実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは

竹井ゴールド

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【日常編】養子2日目、小手紗璃奈、斎藤玲萌

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 3月中旬、青夜が東条院の宗家屋敷から田中ビルにやってきた翌日の事である。





 つまりはシャンリーがシャワー後の下着姿を見られるのも、この日な訳なのだが。





 養子とはいえ、完全なお客様扱いである青夜がその朝、最初にした事は美女5人が居る(まだ健在の田中ビルの)3階のダイニングで朝食時に義父の一狼への質問だった。

「パパ、オレの護衛って何人くらい東条院から付いてきてるの?」

「うん? 聞いてないが? 弥生は何か聞いてるか?」

「私が知る訳ないでしょ」

 出勤前のスーツ姿の弥生がとぼける中、青夜が、

「じゃあ、このビルを監視してるのは全部敵と考えていいんだね?」

「待って」

 その会話に口を挟んだのは朝食時間はまだ眠いアンジェリカだった。

「外国人は私の友達・・だから手を出さないでね」

 そうなのだ。

 こんなセリフ回しをアンジェリカがしたから、青夜は3月下旬までアンジェリカがBB財団のブラッディームーン一族の人間だと気付かない醜態を犯すのである。

「ええっと、出来れば友人のリストを見せて欲しいんだけど?」

「いいわよ」

 気軽にアンジェリカがボディーガードのリストをスマホ画面に出して青夜に見せる中、シャンリーが、

「中国人は私狙いだから駆除してくれていいわよ」

「ちょっと、シャンリー。・・・ねえ、中国系のアメリカ人も居るんだからリストのはダメよ」

 とアンジェリカは注意し、青夜は真剣にデキる男の顔でリストを見ながら、

(ダメだ、見分けがまったく付かない。東条院の一党だって末端の顔なんて覚えられないのに。珍しい異能力とか強い奴とかとセットじゃないとな。こりゃあ誤爆しまくるかもな。でも美人の顔は1回見ただけで覚えられるお年頃な自分が少し笑える)

 そんないい加減な事を考えていたのだった。





 さて、3月中旬は春休みだ。

 正確には中等部を卒業して高校入学を控えた無所属期間。

 青夜は東条院のお坊ちゃん育ちなので他人を警戒したりはしない。

 そんな事をしたら東条院の宗家屋敷を出入りする200人以上を警戒しなければならず、それだけで神経がすり減るので。

 それでも午前中の朝9時45分、妙な出来事が起こった。

 新たにゲットした便利アイテム、青夜専用スマホの機能を自室で堪能していた青夜は不意に眼をパチクリさせた。





 一狼は1階の空手道場。

 愛は5階。

 弥生は通勤。

 葉月は2階のトレーニングジム。

 アンジェリカは3階の自室。

 シャンリーは3階の自室。

 青夜は4階の自室に居る訳だが・・・





 じゃあ、今、4階のバスルームに居る気配は誰だ?





