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本編
返却と二人目の戦線復帰
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昨日、柚子太が遭遇した四人中、手離イバウはプロジェクトに参加、蛇津九羽と緋位多怜は遭遇時のみ参加で決着した。
金波理波は参加を見送りだ。どうも使者が接触に失敗したっぽい。
柚子太が龍馬医大総合病院で出会ったイバウだけが参加を表明していた訳だが。
プロジェクトの現在の方針はナノマシン戦闘員の戦力の底上げで、それはイコール、階級:一つ星の獲得を意味する。
その補助として駆り出されるのが柚子太で、これから新入りのイバウの一つ星の獲得の手伝いに向かうのだが、その雑務も柚子太からすれば「これはこれであり」だった。
どの戦術ランクもエクセレントのボーナスアイテムが充実しており、補充はかなり有意義だったので。
◇
突発的なブルーフィールドを終えて、柚子太は戦術ランクEのブルーフィールドの展開が予測されている場所に露図家の高級車で向かっていた。
その柚子太の心情は三つ星を得たのに不機嫌である。
(あのアイドルめ~。アシュラを借りパクかよ。アシュラの出現条件はおそらくは72キロ以上走る事。かったるくて真面目に走るなんてやってられないのに~っ!)
そんな事を思いつつ、10分前のガイダンス後、
【ブルーフィールド展開、戦術ランクE、フィールドカウント10分10秒】
ブルーフィールドが発生して柚子太はバトルスーツとヘルメットを装備して、車外で出ながらレーダーを使って味方のビーコンを確認し、
「嘘だろ。オレも含めて五人も。エクセレントクリアは無理か? ってか、階級:三つ星は少し問題があるな。手離イバウ・LV34、戸二井芽依・LV21、三詩枝瑠羅・LV19、黒江雷栄・LV17。プライバシー無視で相手の名前とLVを表示って」
柚子太はそう呆れながら一応は敵機全滅を目指して加速ブーツを装備してイバウの居る場所へと高速移動を始めたのだった。
このブルーフィールドの上級者かそこそこかを見分ける目安は色々ある。
階級を得る事で眼が銀色になるのでそれも見分ける目安の一つだが、大概は装備である。
中でも特徴的なのが顔を隠すシールド付きのヘルメットだ。
このヘルメットはレーダーや補正がたんまりなので所持していれば大概装備する。裏を返せばヘルメットを装備してないナノマシン戦闘員は引きが悪い、またはヘルメットの価値を知らずに選択していない可能性もあったが、そこそこの目安の一つとなった。
手離イバウもヘルメットをしてない。
だが、ブルーフィールドでバトルスーツを纏うと衣類は完全になくなるので、ポニーテールをしてる輪ゴムも消えて下ろした銀髪ロングとなって別人の雰囲気となっていた。
そっちの方のイバウも知ってる柚子太には関係なく、どこに居るかも事前に聞いていた上にビーコンにも名前が表示されていたのですぐに合流出来、
「どうも、手離さん」
「こんばんは、露図くん」
「昨晩借りたレイ手榴弾を返すね」
「えっと、そんなに悠長にしていて大丈夫なの? エクセレントクリアを獲得するのよね、残り6分よ?」
「このブルーフィールドにはオレ達の他に後3人居るから。多分無理だと思うよ」
「そうなの? なら戦術ランクEに来たのは無駄骨だったって事?」
【ロボット軍団陣営の情報送信装置の破壊を確認】
「あらら、本当に誰か居るみたいね」
「でしょ。別のブルーフィールドで今夜中に一つ星を獲得する?」
「都市が消滅したニュースを見たところで身体を動かしたい気分だけど、外出とか普通に無理だし」
「確かトレーニングの帰りなんだったっけ? 夜のジョギングとか言って外出出来たりは?」
「無理ね」
【フィールドボスの撃破を確認。フィールドボスの撃破に伴い、3秒後にブルーフィールドが解除されます】
「早っ、全機を倒してないわよね?」
「エクセレントクリアの事を知らないんでしょ。ではまた」
