令嬢なんてそもそもが無理だから、設定無視して自分らしく生きますね。
勝手に転生させたどっかの神さま、ヒロインいじめとか勇者とか物語の盛り上げ役とかほんっと心底どうでも良いんで、そんなことよりチート能力もっとよこしてください。
レベルが上がらずパーティから捨てられましたが、実は成長曲線が「勇者」でした
桐山じゃろ
ファンタジー
同い年の幼馴染で作ったパーティの中で、ラウトだけがレベル10から上がらなくなってしまった。パーティリーダーのセルパンはラウトに頼り切っている現状に気づかないまま、レベルが低いという理由だけでラウトをパーティから追放する。しかしその後、仲間のひとりはラウトについてきてくれたし、弱い魔物を倒しただけでレベルが上がり始めた。やがてラウトは精霊に寵愛されし最強の勇者となる。一方でラウトを捨てた元仲間たちは自業自得によるざまぁに遭ったりします。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを公開しています。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
どうやら異世界ではないらしいが、魔法やレベルがある世界になったようだ
ボケ猫
ファンタジー
日々、異世界などの妄想をする、アラフォーのテツ。
ある日突然、この世界のシステムが、魔法やレベルのある世界へと変化。
夢にまで見たシステムに大喜びのテツ。
そんな中、アラフォーのおっさんがレベルを上げながら家族とともに新しい世界を生きていく。
そして、世界変化の一因であろう異世界人の転移者との出会い。
新しい世界で、新たな出会い、関係を構築していこうとする物語・・・のはず・・。
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい
ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。
チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~
第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる