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青夜の16歳の誕生日、その3、青龍が降る夜
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夕食には近所のケーキ屋さんで頼んだ誕生日ケーキもあって豪華だった。
まあ、昨日の一狼の誕生日にもケーキがあったので2日連続なのだが。
電灯が消されてハッピーバースデーソングの終わりに蝋燭の灯を消すイベントまであり、それから夕食となった。
メニューは青夜のリクエストで和牛のサイコロステーキだ。
「うん、美味しいよ、葉月」
御機嫌で食べる青夜だったが、一狼の席が空席なのを見て、
「ママ、パパはどうしたの?」
「東条院の一党の臨時の集まりに呼ばれたらしいわ。何でも東条院を呪詛爆発させた犯人が分かったとかで」
と答えた愛だったが、その眼は明らかに泳いでいた。
当然だ。
愛が青夜の言葉を一狼に伝えて、それで初めて犯人が発覚したのだから。
「へぇ~、僅か3日で犯人が分かるなんて東条院の部下って意外に優秀なんだね」
「そうね」
と愛が眼を泳がせながら答えてると、普段は夕食時間には帰らない弥生が帰宅して、
「こら、青夜っ! アンタ、やっぱり知ってたわね、東条院の宗家屋敷を呪詛汚染させた犯人っ!」
突っ掛かってきた。
「何の事ですか?」
「東条院の宗家当主の後妻の実家の四乃森一族の事よっ! アンタ、昼間、愛さんと喋ってたでしょうがっ! それで『まさか』と思って調べたら本当に四乃森が黒幕だったわっ! 呪詛を浴びて入院中の後妻の東条院法子、息子の東条院青刃、娘の東条院青花が軽井沢の四乃森の別荘に隠れてて無事だったんだからっ! それを保護して今、大騒ぎよっ!」
「保護ねぇ~」
『『黒幕として逮捕した』の間違いなんじゃないの?』と苦笑しながら、青夜はサイコロステーキを箸で摘まんで食べた。
今回の呪詛汚染は東条院の宗家当主の暗殺事案だ。
その黒幕が当日に東条院の宗家の後継指名を受けた息子の母親の実家。
つまり継母筋の四乃森家が孫の後継指名を受けて東条院宗家の乗っ取りに動いた訳だ。
「どうして私に教えなかったのよ?」
「弥生さんがそんなに手柄が欲しかったとは知らなかったものですから」
「誰が手柄なんか欲しがってるのよっ! 東条院が落ちたのよっ? さっさと落ち着かせないと他の馬鹿どもが弾けるからその抑止として・・・」
「次からはちゃんと教えますね」
青夜は嘘臭い笑顔を弥生に向けたのだった。
「・・・何、アンタ、義理の姉である私の事がそんなに嫌いなの?」
「まさか、好きですよ。美人で思いやりもありますし。それに、ほら、暗殺しようとしても、自宅で盗聴されても、オレ、許してるじゃないですか、ねえ?」
「まだあの影武者が勝手に動いた件を根に持ってるの? こっちだって影武者が死んで・・・」
「影武者が死んでも本人は無傷だしぃ~」
と青夜が言った時、愛が、
「そうね。それで手打ちとかはあり得ないわね。一緒にお風呂に入って水に流したら? 青夜君は今日は誕生日なんだから」
そう水を向けるも、
「あっ、ずるい。なら私も入るわ」
「今日と明日は私の日でしょ、葉月」
葉月が便乗し、アンジェリカが口を尖らせた。
「何、アナタ達、この子とお風呂に入ってるの?」
「いいでしょ、別に」
「そうよ。エッチな事はしてないんだから」
葉月とアンジェリカの言葉を聞いて、
「お風呂に入ってる時点でエッチな事だと思うけど」
シャンリーが呆れながらツッコミを入れると、
「えっ、エッチな事だったの? 一緒にお風呂に入るのって?」
箱入りのお坊ちゃんの青夜が不思議そうにシャンリーを見た。
シャンリーの方が怪訝な顔で、
「えっ、なら、どういう認識なの?」
「普通だよね。身体を洗って貰うのって?」
