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第1章 (人間とお友達 覚醒編)
入っては行けない場所ほど入りたくなるもの
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「で、ココ何処なんだよ!?」
俺達は今、使われていない大きな研究施設の玄関前に来ていた。今は使われていない筈なのに建物は壊れていないし、むしろ新築みたいに綺麗に見えた。石の表札は少しボロボロになっていたが、ローズグレイ社と刻んであった。
聞いた事ある様な、ない様なそんな名前だった。
そうだった、今ココに来ているメンバーは俺を含め5人。たっくんに響、それに詩と直人さん、まっ、いつものメンバーだけどな!
「僕は前々からこの研究施設に興味があって、一度来てみたいと思ってたんだ」
たっくんは研究施設の周囲を色々と調べ回っていた。俺はこんな研究施設のどこに興味が湧いてくるのか、全くもってわからなかった。むしろ早く帰りたいくらいだった。
そんな俺を知ってか知らずかはわからないけど、KAGUYAが不安そうな感じで俺に話し掛けてきた。
「律様、入ルノハ止メタ方ガ宜シイカト……」
「俺もそう思ってるけど、ココまで来て俺が一人で帰れると思うか?」
「イイエ、律様ニハ無理デスネ」
そこは全力で否定するところだよ!
否定してくれないと、俺めちゃくちゃ悲しい奴になっちゃうじゃん……。
そもそも、いくら食料がなくなったからとはいえ、こんな怪しげな研究施設行くか、普通? なんか絶対、嫌な予感しかしない……。
あれ? そういえば、なんでこの場所に行くって決まったんだったかな?
事の始まりは前日の夜から遡る。
響を指揮官に置き、皆で食料を探しにどこに行くか会議をしていた。
「いいか野郎共、バナナは残念ながらおやつに入りません」
「響先生、我々にはバナナすら食料庫にありません」
って、みんな遠足気分なのかよ!
あの詩まで真剣な眼差しで会議に参加して、渾身のボケを噛ましてるよ!?
「そうか、それは困ったな詩君!
ならば仕方ない、高級の保存食を遠足のお供に付けることを許可しよう」
皆から驚きと歓声の声が上がった。
楽しい遠足になってきたと言って皆浮かれていた。やっぱり、遠足だったのかよ!
「諸君遠足の場所だが、オレ達がまだ一度も行った事がない例の場所はどうかね?」
響の言葉に皆な頷いた。
俺はこの茶番は一体いつまで続くんだと思っていたから、あまり話の内容を聞いていなかった。
そうこうしてるうちに、議会も最終段階にきて響がまとめに入った。
「ここまでで何か質問は?
ん、直人君何か質問があるのかね…」
「あの、このバスターソードは持っててもいいですか?」
「宜しい、許可しよう!
何か質問がある者はいないようたがら、ここで解散する! 決行は明日の朝とする、以上だ」
っと、まぁーこんな感じに話はどんどん進んで、今俺達は研究施設に来てるって訳だが……。楽だけは面倒くさいって理由から俺達とは一緒に付いて来なかった。その代わりにKAGUYAを通して、俺達を遠隔からサポートしてくれるらしい。
「こちら楽です。で、みんな目的基地には着いたの? 研究施設は大分前に使われなくなってるから、中は荒れ放題かもしれないから気を付けてね」
「楽、お土産楽しみにしてろよ!」
「うーん、響の言う事はあんまり当てにならないけど、まっ、期待しないで待ってるよ」
楽は誰に対してもあんな冷めきった言い方するんだなよな。いよいよ楽が5~6歳児かどうか怪しくなってきた。実は中身は俺と同じオッサンなのでは……?
考えたらなんか怖くなってきたから辞めよう、うん!
