実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは

竹井ゴールド

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十八夜と月の石、ヘリは墜落するもの、地獄道一龍

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 7月3日が満月である事から3日後の6日の月の形は『十八夜』となる。

 まあ、それでも日付が変わる0時0分前には晴れていたので月が出ており、青龍村で月を浴びるとなれば龍門神社の境内が望ましい訳で、アンジェリカは7月6日の23時57分にはその場所に居たのだが、不機嫌そうに、

「もう。青夜と2人っきりになれると思ったのに」

 と口を尖らせて周囲を見渡した。

 浴衣姿が似合う青夜は当然居る。

 アンジェリカのボディーガード3人もだ。

 これだけならアンジェリカも別に文句はない。

 なのに、どういう訳か、青夜の異母弟の青刃も居て、青夜の親族とかいう仁王倫子も居た。

 他にも護衛やら見物人やらが境内だけで20人。

 忍者も居て、木の上や鳥居の陰、生け垣の反対側等々からこちらに視線を向けていた。それらを含めると40人以上になる。

 『眼』や『使い魔』を放っている者達も数えれば60人を超えた。

 お陰でアンジェリカが当初期待した田舎の夜の寂しい神社で青夜とロマンチックな事には全然ならなかった。

「そろそろよ。青夜、準備はいい?」

「準備って、何をすればいいの、アン?」

「私の傍に居るだけでいいわ」

「じゃあ、普段通りに」

 青夜が平然とアンジェリカの腰に腕を回してハグしたのを見て、前にコブラクローを喰らった2メートル離れた場所に居る青刃が、

「兄貴、その人、怖いから気を付けた方がいいよ」

「アンが怖い? 青刃は女を見る目がないな。こんなに可愛いのに」

「もっと言ってやって、青夜。弟クンに私の良さを」

「それとも、まさか・・・気に入ったからわざとけなしてるのか? 青刃、駄目だぞ。アンはオレのだからな。手を出すなよ」

「出さないよ」

 青夜の的外れな心配に青刃が呆れて返す中、27歳、身長177センチ、アメリカ原住民系のアメリカ人で、黒髪ロングで円らな茶眼で女ボディーガードの黒服の他にインデアンを思わす白羽2枚の髪飾りを付けたララ・メイジェが、

「20秒前です、お嬢様」

 懐中時計を出して教え、その後、カウントダウンを始めた。

 アンが10秒前から月の石を持った手を月に向かって掲げる。

「4、3、2、1、0」

 とララがカウントして、日付が7月7日になった。

 異能力者だらけなので『何も起こらない』とは誰も思わなかった。

 月光を浴びて、アンジェリカが持つ月の石が3秒後に1度だけ全方位に波紋のような月の魔力の波動を放ち、

「キャ」

「えっ?」

「ちょ」

 田中アンジェリカ、鵜殿青夜、ララ・メイジェ、もう1人の男のボディーガードのジョン・スミス(本名)、他にも遠巻きに控えていた宇治川拳、龍門神社に居た村の男衆の1人、30メートルは離れた木の上に居る女忍者が1人。

 青夜の視界だけでもこれだけの人間が『月航海士ムーンスーツ』の異能力を得て、その姿になっていた。

 アンジェリカは赤。

 青刃は紺。

 ララは緑。

 ジョンは水色。

 拳は黒。

 村の男衆は黄。

 女忍者は白。

 青夜は自分の身体を見下ろした。

 浴衣姿のままで変身していない。

「これだけの人数が異能力を得て、強運のオレが引きそびれただぁ?」

 青夜が不可解な状況をいぶかる中、魔力の殆どを失った『月の石』を持つアンジェリカが、

「うわ、本当になっちゃったわ。それも赤って」

「えっ、オレも?」

 青刃などは戸惑っている。

 青夜はその様子を横目に、

(46人中7人・・・つまり、たった7分の1強、14パーセント以上の確率を逃がした訳か。そんなの変だろ。絶対に何かがおかしい。星回りが悪い? いや、この場合は・・・『星』を持ってるから『月』に弾かれて選ばれなかった? それとも、この場に居る誰かに運を喰われた? または逆で、信長の亡霊か、ヤマタノオロチ戦に運を使ってて、その揺り戻しで外れた? 異能力の持ち過ぎでもう会得出来ないって事はないよな?)