3秒間で別れの挨拶を済ませた柚子太は高級車内に戻っていた。
【戦術ランクE、フィールドクリアに貢献、ENタンク50-1が支給されました】
ショボいな。選択画面ですらないし。
まあ、雑魚ロボットを12機倒しただけだからな。
ってか、スペースが一つ埋まって邪魔ですらあるんだけど。
◇
完全に不完全燃焼の柚子太は30分後にブルーフィールドが発生予測のある場所へと高級車を走らせたのだが、途中でまた予測不能の40%の方のブルーフィールドに巻き込まれた。
【ブルーフィールド展開、戦術ランクB、フィールドカウント58分58秒】
バトルスーツとヘルメットを装備した柚子太はレーダーを見て息を飲んだ。
味方のナノマシン戦闘員が誰も居なかったからだ。
(ラッキ~。足手まといの邪魔者が居ないなんて。それに戦術ランクBなんて余裕だから。その上、フィールドランのボーナスも余裕で回収。いい事尽くめだから)
柚子太は素直に感激したほどだ。
そんな訳で先程、戦術ランクEでNEタンクを取り損ねた柚子太だったが、上機嫌で戦術ランクBに取り組んだのだった。
この戦術ランクBは典型的なムシのブルーフィールドだった。
最初にビルの屋上に出てレイ狙撃ライフルで遠距離から情報送信装置2基を撃破。
その後は敵機の掃討だ。
耐久値50のムシしか出ない。
戦術ランクCのフィールドボスの2階サイズのムシや背中にマシンガンを背負ったムシがときたま出るが、それらも柚子太からすれば雑魚だ。
ムシの何がいいかと言えば、初期配置が屋内でも動いて外に出て来てくれる事だ。
お陰で一々、高層ビルの屋内の敵を窓越しに撃つ必要もない。
アシュラを履いた柚子太は高速移動で御機嫌で敵機を殲滅した。
何せ、本気を出せば1秒で100メートル移動出来るので。
体感速度も上がっており、100メートルを1秒で移動しながら敵機を倒して、更にはヘルメットのレーダーで次の敵機の場所も確認した。
そしてブルーフィールド開始の10分後に気付く。
味方でも敵でもないビーコンが一つある事に。
それに気付き、柚子太の導き出した答えは、
(おいおい、このビーコン――まさか、また人型のロボットじゃないだろうな? あれはすぐに潰さないとヤバイだろっ! ってか、オレ以外はおそらく倒せないし)
これだった。
雑魚ムシの掃除を一先ず先送りにしてそのビーコンに向かう。
高層マンションの上層階だった。
屋上じゃない。
ビルの窓面を壁走りで駆け上がって、レイアサルトライフルで穴を開けてその部屋に飛び込んだら、
「キャアア」
バスタオルを身体に巻いた礼智瑠夏が居た。
礼智瑠夏はナノマシン戦闘員としての記憶を失っていながらブルーフィールドに巻き込まれていた。
ブルーフィールドは時間が停止した空間だ。
シャワー中だったのに突然、視界に青いフィルターが掛かり、同時にシャワーからお湯が出なくなった。兄と一緒に住んでいたので、バスルームから兄に声を掛けたが返答がなく、再度風呂に入るつもりでバスタオルで身体を軽く拭いて、バスタオルを身体に巻いてリビングに出るも兄の姿はない。
スマホも起動せず、テレビも付かない。
不気味な空間で立ち往生していたところに窓から飛び込んできたのが柚子太だった訳だ。
そして柚子太はお約束の主人公体質なので、
「キャアア」
瑠夏が驚いた拍子に身体を動かしたらバスタオルの結び目というか引っ掛けてる箇所が解けてバスタオルが綺麗に床に落ちた。
「へ?」
真っ裸になった瑠夏が、
「キャアアアア」
両手を胸に隠しながらその場でしゃがみ込む。
(しゃがんだ方がくるぶしの隙間からデリケートゾーンが見えてエロイんだけどね。ナノマシンで無駄に視力が強化されてるお陰でドアップで視えて。ってか、どうして両手と足で裸を隠してるだけなんだ? すぐにタオルを拾って隠した方がいいと思うが)
そんな事を柚子太は考えながら、
【軍籍停止戦闘員、礼智瑠夏の戦線復帰を三つ星権限で認めますか? 認める場合はイエス、認めない場合はノーを選択して下さい(制限時間なし)】
この表示に内心で舌打ちした。