丁度たっくん達は周辺の調査が終わったらしく、中に入る様促された。
やっぱり入らなくちゃダメなのか……。
俺はひょっとしたら帰れる様な事にならないかと思っていたが、俺の気持ちとは裏腹に仲間たちどんどん中に入って行った。
俺も皆と同じ様に意を決して中に入った。入った瞬間、胸の奥の方で少しだけ無騒ぎがした。二度とココから出れなくなってもう皆と会えない様な、何か大切な物を失ってしまう、そんな嫌な感じが閉まる扉の方からした。
「律君? 置いってちゃうぞ~」
詩の呼ぶ声で俺は正気を取り戻し、足を帰るべき方向じゃなく進むべき道の方へと向けた。
建物の中は荒れ果てているというよりか、むしろ綺麗な状態のままだった。
白を基調とした壁には汚れた染みは一つもなく、不思議と床には塵一つも見当たらなかった。まるで、今も変わらず人間がいてその記憶を建物が留めている様なそんな場所に見えてきた。
俺達は広いエントランスを抜け、通路の中を歩いていた。通路の中も白を基調としたデザインになっており、窓は一つもなく外の様子はわからなかった。
ようやく、通路を抜けたと思ったら、今度は小さな白い部屋に出た。その部屋にも窓も扉も何も無なく、ただ無機質な空間があるだけだった。ひょっとして、ココで行き止まりなのか?
皆は手当り次第に壁を触ったが、隠し扉の様な仕掛けは何も見つけられなかった。俺達は困り果て来た道を戻ろとした時だった、中央の床下と真上の天井から機械やらコードが沢山出てきた。
その機械やコードは床下と真上の天井から出てきた物と結びつき、一つの装置を完成させた。
そして、ホログラムから人の形をした者がくっきりはっきりと浮かび上がってきた。人の形をしたホログラムは雨合羽を来ていて、顔はフードと仮面で隠れていて表情や性別はわからなかった。
しかもいきなり、そのホログラムが俺達に向かって喋り掛けてきた。
「人間がなぜ、ココにいる?」
ホログラムが俺達の顔を一人一人、マジマジと覗き込んできた。俺は思わずそのホログラムから顔を背けた。
不気味に光るホログラム相手に皆な戸惑ってる中、たっくんだけがホログラムに向かって説明をし始めた。
「僕達は食料を探しにここまでやって来たんだ! もし、食料があれば分けて欲しい。それと、この施設の中を少し見学したいと思ってるんだけどいいかな?」
「ココは、関係者以外立ち入れぬ場所だ」
「ハァン?! コイツに話しても無駄だぜたっくん。他の道探してそっちから行こうぜ」
確かに響の言う通りだ!
こんな変わった奴を相手にするなんてまっぴらごめんだ。早いところ、立ち去った方が良さそうだ。
俺達が来た道をもう一度引き返そうとした時だった、ホログラムが俺達に向かって身の毛もよだつ様な一言を言った。
「誰がここらか立ち去ってよいと言った? 地獄へ落ちろ人間……」
えっ、嘘でしょ!?
いきなり床が無くなり、足場を無くした俺達は暗闇よりもさらに深くて濃い深淵へと真っ逆さまに落ちて行く。
ただ、人の形をしたホログラムだけが不気味に青白く光、やがて消えてなくなった。
落ちている間、俺の頭の中は真っ白になった。何も考えたくなかっし、何も考えられなかった。
不意に固い何かにぶつかり、身体に地面があると感覚が伝わってきた。固い何がクッションとなってくれたお陰で、どうやら大怪我だけは間逃れたみたいだ。
暗くて何がどうなってるのか、わからない。皆はどうなったんだ?
近くに居る気配はするが、誰も何も喋ろうとしない。
いきなり照明が一つずつ付いていき、俺達のいる場所を照らし出した。
眩しさのあまり俺は手で顔に当たる照明を遮った。
目がだんだん慣れてきて、辺りを見渡しした俺はその光景に愕然とした。
俺達の回りを無数のいや、何千体者ゾンビが取り囲んでいた。
恐怖が一気に全身を駆け巡る。
俺の心や身体が恐怖に飲み込まれていく。息をするのが怖い。死ぬ、俺はここで死ぬのか?
