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アンジェリカの20歳の誕生日のエスコート、その2、占星術の結果
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夕方の5時から本当にアンジェリカの誕生日パーティーがBB財団の3階ホールで始まった。
BB財団の日本支部の支配人の20歳の誕生パーティーだ。
BB財団と友好的な日本の政財界の大物達が駆け付け、アンジェリカと母親のエリザベートと挨拶している。
青夜もアンジェリカのエスコート役で同席してるので、東条院宗家の弱い嫡子として悪目立ちして有名な青夜を見て、
「おや、確か東条院の・・・」
「これは妙なところで・・・」
政財界の大物達からも注目を浴びる破目になった。
青夜は気にせず『どうも』と答えていたが。
これは本当だ。青夜は気にならなかった。
何故なら青夜はアンジェリカのエスコート役として腕を絡められてるからだ。
役得な訳だが、アンジェリカは御存知ナイスバディーなので腕を組むと横乳が密着してその圧迫感から腕に意識がいってしまい、青夜は本当に周囲が気にならなかったのだ。
政財界の大物だけではなく、異能界の大物が居ても、まったく。
BB財団の傘下に入ってる日本国内の異能勢力は金星コーポレーションと木野一族と聖ガブリエル教会と堂本化学とリリカード楽団。
すり寄ってるのが那須党、東亜細亜大学、館林会館、周防連合。
それらのトップが顔を揃えており、
「東条院の宗家屋敷を落としたのは継母筋の四乃森だったとか。大変ですなぁ~」
「日本支部の支配人様の義弟様がなられたそうですね。おめでとうございます」
「何かお困りの事がございましたら那須党にお声掛け下さい」
と挨拶されて、
「いえいえ、実行犯は総て潰しましたので後は『四柱協定』違反をした黒幕を料理するだけですから」
「ありがとうございます。アンにはこの通り、公私ともに可愛がって貰っていますので」
「では近々、東条院で大きな花火がもう一発上がるのでその際には是非とも」
嫡子モードの満面の笑みでちゃんと応対しておいた。
「おめでとう、アン」
そして何故かチャイナドレス姿の田中家の四女、シャンリーも来ていた。
ポニーテールではなく何やら複雑に編み込んだ髪型で、眼鏡の下の化粧は中国時代劇風。纏ってるドレスは銀地に蓮の華の柄だった。
チャイナドレスは左右スリットなので美脚が綺麗に見えた。
この姿だとシャンリーは中国人に見える。
「ありがと、シャンリー」
「気を付けるのよ。命を狙われてるから」
「誰に?」
「外国嫌いの右翼、このビルの周囲に来てたから」
「大丈夫なんじゃないの。日本の警察も警備に協力してくれてるし」
「その警察の中にも右翼思想は居るのよ、アン。アメリカ嫌いとか東条院嫌いもね」
「? もしかしてオレも狙われてるの?」
隣に居た青夜がキョトンとすると、
「警察の中には七瀬忍軍の残党も紛れ込んでるって話よ」
「へぇ~。まあ、ここまでは届かないでしょ」
「その心は?」
「バーコードオヤジが許さないから、そんな無体な事は」
「バーコードオヤジ? 誰の事?」
青夜の意図が読めず、シャンリーは不思議がった。
◇
パーティー会場でそんな会話がされてた時、BB財団の自社ビルの地下3階にある耐震装置エリアでは、1人の男が爆弾を仕掛けようとしていたが、その背後から、
「ほう、中国系の爆弾か。高かったろう?」
声が掛かり、男は慌てて振り返った。
だが誰も居ない。
視線を爆弾に戻すと、爆弾が完全に解体されており、爆薬だけが抜き取られていた。
「はあ? 馬鹿な、どうやって? 今の一瞬でか?」
素っ頓狂な声を上げた男が、
「だ、誰なんだっ?」
周囲に視線を向けるが、次の瞬間、首筋に衝撃を受けて気絶したのだった。
その背後に立っていたのは黒色の近代的な忍装束を纏っていた服部半蔵だったが、
「弱過ぎる。七瀬忍軍が東条院の若様と関帝信仰の女将軍の2人に潰れたのも頷けるな。ってか、これで6人目だぞ。まさか雑魚狩りをやらされるとはなぁ~」