 と真剣に悩んだのだった。





 その後、予約したヘリコプターが0時30分に青龍村の開けた駐車場に着陸して、

「青夜、明日、また来るわね。お休みなさい」

 プロペラが完全に停止していないヘリに乗り込もうとしたアンジェリカが風圧にめくれたドレスのスカートから白色のパンツを覗かせる中、浴衣姿の青夜が、

「護衛は何人連れてきたの?」

 そう質問したが、当然アンジェリカが知る訳もなく『何人?』とララを見て、

「8人です」

 と答えた瞬間、青夜が直感的に、

「・・・・・・オレもいくよ。青刃、倫子さん。今日は外泊するね」

「ちょ、兄貴、それはさすがに拙いって。せめて兄貴の護衛も一緒に・・・」

「畏まりました。明日の正午までは異能力が会得出来なくて不貞寝しているという事にしておきますね」

「ああ、よろしく」

 と青夜もそのまま単身でヘリに乗り込んだのだった。

「良かったの、青夜?」

「うん。関西は今、チョッチ拙いのが多いから」

 青夜がそう返事する中、ヘリは飛び立ったのだった。





 ◇





 ヘリはそのまま夜の和歌山県の海沿いの観光ホテルに向かった訳だが、着陸する前にドゴンッとエンジンから爆発音がして、高度を下げ始めた。

 青夜は『ヘリは墜落するものだ』という人生訓の持ち主だったので平常心だったが、アンジェリカは、

「ちょ、嘘でしょ」

 と焦った。

「アン、ヘリから出るよ。攻撃があるから覚悟するようにね」

「青夜が言ってた拙いのって奴?」

「多分ね、オレは今、『月航海士ムーンスーツ』を引けないくらいにまで運が落ち込んでるからハズレの『抜け忍』だと思うんだけど」

 青夜が墜落中のヘリのドアを開けてプロペラに巻き込まれないように一瞬でプロペラの外まで飛び出した。

 その後にボディーガード達がアンジェリカを連れて空中に飛び出した訳だが、青夜はその時にはホテルの屋上で殺気を放って火縄銃タイプの異能武器を持ってる人影を発見して、突撃していた。

 コンマ1秒には間合いを詰めて、

「おらぁぁぁっ!」

 と蹴りを放つが、

「ヒョイ」

 と口に出して平気で避けたのは地獄道一龍いちろうだった。

 実年齢102歳。143センチ、横が白髪の禿げ頭で、笑い皺があるのに妙に愛嬌のある老人である。102歳だが80代でも通る若々しさを保っていた。背筋が曲がってる事もない。

 恰好は夏なのに、大戦時の異能部隊の詰襟の皇軍制服(レプリカ)やブーツだった。

 青夜が『アタリだ。ツイてる』と思ってると一龍が、

「日本人のようだが、どちらさんかな?」

「田中青夜」

 着地した青夜は答えた。

「ああ、東条院を追放になった『落ちこぼれ』か。アメリカの手先となったか」

 一龍が2ヶ月も前の古い情報を口にした事に青夜は内心で『だから節句の時期に東条院に狙われていながら平気で青龍村の近くにまで顔を出せた訳か』と感謝しながら、

「まあね」

 とコンマ1秒で間合いを詰めて、正拳を放った。

 青龍の拳圧を出さずにだ。

「ひょえ」

 とか言いながら、一龍が避ける。

 それも普通に避けたのではなく、青龍拳の『約束組手』の型で躱していた。

 そう、この一龍は東条院の氏族でもないのに東条院流青龍拳が使えた。

 秘伝書を盗んだのではない。

 昭和の大戦時に『御上』の命令で一部の才のある者に東条院が伝授し、戦後もまだ流出した状態になっていたのだ。

 わざと一龍の力量に合わせて手加減した速度で正拳を放ち、約束組手の型で避けた事で青夜が『本物だ』と確信しながら、

「やっぱり使えるんだな、青龍拳っ? なら封印させて貰うからな、青龍拳の記憶全部を抜いてっ!」

 今度は蹴りを放った。

 この蹴りは速度も重さも段違いで、青龍の圧が蹴りに宿り、ドゴンッと一龍が夜空20メートルまで吹き飛んだのだった。

「ぐおおおっ! 待て待て、何だ、おまえさん? 本当に東条院の『落とこぼれ』の嫡子なのか?」

「情報が古いんだよ、ジジイっ!」

 青夜が間合いを詰めるべく夜空に跳躍する中、一龍が、

「待て。ワシは4代前の東条院青騎様からちゃんと一代相伝免状を貰って・・・」

「その免状の効力を反故にしたのはおまえだろうがっ! 一代相伝の約束なのに何、青龍拳を他の奴に教えてくれてるんだっ? 東条院が掴んでるだけでも4人に青龍拳を教えたろっ! その4人はあくまで青龍拳の習得人数、つまりはそれ以上に教えてるよなぁぁ?」