(面倒臭っ! でも、このアイドル、エリ姫が戦線復帰するように言ってたよな? ここでとぼけて後でバレたらエリ姫の不興を買う、か。仕方ない)
柚子太は瑠夏の戦線復帰を認めた。
【軍法イエローの軍籍停止戦闘員、礼智瑠夏が三つ星戦闘員の権限でブルーフィールドに戦線復帰しました】
「・・・へ? あれ、ああ、そうだったわね」
ナノマシン戦闘員として瑠夏が記憶を取り戻す。その証拠に髪が銀色に染まった。
「ってか、いつまで見てるのよ?」
「はあ? バトルスーツを着ろよ、アイドルさん」
「うるさいわね」
瑠夏はバトルスーツを纏ってヘルメットを被った。
「で? ヘルメットを被ってるけど、いつかのムカつく男の戦闘員よね? ってか今日の昼間、病院の廊下でも会ってるわよね」
「負傷してるのを助けた命の恩人だったはずだけど? こちらからも質問、何をやって軍籍停止になったのか情報を提供して貰っても?」
「――教える訳ないでしょ」
「狭量な」
ボソッと呟き、
「聞こえたわよ」
「それは申し訳ない」
「ってか、いつまで私の部屋に居るのよ? さっさと出て行って欲しいんだけど?」
「その前に頼み事が一つ。戦術ランクBの敵機を全滅させてクリアしたい。それをするとエクセレントクリアか、パーフェクトクリアが出て、階級が出る。最初は一つ星。更に二つのブルーフィールドでそれを出せば二つ星って具合にだ。そしてエクセレントクリアの ボーナスアイテムはかなりお得で、それを取りたいから邪魔をしないでくれ」
「私に指図しないでくれる?」
「戦線復帰させたんだからそれくらいしてくれてもバチは当たらないと思うが。それじゃあ、そういう事で」
柚子太はそう言って穴が開いた窓に向かう中、ボソッと、
「まあ、LV50の癖に戦術ランクBのフィールドボスに負けて入院なんだから、フィールドボスは倒せないか」
「ちょっと、聞こえたわよっ!」
「そうか? すまない」
「心がこもってないのよっ! 待って。それよりも・・・どうして今、私の成長LVが分かったのよ?」
「オレの階級は三つ星で、レーダーに戦闘員の名前とLVが出るからだよ」
柚子太のその言葉を聞いていた瑠夏が柚子太へのムカつきよりもブルーフィールドの攻略情報に興味を持ち、思考を切り替えて、
「・・・それはお得ね。一つ星の特典は?」
「武器庫2の解放。中にエアバイクとパワードスーツが入ってる」。
「パワードスーツとエアバイク・・・聞いた事があるわね。アナタも持ってるのよね? 見せてちょうだいよ」
「エアバイクはチューンナップ中。パワードスーツは屋内では拙いだろ」
「なら、外で出して。ついていくわ」
「――どうやって? ああ、空を飛べたっけ。ジェットウイングだったか」
「ええ」
「じゃあ付いてきてくれ」
柚子太はそう言うと高層ビルの窓からジャンプ力増強で飛んで、更に空中ジャンプ二回で隣のビルの屋上に到達した。
「――な、何なのよ、それ。空中をジャンプしてたわよね?」
「高速ブーツ。言っておくがレンタルはしないぞ。今夜、お友達の出井亜麻に借りパクされたからな」
「えっ、亜麻ってナノマシン戦闘員だったの?」
「あれ、知っててつるんでたんじゃないのか?」
「違うわ。同じ丘グループで同じ学校のクラスだっただけだから」
「あっそ。それよりもパワードスーツだったよな」
そんな訳で柚子太はパワードスーツを装備した。
「これが・・・本当に手に入るのね? 階級:一つ星で?」
「ああ」
柚子太はパワードスーツを片付けて瑠夏と対面した。
「待って。眼も銀色じゃないの」
「一つ星からその仕様だぞ」
「二つ星は?」
「スペシャルナノマシン」
「三つ星は?」
「さあ。さっきなったところで今のところは不明だ」
「ふ~ん。アナタ、名前は?」
「露図柚子太、高2。エリ姫の知り合い」
「あれ、エリ姫の知り合いだったの。言ってよ、私もよ」
「だから戦線復帰させたんだよ、エリ姫の指示で」
「なら、エリ姫に感謝するだけで、アナタには感謝しなくていい訳ね」
「――それでいいんじゃないの。それよりも始めるぞ」
