実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは

竹井ゴールド

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神気を宿す刺青、志村島でのバカンスの裏の目的、重油タンカーとイージス艦が沈んだ

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 プールでは、プールの水を3本の蛇のように操る青花と身体に雷撃を纏った春菜が一触即発で睨み合い、その間で青刃が、

「青花、落ち着け、頼むからっ! 相手は白虎寺だぞ? 揉めるのは拙いだろ?」

 と仲裁に入っていた。

「私は白鳳院だからもう白虎寺と揉めてもいいのよっ! それよりも青刃お兄様は邪魔しないでっ!」

「だから・・・ほら、兄貴も来たぞ、青花」

 戻ってきた青夜を見つけた青刃が青花に知らせる。

「お兄ちゃんは黙っててっ! これは女の戦いなんだからっ!」

 青花がそう言う中、青夜はと言えば眼を輝かせて、

「黙ってるが、チョイ、その前に」

 瞬動を使い、コンマ1秒後には春菜の背後に回っていた。

 別に春菜の味方をする為ではない。

 背中の真達羅しんだら刺青いれずみの確認の為だ。

 案の定、戦闘能勢の春菜の背中には真達羅の刺青が浮かび上がっており、それを見た青夜は眼を輝かせて、

「おお、凄いかも。これが彫師、2代目虎麿が彫った真達羅・・・ってか、紐が邪魔だな。失礼」

 気軽に春菜の背中の水着のブラ紐を解いた。

「ちょ、嘘でしょ、田中?」

 春菜が慌ててブラ水着が落ちる前に両手で胸を隠す中、

「ふむふむ。これは凄い」

「お兄ちゃん、何をやってるの?」

 興味を抱いた青花も春菜の背中を見に来て、

「うわ、凄い、刺青・・・えっ? 神気を宿してる?」

「分かるか、青花? 刺青が神気を宿すなんて普通はあり得ないんだぞ、よっぽどの彫師じゃないと」

 青夜が指先で春菜の背中の刺青に触れた。

「ちょ、田中?」

「いいじゃないですか。ふむ、やはり感触はなしか。ほら、青花も触ってごらん」

「こう? あっ、ホントだ、スベスベ」

「ああ、凄いな、この刺青は」

「でも、あっちのお兄ちゃんのお気に入りの女がしてる東条院の青龍の刺青にも神気が宿ってるんだよね?」

 空気を読まない系の青花が弥生を指差した。

「えっ、嘘。青花、何で蓮華さんの刺青の事、知ってるの?」

 それにはさすがの青夜も驚いて尋ねたのだった。

「子供の頃に3回くらい呪ったけどピンピンしててお母様に聞いたら、あの女は青龍の刺青の加護があるから呪えないって教えてくれたよ」

 その東条院の最高機密情報を初めて聞いた青刃が、

「はあぁ~っ! マジで? 東条院の青龍の刺青を時東蓮華に与えたの? どれだけ兄貴の『お気に入り』なんだよ?」

 そう言って、ピクリッと青花が眉を動かす中、

「オレじゃなくて死んだ先代の指図さ、青龍の刺青の持ち主の選定は」

「そう言えば白鳳院から回ってきた紅龍の刺青人皮はどうするの?」

「青刃、欲しいのか?」

「まさか、青龍ならともかく」

 と東条院の3兄妹が喋る中、両手で胸を押さえてる春菜が、

「もういいわよね? じゃあ、そういう事で」

 ホテルの更衣室へと逃げていき、

「あっ、逃げられた」

 青花がそう悔しがったが、青刃が場を治めるべく、

「そんな事よりも青花は兄貴と遊んでろ」

「そうね。お兄ちゃん、遊ぼ」

 青夜が分かり切っていながら、

「何して?」

「ウォーターチューブコースター」

「やっぱり?」

 その後、青夜が(東条院で大人達には内緒だったが何度もやってる)プールの水を操ってクネクネと空中に作ったチューブ(凄い速度で水が流れてる)で青花どころか青刃や三宝兎や葉月、八重らも遊んだのだった。





