実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは

竹井ゴールド

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一狼の腹上死、田中9姉妹

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 田中一狼は54歳だ。対する8番目の妻の愛は21歳。

 そして最近の愛はストレスが溜まりに溜まっていた。

 愛のストレスの原因は新しく出来た義理の息子、『やらかし大魔王』の青夜である。

 入学式では3時間コールを眼の前で見せられ(実は術が解除出来なかった事よりも上目遣いで媚びるように頼んだのに相手にされなかった事の方が女としてショックだった訳だが)、翌日の始業式の日には田中ビルを百合一族に襲撃され、更には一狼が親権を手放した五女まで自宅に招いてる。

 お嬢様育ちで料理や家事が余り出来ず、娘の葉月に料理を作って貰ってるだけでも肩身が狭いのに。

 ついでに言えば、アンジェリカ、シャンリーの2人は愛よりも異能力者として確実に『強い』ときてる。弥生も互角、またはギリ向こうが上っぽいし。

 更に愛のストレスに追い打ちを掛けたのが、京都に本家を持つ月御門の東京分家の顛末だ。

 何故かあの忌まわしき入学式から僅か3日後に突如、当主が代替わりした。明確な理由は不明。『入学式の失態の責任を負って』『始業式で月御門の陪臣が青夜を呪詛で狙った件での四柱協定違反の引責』との憶測が飛び交ってたが。

 代替わりの理由は不明だが、東京分家の系譜ではなく縁もゆかりもない京都本家の人間が落下傘で東京分家の当主を唐突に継いだのだから異能界で飛び交う憶測は信憑性を増し、その最有力が四柱協定違反、つまりは義理の息子の青夜関係だった。

 と言うか、東京分家を継いだ月御門萌美は友人とは程遠い(愛の婿候補の内の1人の妹で)京都での顔見知りだ。兄を捨てて50歳超えの中年に走った愛を快く思っておらず、既に(青夜が学校で不在どころか娘全員が出払ってる時に)田中家にアポなし訪問してきて『京都流の褒め殺し(嫌味)』を言われまくってる。

 更にはその萌美の口から極秘事項の月御門の東京分家の『夢見の総崩れ』を教えられ、『鴨川の姫は凄いでありしゃんすねぇ~』と下手人扱いまで受けていた。

 そんな訳で、溜まりに溜まったストレスの発散を愛は田中家のビル5階の子供達が入れないフロアの寝室のベッドで一狼を相手に解消していた訳だが、一狼は54歳だ。

 いくら空手家で『気』の使い手の異能力者でも30歳も若い妻を相手に毎夜、休憩なしで何ラウンドも愛すのは辛い。

 一狼の異能力のフェロモンの効果で愛が愛欲のままに求められてる日々が続き、この夜、遂に、

「んっ、苦しい・・・・・・」 

 一狼が胸を押さえて苦しんだが、愛が止まらなかった為に愛が正気に戻った時にはベッドの中で一狼は御臨終する事となったのだった。





 享年54歳。

 異能力『フェロモン』によって妻をとっかえひっかえし、好き勝手に生きた、ある意味、羨ましい男の生涯だった。





 まあ、異能力があるこの世界で、娘のアンジェリカがBB財団の日本支部の支配人で、義理の息子の青夜が東条院の嫡子なので、その死に関して呪詛が疑われて、愛は一狼の腹上死を証明する為に最近の閏事情を捜査機関に説明するという恥ずかしい思いをする破目になったのだが。





 ◇





 田中一狼の妻(未婚あり)と子供達は以下の通りだった。





 1番目の妻、旧姓、由美皐月。東条院一党の封魔(風魔)忍軍所属。長女、弥生を出産。出産後の封魔忍軍の任務中に殉職。

 2番目の妻、旧姓、坂田聖子。傍系の坂田一族の1つ。次女、葉月を出産。一狼が任務で渡米中の出産の半年後に体調が戻らず死亡。

 3番目の妻、旧姓、エリザベート・F・ブラッディームーン。アメリカ合衆国のブラッディームーン一族。三女、アンジェリカをアメリカ合衆国で出産。出産後に離婚。

 4番目の妻、旧姓、シャンファー・マァー。二十八宿の星宿の守護者。四女、シャンリーを出産。出産後に中国政府の暗殺部隊に暗殺される。

 5番目の妻、旧姓、坂田聖美。傍系の坂田一族の1つ。聖子の妹。五女、良子を出産。両親の離婚説得と一狼の浮気、シャンリーを狙った中国政府の異能部隊の襲撃等々が重なり離婚を決断。