「ええ。敵機の殲滅ね。レーダーは?」
「キングだから戦術ランクBのブルーフィールド全域を網羅してる」
「結構。やりましょう」
こうして柚子太と瑠夏は分かれて戦術ランクBのブルーフィールドの攻略に乗り出したのだが、
他に戦闘員が誰も居なかったので瑠夏と通信をオープンにしてたら、白黒が逆のパトカーに偽装した支援物資ボックスに触れてレイ狙撃ライフル-シャーロックh221をゲットしてニヤリとしてると、残りのフィールドカウント35分に瑠夏から、
『――助けて』
レーダーには瑠夏の周囲に敵機が7機以上。追われてるっぽい。
「はあ? LV50なのにどうして?」
『武器が弱いからに決まってるでしょ。集中砲火を浴びてレイシールドがもうすぐ無くな――キャアア』
「待ってろ」
柚子太が急いで出向けば本当にムシ8機に包囲されてビーム攻撃を受けていた。
「ったく」
柚子太がレイアサルトライフルで敵機8機を蹂躙して瑠夏を見れば、バトルスーツの耐久値が30%未満となってエロ仕様になっていた。
背中やお尻が丸出しだ。
「戦術ランクBの雑魚も駄目だったの? だったら言ってくれないと」
「・・・た、たまたまよ」
「ったく。仕方ない。加速ブーツを貸してあげるよ」
「バトルスーツを貸してよ」
「? 初期の新兵用のは?」
「とっくに捨てたわよ」
「マジか~。絶対に返してくれよな」
柚子太は仕方なく装甲型バトルスーツ-14.5アイアンファングオフィサーを瑠夏に渡そうとしたが、
「ん、譲渡出来ない? どうしてだ? そうか、オフィサーだからか」
「何それ?」
「一つ星戦闘員の上位装備」
「――何、マウントを取ってるつもり? ムカつく言い方ね」
「そうじゃなくてーー後、持ってるのは新兵用の耐久値5だけか。それでも良ければ貸すけど」
「他には持ってないの?」
「うん。だってオレ、4月の頭に礼智さんにナノマシン戦闘員にされたその日の二戦目で一つ星戦闘員になったから。バトルスーツはオフィサー以上だし」
「嘘よね? それ?」
「いいや。まあ、その時はオレは何も出来ず、他の戦闘員が凄くて運良く一つ星になっただけだけど。それでステータスのナノマシン数値の30オーバーで丸2日ぶっ倒れて龍馬医大に入院。起きたその夜のブルーフィールドで礼智さんのお助けイベントだから」
「何か凄くラッキーね、アナタ?」
「否定はしないよ。新兵用が嫌なら、オレの視界に入らないように後ろに付いてくるといい。ってか、成長LV上げも・・・って、Maxの50だっけ? なら必要ないな。ブーツを貸すけど、マジで加速ブーツは返してよ。お友達のような借りパクは――まあ、レッドキャップはそれほどだけど」
「・・・ええ、任せるわ」
瑠夏はその後、加速ブーツを借りて柚子太の後についていき、柚子太が無双して200機以上を全滅させるのを特等席から目撃し、
「嘘でしょ? こんな高速での動き、私にも出来るの?」
b防御型ムシb-29
レイシールド耐久値2000、耐久値900
フィールドボスを遠距離から2連装レイカノン砲-44・プロキオンの一撃で倒し、
「何よ、それ」
瑠夏が唖然とする中、
【フィールドボスの撃破を確認。フィールドボスの撃破に伴い、3秒後にブルーフィールドが解除されます】
「じゃあ」
「・・・ええ、ありがと」
「おっ、素直だと可愛いんだ~。さすがはアイドル」
「なっ」
そこで柚子太は高級車の座席に戻ったのだった。
【戦術ランクBのブルーフィールド、エクセレントクリア。クリアボーナス、全ステータス数値+2。ナノマシンの成長ポイント、240ポイント。アイテムを1つ選択出来ます(制限時間5分)】
アイテムの選択画面を確認すると、
パワードスーツBE専用パイロットスーツ-27Eプロトジェネラル
パワードスーツBF専用パイロットスーツ-27Fスカイジェネラル
パワードスーツBG専用パイロットスーツ-27Gユニバースジェネラル
パワードスーツBE専用脱出転送ポッド
パワードスーツBF専用脱出転送ポッド
パワードスーツBG専用脱出転送ポッド
おっと、人数が少なかったからか?