 渡されたばかりのスマホで家族に聞けばこの後に起こる悲劇は回避出来たのだが、青夜はスマホを使う習慣が余りなかった。

 そして青夜は『落ちこぼれ』を演じて透かしてるが、意外に活動的だ。

 なので、4階の同じフロアの中からシャワー音が聞こえるバスルームのドアを開けて、

「どちらさんですか?」

 と質問した。

 中には裸の女がシャワーを浴びていたが、田中の家族の誰でもなかった。

「え?」

 不意にバスルームのドアが開き、男の声が聞こえたのだ。

 引き攣った顔をドアの方に向けたのは、22歳、身長168センチ、茶髪のミディアムで、切れ長の瞳で、肌は小麦色だが水着の箇所が白肌の型で残ってる女だった。

 名誉の為に、巨乳でスタイルもかなり良いと表記しよう。

「やっぱり・・・どちらさんですか?」

 との不信感のこもった青夜の質問は、

「キィヤアアアアアアァァァァァァつ!」

 との大音量の悲鳴に掻き消えた。

 更に言えば、

「この痴漢がっ! 例え、子供でも許さないわよっ!」

 真っ裸な女の上段蹴りが飛んでくる。

 青夜は実力者なのに『落ちこぼれ』を演じる可愛げがない性格の持ち主である。

 なので、ヒョイとつまらなそうな顔で避けた。

 まあ、爪先に付いた水滴は顔に当たったが。

「なっ、何避けてるのよっ!」

 更に右左右の正拳3連突き、右の下段蹴り、腹を狙った前蹴り、大技の前転かかと落とし。

 全部を避ける。

 と言うか、その攻撃を避けてる間に場所はバスルームから脱衣所を通過して4階のリビングに場所を移しており、踵落としはフローリングの床にドゴンッと自爆していた。

 別に裸のナイスバディーの攻撃者の胸が揺れたり、蹴りを繰り出す度に開脚される事に感激する事もなく、つまらなそうな顔の青夜が、

「止めてくれません、お姉さん? 強いのは分かりましたから」

 本人は忠告したつもりだろうがはたから見れば完全に煽っており、カチンときた裸の女が、

「はあ? ここからはマジでいくわよっ! はあああああああああっ!」

 と『気』を解放した。

(おっと、異能力が使えたのか。まあ、空手の『気』ってところか。『遠当て』くらいは出来そうだが弱っ!)