青夜の常識ではそうだ。
「そうそう、普通な事よ」
「だから気にしなくていいのよ、青夜」
葉月とアンジェリカが同意して、他の家族達は呆れたのだった。
その後も楽しい夕食は続いた訳だが、不意に青夜のスマホが鳴った。
マイブームで自宅内でも手に入れたばかりのスマホを手元に置いてた青夜が『食事中に誰だ?』とスマホ画面を見ると『白鳳院枢』と文字が出て渋々箸を置いて、
「何でしょうか?」
『東条院青夜だな?』
との声を聞いて青夜は背筋を正した。
白鳳院枢だと思って油断してたら祖父である白鳳院家当主の令の声だったからだ。
偽物な訳がない。
もし白鳳院当主の声を使ったのがバレたら、ソイツは間違いなく殺させる事になるのだから。
それくらい白鳳院令は大物なのだ。
よって本物だと判断した青夜が、
「今は名字が変わって田中でございます」
恐れながら修正し、青夜のその緊張度合からリビングに居た田中家の女達が全員電話に注目した。
スマホからは面倒臭そうに『ああ、そうだったな』と令が理解を示した後、
『今すぐに四乃森の屋敷を潰せ。これは白鳳院からの命令だ』
「理由を聞かせていただいてもよろしいでしょうか?」
『東条院の一党が四乃森の屋敷に向かってる。東条院のこれ以上の揺らぎは日本の安寧の根幹に関わってくる。看過出来ん。おまえが東条院の強さを見せ付けてやれ』
「畏まりました。今から田中のビルの屋上へと向かいますのでそのままお待ち下さい」
青夜はそう言って『ちょっと中座するね』と席を立つと、スマホを手にしたまま3階から階段を上がって田中のビルの屋上まで出た。
「屋上に出ました。四乃森の本屋敷でよろしいのですね?」
『そうだ』
「潰す度合いは?」
『全壊だ。住人も再起不能で構わん』
「はっ」
と答えた青夜は本意気で天に向かって『はあああああっ!』と右拳を突き上げた。
拳圧が50メートル級の青龍となって東京の空を昇竜する。
そして雲に消えていき・・・
1分後には埼玉県のS市にある四乃森の巨大邸宅に青夜が放った青龍の拳圧が上空の雲の中から降り注いだのだった。
四乃森の巨大邸宅は巨大な日本屋敷だったが、その全部が巨大なハンマーで叩き潰されたみたいに一瞬で押し潰された。
更に間の悪い事に、その衝撃で東条院の宗家屋敷を呪詛汚染した宝玉の予備が破裂して、四乃森の崩壊した日本屋敷は呪詛汚染まで引き起こして四乃森一族はその夜に一部を残して全滅したのだった。
リビングに戻った青夜のスマホから、
『四乃森の屋敷の壊滅を確認した。よくやった』
「はっ」
と青夜が答えた時にはスマホの通話は切れていた。
「ふぅ~。ああ、疲れた。まさか、白鳳院の当主様から電話を貰うなんて。スマホって便利だと思ってたけどダメだね。今の電話で一気に気持ちが冷めちゃったよ、スマホへの」
「本当に白鳳院のトップだったの?」
弥生が疑うように尋ね、青夜がさらりと、
「まあね」
「何だって?」
「言える訳ーーまあ、さっきのお詫びに家族だから弥生さんにだけ特別に教えるね。東条院の一党が黒幕を知って四乃森の屋敷に向かったから衝突する前に『四乃森の屋敷を潰せ』と言われただけだよ。で、四乃森の屋敷をチョコッとね」
「四乃森の本屋敷のある場所は埼玉県でしょ。ここ東京よ?」
「そうなんだよねぇ~。出来る訳ないのに白鳳院は無茶ばかり言うから」
と笑ってると、弥生のスマホが鳴り、電話に出て、
「はい? えっ、分かりました、向かいます」
電話を切った後、何か言いたそうに青夜を見据えながら、
「今度は埼玉県の四乃森の屋敷が落ちたそうよ」
「うわ、素敵な偶然ですね」
「もう、いいわ。じゃあ、私は仕事だから」
玄関に向かう弥生に、
「危険な事はしちゃダメよ、弥生さん」
愛は声を掛けたのだった。
「本当にウチの屋上から埼玉県の屋敷を攻撃したの?」
葉月が問う中、
