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第3章(引き込もりゾンビのゲーマー編)
全員集合!今から必殺技の講習をはじめます
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俺達は路地裏の物置き場所から出て来た。やっぱりここはリゾート施設だけあって同じ建物のビルが沢山さんある。同じ建物ばっかりだと見分けがつかなくて正直苦手なんだけど、ゾンビがいなければきっと沢山の人が羽を伸ばしにここに訪れていたのかもしれないな……。
それにしても、誰一人として俺に道の事を訪ねなくなった。あぁ……そうですよ、俺は地図が読めませんよ。だから、今は詩にKAGUYAをあずけ、俺の代わりに先導して皆を引っ張ってくれている。地図が読めるとやっぱり頼りになるしかっこよく見えるから、ちょっと俺は凹み中なんです。
しかも、俺抜きで皆楽しくやってるし……。
「悠音さん、俺今ならあのかめの波動を打てそうな気がするッス!」
「いや、いくら何でも無理だから止めておけ」
「えーーーーい!!」
奏太は勢い余って吐血した。周りに居た全ての者は一斉に後ろに退いた。
「奏太、出す物が違うだろ?!」
「おかしいな~、ほんとにかめの波動だせると思ったのに……」
「ちょっと、悠音と奏太君なに遊んでるの?」
「律様、皆様二注意シテ下サイ」
あぁ、やっぱりダメだ……。
皆と一緒にいると凄く楽しい事が起こりまくりだし、凹んでるのがなんだかバカらしく思えてきた。
ありがとう……。
「なんで皆俺抜きで楽しい事してるんだよ! 俺も混ぜろよ」
「律さんいい所に来たッス! 俺、必殺技がどうしても欲しいんですよね。やっぱり、どの物語の登場人物も必ず必殺技があるのに、俺達ときたら全然ないっスよ。そんなんでいいんですか?」
「いや、良くわないけど……」
「律さん、俺達は迷ってる暇なんてないんですよ! これからどんどん強敵的と出くわしていくのに必殺技の一つや二つないとやっていけないッスよ」
「そうだよな! 奏太の言う通りかもしれない」
必殺技か……。
確かにあるとかっこいいし便利だよな。でも、ちょっと待てよ! そこまでゾンビゲームに必殺技なんているのか? どのゾンビゲームも必殺技で戦うっていうよりか己の鍛え上げた身体とか武器を使って戦うから、やっぱり俺達には要らないのでは……。
「奏太、良くぞ言った!
僕はこの時を待っていた。今から奏太に僕の秘伝の技を伝授しよう……」
「悠音さん、マジ優しいッス! ありがとうございます」
あの悠音が秘伝の技?!
今まで悠音と一緒にいたけど、見た事も聞いた事もないぞ。でも、本当に秘伝の技を持っているなら俺もついでに教えてもらおうかな。
「今の奏太にはこれが使えるだろう! まずはだな……スマホを一つ用意します。そして、身の回りの整理整頓をする。この時、チリやホコリは一つも残してはいけない。ゴミが回りにあると一気に形勢が悪くなってしまう。それが終わったら後は神様に日頃の行いを報告しする。最後に僕なら出来る、僕なら出来ると念じる」
「で、そうするとどうなるんだ悠音?」
「高確率でかぶりモンの激レアSキャラが手に入る」
「今までの話、全部ソシャゲのガチャの話かよ?!」
「そうだけど……。 律、ひょっとし知らないのか? 激レアのSキャラあるだけで世界は360度変わるんだぞ! 後、お清めって技もあるけどそれはまた今度だな」
「悠音さん、俺さっそく実践してきます!」
「ちょっと奏太、悠音の話を鵜呑みにするなよ! 彼奴の頭の中は中二病なんだからなっ」
ダメだ奏太の奴全然俺の話を聞いてない……。たまに悠音の奴妙な説得力がある事言うから信じるも無理はないけど。俺も一回やられた身としてはやっぱり見過ごせない。
「出たなゾンビ共! このかぶりモンの激レアSキャラが目に入らないんッスか?」
さっそく奏太の目の前にオタクゾンビが現れちゃったよ。って言っても奏太も一様ゾンビなんだからな!
「この男、ソシャゲの0.00083%の壁を超えたというのか?!」
っとオタクゾンビは言って、一斉に奏太の前にひれ伏した。その光景はまるで神を奉るが如くだった。
何が起こったっていうんだ?!
