実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは

竹井ゴールド

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東条院宗家の新当主、枢の葬場祭

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 白鳳院枢の神道式の葬儀の葬場祭そうばさいは4月25日な訳だが、その日は東条院青蓮の初七日法要とドン被りだった。

 東条院青蓮の初七日法要だけなら、青夜は青龍大学の高等部に普通に通学する予定だったが、白鳳院枢の葬儀には出席しなければならず、かと言って、枢の午後からの葬儀と重なる事を避ける為に急遽、午前中に繰り上げられた東条院青蓮の初七日法要には出席したくない。

 なので、午前中は堂々と青夜は青龍大学の高等部に通学していた。

 朝の登校時に校舎前で出迎え、鞄を受け取った弁真が、

「若様、本日は宗家当主様の初七日法要ですが?」

「紙人形を出すさ」

「ええっと、血の繋がったお父君の・・・」

「死んだお母様のお指図だから。藤名のジイも了承してる」

「畏まりました。我々は出席したいのですが」

「ああ、構わんよ。野々宮も今日は学校を欠席して法要の方に出席するし」

 と青夜はそんな事を喋りながら登校したのだった。





 ◇





 東条院青蓮の初七日法要は、邪気汚染した宗家屋敷の邪気がまだ祓えてないので、またもや青福寺を借り切って行われた。

 それは東条院の菩提寺が(明治以降は)この青福寺だからである。

 東条院の一党としては先代の初七日法要よりも、その後に発表される東条院の新宗家が誰かの方が重要で、僧侶20人の御経による初七日法要が終わり、青福寺の御堂内の先代の骨壷が置かれた前で、宗家代理の藤名金城が4歳の緑子を抱きかかえながら、





「第24代東条院宗家当主にはここに居る緑子がなる。皆も覚悟するように」





 と正式に宣言した。

 それには下座より不平のざわめきが起こったが、金城が、

「新宗家当主よりお言葉がある。心して聞くようにっ!」

「んんとね。『副宗家?』はセーヤお兄ちゃんで。お家の事はセーヤお兄ちゃんに全部任すね」

 その新宗家の緑子の発言には一党から好意的なざわめきが起こり、

「それとそれと、何だっけ?」

「『大好きな』ですよ」

 と金城が法要前に教えた言葉を喋らせようとした時、出席していた紙人形の青夜の分身がリアルタイムで本体に伝えたのか、即座に、

「ジイ、調子に乗るなよ」

 と口を開き、

「・・・仕方ありませんな」

 金城は諦め、こうして東条院の新体制が決定されたのだった。





 ◇





 同時刻。

 青夜本人は青龍大学の高等部の一年以組で真面目に占星術の授業を受けていた訳だが、青夜の護衛が軒並み先代の初七日法要に出席して青夜の警備が手薄になったところを学内で狙われたのか・・・

 授業をしてた32歳、身長167センチ、黒髪アップでインテリ眼鏡の占術の女教師の馬場華汐かしおがドタッと倒れ、本日は3人しか居ない生徒の内の良子も眠気に襲われてウツラウツラして『何、これ?』と10秒後には眠ってしまった。