上位の方が出てるっぽいぞ。
こんなの一択だろ。
階級:三つ星
スペシャルナノマシン【ビースト】
敵機撃破スコア:1571→2033
ナノマシン成長LV:25→28(ナノマシン成長ポイント2545→2785)
NE600/600→615/615
武器庫(次の武器庫解放は23):20
メイン武器【レイアサルトライフル-307C・ドーン】
【レイバズーカー10X-アポロン】
【レイ電磁手榴弾-イエローローズ30】
ガンファイト・威力/射程補正:8
ガンファイト・継続/弾数補正:8
肉体ナノマシン:22+α
知覚ナノマシン:26+α
精密ナノマシン:22
肉体治癒ナノマシン:22+α
NE回復ナノマシン:22+α
武器庫リスト(スペース41/53→42/53)
レイガン-LQ12・エチュード
レイガン-LQ12・エチュード
レイガン-A56・レクイエム
レイマシンガン-255A・ニューヨーク
レイショットガン-81・Jダルク
レイショットガン-88・Kアーサー
レイ狙撃ライフル-エルキュールp38
newレイ狙撃ライフル-シャーロックh221
レイアサルトライフル-307C・ドーン
レイバズーカー10X-アポロン
2連装レイカノン砲-44・プロキオン
レイロッド-グランドキャニオン
レイ電磁手榴弾-イエローローズ30
レイ手榴弾-ウルフ10
NEタンク20-6
NEタンク50-1
NEタンク100-1
NEタンク200-9
NEタンク400-3
NEタンク500-4
NEタンク700-4
タイムトンネル粒子NE変換装置
新兵用バトルスーツ-01ルーキーソルジャー
装甲型バトルスーツ-14.5アイアンファングオフィサー
滑空型バトルスーツ-16.2バッドオフィサー
パワードスーツBE専用パイロットスーツ-17Eプロトオフィサー
パワードスーツBE専用パイロットスーツ-27Eプロトジェネラル
飛行士用ヘルメット-Bクイーン
艦長用ヘルメット-Bキング
加速ブーツ-04レッドキャップ
加速ブーツ-06アシュラ
レイシールド-A200
レイシールド-AA30
レイシールド-AAA60
レイシールド-SAA25
レイシールド-SSA130
治癒ナノマシン注射器(軽傷用)-3
治癒ナノマシン注射器(重傷用)-1
戦術ランクBCDE専用レーダー、スパイダーネット-BCDE
戦術ランクD専用レーダー、スパイダーネット-D
戦術ランクSSのエスケープチケット(使い捨て)
戦術ランクBCDEのエスケープチケット(使い捨て)
武器庫2リスト(スペース7/32)
パワードスーツ-BEジャブ・兵装1aタイプ(スペース3)
【チューンナップ中: 完了まで47時間33分】エアバイク-GXアナコンダ(スペース2)
BE専用パワードスーツ修理キット
エアバイク修復キット
※パワードスーツBE専用脱出転送ポッドはパワードスーツに設置
ルカルカ:何なのよ、あの露図って男の戦闘員?