 青夜が相手の弱さに不機嫌になって眼を細めたのを、自分の強さを認めて警戒したと勘違いした裸女が、

「今更謝っても許さないわよっ!」

 何やら勝ち誇りながら、

「田中流空手奥義『飛燕』っ!」

 間合いの外から正拳突きを放ってきた。

 案の定、『遠当て』だった。

 気弾が迫る。

 避けても良かったが、壁が気弾で凹むのは拙い。

 仕方なく青夜がつまらなそうにデコピンするように指で気弾を弾くと、跳ね返って、

「キャアア」

 技後硬直中だった裸女に直撃した。

 『気』の扱いが未熟なのか呆気なく吹き飛び倒れたくらいだ。

「はぁ~、大丈夫ですか?」

「やるじゃないの・・・」

 片足を立ててひざまずいてダメージを回復しながら裸女が言ってる訳だが。

 その、言っちゃなんだが、足が開いてるからデリケートゾーンが丸見えな訳で、青夜が、

「誰なの、お姉さん?」

「痴漢に名乗る名前なんてーー」

 と答える前に、

「何の騒ぎなの?」

 騒ぎを聞き付けた愛が5階から登場した。

 その愛に向かって、

「ママ、この不審者、どうすればいい?」

「愛さん、逃げてっ! 痴漢よっ!」

 青夜と裸女の言葉が重なり、

「えっ、知り合いなの?」

「ママ?」

 2人は互いに見つめ合う破目になった。





 ◇





 一言で説明すれば、





 裸女は田中葉月の親友の小手こて紗璃奈さりなといった。





 ◇





 電話で連絡を受けて2階のジムから4階に上がってきた葉月が、

「悪い悪い、サリナ。言うのを忘れてたわ。昨日から弟になった青夜よ」

「まだ居たの、葉月に姉妹? アナタのお父さん、言っちゃなんだけど滅茶苦茶ね」

 相当詳しく田中家の事情を知ってるのか、シャワーを終えて服を着た紗璃奈が呆れた。

「違う違う。血は繋がってないから。東条院ってパパの上司の家のお坊ちゃんよ。この度、田中うちに養子にきちゃって」

「へぇ~」

 紗璃奈が青夜を値踏みした。

「青夜、こっちは私の親友のサリナ。警視庁異能課の女刑事さんだから余りオイタしちゃダメよ」

「心外な。オレは揉める気なんてなかったんだよ。勝手にバスルームを使ってるから」

 青夜が正直に言う中、紗璃奈が口を尖らせて、

「勝手じゃないわよ。葉月の許可はちゃんと貰ったんだから、今日も使う前にっ!」

「? 昨日見せて貰ったけど、ジムにもシャワールームはあったと思ったけど?」

「ジムで運動もしてないのに、シャワーだけ借りられる訳がないじゃないのっ!」

「ったく。以後、気を付けて下さいね」

「どうして私が怒られてる側なのよっ! アナタの方こそ謝りなさいよね?」

「?」

「裸を見たでしょ」

「避けるのに必死で気にもなりませんでしたよ」

「余裕で避けてて何が必死よっ!」

「『他人の家に上がり込んだ裸の女にその家の未成年の少年が襲われた』というのが客観的な状況ですけど?」

 と言いながら青夜は『おっ、今の屁理屈、青刃っぽい』と内心で感激し、

「アンタねぇぇぇっ!」

「はいはい、2人ともそこまでよ。仲良くしてね」

 葉月がそう2人の仲を取り持ち、大人の紗璃奈が折れて、

「これからよろしくね、青夜君」

 手を出したので、青夜が握手しながら、

「はい、女刑事さん」

 と返事しながら『この女、封印式を使ってる? もしかして実力を隠してる?』と青夜は握った手から相手の力量を測定したのだった。

「そこは紗璃奈さんでしょ」

「紗璃奈さん」

 と2人は表向き和解したのだった。





 ◇





 田中ビルを出て1区画目を曲ったところに待っていた車に乗り込んだ紗璃奈に異能課の同僚の澤村健二が、

「どうだった?」

「本当に居たわ、親友の家に東条院の若様が。でも本物かどうか微妙ね」

「はん?」

「強かったのよ、意外と」

「ああ、本当は強いらしいぞ。東条院の若様って」

「なら、どうして勘当されるのよ?」

「さあ?」

「何か裏がある訳ね」

 そんな事を喋りながら車は車道を走っていった。





 ◇





 信じられない事にその日の午後だった。

 昼食後の昼下がり、青夜は『まただ』と背筋を正した。

 今度も4階のバスルームだ。

 気配で家族全員の現在地を探る。





 一狼とシャンリーは1階の空手道場。

 愛は5階。

 葉月は屋上。

 弥生とアンジェリカは外出中。

 青夜は4階の自室。





 では、今、4階のバスルームに居る気配は誰だ?





 だが、青夜は失敗から学ぶ男だ。

 今度はちゃんと葉月にスマホを使った。

『何、青夜?』

「葉月さん、また4階でバスルームを使ってる人が居るんだけど、使う許可、出したの?」

『まさか、サリナ以外にそんな友人居ないし』

「わかった。こっちで確認してみる」

 青夜はまた遠慮なく無音の4階のバスルームのドアを開けた。

 また女がシャワーを使っていた。

 17歳、身長165センチ、シャワーを止めて、シャンプーで黒髪を泡立てており、顔は見えない。白肌でスタイルはまあまあ良かった。

「え?」

 裸の女が固まる中、青夜が、

「どちらさんですか?」

「ええっと、ジムでアルバイトをしている斉藤玲萌れもです」

「確認を取りますね」

 青夜がドアを開けて玲萌の裸を見たまま(青夜は攻撃されない為にだが)スマホで葉月に電話を掛けた。

『どうだった?』

「ジムのバイトの斉藤玲萌さんって言ってます」

『ああ、レモちゃんだったの? その子も4階のバスルームを使うわ』

「ちゃんと教えておいて下さいよ」

 青夜は『大雑把だな』と思いながらスマホを切って、興味本位に、

「どうしてジムのシャワールームを使わずに、こちらのバスルームを使うんですか?」

「ジムのシャワーはお客さん専用だし。それにこっちの方がいいシャンプーとコンディショナーだから、かな?」

「なるほど、参考になりました。では、ご自由にお使い下さい」

 そう言って青夜はバスルームのドアを閉めたのだった。





 これが斉藤玲萌と青夜の出会いだった。





 と言うか、17歳で田中ビルのトレーニングジムの受付のバイトをしているのだから東条院の一党の関係者で、更に言えば『顎門あぎと』所属だった。

 まあ、目的はアンジェリカとシャンリーの身辺警護だったのだが。
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