「内緒だよ。まあ、誰も信じないけどね、ハハハハ」
そう青夜は笑ったが、愛も葉月もアンジェリカもシャンリーも笑わなかった。
まあ、昨日の一狼の誕生日にもケーキがあったので2日連続なのだが。
電灯が消されてハッピーバースデーソングの終わりに蝋燭の灯を消すイベントまであり、それから夕食となった。
メニューは青夜のリクエストで和牛のサイコロステーキだ。
「うん、美味しいよ、葉月」
御機嫌で食べる青夜だったが、一狼の席が空席なのを見て、
「ママ、パパはどうしたの?」
「東条院の一党の臨時の集まりに呼ばれたらしいわ。何でも東条院を呪詛爆発させた犯人が分かったとかで」
と答えた愛だったが、その眼は明らかに泳いでいた。
当然だ。
愛が青夜の言葉を一狼に伝えて、それで初めて犯人が発覚したのだから。
「へぇ~、僅か3日で犯人が分かるなんて東条院の部下って意外に優秀なんだね」
「そうね」
と愛が眼を泳がせながら答えてると、普段は夕食時間には帰らない弥生が帰宅して、
「こら、青夜っ! アンタ、やっぱり知ってたわね、東条院の宗家屋敷を呪詛汚染させた犯人っ!」
突っ掛かってきた。
「何の事ですか?」
「東条院の宗家当主の後妻の実家の四乃森一族の事よっ! アンタ、昼間、愛さんと喋ってたでしょうがっ! それで『まさか』と思って調べたら本当に四乃森が黒幕だったわっ! 呪詛を浴びて入院中の後妻の東条院法子、息子の東条院青刃、娘の東条院青花が軽井沢の四乃森の別荘に隠れてて無事だったんだからっ! それを保護して今、大騒ぎよっ!」
「保護ねぇ~」
『『黒幕として逮捕した』の間違いなんじゃないの?』と苦笑しながら、青夜はサイコロステーキを箸で摘まんで食べた。
今回の呪詛汚染は東条院の宗家当主の暗殺事案だ。
その黒幕が当日に東条院の宗家の後継指名を受けた息子の母親の実家。
つまり継母筋の四乃森家が孫の後継指名を受けて東条院宗家の乗っ取りに動いた訳だ。
「どうして私に教えなかったのよ?」
「弥生さんがそんなに手柄が欲しかったとは知らなかったものですから」
「誰が手柄なんか欲しがってるのよっ! 東条院が落ちたのよっ? さっさと落ち着かせないと他の馬鹿どもが弾けるからその抑止として・・・」
「次からはちゃんと教えますね」
青夜は嘘臭い笑顔を弥生に向けたのだった。
「・・・何、アンタ、義理の姉である私の事がそんなに嫌いなの?」
「まさか、好きですよ。美人で思いやりもありますし。それに、ほら、暗殺しようとしても、自宅で盗聴されても、オレ、許してるじゃないですか、ねえ?」
「まだあの影武者が勝手に動いた件を根に持ってるの? こっちだって影武者が死んで・・・」
「影武者が死んでも本人は無傷だしぃ~」
と青夜が言った時、愛が、
「そうね。それで手打ちとかはあり得ないわね。一緒にお風呂に入って水に流したら? 青夜君は今日は誕生日なんだから」
そう水を向けるも、
「あっ、ずるい。なら私も入るわ」
「今日と明日は私の日でしょ、葉月」
葉月が便乗し、アンジェリカが口を尖らせた。
「何、アナタ達、この子とお風呂に入ってるの?」
「いいでしょ、別に」
「そうよ。エッチな事はしてないんだから」
葉月とアンジェリカの言葉を聞いて、
「お風呂に入ってる時点でエッチな事だと思うけど」
シャンリーが呆れながらツッコミを入れると、
「えっ、エッチな事だったの? 一緒にお風呂に入るのって?」
箱入りのお坊ちゃんの青夜が不思議そうにシャンリーを見た。
シャンリーの方が怪訝な顔で、
「えっ、なら、どういう認識なの?」
「普通だよね。身体を洗って貰うのって?」
青夜の常識ではそうだ。
「そうそう、普通な事よ」
「だから気にしなくていいのよ、青夜」
葉月とアンジェリカが同意して、他の家族達は呆れたのだった。
その後も楽しい夕食は続いた訳だが、不意に青夜のスマホが鳴った。