恐怖で戦いてる俺にたっくんは、優しく肩を叩いて安心させてくれた。
「大丈夫だよ、律君。僕達はどんな困難な場面に直面しても乗り越えてきたんだ」
そう言ってくれた、たっくんの肩も恐怖で震えていた。響が恐怖を振り払う様に声を上げた。
「全員、生きてココから出るぞ!」
皆は響の言葉で恐怖に立ち向かう決心がつき、それぞれ武器を手に取り強く握った。俺達は決して逃れる事の出来ない戦いが今始まった。
俺達は今、使われていない大きな研究施設の玄関前に来ていた。今は使われていない筈なのに建物は壊れていないし、むしろ新築みたいに綺麗に見えた。石の表札は少しボロボロになっていたが、ローズグレイ社と刻んであった。
聞いた事ある様な、ない様なそんな名前だった。
そうだった、今ココに来ているメンバーは俺を含め5人。たっくんに響、それに詩と直人さん、まっ、いつものメンバーだけどな!
「僕は前々からこの研究施設に興味があって、一度来てみたいと思ってたんだ」
たっくんは研究施設の周囲を色々と調べ回っていた。俺はこんな研究施設のどこに興味が湧いてくるのか、全くもってわからなかった。むしろ早く帰りたいくらいだった。
そんな俺を知ってか知らずかはわからないけど、KAGUYAが不安そうな感じで俺に話し掛けてきた。
「律様、入ルノハ止メタ方ガ宜シイカト……」
「俺もそう思ってるけど、ココまで来て俺が一人で帰れると思うか?」
「イイエ、律様ニハ無理デスネ」
そこは全力で否定するところだよ!
否定してくれないと、俺めちゃくちゃ悲しい奴になっちゃうじゃん……。
そもそも、いくら食料がなくなったからとはいえ、こんな怪しげな研究施設行くか、普通? なんか絶対、嫌な予感しかしない……。
あれ? そういえば、なんでこの場所に行くって決まったんだったかな?
事の始まりは前日の夜から遡る。
響を指揮官に置き、皆で食料を探しにどこに行くか会議をしていた。
「いいか野郎共、バナナは残念ながらおやつに入りません」
「響先生、我々にはバナナすら食料庫にありません」
って、みんな遠足気分なのかよ!
あの詩まで真剣な眼差しで会議に参加して、渾身のボケを噛ましてるよ!?
「そうか、それは困ったな詩君!
ならば仕方ない、高級の保存食を遠足のお供に付けることを許可しよう」
皆から驚きと歓声の声が上がった。
楽しい遠足になってきたと言って皆浮かれていた。やっぱり、遠足だったのかよ!
「諸君遠足の場所だが、オレ達がまだ一度も行った事がない例の場所はどうかね?」
響の言葉に皆な頷いた。
俺はこの茶番は一体いつまで続くんだと思っていたから、あまり話の内容を聞いていなかった。
そうこうしてるうちに、議会も最終段階にきて響がまとめに入った。
「ここまでで何か質問は?
ん、直人君何か質問があるのかね…」
「あの、このバスターソードは持っててもいいですか?」
「宜しい、許可しよう!
何か質問がある者はいないようたがら、ここで解散する! 決行は明日の朝とする、以上だ」
っと、まぁーこんな感じに話はどんどん進んで、今俺達は研究施設に来てるって訳だが……。楽だけは面倒くさいって理由から俺達とは一緒に付いて来なかった。その代わりにKAGUYAを通して、俺達を遠隔からサポートしてくれるらしい。
「こちら楽です。で、みんな目的基地には着いたの? 研究施設は大分前に使われなくなってるから、中は荒れ放題かもしれないから気を付けてね」
「楽、お土産楽しみにしてろよ!」
「うーん、響の言う事はあんまり当てにならないけど、まっ、期待しないで待ってるよ」
楽は誰に対してもあんな冷めきった言い方するんだなよな。いよいよ楽が5~6歳児かどうか怪しくなってきた。実は中身は俺と同じオッサンなのでは……?
考えたらなんか怖くなってきたから辞めよう、うん!