 青夜が眼をギラ付かせながら正拳で殴った。

 ゼロ距離からの7メートル級の青龍の拳圧込みで。

「ぐおおおおおっ!」

 と吹き飛びながら一龍が、

「ワシは流出させておらんぞっ! 他にも数人、使い手が・・・・・・そうじゃ、占領軍だって敗戦直後に東条院流から奥義を持っていったじゃろうがっ!」

 『あれはいいんだよ、上巻『子龍の章』までしか知らないんだから』と青夜は心の中で呟いた。

 だが、この地蔵道一龍は一代皆伝免状を貰ってる。

 皆伝という事は当然、下巻まで会得してるって事だ。

 せっかく本場中国で失伝してるのに伝わったら大変で潰すしかないのに、東条院は本気でこれまで潰さなかった。

 今更だが、青夜がやるしかない。

「喰らいなぁっ!」

「人の話を聞けーーぐおおおおおっ!」

 更に青龍の拳圧で地上側に一龍を吹き飛ばし、まずはホテルのプールに叩き落としたのだった。

 ドボンッどころか、バシャアアアッとプールの水が跳ねて雨のように降る中、

「東条院の祖先の信頼を裏切ったおまえはここで始末するっ! 詫びながら死んでいけっ!」

 と青夜が更に追撃すると、プールから上がって水面着地した一龍が、

「・・・冗談ではないわいっ!」

 手にした通称『脱出玉』をプールの水面に叩き付けようとしたが(一定の速度で水面でも割れる。40メートルの高さから飛び込むと水面がコンクリートのような硬さになるのと同じ原理)、その脱出玉を優しくキャッチしたのは青夜の分身だった。

「ほへ?」

 というか、他にも3人青夜の分身が居て、同時に左右と背後から一龍の頭に掌底を放った。

「グアアアアア」

 と一龍が悲鳴を上げた。

 身動きが取れなくなった一龍は僅か5秒で記憶を抜かれて意識を失う。

 分身が一龍から抜いた記憶を留めた手で青夜の額に触れると、青夜に一龍の記憶が流れた。そして記憶を読んだ青夜が片眉を上げる。

「ん? 上巻『若龍の章』までしか会得していなかったのか? ならオレが出なくても良かったかも」

 と呟きながら『曾祖父ひいじい様も人が悪い。『若龍の章』までしか会得していないのに一代皆伝免状を与えて東条院の歴史に名を残し、違反後は討伐命令まで出してるんだから。こんなのヤバイと思うに決まってるだろ。ってか、親父殿も知ってたよな、これ? だったら、ちゃんと子に伝えろよな・・・もしかして老人虐待しちゃった、オレ?』と危ぶんだ時、別の場所で『気』の高まりを感じて、

「向こうでも戦闘? 地獄道一龍の他にも居たのか」

 気絶した一龍を小脇にかかえて、アンジェリカの身を案じた青夜は気の高まりを感じた場所へと向かったのだった。





 ◇





 向かった先はホテルの敷地内にある深夜のテニスコートだった訳だが、青夜が到着した時には決着が付いていて賊が3人倒れていた。

 青夜は東条院のお坊ちゃんなので雑魚の事は全く知らなかったが、右翼の過激派だった。

「青夜、遅かったわね。ちゃんと始末した?」

 無傷で何もしていないアンジェリカが尋ねて来て、青夜が小脇に抱えた一龍をアンジェリカの前に投げて、

「記憶を抜いて力を封印しただけさ」

「優しいのね、青夜は」

「欲しければ進呈するけど」

 と青夜が言い、アンジェリカが目線でボディーガードに合図すると、1人が一龍を連れていったのだった。

「まだ居るかも知れないから、今夜は青夜が私のボディーガードをしてね」

「分かったよ、アン」

 青夜はそう苦笑したのだった。
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