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動物園、テーマパーク、彼岸花
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3月下旬。
春休みなので時間が余りある青夜はアンジェリカに連れられて動物園に来ていた。
水族館であれだけ大ハシャギだった青夜だ。
動物園でもそれはもう大ハシャギだった。
パンダ、キリン、象、ゴリラ、コアラ、ライオン、虎、猿。
総てが新鮮だ。
アンジェリカは動物などに全く興味はなかったが、青夜が喜んでる姿をウットリと見ながら腕を組んでいた。
テンションの上がった青夜が無意識にハグをして、腰に手を回してくるので『動物園のチョイスは正解だった』とアンジェリカは自分の判断の正しさを褒めていた。
そして春休みの都内の混雑した動物園内で『人が居なくなったな』と思ったら、また『人払いの法』が施されており、
「この前はよくもやってくれたでゴザルな、田中氏。拙者のこの言葉遣いを直して貰うでゴザルよ」
水族館の茶髪の学生服が現れた。
青夜が冷徹に一言、
「帰れ」
と呟くと、
「ニンニン、やはりデート中はダメでゴザッたか。失礼したでゴザル」
仲間10人ほどと一緒に帰っていった。
「本当、馬鹿が多いよね。春先だからかな?」
「ホントよね」
アンジェリカはそう微笑したのだった。
◇
別の日は千葉県にあるテーマパークに来ていた。
葉月も来たがっていたが、家業の空手道場や祓い屋の仕事があり、スケジュールが合わなかったのだ。
それを見越してアンジェリカはテーマパーク行きを計画したのだが、青夜との2人っきりのデートとはならず、葉月の代わりに母親の愛が付いてきていた。
母親と言っても愛は21歳と若い。
今の恰好もワンピース姿だが、どう見ても大学生にしか見えなかった。
そして京都育ち。
千葉県のテーマパークには興味津々で付いてきたのだ。
アンジェリカがガッカリしながら、
「ママなら娘の為に気を利かせて遠慮してよね」
「だって、アンちゃん。このテーマパーク、数える程しか私、来た事がないんだもぉ~ん。それに貸し切りなんでしょ?」
そうなのだ。
それがアンジェリカの一族の権力で、本当に春休みの稼ぎ時の半日を丸々貸し切っていた。
お陰で入場口ではテーマパークの経営陣のお偉いさんがアンジェリカに挨拶し、テーマパーク内も人が疎らだった。
これはお嬢様育ちのアンジェリカが行列を何十分も待つのを嫌ったからだったが。
そんな訳で、西部開拓時代エリア、海賊エリア、絵本エリアと周り、
「あら、悪霊だらけね?」
最初に気付いたのは愛だった。
と言うか、テーマパークでテンションの上がってキャラクターのカチューシャを付けた愛は普通に青夜の右腕に腕を絡めていた。
「確かに。まあ、人が集まる場所には霊が集まりやすいからね。って『釈迦に説法』だったね。ママは京都陰陽師のお嬢様なんだから」
「目障りだから祓うわね。急急如立令」
京都陰陽師の鴨川流のお嬢様の愛が札を光らせて、あっさりと視界に居た悪霊10匹程を除霊したのだった。
「さすがは鴨川流」
「ちょっとママ、止めてよ。青夜に色目を使うの」
「使ってないわよ。そもそも私、一狼さん一筋なんだから」
「ええっと、パパのどこがそんなに好きなの、ママは?」
年の差があったので今後の参考程度に青夜が質問すると、
「異能の『フェロモン』かな? 最高でねぇ~、ウフフ♡」
「えっ、パパの異能ってフェロモンなの?」
雑魚過ぎる異能だったので青夜が苦笑すると、アンジェリカも苦笑しながら、
「らしいわよ。ハマる人はハマってママみたいにメロメロになるし。私のママは女系家族の方が目当てだったらしいけど」
「そう言えば息子はゼロだっけ?」
青夜が興味を覚えると、今度は愛が、