マイブームで自宅内でも手に入れたばかりのスマホを手元に置いてた青夜が『食事中に誰だ?』とスマホ画面を見ると『白鳳院枢』と文字が出て渋々箸を置いて、
「何でしょうか?」
『東条院青夜だな?』
との声を聞いて青夜は背筋を正した。
白鳳院枢だと思って油断してたら祖父である白鳳院家当主の令の声だったからだ。
偽物な訳がない。
もし白鳳院当主の声を使ったのがバレたら、ソイツは間違いなく殺させる事になるのだから。
それくらい白鳳院令は大物なのだ。
よって本物だと判断した青夜が、
「今は名字が変わって田中でございます」
恐れながら修正し、青夜のその緊張度合からリビングに居た田中家の女達が全員電話に注目した。
スマホからは面倒臭そうに『ああ、そうだったな』と令が理解を示した後、
『今すぐに四乃森の屋敷を潰せ。これは白鳳院からの命令だ』
「理由を聞かせていただいてもよろしいでしょうか?」
『東条院の一党が四乃森の屋敷に向かってる。東条院のこれ以上の揺らぎは日本の安寧の根幹に関わってくる。看過出来ん。おまえが東条院の強さを見せ付けてやれ』
「畏まりました。今から田中のビルの屋上へと向かいますのでそのままお待ち下さい」
青夜はそう言って『ちょっと中座するね』と席を立つと、スマホを手にしたまま3階から階段を上がって田中のビルの屋上まで出た。
「屋上に出ました。四乃森の本屋敷でよろしいのですね?」
『そうだ』
「潰す度合いは?」
『全壊だ。住人も再起不能で構わん』
「はっ」
と答えた青夜は本意気で天に向かって『はあああああっ!』と右拳を突き上げた。
拳圧が50メートル級の青龍となって東京の空を昇竜する。
そして雲に消えていき・・・
1分後には埼玉県のS市にある四乃森の巨大邸宅に青夜が放った青龍の拳圧が上空の雲の中から降り注いだのだった。
四乃森の巨大邸宅は巨大な日本屋敷だったが、その全部が巨大なハンマーで叩き潰されたみたいに一瞬で押し潰された。
更に間の悪い事に、その衝撃で東条院の宗家屋敷を呪詛汚染した宝玉の予備が破裂して、四乃森の崩壊した日本屋敷は呪詛汚染まで引き起こして四乃森一族はその夜に一部を残して全滅したのだった。
リビングに戻った青夜のスマホから、
『四乃森の屋敷の壊滅を確認した。よくやった』
「はっ」
と青夜が答えた時にはスマホの通話は切れていた。
「ふぅ~。ああ、疲れた。まさか、白鳳院の当主様から電話を貰うなんて。スマホって便利だと思ってたけどダメだね。今の電話で一気に気持ちが冷めちゃったよ、スマホへの」
「本当に白鳳院のトップだったの?」
弥生が疑うように尋ね、青夜がさらりと、
「まあね」
「何だって?」
「言える訳ーーまあ、さっきのお詫びに家族だから弥生さんにだけ特別に教えるね。東条院の一党が黒幕を知って四乃森の屋敷に向かったから衝突する前に『四乃森の屋敷を潰せ』と言われただけだよ。で、四乃森の屋敷をチョコッとね」
「四乃森の本屋敷のある場所は埼玉県でしょ。ここ東京よ?」
「そうなんだよねぇ~。出来る訳ないのに白鳳院は無茶ばかり言うから」
と笑ってると、弥生のスマホが鳴り、電話に出て、
「はい? えっ、分かりました、向かいます」
電話を切った後、何か言いたそうに青夜を見据えながら、
「今度は埼玉県の四乃森の屋敷が落ちたそうよ」
「うわ、素敵な偶然ですね」
「もう、いいわ。じゃあ、私は仕事だから」
玄関に向かう弥生に、
「危険な事はしちゃダメよ、弥生さん」
愛は声を掛けたのだった。
「本当にウチの屋上から埼玉県の屋敷を攻撃したの?」
葉月が問う中、
「内緒だよ。まあ、誰も信じないけどね、ハハハハ」
そう青夜は笑ったが、愛も葉月もアンジェリカもシャンリーも笑わなかった。
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