丁度たっくん達は周辺の調査が終わったらしく、中に入る様促された。
やっぱり入らなくちゃダメなのか……。
俺はひょっとしたら帰れる様な事にならないかと思っていたが、俺の気持ちとは裏腹に仲間たちどんどん中に入って行った。
俺も皆と同じ様に意を決して中に入った。入った瞬間、胸の奥の方で少しだけ無騒ぎがした。二度とココから出れなくなってもう皆と会えない様な、何か大切な物を失ってしまう、そんな嫌な感じが閉まる扉の方からした。
「律君? 置いってちゃうぞ~」
詩の呼ぶ声で俺は正気を取り戻し、足を帰るべき方向じゃなく進むべき道の方へと向けた。
建物の中は荒れ果てているというよりか、むしろ綺麗な状態のままだった。
白を基調とした壁には汚れた染みは一つもなく、不思議と床には塵一つも見当たらなかった。まるで、今も変わらず人間がいてその記憶を建物が留めている様なそんな場所に見えてきた。
俺達は広いエントランスを抜け、通路の中を歩いていた。通路の中も白を基調としたデザインになっており、窓は一つもなく外の様子はわからなかった。
ようやく、通路を抜けたと思ったら、今度は小さな白い部屋に出た。その部屋にも窓も扉も何も無なく、ただ無機質な空間があるだけだった。ひょっとして、ココで行き止まりなのか?
皆は手当り次第に壁を触ったが、隠し扉の様な仕掛けは何も見つけられなかった。俺達は困り果て来た道を戻ろとした時だった、中央の床下と真上の天井から機械やらコードが沢山出てきた。
その機械やコードは床下と真上の天井から出てきた物と結びつき、一つの装置を完成させた。
そして、ホログラムから人の形をした者がくっきりはっきりと浮かび上がってきた。人の形をしたホログラムは雨合羽を来ていて、顔はフードと仮面で隠れていて表情や性別はわからなかった。
しかもいきなり、そのホログラムが俺達に向かって喋り掛けてきた。
「人間がなぜ、ココにいる?」
ホログラムが俺達の顔を一人一人、マジマジと覗き込んできた。俺は思わずそのホログラムから顔を背けた。
不気味に光るホログラム相手に皆な戸惑ってる中、たっくんだけがホログラムに向かって説明をし始めた。
「僕達は食料を探しにここまでやって来たんだ! もし、食料があれば分けて欲しい。それと、この施設の中を少し見学したいと思ってるんだけどいいかな?」
「ココは、関係者以外立ち入れぬ場所だ」
「ハァン?! コイツに話しても無駄だぜたっくん。他の道探してそっちから行こうぜ」
確かに響の言う通りだ!
こんな変わった奴を相手にするなんてまっぴらごめんだ。早いところ、立ち去った方が良さそうだ。
俺達が来た道をもう一度引き返そうとした時だった、ホログラムが俺達に向かって身の毛もよだつ様な一言を言った。
「誰がここらか立ち去ってよいと言った? 地獄へ落ちろ人間……」
えっ、嘘でしょ!?
いきなり床が無くなり、足場を無くした俺達は暗闇よりもさらに深くて濃い深淵へと真っ逆さまに落ちて行く。
ただ、人の形をしたホログラムだけが不気味に青白く光、やがて消えてなくなった。
落ちている間、俺の頭の中は真っ白になった。何も考えたくなかっし、何も考えられなかった。
不意に固い何かにぶつかり、身体に地面があると感覚が伝わってきた。固い何がクッションとなってくれたお陰で、どうやら大怪我だけは間逃れたみたいだ。
暗くて何がどうなってるのか、わからない。皆はどうなったんだ?
近くに居る気配はするが、誰も何も喋ろうとしない。
いきなり照明が一つずつ付いていき、俺達のいる場所を照らし出した。
眩しさのあまり俺は手で顔に当たる照明を遮った。
目がだんだん慣れてきて、辺りを見渡しした俺はその光景に愕然とした。
俺達の回りを無数のいや、何千体者ゾンビが取り囲んでいた。
恐怖が一気に全身を駆け巡る。
俺の心や身体が恐怖に飲み込まれていく。息をするのが怖い。死ぬ、俺はここで死ぬのか?
恐怖で戦いてる俺にたっくんは、優しく肩を叩いて安心させてくれた。
「大丈夫だよ、律君。僕達はどんな困難な場面に直面しても乗り越えてきたんだ」
そう言ってくれた、たっくんの肩も恐怖で震えていた。響が恐怖を振り払う様に声を上げた。
「全員、生きてココから出るぞ!」
皆は響の言葉で恐怖に立ち向かう決心がつき、それぞれ武器を手に取り強く握った。俺達は決して逃れる事の出来ない戦いが今始まった。
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