実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは

竹井ゴールド

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阿軍の信長の亡霊の憑依者狩り、3人目の憑依者と吉備桃矢という男

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 鎮魂祭の直後の京都で眠れるほど図太い異能力者は居ない。

 眠って鎮魂祭の終了がまだで『信長の亡霊』に『ぬははは、油断したな』と身体を乗っ取られた日には洒落にもならないからだ。

 よって、一路東京に帰宅した。

 『深夜0時からどうやって?』と思うかもしれないが、そこが皇軍の凄いところだ。

 臨時の新幹線を深夜に貸し切って東京まで出発させているのだから。





 そんな訳で2時間後には青夜は東京だった。

 深夜3時には田中邸で入浴して、鶴宮幸子に身体を清めて貰って、青夜は葉月が眠る(アンジェリカはアメリカに帰国中)ベッドで眠ったのだった。





 ◇





 青夜は久々にぐっすりと眠った。

 起床したのは昼過ぎで、お坊ちゃんなので大原芽理子にパジャマから服に着替えさせて貰い、洗面台に出向き、顔を洗ってると、

「えっ、起きてたの、青夜君? キャアア」

 サウナで疲弊して気配探知を怠った愛が、水風呂に入って身体の水滴を拭っても火照った裸にバスタオルを超ミニスカのボディコンワンピースのように巻いた状態で冷蔵庫に向かおうとして、青夜に気付いて出てきた脱衣ルームの中に逃げていった。

「平和だねぇ~。昨日が鎮魂祭だったのが嘘のようだ」

 青夜はそんな事を呟いたのだった。





 ◇





 青夜は自宅でのんびりしていた訳だが、それは東日本担当の皇居吽軍だったからである。





 西日本担当の皇居阿軍は吽軍とは違い、鎮魂祭が終わると同時に休む間もなく血眼で『信長の亡霊』が取り憑いた2人の憑依者を追っていた。

 『1日身体を休めてから』とはならない。

 時間が経てば経つほど、憑依者の身体と『信長の亡霊』の波長は馴染むし、放っておいたら必ず日本国で騒ぎを起こすのだから。

 そして今回は山田信長が憑依されて阿軍はツイていた。

 名前が『信長』だった事から監視対象だった為に、山田信長にはしゅの目印が(本人にも無断で)施されており、織田信長の時代にはなかった術式だったので、織田信長の亡霊も気付けず、

「是非もなし」

 とか言いながら、兵庫県の有馬温泉付近の森で阿軍300人に囲まれて戦っていたのだ。

 これが悪手で、山田信長は一般人だった訳だが、名前が『信長』の所為で『織田信長の亡霊』が思いのほか馴染み、織田信長の亡霊の力を引き出して例年以上に強かった。

 正確には『『日本神話ヤマタノオロチ・伍ノ首』が出現した年だったから『織田信長の亡霊』の力が例年よりも強かった上に、山田信長の身体と波長があって更に強かった』だが。

 お陰で吉備桃矢抜きの阿軍300人の下っ端の方が苦戦しており、

「グアアア」

「ああ、桃丸様が・・・引け、引けっ!」

 遂には撤退する破目になったのだった。





 そんな訳でグッスリと昼まで眠った吉備桃矢が出陣する事となった。

 吉備一族ははっきり言って、かなりデカイ一族だ。

 だが、実情は吉備桃矢の一強である。

 『日本神話スサノオ』の覚醒で更にそうなったが、実は異能力が『桃太郎』の時代から桃矢の一強だった。

 それくらい強くなければ16歳で桃矢は吉備一族の当主にはなれない。

 その下に居るのが5人の補佐だが、その実力は関三宝兎とどっこいどっこいだった。

 下手すれば三宝兎の方が強いくらいだ。





 なので、信長の亡霊の憑依者の撃破の功名を得るべく追跡し、(信長の亡霊の憑依者の強さが例年通りと思って出張った)その補佐の5人中の2人が、山田信長1人に撃破(両方戦死)されたのだから、桃矢が出張でばるしかなかった。