 ◇





 白鳳院青花の乱入は、青夜に好意を抱き『何か素敵な事が起きるかも』と期待して志村島に訪れた女達からしたら、完全にあてが外れた結果となった。





 何せ、妹の特権で青夜にベッタリなのだから。

 それも血が繋がっておらず、白鳳院という権力付きだ。

 もう他の女達にはどうする事も出来ず、夕食もベッタリ、お風呂もベッタリ、寝室もベッタリと青夜を独占された。

 青花が小6な事だけが唯一の救いだ。 

 後、両方と(片親の)血が繋がってるもう1人の兄弟の青刃も一緒で、青夜と青花を2人っきりにしなかった事も。





 そんな訳で、夜は静かに過ぎていった。





 ◇





 さて。

 青夜はロシア皇帝、ゼウス・スターマールスと知り合いだ。

 この人脈はかなり問題があるらしい。

 特に過敏に反応したのが、アメリカのロシア強硬派と現在ウクライナで激突中のEU諸国だった。

 特にフランスとイタリアはお冠だ。

 実はドイツもだったが、東条院家はドイツと独自のパイプがあり、ドイツはギリ我慢して軽挙妄動は控えていた。





 という訳で、





 青夜が志村島に出向いた初日の夜に外国の部隊が青夜を襲撃した。





 これは寝耳に水でも何でもない。





 青夜も分かってて志村島に来ていた。

 事前に日程の情報を外部に流して誘ったくらいだ。

 言わば青夜側も青夜自身を餌にして不満分子を狩る『罠』を仕掛けていた訳だ。

 志村島の方が都内(皇居や白鳳院の式典)で暴れられるよりは100倍マシだったので。





 青花や青刃が志村島にやってきたのは想定外だったが。





 ◇





 夜。

 日本の小笠原諸島の志村島を襲撃するべく接近する船は、あろう事か在日米軍のイージス艦だった。

 つまりは例え青夜がブラッディームーン一族のお嬢様のアンジェリカのお気に入りだろうと、義理の弟だろうと、





 ロシア皇帝、ゼウス・スターマールスの知り合いは親ロシア派だから全員殺す。





 という、アメリカ軍のロシア強硬派の在日米軍の異能部隊『クラリス』のイージス艦の艦長ジョーイ・バス大佐が本国の指示など無視して、同盟国のフランスやイタリアの青夜強襲の異能力者を載せて、イージス艦で志村島に向かい·······