しみじみと溜息を吐いて次の獲物を狙ったのだった。
◇
アンジェリカの誕生パーティーは無事終了して、一流ホテルでのディナーとなった。
ホテルのレストランは完全に貸切り。
その誰も居ない貸切りのレストランでアンジェリカと青夜、それにエリザベートの3人だけがディナーを楽しんでいた。
「あの、やっぱりオレ、遠慮しようか、アン?」
「何言ってるの、ママも認めてくれたんだからいいのよ」
「『認めてる』ねぇ~」
青夜はこちらを睨んでるエリザベートを見て辟易した。
とても認められてる風には見えない。
「報告によるとアナタ、婚約者が居るそうね?」
「もう白紙になりました」
「少し調べたけど家からも追放されたとか? 何をやったの?」
「『無能』だったので追い出されただけですよ」
「無能? あれだけ強いのに何を言ってるの? 私に嘘をつくならアンとの交際は認めないわよ」
もう完全に突っかかって来られ、青夜はうんざりしながら、
「つまり、家から出たくて実力を隠してまして。『無能者を演じてた』と言いますか」
「ふ~ん。アンの事どう思ってるの?」
「そりゃ美人だなぁ~と」
と青夜が素直に答えると、
「もう、青夜ったら」
ドレスアップしてるアンジェリカはそう嬉しそうに照れたのだった。
照れた娘を横目で見ながらエリザベートが、
「ブラッディームーン一族はね。好きな相手と結婚なんて出来ないのよ。一族の繁栄の為の政略結婚しかね。それを決めるのはブラッディームーン一族がお抱えの占星術師の占いで、占星術はニューヨークが夜になってからじゃないと占えないけど、どんな結果が出ても覚悟するようにね」
「ま、待ってよ、ママ。青夜が勝ったんだから私の好きに出来るんじゃ・・・」
「好き勝手に出来るのは日本行きまでよ。結婚まで好きに出来る訳がないでしょ」
「そんなぁ~」
意気消沈するアンジェリカを見て青夜が、
「つまり占星術で『オレのハーレムの1人になれ』って出たらアンジェリカと付き合ってもいいんですね?」
「出る訳ないでしょ、そんな占いっ!」
「ええっと、オレ、占い系は専門外ですけど、多分ですけどそう出ますよ」
吠えるエリザベートに青夜はそう忠告した。
「アナタ、相当おめでたい性格のようね?」
「ってか、アンのママさんは勘が悪いんですね。ブラッディームーン一族の割に?」
「はあ? アンタ、私に喧嘩を売ってるの?」
「いえいえ、アンが日本に来てるのはオレに会う為ですよ、多分」
「やれやれ、日本人はどれだけおめでたい頭をしてるんだか」
その後もディナーではそんな話し合いが続いたのだった。
ディナーが終わるとアンは母親のエリザベートとホテルで一泊する事になり、青夜だけが田中家に帰されたのだった。
そして時差が13時間あるニューヨークの夜を待ったのか、翌日の昼1時を回った頃にエリザベートが田中家に怒鳴り込んできた。
今日のドレスは黒色だった。
昼食を終えて寛いでた青夜に、
「何をやったのよっ?」
「ええっと、何がです?」
「本当にそう出たわよっ!」
「?」
「占星術よっ! アンをアンタにくっつけろってっ! 8回連続でっ!」
「そりゃ出るでしょうよ。ってか、とっくに出てたはずですよ。誰もアナタに伝えなかっただけで」
「どうして、そう思うのよ?」
「えっ? だって会った瞬間に『ああ、この女とくっつくな』って何となく分かりますよね、普通?」
「そんなの分かる訳ないでしょ」
「そうなんですか? やっぱり勘が悪いんですね。まあ、ともかく、これでもう何も言わないで下さいね、アンとの事」
青夜がしれっと言うと、エリザベートが迫力のある笑顔で甘く囁くように、
「血のように赤い月の夜には気を付けるのね」
「はあ? 何、死刑宣告してくれてるんですか?」
「あら、分かった?」
「分かりますよ。ブラディームーン一族の常套句なんですから」
「まあ。気にしない気にしない。じゃあ、私はアンと京都旅行に行ってくるから」
そう言ってエリザベートは田中家から出ていき、
「ったく、何しに来たんだか」