 補佐が負けた以前に、吉備一族に『信長の亡霊』が取り憑いた以上は。

 他の氏族に吉備一族が倒されると色々と外聞が拙いので。





 そして桃矢は『日本神話スサノオ』を覚醒した事で『神気』を得て『信長の亡霊』を正直舐めていた。

 増長という奴だ。

 まあ、誰しも増長する事はある。

 だが、今回は色々と拙い事が重なってしまった。





 ◇





 昼1時、兵庫県有馬温泉付近の森の中で、

「ったく、どうしてオレがこんな事を」

 岡山県の自宅からヘリ移動で近辺に到着した吉備桃矢は森を完全に封鎖してる皇居阿軍の部下達の敬礼に面倒臭そうに片手を挙げ、愚痴っていた。

 皇居阿軍の幹部達は吉備一族では固められてはいない。

 吉備は暴走傾向にあるので、異能公家や西国出身の実力者の混戦部隊だった。

「本当に吉備の一党だけでやるんですか?」

 と質問したのは阿軍ナンバー2の太宰だざい黎明れいめいだ。

 28歳、179センチ。黒髪で知的な顔付きの若者だ。異能力は『雷神・菅原道真』。かなり強く、勉強の神様でもあって事務や政務にも長けていた。

「仕方ないだろ。吉備一族から憑依者が出た以上は」

「まあ、それでも構いませんが」

「逃げないように包囲だけは頼むな」

「畏まりました」

 と黎明が答える中、桃矢の三従士の1人、19歳、黒髪ポニーテールの巨乳美人で(桃矢の趣味で)ミニスカのボディコン姿の犬飼戌子いぬこが、

「桃矢様、もう1人も合流しているようです」

「手間が省けて助かるな、それは。よし狩るぞ」

 との桃矢の号令で吉備の一党は山の中へと入っていった。





 ◇





 さて。

 『第六天魔王』とは如何なる異能力か。

 『六欲天』やら『他化自在天たけじざいてん』やら言われてるが。





 一言で説明したら『キリスト教』や『西洋』を贔屓する『仏教の敵』だった。

 お陰で『天使』や『堕天使』とは、かなり相性が良い。

 『魔王』を名乗ってるが『鬼の王』との表現が日本国ではしっくりきた。

 日本国に点在する『聖域』の破壊者でもある。





 それらを統合した異能力が『第六天魔王』だった。





 お陰で1582年に本能寺で織田信長本人を倒す時は本当に大変だったのだが。





 『織田信長の亡霊』を倒すのは楽勝だ。

 憑依してる人間を殺せば、亡霊の方も存在を維持出来ずに簡単に消え失せるのだから。





 ◇





 織田信長は亡霊でも織田信長だ。

 戦略の天才でもある。

 お陰で桃矢が山狩りを始めたら『土砂崩れ』を起こされた。

 土砂には当然、邪気が込められており、跳躍と空中着地等々の出来ない吉備一族の雑魚はそれで完全に御陀仏だった。

「チッ」

 土砂を躱して空中に移動した桃矢は山を睨んだ。

 相手が邪悪な力を隠していないので、居場所は遠くからでも分かる。

 桃矢は手に持つ吉備一族保有の『鬼切恒次つねつぐ』の柄を握った。

 鞘から抜いて雉山輝美という桃矢の三従士の1人で、22歳、167センチ、茶髪のミディアムでインテリ眼鏡を掛けた巨乳で(桃矢の趣味で)スリット系のキャバ嬢ドレスを纏った美女に、