ルカルカ:滅茶苦茶強いじゃないの。
ピヨ:ルカ、お帰り。
ルカルカ:ただいま~。
エリ姫:で? 何をして軍籍停止になったの?
ルカルカ:モデルの芹井兎院をビンタしただけよ。
ルカルカ:TV局の地下駐車場でニアミスしてしまって。
ルカルカ:そしたら相手が一つ星戦闘員とかで軍籍停止で記憶を封印よ。
ルカルカ:それよりもあの露図って戦闘員よ。
ルカルカ:二人ともあそこまで強いの?
ピヨ:あの後輩くんは特別だと思うわよ。
エリ姫:柚子太は気にしなくていいわ。
エリ姫:それよりももう無茶をするんじゃないわよ。
ルカルカ:ええ。
金波理波は参加を見送りだ。どうも使者が接触に失敗したっぽい。
柚子太が龍馬医大総合病院で出会ったイバウだけが参加を表明していた訳だが。
プロジェクトの現在の方針はナノマシン戦闘員の戦力の底上げで、それはイコール、階級:一つ星の獲得を意味する。
その補助として駆り出されるのが柚子太で、これから新入りのイバウの一つ星の獲得の手伝いに向かうのだが、その雑務も柚子太からすれば「これはこれであり」だった。
どの戦術ランクもエクセレントのボーナスアイテムが充実しており、補充はかなり有意義だったので。
◇
突発的なブルーフィールドを終えて、柚子太は戦術ランクEのブルーフィールドの展開が予測されている場所に露図家の高級車で向かっていた。
その柚子太の心情は三つ星を得たのに不機嫌である。
(あのアイドルめ~。アシュラを借りパクかよ。アシュラの出現条件はおそらくは72キロ以上走る事。かったるくて真面目に走るなんてやってられないのに~っ!)
そんな事を思いつつ、10分前のガイダンス後、
【ブルーフィールド展開、戦術ランクE、フィールドカウント10分10秒】
ブルーフィールドが発生して柚子太はバトルスーツとヘルメットを装備して、車外で出ながらレーダーを使って味方のビーコンを確認し、
「嘘だろ。オレも含めて五人も。エクセレントクリアは無理か? ってか、階級:三つ星は少し問題があるな。手離イバウ・LV34、戸二井芽依・LV21、三詩枝瑠羅・LV19、黒江雷栄・LV17。プライバシー無視で相手の名前とLVを表示って」
柚子太はそう呆れながら一応は敵機全滅を目指して加速ブーツを装備してイバウの居る場所へと高速移動を始めたのだった。
このブルーフィールドの上級者かそこそこかを見分ける目安は色々ある。
階級を得る事で眼が銀色になるのでそれも見分ける目安の一つだが、大概は装備である。
中でも特徴的なのが顔を隠すシールド付きのヘルメットだ。
このヘルメットはレーダーや補正がたんまりなので所持していれば大概装備する。裏を返せばヘルメットを装備してないナノマシン戦闘員は引きが悪い、またはヘルメットの価値を知らずに選択していない可能性もあったが、そこそこの目安の一つとなった。
手離イバウもヘルメットをしてない。
だが、ブルーフィールドでバトルスーツを纏うと衣類は完全になくなるので、ポニーテールをしてる輪ゴムも消えて下ろした銀髪ロングとなって別人の雰囲気となっていた。
そっちの方のイバウも知ってる柚子太には関係なく、どこに居るかも事前に聞いていた上にビーコンにも名前が表示されていたのですぐに合流出来、
「どうも、手離さん」
「こんばんは、露図くん」
「昨晩借りたレイ手榴弾を返すね」
「えっと、そんなに悠長にしていて大丈夫なの? エクセレントクリアを獲得するのよね、残り6分よ?」
「このブルーフィールドにはオレ達の他に後3人居るから。多分無理だと思うよ」
「そうなの? なら戦術ランクEに来たのは無駄骨だったって事?」
【ロボット軍団陣営の情報送信装置の破壊を確認】
「あらら、本当に誰か居るみたいね」
「でしょ。別のブルーフィールドで今夜中に一つ星を獲得する?」