 6番目の妻、旧姓、米田葵。日本聖ガラシャ教会の重鎮の家柄。六女、栞、七女、環を出産。シャンリーを狙った中国政府の異能部隊からシャンリーを守って死亡。葵の死後、娘2人は米田家に引き取られる。

 未婚で一狼の子供を産んだ女、本名、八条亜月。香道八条流(治癒や補助)の家元の親族。八女、朋子を出産。5番目の妻、聖美が身重の時から関係を持つ。一狼と結婚する事はなかった。

 7番目の妻、旧姓、マリコ・ノダ。日本に住むサウジアラビア王族の末裔で石油会社の経営一族。九女、アスカを出産。ブラッディームーンの一族の三女、アンジェリカの田中家入りに際して、どっちを選ぶか一狼に詰め寄って一狼が東条院の指示でアンジェリカを選んだので離婚。

 8番目の妻、旧姓、鴨川愛。京都陰陽師の鴨川家の令嬢。





 そして娘達の年齢は一狼の葬儀が行われた4月19日現在、





 長女、弥生。25歳。3月3日生まれ。

 次女、葉月。22歳。8月3日生まれ。

 三女、アンジェリカ。20歳。4月5日生まれ。

 四女、シャンリー。18歳(高3)。4月10日生まれ。

 五女、良子。15歳(高1)。5月2日生まれ。

 六女、栞。12歳(中1)。9月30日生まれ。

 七女、環。9歳(小4)。3月1日生まれ。

 八女、朋子。8歳(小3)。7月7日生まれ。

 九女、アスカ。5歳。4月18日生まれ。





 こうなっており、東条院とBB財団の異能者が警備する小さな葬儀ホールの会場にはその9人の娘全員が集まっていた。

 生存してる元妻達も日本旅行を終えてアメリカ合衆国に帰国したエリザベート以外は顔を出している。未婚の八条亜月も顔を出し、坂田聖美と少しピリ付いていたが。

 だが、見たところ殆ど全員が悲しんでいない。

 父親の死を悲しんでるのは七女の環くらいだった。

 妻経験者や恋人、上の姉達は全員が父親の死因を知って呆れているし、下の妹2人は今一分かっていないようで。

 一狼の命数を削った自覚のある喪服着物の愛はさすがに沈んでるが。

 義理の息子になったばかりの青夜も無論、悲しめるだけの接点がなく、お義理で悲しそうな顔をしてるだけだった。

 というか、一狼の元妻達を見て、

(・・・マジでか。アンの母親が違ったから気にもしなかったが、こうして集まると・・・他は全員、アゲマンって奴だよな、この運気? オレの義父に選ばれるだけあって、やっぱ普通じゃなかったんだな、パパって)

 義父の一狼の凄さを青夜は実感したのだった。

「ほら、タマちゃん、泣かないの」

「そうよ、パパが心配しないように笑顔でパパを送ってあげましょう」

 喪服ワンピースの弥生や葉月が泣く環をアヤしている。

 環は弥生を幼くした感じの可愛らしい少女だった。

 タマは細川ガラシャの日本名なので、環よりも『タマ』の方がいいらしい。

「この度は」

 良子が声を掛けてきたので、

「こちら側に座らなくていいのか、良子?」

 さすがに青夜が質問した。

 血の繋がらない青夜が親族席で、血縁の良子が弔問客側だったからだ。

 2人とも学生なので、葬儀には学生の正装、青龍大学の高等部の青色の制服姿で臨んでいる。

「まあね。ってか、『死因』だけど呪詛とかじゃなくて・・・本当なの?」

「腹上死の事?」

「言葉にしないでよね。こっちは花も恥じらう15歳の乙女なんだから」

「それは失礼。らしいよ。4月に入ってからは最低1日7回、多い日は夜だけじゃなくて昼間でも時間を見付けて12回はヤッてたらしいし」

「だから言葉にしないでよね。父親のベッド事情なんて聞きたくないんだから、娘は」

「ってか、良子のママ、若くない?」

 青夜が良子の母親の聖美を見た。

 身長は162センチ。喪服ワンピースを着てるが妙に若々しい。

「そりゃあ18歳で結婚。19歳で私を出産だからね。まだ34歳だし」

「うわぁ~。やっぱ凄いな、パパは」

「死んだパパがウチの家を出禁なのも分かるでしょ? ほら、あっちの中東の王族を祖先に持つとかいう7人目のマリコさんなんてまだ27歳よ。娘の九女のアスカちゃんなんて昨日が誕生日で5歳なんだから逆算すれば・・・ねっ? パパは若い女が好きだったから」