「田中家は典型的な女系家族で一狼さんは10代まで遡っても初の男なんですって」
「へぇ~。なら、オレとアンが子供を作ったら娘な訳か」
「青夜、子供が欲しいの? なら今から、このテーマパークの系列のホテルで・・・」
「そんな事はママとして認めないわよ、2人とも」
「どうしてよ?」
「だって、お互いの一族同士の折衝がまだでしょ? その締結もなしで子供なんか作ったら大変な事になるわよ。そもそも青夜君には許嫁だって居るし」
「えっ、あれはもう破談になったよ?」
青夜が愛を見ると、
「発表はまだじゃなかった? ともかくまだダメよ、アンちゃん」
そんな会話をしながらテーマパークで遊んだのだった。
◇
3月下旬。
この夜、田中家に来て初めて青夜は『鬱陶しい』と思った出来事があった。
田中のビルへの夜襲だ。
東条院の宗家屋敷でも襲撃はあるにはあったが、配下の者達が撃退しており、青夜の許までは来なかった。
なのに、この夜は青夜が目覚めて部屋を見渡した時には室内の床に彼岸花が咲き誇っていた。
彼岸花とは9月に咲く真っ赤で不気味な花の事だ。
日本ではその名前の異能一族が存在し、その花の幻術を得意とした。
「彼岸花かよ、鬱陶しい」
と呟いた青夜は眼を閉じて術者を探した。
(居たっ!)
ビルの前の道の十字路の4つ先の車道に停車する車の中だ。
部屋の窓を開けた青夜は4階からジャンプして屋上に着地した。
無論、普通の人間には不可能な芸当だ。
異能力者でなくては。
深夜のビルの屋上にも彼岸花の花が無数に咲いていたが。
青夜は構わず、ビルの屋上から正拳突きを放った。
20メートル級の青龍の形をした拳圧が出現し、車に一直線に向かう。
そのまま青龍の拳圧が直撃して停車してた車をペシャンコにした。
直後の屋上に咲いていた彼岸花の幻が消えた。
「東条院の青龍は日本の守り神ってね」
青夜がそう決めゼリフと決めポーズを決めると、ビルの屋上から飛んで4階の窓から自分の部屋に戻り、窓を閉めて再び眠りに付いたのだった。
春休みなので時間が余りある青夜はアンジェリカに連れられて動物園に来ていた。
水族館であれだけ大ハシャギだった青夜だ。
動物園でもそれはもう大ハシャギだった。
パンダ、キリン、象、ゴリラ、コアラ、ライオン、虎、猿。
総てが新鮮だ。
アンジェリカは動物などに全く興味はなかったが、青夜が喜んでる姿をウットリと見ながら腕を組んでいた。
テンションの上がった青夜が無意識にハグをして、腰に手を回してくるので『動物園のチョイスは正解だった』とアンジェリカは自分の判断の正しさを褒めていた。
そして春休みの都内の混雑した動物園内で『人が居なくなったな』と思ったら、また『人払いの法』が施されており、
「この前はよくもやってくれたでゴザルな、田中氏。拙者のこの言葉遣いを直して貰うでゴザルよ」
水族館の茶髪の学生服が現れた。
青夜が冷徹に一言、
「帰れ」
と呟くと、
「ニンニン、やはりデート中はダメでゴザッたか。失礼したでゴザル」
仲間10人ほどと一緒に帰っていった。
「本当、馬鹿が多いよね。春先だからかな?」
「ホントよね」
アンジェリカはそう微笑したのだった。
◇
別の日は千葉県にあるテーマパークに来ていた。
葉月も来たがっていたが、家業の空手道場や祓い屋の仕事があり、スケジュールが合わなかったのだ。
それを見越してアンジェリカはテーマパーク行きを計画したのだが、青夜との2人っきりのデートとはならず、葉月の代わりに母親の愛が付いてきていた。
母親と言っても愛は21歳と若い。
今の恰好もワンピース姿だが、どう見ても大学生にしか見えなかった。
そして京都育ち。
千葉県のテーマパークには興味津々で付いてきたのだ。
アンジェリカがガッカリしながら、
「ママなら娘の為に気を利かせて遠慮してよね」