青夜は呆れたのだった。
BB財団の日本支部の支配人の20歳の誕生パーティーだ。
BB財団と友好的な日本の政財界の大物達が駆け付け、アンジェリカと母親のエリザベートと挨拶している。
青夜もアンジェリカのエスコート役で同席してるので、東条院宗家の弱い嫡子として悪目立ちして有名な青夜を見て、
「おや、確か東条院の・・・」
「これは妙なところで・・・」
政財界の大物達からも注目を浴びる破目になった。
青夜は気にせず『どうも』と答えていたが。
これは本当だ。青夜は気にならなかった。
何故なら青夜はアンジェリカのエスコート役として腕を絡められてるからだ。
役得な訳だが、アンジェリカは御存知ナイスバディーなので腕を組むと横乳が密着してその圧迫感から腕に意識がいってしまい、青夜は本当に周囲が気にならなかったのだ。
政財界の大物だけではなく、異能界の大物が居ても、まったく。
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すり寄ってるのが那須党、東亜細亜大学、館林会館、周防連合。
それらのトップが顔を揃えており、
「東条院の宗家屋敷を落としたのは継母筋の四乃森だったとか。大変ですなぁ~」
「日本支部の支配人様の義弟様がなられたそうですね。おめでとうございます」
「何かお困りの事がございましたら那須党にお声掛け下さい」
と挨拶されて、
「いえいえ、実行犯は総て潰しましたので後は『四柱協定』違反をした黒幕を料理するだけですから」
「ありがとうございます。アンにはこの通り、公私ともに可愛がって貰っていますので」
「では近々、東条院で大きな花火がもう一発上がるのでその際には是非とも」
嫡子モードの満面の笑みでちゃんと応対しておいた。
「おめでとう、アン」
そして何故かチャイナドレス姿の田中家の四女、シャンリーも来ていた。
ポニーテールではなく何やら複雑に編み込んだ髪型で、眼鏡の下の化粧は中国時代劇風。纏ってるドレスは銀地に蓮の華の柄だった。
チャイナドレスは左右スリットなので美脚が綺麗に見えた。
この姿だとシャンリーは中国人に見える。
「ありがと、シャンリー」
「気を付けるのよ。命を狙われてるから」
「誰に?」
「外国嫌いの右翼、このビルの周囲に来てたから」
「大丈夫なんじゃないの。日本の警察も警備に協力してくれてるし」
「その警察の中にも右翼思想は居るのよ、アン。アメリカ嫌いとか東条院嫌いもね」
「? もしかしてオレも狙われてるの?」
隣に居た青夜がキョトンとすると、
「警察の中には七瀬忍軍の残党も紛れ込んでるって話よ」
「へぇ~。まあ、ここまでは届かないでしょ」
「その心は?」
「バーコードオヤジが許さないから、そんな無体な事は」
「バーコードオヤジ? 誰の事?」
青夜の意図が読めず、シャンリーは不思議がった。
◇
パーティー会場でそんな会話がされてた時、BB財団の自社ビルの地下3階にある耐震装置エリアでは、1人の男が爆弾を仕掛けようとしていたが、その背後から、
「ほう、中国系の爆弾か。高かったろう?」
声が掛かり、男は慌てて振り返った。
だが誰も居ない。
視線を爆弾に戻すと、爆弾が完全に解体されており、爆薬だけが抜き取られていた。
「はあ? 馬鹿な、どうやって? 今の一瞬でか?」
素っ頓狂な声を上げた男が、
「だ、誰なんだっ?」
周囲に視線を向けるが、次の瞬間、首筋に衝撃を受けて気絶したのだった。
その背後に立っていたのは黒色の近代的な忍装束を纏っていた服部半蔵だったが、
「弱過ぎる。七瀬忍軍が東条院の若様と関帝信仰の女将軍の2人に潰れたのも頷けるな。ってか、これで6人目だぞ。まさか雑魚狩りをやらされるとはなぁ~」
しみじみと溜息を吐いて次の獲物を狙ったのだった。
◇
アンジェリカの誕生パーティーは無事終了して、一流ホテルでのディナーとなった。
ホテルのレストランは完全に貸切り。
その誰も居ない貸切りのレストランでアンジェリカと青夜、それにエリザベートの3人だけがディナーを楽しんでいた。