 眠たそうに授業を聞いていた三宝兎が一転、眼を輝かせて、

「何だ?」

「術だな。攻撃かな? 面倒臭い」

「そうか? 授業なんかよりも百倍面白えじゃねえか」

 三宝兎が喜んだ時には教室の引き戸が開いて、

「居た居た」

 ドア横の柱にもたれ掛かってポーズを取った22歳、身長184センチ、染めた金髪で整えた眉の美貌のチャラ男が笑い掛けてきた。

 白スーツに第2ボタンまで開いた桃色のカラーシャツを着ている。

「東条院青夜に関三宝兎だな? ちょっと、そこの闘技場で遊ぼうぜ?」

 席から立ってやる気満々の三宝兎が、

「別にいいけど・・・・・誰だよ、おまえ?」

 そう問うた訳が、それが意外に心に突き刺さってダメージがあったのか素っ頓狂な声で、

「はあぁぁ? オレを知らないのか、おまえ?」

「有名なのか?」

 三宝兎が真顔で尋ねる中、チャラ男が、

「し、知ってるよな、東条院はオレの事?」

 すがるように青夜に聞き、青夜は知ってたが知らないふりをした方が面白そうだったので、

「名字は予想が付くけど・・・・・誰かまでは」

「大物ぶりやがってっ! オレ様が埼玉県の吉備一族を任されてる吉備太一だっ! 覚えておけっ!」

「吉備? へえ? その名字の奴に直接喧嘩を売られたのは初めてだな」

 三宝兎が眼を輝かす中、太一が、

「喧嘩じゃない。武術交流戦だ。やるよな?」

「面白え、やってやるぜ」

「そっちは?」

 『オレも?』という青夜の言葉は、

「おまえかぁぁぁぁぁぁっ! 校内で術を使った馬鹿はぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 との真達羅通春菜の電撃を帯びたドロップキックと共に放たれた怒りの言葉にかき消されたのだった。

「ぐぎゃうげひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 顔面に喰らったその一撃で吉備太一は白眼を剥いて気絶し、

「ったく、白虎寺をナメた事を後悔させてやるわ」

 足を掴まれて春菜に引きずられていくのを、

「何だったんだ?」

「さあ、春先だからな、変な奴も出てくるさ」

 三宝兎と青夜は見送ったのだった。





 ◇





 午後からは白鳳院枢の葬場祭だ。

 葬場祭とは神道の葬儀の事で、白鳳院は公家なのだから神道なのは当然だった。

 そして白鳳院令は術後なので欠席だが、親族席には伊勢から戻ってきた実妹の白鳳院鈴も列席していた。

 鈴は誕生日がまだなので16歳だが(青夜の1学年上の)高2だ。身長は156センチ、長い黒髪で儚げな美貌のクールビュディーだった。現在の姿は白鳳院の正装の白詰襟服とロングスカートだ。

 白鳳院の娘は白鳳院大学に通学するが一定の期間、三重県の八百万やおよろず女学院に国内留学する。現在はそちらに行っていたが、さすがに兄の葬場祭には戻ってきていた。

 他にも白鳳院の親族席には、





 枢の叔父で後継者との噂の晴彦はるひこ

 令の弟で枢の大叔父の君清きみきよ

 君清の息子で、枢の死んだ父親の従弟の君康。

 更には君康の娘の枢の又従妹の君子。





 それら10人程が勢揃いしていた。

 ・・・例の後継者の鎌足は遠縁なので親族席にその姿はない。





 そして、少し離れた次の列の先頭は四柱家の当主席で、





 月御門家の当主、閻魔。

 東条院家の当主、緑子と緑子を抱えた青夜。

 吉備家の当主、桃矢とうや

 白虎寺家の当主、雷司。





 4席に、この5人が座っていた。

 月御門家の閻魔は41歳。身長177センチ。黒髪の総髪のナイスミドルで浮世離れし過ぎた風流人だった。日本最高峰の陰陽師の一人でもある。衣裳は月御門当主の礼服、白地の陰陽服だ。

 青夜と緑子は東条院の正装の青色の紋付を纏う。

 吉備家の桃矢は18歳で大学1年生。身長184センチ。染めたピンク髪でアシンメトリーの髪型、精悍な顔立ち、左耳に鎖で垂らした桃型の小さな黄金鈴をしている。今風のワイルド系のイケメンで、カリスマ性と英雄の『圧』も兼ね備えていた。体型は細マッチョ。吉備一族の礼服ではなく黒の喪服スーツだった。

 白虎寺雷司は普段の白虎寺の大僧正の紫色の法衣を纏っていた。





 その四柱家の当主席では葬場祭の儀式中に、

「おまえも徹底してるよな、本当に東条院の宗家を出て家名まで変えるとは」

 青夜と顔見知りで、青夜が弱いフリをしてる事情を知ってた(突っ掛かられて仕方なく青夜が教えた。青夜が事情を教えた3人の内の1人の)桃矢が緑子の頭を撫でながら呆れた。