これがオタク達を黙らす激レアSキャラの破壊力というのか……。
「どうッスか? これが俺の実力ッスよ」
「奏太、オタクの人だったから通用したけど、一般には通用しないんだからな。って、おい奏太何処に行くだよ」
「律さん心配しすぎ、大丈夫ッスよ」
奏太の前に今度は一般人ゾンビが現れた。さっきと同じ様に激レアSキャラを一般人ゾンビに見せつけるが、効果は今ひとつのようだ。
「激レアSキャラッスよ!」
「黙れ、オタクが」
一般人ゾンビは言葉を吐き捨てて、奏太を睨みつけ一撃をお見舞いした。
「痛いッス……」
「だから、悠音の事はあれほど信じるなって言ったのに……」
「あれ? 律さんあれ見て下さい。あそこの大通りにゾンビ集団がいるッス。あのゾンビ達は何処に向かってるんすか?」
「ゾンビの集団?」
本当だ! あんなに沢山のゾンビが規則正しく列からはみ出る事なく集団となって何処に向かってる。皆で何処に行くんだ?
「俺、皆に悪い事したから聞いてくるッス」
「おい、奏太……」
行っちゃたよ……。一人で聞きに言って大丈夫なのか? だって、相手はあのゾンビだぞ。って、奏太もゾンビだからあぁ……もうややこしいなっ!
「どうしたの律君?」
「詩、奏太の奴が……」
詩ナイスタイミングだよ!
今までどうして詩が俺達の会話に参加してなかったというと、呆れかえってKAGUYAと一緒に女子会を開いていたのだ。俺もこんな事になるならそっちの方に参加したかったよ……。じゃなくて!
「俺と奏太がゾンビの集団を見つけて、それで奏太があの集団に聞き込みに行っちゃたんだ」
「そうなんだ! 奏太君ならきっと大丈夫だよ」
「そうかな……」
30分経ち、1時間経ち、奏太のヤローいつまで待たせるんだよ! やっぱり、一人で行かせるんじゃなかった。
それからしばらくして、ゾンビの集団から聞き込みを終えた奏太がようやく戻ってきた。
「聞いてきたッス! 首都アルブスに人間をひと狩りしにいくぜ! って言ってたけど……キャンハンゲームのイベントとかッスかねぇ?」
「私は違うと思うなぁー」
「わかったぞ! ゾンビ共は僕の圧倒的な邪眼の能力に恐れ戦いたのだな。僕はなんて罪な事を……」
「悠音さんそれは違うと思ッス」
こんなゾンビの集団がキャンハンのイベントに参加する訳が無いだろ?! そもそもはキャンハンは皆でキャンプするゲームだし、なんか嫌な予感がする……。
それにしても、誰一人として俺に道の事を訪ねなくなった。あぁ……そうですよ、俺は地図が読めませんよ。だから、今は詩にKAGUYAをあずけ、俺の代わりに先導して皆を引っ張ってくれている。地図が読めるとやっぱり頼りになるしかっこよく見えるから、ちょっと俺は凹み中なんです。
しかも、俺抜きで皆楽しくやってるし……。
「悠音さん、俺今ならあのかめの波動を打てそうな気がするッス!」
「いや、いくら何でも無理だから止めておけ」
「えーーーーい!!」
奏太は勢い余って吐血した。周りに居た全ての者は一斉に後ろに退いた。
「奏太、出す物が違うだろ?!」
「おかしいな~、ほんとにかめの波動だせると思ったのに……」
「ちょっと、悠音と奏太君なに遊んでるの?」
「律様、皆様二注意シテ下サイ」
あぁ、やっぱりダメだ……。
皆と一緒にいると凄く楽しい事が起こりまくりだし、凹んでるのがなんだかバカらしく思えてきた。
ありがとう……。
「なんで皆俺抜きで楽しい事してるんだよ! 俺も混ぜろよ」
「律さんいい所に来たッス! 俺、必殺技がどうしても欲しいんですよね。やっぱり、どの物語の登場人物も必ず必殺技があるのに、俺達ときたら全然ないっスよ。そんなんでいいんですか?」
「いや、良くわないけど……」
「律さん、俺達は迷ってる暇なんてないんですよ! これからどんどん強敵的と出くわしていくのに必殺技の一つや二つないとやっていけないッスよ」
「そうだよな! 奏太の言う通りかもしれない」
必殺技か……。
確かにあるとかっこいいし便利だよな。でも、ちょっと待てよ! そこまでゾンビゲームに必殺技なんているのか? どのゾンビゲームも必殺技で戦うっていうよりか己の鍛え上げた身体とか武器を使って戦うから、やっぱり俺達には要らないのでは……。
「奏太、良くぞ言った!