「だって、アンちゃん。このテーマパーク、数える程しか私、来た事がないんだもぉ~ん。それに貸し切りなんでしょ?」
そうなのだ。
それがアンジェリカの一族の権力で、本当に春休みの稼ぎ時の半日を丸々貸し切っていた。
お陰で入場口ではテーマパークの経営陣のお偉いさんがアンジェリカに挨拶し、テーマパーク内も人が疎らだった。
これはお嬢様育ちのアンジェリカが行列を何十分も待つのを嫌ったからだったが。
そんな訳で、西部開拓時代エリア、海賊エリア、絵本エリアと周り、
「あら、悪霊だらけね?」
最初に気付いたのは愛だった。
と言うか、テーマパークでテンションの上がってキャラクターのカチューシャを付けた愛は普通に青夜の右腕に腕を絡めていた。
「確かに。まあ、人が集まる場所には霊が集まりやすいからね。って『釈迦に説法』だったね。ママは京都陰陽師のお嬢様なんだから」
「目障りだから祓うわね。急急如立令」
京都陰陽師の鴨川流のお嬢様の愛が札を光らせて、あっさりと視界に居た悪霊10匹程を除霊したのだった。
「さすがは鴨川流」
「ちょっとママ、止めてよ。青夜に色目を使うの」
「使ってないわよ。そもそも私、一狼さん一筋なんだから」
「ええっと、パパのどこがそんなに好きなの、ママは?」
年の差があったので今後の参考程度に青夜が質問すると、
「異能の『フェロモン』かな? 最高でねぇ~、ウフフ♡」
「えっ、パパの異能ってフェロモンなの?」
雑魚過ぎる異能だったので青夜が苦笑すると、アンジェリカも苦笑しながら、
「らしいわよ。ハマる人はハマってママみたいにメロメロになるし。私のママは女系家族の方が目当てだったらしいけど」
「そう言えば息子はゼロだっけ?」
青夜が興味を覚えると、今度は愛が、
「田中家は典型的な女系家族で一狼さんは10代まで遡っても初の男なんですって」
「へぇ~。なら、オレとアンが子供を作ったら娘な訳か」
「青夜、子供が欲しいの? なら今から、このテーマパークの系列のホテルで・・・」
「そんな事はママとして認めないわよ、2人とも」
「どうしてよ?」
「だって、お互いの一族同士の折衝がまだでしょ? その締結もなしで子供なんか作ったら大変な事になるわよ。そもそも青夜君には許嫁だって居るし」
「えっ、あれはもう破談になったよ?」
青夜が愛を見ると、
「発表はまだじゃなかった? ともかくまだダメよ、アンちゃん」
そんな会話をしながらテーマパークで遊んだのだった。
◇
3月下旬。
この夜、田中家に来て初めて青夜は『鬱陶しい』と思った出来事があった。
田中のビルへの夜襲だ。
東条院の宗家屋敷でも襲撃はあるにはあったが、配下の者達が撃退しており、青夜の許までは来なかった。
なのに、この夜は青夜が目覚めて部屋を見渡した時には室内の床に彼岸花が咲き誇っていた。
彼岸花とは9月に咲く真っ赤で不気味な花の事だ。
日本ではその名前の異能一族が存在し、その花の幻術を得意とした。
「彼岸花かよ、鬱陶しい」
と呟いた青夜は眼を閉じて術者を探した。
(居たっ!)
ビルの前の道の十字路の4つ先の車道に停車する車の中だ。
部屋の窓を開けた青夜は4階からジャンプして屋上に着地した。
無論、普通の人間には不可能な芸当だ。
異能力者でなくては。
深夜のビルの屋上にも彼岸花の花が無数に咲いていたが。
青夜は構わず、ビルの屋上から正拳突きを放った。
20メートル級の青龍の形をした拳圧が出現し、車に一直線に向かう。
そのまま青龍の拳圧が直撃して停車してた車をペシャンコにした。
直後の屋上に咲いていた彼岸花の幻が消えた。
「東条院の青龍は日本の守り神ってね」
青夜がそう決めゼリフと決めポーズを決めると、ビルの屋上から飛んで4階の窓から自分の部屋に戻り、窓を閉めて再び眠りに付いたのだった。
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