 太郎御伽の『桃太郎』は子供にも大人気だ。お陰で緑子も懐きニコニコだった。

「いえいえ、それほどでも」

「で? 関三宝兎とはどういう関係なんだ?」

「前に『青龍の縁』で初歩的な関帝信仰の力の使い方を教えただけですよ。後は本人の資質ですね」

「『桃太郎』の開眼に協力したなんて事は?」

 探るよりも素で桃矢が質問すると、

「ありませんよ。力の使い方を教えたら桃の匂いがして驚きはしましたけど」

 青夜の答えに『力の使い方を教えたねぇ~』と桃矢が呆れながら、ふと、

「そう言えば、白虎寺は『南』の当主が自決したとか?」

「五月蠅いな。その話は東条院と既に済んでる。言葉にするな」

 雷司が冷たく言うので、桃矢が『へいへい』と答えてから、

「東京月御門の当主も交代したとか?」

「らしいね。詳しくは知らないけど」

 東京分家の当主を交代させた張本人の閻魔が白々しくとぼけた。

「東条院は宗家が落ち、白鳳院もこのザマ。今年の『死月』で無傷なのは吉備うちだけか」

「さすがは吉備ですね」

「そうでもないぞ。馬鹿が勝手に東条院の宗家の霊魂を回収しようとして青夜にやられてるからな。オレの耳に入ったのは青夜が返り討ちにした3日後だったし。吉備はデカくなり過ぎた。統制が取れないくらいに」

 そう呟き『馬鹿どもにはちゃんとヤキを入れておいたから安心しろ』と緑子の相手をしながら青夜に笑った。

「埼玉県の吉備太一も今日、青龍大学の高等部に乗り込んできて真達羅通に捕まりましたから、そっちのヤキもよろしくお願いしますね、桃矢さん」

「マジかよ、雑魚どもが。オレの手を患わせやがって」

 と呻く桃矢に、思い出したように青夜が、

「『日本神話ヤマタノオロチ・伍ノ首』って今年の5月でしたよね、どうします?」

「本当に困るよね、『スサノオ』も居ないのに」

「何人死ぬ事になるのやら」

 閻魔と雷司は嫌そうな顔をしたが、桃矢だけは、

「楽しみだよなぁ~。何百年周期のヤマタノオロチとかち合えるなんてマジでラッキーだよな、オレら」

「楽しみって。日本神話の攻略法通り、酒を飲ませて寝込みを襲うだけでしょ?」

「それだと味気がないだろうが、青夜」

 などと意見交換をしているとあっという間に枢の葬場祭は終了したのだった。





 その後、霊柩車で枢の棺が運ばれて親族達も火葬場に出向いたので、白鳳院枢の葬場祭はお開きとなったが、

「少し話がある、青夜君」

 月御門閻魔が青夜に声を掛け、

「モテモテだな、青夜は。じゃあ29日にな、閻魔サマと大僧正と緑子も」

「うん、バイバ~イ、トーヤお兄ちゃん」

 緑子が手を振る中、吉備桃矢はさっさと吉備の重鎮達を連れて帰っていった。

「では、オレも。また後日。閻魔殿、失礼します。緑子ちゃんと麒麟児も」

 白虎寺雷司もそう言って一党と合流して帰っていった。

 閻魔が残り『先代の不幸は私も残念だった』とお悔やみから入ったが、結局は、

「東京分家が申し訳なかった」

「いえいえ」

「連中は一生『獄』に繋いでくれて構わないから」

「おや、何の事ですかな?」

「さてね」

 2人してとぼけた後、閻魔が、

「『伍ノ首』ではシコリなく共闘したいのだが・・・・・・」

「ええ。では、そのように取り計らいましょう」

 その後も緑子を抱っこした青夜と閻魔は連れ立って車乗り場まで移動し、その間に東条院と月御門の関係強化案を話し合ったのだった。
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