 そして志村島を強襲したのだった。





 異能力者達が志村島に上陸してホテルを思わせる建造物を襲撃。

 相手は完全に油断しており、一切迎撃をして来ない。

 それでも異能力を打ち消す装置でも使ってるのか、計器類や索敵系の異能力は総て無効化されて、建物内どころか島全体の気配が探れない。

 目標の人物を抹殺すべく100人以上の異能力者が建造物に侵入した瞬間に、建造物の色が無くなった。

 透明になる。

 満天の星空と暗い海がバッチリ見えた。





『海水と幻術で作られたフェイクだっ!』





 と誰もが気付いた時、海面から山のようにせり上がり先程まで建造物だった海水の中に縦に浮いていた重油満載のタンカーが大爆発を起こしたのだった。





 ◇





 大爆発の15分前。

 の志村島の建造物の一室のキングサイズの1台のベッドには、東条院の兄妹3人が眠っていた。

 右から青夜、青花、青刃が川の字になって眠っていた訳だが、妹を寝かし付けてベッドから出た青夜に目覚めた青刃が、

「どこに行くの、兄貴?」

「屋上、青花を頼むな」

「トラブル?」

「『釣り』だよ、ただの」

 阿吽の呼吸で青刃が総てを理解して、

「それで志村島に来てた訳ね。獲物は?」

「欧米系。ロシア皇帝とオレが知り合いなのを嫌う勢力」

「それを釣り出して潰すのが目的だった?」

「まあね。本当は島まで招き寄せる予定だったが白鳳院の姫になった青花に何かあったら洒落にならないからな。ちょっと外でやってくるな」

「ほどほどにね」

 という訳で、青夜はホテル(厳密には違うが)の屋上に出向いた訳だが、垂直離着陸機オスプレイが2機、着地中の屋上には先客が居た。

 春菜だ。

 1人だけだった。

 客用の浴衣姿で涼みに来ていた。

「あら、田中。ってか、昼間はやってくれたわね、白鳳院になった妹さんをけしかけてくれて」 

「春菜センセーが悪いんでしょ。そんな美人な」

 青夜は春菜が浴衣の下がノーパンノーブラな事に気付いたが、その事実には触れなかった。

「褒めても何も出ないわよ」

「何をされてるんですか?」

「星を眺めてたのよ。都内では見れない凄い景色だからね」

 春菜が夜空を見上げた。

 都内の空とは違い、満天の星空だ。もちろん、美しい光景だった。

「綺麗よね」

「春菜センセーの方が何億倍も綺麗ですけどね」

「何、私を褒めるなんて?」

「事実を言ったまでですよ」

「田中って本当に私の事が好きなの?」

「春菜センセーが今オレにキスしてきたら拒まないくらいにね。していいですよ、キス」

「する訳ないでしょ。教師と生徒で」

「そっちじゃないんですよね、断る理由は?」

「白虎寺と東条院の四柱協定違反の事? 教師と生徒の関係よりは当然、そっちね。後、ついでに言ったら11離れた年齢差もかな?」

「年の差も? オレは気にしませんが」

「年上の私が気にするのよ。そっちが20歳の時、私は31歳よ」

 春菜もさすがに『20歳の関や野々宮と比べられてオバサンって言われるんだから』との言葉は口外せずに飲み込んだ。

「じゃあ、キスだけでいいですから」

「しないわよ」

「じゃあ、ハグ」

「しないわよ」

「じゃあ、浴衣の上から触るだけ」

「あのね、ダメに決まってるでしょ」

「春菜センセーがエッチな事をしてくれないとオレのやる気が出ないんですけど」

「『やる気』って何を考えてるのよ?」

 と春菜は当初エロ方面を考えていたが、シリアスな顔をした青夜が遠方を見て春菜をまったく見ていない事に遅蒔きに気付いて、

「田中は何をしに屋上に来たの?」

「春菜センセーがキスしてくれたら教えますけど」

「なら、教えなくていいわ」

 と言った時、青夜が見ていた水平線の先で、





 ドゴォォォンっ!





 と船が爆発したのだった。

「えっ? 何?」

 春菜が驚く中、青夜は、

「・・・」

 無言だ。

 重油満載のタンカーだったので爆発後も数回爆発して赤々と燃えていた。

「・・・田中、アナタがやったのよね?」

「そんな訳ないじゃないですか、春菜センセー(棒読み)」

「田中、答えなさいっ! これは遊びじゃないのよ?」

「今、『教えなくていい』って・・・いえ、何でもありません。春菜センセーは『何も見ていない』。そっち方がいいですよ。オレとキスする覚悟もないのなら」

 青夜がそう模範解答を示すと、

「キスはしないけど教えなさい」

 春菜が渋々と青夜の手を取って自分の浴衣の上の胸に導いた。

 青夜が遠慮なく春菜の胸を浴衣の上から揉み始め、

「んんっ、ちょ・・・強いわよ、田中。それで?」

 赤面して身悶える春菜が尋ねたので、青夜が、

「中国系の長江財閥が持つ重油満載のタンカーとアメリカ軍の異能部隊『クラリス』のイージス艦が衝突事故を起こしただけですよ」

 船籍の情報込みでかなり都合良く脚色して伝えた。

 だが、春菜には刺激が強過ぎたらしく、





「はぁぁぁぁぁぁっ? 『クラリス』のイージス艦が沈んだのぉぉぉぉぉぉっ?」





 そう絶叫したのだった。





 翌日、フィリピン船籍の重油タンカーとアメリカ軍のイージス艦の衝突事故のニュースが世界中を駆け巡ったのだった。
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