 と小声で喋る中、シックな深緑色の聖ガラシャ東京女子の中等部の学生服を纏う栞が、

「青夜お義兄さんなんですよね?」

「そうだよ。栞ちゃんだよね、よろしく」

「はい、よろしくお願いします」

 と答えた栞は黒髪のセミロングで白色のヘアバンドをしていた。お淑やか系のお嬢様っぽい。異能力はキリスト教系の治癒って話だ。

「ええっと、死んだママの仇を取っていただきありがとうございました」

「ん? 何それ?」

「? そう葉月お姉さんが言ってましたけど」

「もしかして仇って中国マフィア?」

「はい」

「なら多分、オレだね。でもオレ、別口に動いてたから」

「でも、ありがとうございました」

「なら、今度お礼にデートでも・・・・・・」

 青夜の軽口に、良子が、

「ふざけた事言わないでよね、私の妹に。私が絶対に許さないから」

「ええっと、母親は違うけど姉妹同士は仲がいいの?」

「そりゃあ、血縁だからね。ちゃんと連絡を取ってるわよ」

「はい。近況などを報告しあってます」

(・・・・・・異母姉妹なのに仲がいい訳か。まあ、東条院宗家うちも母上殿はともかく、青花いもうとは懐いてきたからな。青刃おとうとはツンデレとやらで直接は来なかったがオレを悪く言う陪臣どもは遠ざけてたし)

「葉月お姉さんと一緒にお風呂に入られた話とか」

「えっ、そんなのまで話してるの?」

 青夜が苦笑する中、良子が、

「ってか、前から聞こうと思ってたけど、どうして葉月姉さんと一緒にお風呂に入ってるのよ、アンタ?」

「お風呂に入ってたら向こうが入ってきただけだよ」

「入学式の時のように操って・・・ないわよね?」

「そんな事する訳ないだろ。前に助けた事があって感謝されてるだけさ。栞ちゃんもオレに多分に感謝してお風呂に入ってきてくれてもいいからね」

「ふざけないでよね、絶対に妹には手は出させないから」

「本気にならないでくれよ、良子。今のはただの冗談だろ。パパじゃあるまいし・・・」

 と笑った青夜は不意に無言になって葬儀ホールに視線を向けた。

「何?」

 不審がる良子に、青夜が、

「しっ、見てれば分かるよ」

 と言ったその7秒後には視線の先の葬儀ホールの中央に白色の半透明の幽霊が現れ、葬儀ホール内は異能力者だらけだったので周囲が騒然とし『祓おう』と破魔札や数珠やロザリオを出す者が出る中、青夜が舌打ちをしながら、

「止めろ。東条院の宗家当主、東条院青蓮だぞ」

 小さいながらも通る声で口を開くと、ホール内の全員が動く前に行動を断念した。

 良子と栞が避ける中、幽霊はそのまま青夜の前までやってきてニコリッと青夜に笑い掛けると消えていった。

「はあぁぁぁ、よりにもよって今日か」

 大きく溜息を吐いた青夜がスマホを出して、

「親父殿の幽霊が現れた・・・・・・確認を頼む」

 とだけ伝えた。

「何、今の?」

「最後の挨拶って奴かな? 異能力者や歴史上の偉人が死んだ時には時々こんな現象があったって聞くし」

 そんな事を喋ったのだった。

 その後、お坊さんがやってきて御経を上げた事で葬儀は始まり、御経の最中に周囲のスマホが一斉に鳴り出して青夜は実父の東条院青蓮の死を確信したのだった。





 青夜は当然、現在の父親の田中一狼の遺体の火葬場への付き添いを優先した。

「宗家当主がお亡くなりになられたのに、東条院に行かなくていいの?」

 喪服ドレスが妙に色っぽい弥生に尋ねられて、青夜は心外とばかりに、

「オレは今、田中家の人間だからね。それに向こうは人が多くて賑やかだろうし。まずはパパを見送ろう」

「ありがとね、青夜」

 その後、一狼の棺を炉前で見送り、遺骨を骨壷に収めて、火葬場から帰ったのだった。
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