僕はこの時を待っていた。今から奏太に僕の秘伝の技を伝授しよう……」
「悠音さん、マジ優しいッス! ありがとうございます」
あの悠音が秘伝の技?!
今まで悠音と一緒にいたけど、見た事も聞いた事もないぞ。でも、本当に秘伝の技を持っているなら俺もついでに教えてもらおうかな。
「今の奏太にはこれが使えるだろう! まずはだな……スマホを一つ用意します。そして、身の回りの整理整頓をする。この時、チリやホコリは一つも残してはいけない。ゴミが回りにあると一気に形勢が悪くなってしまう。それが終わったら後は神様に日頃の行いを報告しする。最後に僕なら出来る、僕なら出来ると念じる」
「で、そうするとどうなるんだ悠音?」
「高確率でかぶりモンの激レアSキャラが手に入る」
「今までの話、全部ソシャゲのガチャの話かよ?!」
「そうだけど……。 律、ひょっとし知らないのか? 激レアのSキャラあるだけで世界は360度変わるんだぞ! 後、お清めって技もあるけどそれはまた今度だな」
「悠音さん、俺さっそく実践してきます!」
「ちょっと奏太、悠音の話を鵜呑みにするなよ! 彼奴の頭の中は中二病なんだからなっ」
ダメだ奏太の奴全然俺の話を聞いてない……。たまに悠音の奴妙な説得力がある事言うから信じるも無理はないけど。俺も一回やられた身としてはやっぱり見過ごせない。
「出たなゾンビ共! このかぶりモンの激レアSキャラが目に入らないんッスか?」
さっそく奏太の目の前にオタクゾンビが現れちゃったよ。って言っても奏太も一様ゾンビなんだからな!
「この男、ソシャゲの0.00083%の壁を超えたというのか?!」
っとオタクゾンビは言って、一斉に奏太の前にひれ伏した。その光景はまるで神を奉るが如くだった。
何が起こったっていうんだ?!
これがオタク達を黙らす激レアSキャラの破壊力というのか……。
「どうッスか? これが俺の実力ッスよ」
「奏太、オタクの人だったから通用したけど、一般には通用しないんだからな。って、おい奏太何処に行くだよ」
「律さん心配しすぎ、大丈夫ッスよ」
奏太の前に今度は一般人ゾンビが現れた。さっきと同じ様に激レアSキャラを一般人ゾンビに見せつけるが、効果は今ひとつのようだ。
「激レアSキャラッスよ!」
「黙れ、オタクが」
一般人ゾンビは言葉を吐き捨てて、奏太を睨みつけ一撃をお見舞いした。
「痛いッス……」
「だから、悠音の事はあれほど信じるなって言ったのに……」
「あれ? 律さんあれ見て下さい。あそこの大通りにゾンビ集団がいるッス。あのゾンビ達は何処に向かってるんすか?」
「ゾンビの集団?」
本当だ! あんなに沢山のゾンビが規則正しく列からはみ出る事なく集団となって何処に向かってる。皆で何処に行くんだ?
「俺、皆に悪い事したから聞いてくるッス」
「おい、奏太……」
行っちゃたよ……。一人で聞きに言って大丈夫なのか? だって、相手はあのゾンビだぞ。って、奏太もゾンビだからあぁ……もうややこしいなっ!
「どうしたの律君?」
「詩、奏太の奴が……」
詩ナイスタイミングだよ!
今までどうして詩が俺達の会話に参加してなかったというと、呆れかえってKAGUYAと一緒に女子会を開いていたのだ。俺もこんな事になるならそっちの方に参加したかったよ……。じゃなくて!
「俺と奏太がゾンビの集団を見つけて、それで奏太があの集団に聞き込みに行っちゃたんだ」
「そうなんだ! 奏太君ならきっと大丈夫だよ」
「そうかな……」
30分経ち、1時間経ち、奏太のヤローいつまで待たせるんだよ! やっぱり、一人で行かせるんじゃなかった。
それからしばらくして、ゾンビの集団から聞き込みを終えた奏太がようやく戻ってきた。
「聞いてきたッス! 首都アルブスに人間をひと狩りしにいくぜ! って言ってたけど……キャンハンゲームのイベントとかッスかねぇ?」
「私は違うと思うなぁー」
「わかったぞ! ゾンビ共は僕の圧倒的な邪眼の能力に恐れ戦いたのだな。僕はなんて罪な事を……」
「悠音さんそれは違うと思ッス」
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