「あの、やっぱりオレ、遠慮しようか、アン?」
「何言ってるの、ママも認めてくれたんだからいいのよ」
「『認めてる』ねぇ~」
青夜はこちらを睨んでるエリザベートを見て辟易した。
とても認められてる風には見えない。
「報告によるとアナタ、婚約者が居るそうね?」
「もう白紙になりました」
「少し調べたけど家からも追放されたとか? 何をやったの?」
「『無能』だったので追い出されただけですよ」
「無能? あれだけ強いのに何を言ってるの? 私に嘘をつくならアンとの交際は認めないわよ」
もう完全に突っかかって来られ、青夜はうんざりしながら、
「つまり、家から出たくて実力を隠してまして。『無能者を演じてた』と言いますか」
「ふ~ん。アンの事どう思ってるの?」
「そりゃ美人だなぁ~と」
と青夜が素直に答えると、
「もう、青夜ったら」
ドレスアップしてるアンジェリカはそう嬉しそうに照れたのだった。
照れた娘を横目で見ながらエリザベートが、
「ブラッディームーン一族はね。好きな相手と結婚なんて出来ないのよ。一族の繁栄の為の政略結婚しかね。それを決めるのはブラッディームーン一族がお抱えの占星術師の占いで、占星術はニューヨークが夜になってからじゃないと占えないけど、どんな結果が出ても覚悟するようにね」
「ま、待ってよ、ママ。青夜が勝ったんだから私の好きに出来るんじゃ・・・」
「好き勝手に出来るのは日本行きまでよ。結婚まで好きに出来る訳がないでしょ」
「そんなぁ~」
意気消沈するアンジェリカを見て青夜が、
「つまり占星術で『オレのハーレムの1人になれ』って出たらアンジェリカと付き合ってもいいんですね?」
「出る訳ないでしょ、そんな占いっ!」
「ええっと、オレ、占い系は専門外ですけど、多分ですけどそう出ますよ」
吠えるエリザベートに青夜はそう忠告した。
「アナタ、相当おめでたい性格のようね?」
「ってか、アンのママさんは勘が悪いんですね。ブラッディームーン一族の割に?」
「はあ? アンタ、私に喧嘩を売ってるの?」
「いえいえ、アンが日本に来てるのはオレに会う為ですよ、多分」
「やれやれ、日本人はどれだけおめでたい頭をしてるんだか」
その後もディナーではそんな話し合いが続いたのだった。
ディナーが終わるとアンは母親のエリザベートとホテルで一泊する事になり、青夜だけが田中家に帰されたのだった。
そして時差が13時間あるニューヨークの夜を待ったのか、翌日の昼1時を回った頃にエリザベートが田中家に怒鳴り込んできた。
今日のドレスは黒色だった。
昼食を終えて寛いでた青夜に、
「何をやったのよっ?」
「ええっと、何がです?」
「本当にそう出たわよっ!」
「?」
「占星術よっ! アンをアンタにくっつけろってっ! 8回連続でっ!」
「そりゃ出るでしょうよ。ってか、とっくに出てたはずですよ。誰もアナタに伝えなかっただけで」
「どうして、そう思うのよ?」
「えっ? だって会った瞬間に『ああ、この女とくっつくな』って何となく分かりますよね、普通?」
「そんなの分かる訳ないでしょ」
「そうなんですか? やっぱり勘が悪いんですね。まあ、ともかく、これでもう何も言わないで下さいね、アンとの事」
青夜がしれっと言うと、エリザベートが迫力のある笑顔で甘く囁くように、
「血のように赤い月の夜には気を付けるのね」
「はあ? 何、死刑宣告してくれてるんですか?」
「あら、分かった?」
「分かりますよ。ブラディームーン一族の常套句なんですから」
「まあ。気にしない気にしない。じゃあ、私はアンと京都旅行に行ってくるから」
そう言ってエリザベートは田中家から出ていき、
「ったく、何しに来たんだか」
青夜は呆れたのだった。
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この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
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