「おまえ達は来なくていい」

 鞘を渡してそう指示を出すと、

えてるぞ、そこに居るのはぁぁぁぁっ!」

 桃矢は上空から信長の亡霊が潜む山の中腹へと突っ込んだのだった。

 どこで調達したのかASシリーズのライフルの閃光が目的地の山の中腹から飛んでくるが、回避しながら突進だ。

 樹木が茂る森の中に居たのは山田信長だけだったが、

「もう1人も出していいんだぜっ!」

「ふん、『神気』か。『桃太郎』が『日本神話』も覚醒した訳か。調子に乗ってる訳だな」

 山田信長が闇の波動を手から放った。

 桃矢の突進が闇の波動によって減速するが、

「チッ」

 『神気』の出力を上げて構わず特攻した。

「おらぁぁぁぁっ!」

「この馬鹿力ーー『スサノオ』か? なら髑髏しゃれこうべを奪って薄濃はくだみにしてくれよう」

 と笑った山田信長が手から闇の気で作った剣を出して鬼切恒次の刃をギンッと受けた。

「オレに勝つなんて夢みたいな事出来る訳がねえだろうがっ! おらぁぁぁっ!」

 桃矢が桃の香りを周囲に放出して、5人の桃矢の分身も日本刀で斬り掛かるが、

「おっと」

 山田信長はバックステップで剣撃を躱し、

「『桃太郎』と『スサノオ』か。意外と面倒臭いな。仕方ない。ならば、こうだっ!」

 指2本を上げると同時に、桃矢の足元に3メートル級の巨大な方陣が浮かび上がった。

 術式は鬼道。

 黒雷が地面側から発生して、

「グアアアア」

 黒雷を浴びた桃矢が苦痛の悲鳴を上げた。

 桃の香りが霧散して『分身』も消える。

 未だに地面から放出される黒雷を浴びて動きが止まった桃矢に、同じく方陣の中に入って黒雷を浴びるもダメージ0の山田信長が迫るが、

「演技だよ、バァ~カっ!」

 苦しんでたのが演技だった桃矢がニヤリと笑い、演技に引っ掛かって接近してきた山田信長の心臓を国宝『鬼切恒次』で突き刺したのだった。

「ゲフッ」

 刺された山田信長は血を吐くが、それでも罠に掛かった獲物を見るように不敵に笑う。

 対して、桃矢がつまらなそうに、

「ああ、バレバレだから」

 『神気』で作った剣を左手に握ると、山田信長の方を見ながら、後方に突き刺した。

「グオオオオオ」

 と2人目の信長の亡霊の憑依者の吉備鎖郎の心臓を貫く。

「つまらんな。雑魚の相手は」

 と桃矢が後方の亡霊に取り憑かれた吉備鎖郎を一瞥すると、鎖郎が『どうして?』って顔をしていた。

「?」

 桃矢が心臓を貫かれて事切れる寸前に鎖郎が自我を取り戻した事を怪訝に思った瞬間だった。

 グシュリッと激痛が心臓を突き抜けた。

 桃矢が左胸を見ると背中から貫かれた闇の刃の先が飛び出してる。

「ゴフッ、なんだと? ・・・だ、誰だ、亡霊なんぞに協力してるのは・・・」

 『そう言えば、まだ足元の方陣の黒雷が止まってないな』と思いながら桃矢が後方を睨むと、24歳、182センチ、黒髪ロングの牧師服の見知らぬ男がニヤリとしていた。

 オシャレ髭を顎に生やしたイケメンで、顔は日本人風だが、信長の亡霊の憑依者特有の銀色の眼をしている。

「・・・3人目、だと?」

「おまえの『髑髏しゃれこうべ』で『薄濃はくだみ』を作ってやるから安心しろ」

 と笑う中、血を吐きながら桃矢が、

「・・・それは・・・無理なんじゃない?」

 と女の声で答えると同時にポンッと変化へんげを解いた。

 20歳、171センチ、茶髪パーマで日本人だが眼鼻がはっきりした派手な美貌の巨乳美女の姿に戻る。衣裳は(桃矢の趣味で)ミニスカCAだった。

 名前は猿上さるがみ桃子。桃矢の三従士の1人である。

「身代わりだと? 『桃太郎』にそんな能力は・・・・・・いや、配下の猿の『猿真似』かっ! だが『桃太郎』と『スサノオ』の力を確かに使っていたぞ・・・可能なのか、そんな事? どうなってる?」

 と3人目の信長の亡霊の憑依者が驚いた時には、山田信長と吉備鎖郎が事切れて絶命し、山田信長の方の身体から『信長の亡霊』が3人目の信長の亡霊の憑依者の身体に吸い込まれた。

「お釣りは······いらないわよっ!」

 事切れる前に桃子が桃矢に与えられた『神気』総てを剣に変えて逆手に握って背後に立つ3人目を刺した。

「ゲフッ・・・女、貴様ぁぁぁぁぁっ!」

 腹を刺されて痛がる3人目の信長の亡霊の憑依者が怒り任せに叫んだ時には、

「・・・」

 心臓を貫かれた桃子は立ち往生ながら事切れていたのだった。





 ◇





 吉備一族の本拠地、瀬戸内海が見下ろせる岡山県のホテルを思わすマンションの最上階のペントハウス。

 その寝室に本物・・の吉備桃矢は居た。

 当然だ。

 『信長の亡霊の憑依者』の追討任務など馬鹿らしくてやっていられないのだから。

 『力』を与えた代理にやらせるに決まっていた。

 それが吉備桃矢という男なのだ。

 皇居や白鳳院の呼び出しの際にだけ渋々出向いており、鎮魂祭も代参を立てたかったが地方の名士達が美女を献じてくれるので仕方なく出席していた。

 そんな訳で、桃矢の寝室には裸の美女3人が居た。

 さすがに昨日の今日だ。

 桃矢は眠っていたがスマホで起こされて不機嫌そうに、

「・・・何だ、輝美? 緊急なんだろうな?」

『はい。桃子が殺され、桃子の頭部と『鬼切恒次』が奪われました。追撃の許可を下さい』

「待て。死んだのか、桃子の奴? 『オレの力』を与えたのに?」

『はい、2人目までは簡単に撃破しましたが、きょを突かれて居ないはずの3人目の信長の亡霊の憑依者に背後から攻撃されて・・・』

「3人目ねえ・・・・・・吉備鎖郎は倒したんだな?」

『はい』

「なら、その3人目は阿軍の連中に討伐させろ。おまえ達は桃子の遺体を回収し・・・『頭部を奪われた』ってのは何だ?」

『『薄濃はくだみ』を作ると言っていました』

 さすがに『何だ、それ?』とはならない。

 異能界では織田信長の薄濃はくだみは有名過ぎたので。

 薄濃とは髑髏しゃれこうべを特殊な加工で酒の盃にする事だ。

 歴史ではそれで家臣達の度肝どきもを抜いたとあるが、異能力がある世界だ。

 無論、それだけのモノではなく『それ』で飲むと一般人にも『鬼の力』が付与出来た。

 そんな便利なアイテム、普通の人間の頭部では作れない。

 というか、製造法が不明だった。

 日本の歴史上でも薄濃の成功例は織田信長が作った3個だけだ。

 特殊な条件が必要なのか、『第六天魔王』固有の技法なのか、製造法は未だに解明されていない。

 解明してたら日本軍が大戦時に絶対に使用してる。

「チッ、『薄濃』を作られたら厄介だな。桃子の頭部も回収させるように命令を出せ」

『畏まりました』

 との言葉で電話が切れ、

「400年前の亡霊を少し舐め過ぎたか」

 と桃矢は1秒だけ反省したが、すぐに気持ちを切り替えて裸の女達を抱き始めたのだった。
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