「都市が消滅したニュースを見たところで身体を動かしたい気分だけど、外出とか普通に無理だし」
「確かトレーニングの帰りなんだったっけ? 夜のジョギングとか言って外出出来たりは?」
「無理ね」
【フィールドボスの撃破を確認。フィールドボスの撃破に伴い、3秒後にブルーフィールドが解除されます】
「早っ、全機を倒してないわよね?」
「エクセレントクリアの事を知らないんでしょ。ではまた」
3秒間で別れの挨拶を済ませた柚子太は高級車内に戻っていた。
【戦術ランクE、フィールドクリアに貢献、ENタンク50-1が支給されました】
ショボいな。選択画面ですらないし。
まあ、雑魚ロボットを12機倒しただけだからな。
ってか、スペースが一つ埋まって邪魔ですらあるんだけど。
◇
完全に不完全燃焼の柚子太は30分後にブルーフィールドが発生予測のある場所へと高級車を走らせたのだが、途中でまた予測不能の40%の方のブルーフィールドに巻き込まれた。
【ブルーフィールド展開、戦術ランクB、フィールドカウント58分58秒】
バトルスーツとヘルメットを装備した柚子太はレーダーを見て息を飲んだ。
味方のナノマシン戦闘員が誰も居なかったからだ。
(ラッキ~。足手まといの邪魔者が居ないなんて。それに戦術ランクBなんて余裕だから。その上、フィールドランのボーナスも余裕で回収。いい事尽くめだから)
柚子太は素直に感激したほどだ。
そんな訳で先程、戦術ランクEでNEタンクを取り損ねた柚子太だったが、上機嫌で戦術ランクBに取り組んだのだった。
この戦術ランクBは典型的なムシのブルーフィールドだった。
最初にビルの屋上に出てレイ狙撃ライフルで遠距離から情報送信装置2基を撃破。
その後は敵機の掃討だ。
耐久値50のムシしか出ない。
戦術ランクCのフィールドボスの2階サイズのムシや背中にマシンガンを背負ったムシがときたま出るが、それらも柚子太からすれば雑魚だ。
ムシの何がいいかと言えば、初期配置が屋内でも動いて外に出て来てくれる事だ。
お陰で一々、高層ビルの屋内の敵を窓越しに撃つ必要もない。
アシュラを履いた柚子太は高速移動で御機嫌で敵機を殲滅した。
何せ、本気を出せば1秒で100メートル移動出来るので。
体感速度も上がっており、100メートルを1秒で移動しながら敵機を倒して、更にはヘルメットのレーダーで次の敵機の場所も確認した。
そしてブルーフィールド開始の10分後に気付く。
味方でも敵でもないビーコンが一つある事に。
それに気付き、柚子太の導き出した答えは、
(おいおい、このビーコン――まさか、また人型のロボットじゃないだろうな? あれはすぐに潰さないとヤバイだろっ! ってか、オレ以外はおそらく倒せないし)
これだった。
雑魚ムシの掃除を一先ず先送りにしてそのビーコンに向かう。
高層マンションの上層階だった。
屋上じゃない。
ビルの窓面を壁走りで駆け上がって、レイアサルトライフルで穴を開けてその部屋に飛び込んだら、
「キャアア」
バスタオルを身体に巻いた礼智瑠夏が居た。
礼智瑠夏はナノマシン戦闘員としての記憶を失っていながらブルーフィールドに巻き込まれていた。
ブルーフィールドは時間が停止した空間だ。
シャワー中だったのに突然、視界に青いフィルターが掛かり、同時にシャワーからお湯が出なくなった。兄と一緒に住んでいたので、バスルームから兄に声を掛けたが返答がなく、再度風呂に入るつもりでバスタオルで身体を軽く拭いて、バスタオルを身体に巻いてリビングに出るも兄の姿はない。
スマホも起動せず、テレビも付かない。
不気味な空間で立ち往生していたところに窓から飛び込んできたのが柚子太だった訳だ。
そして柚子太はお約束の主人公体質なので、
「キャアア」
瑠夏が驚いた拍子に身体を動かしたらバスタオルの結び目というか引っ掛けてる箇所が解けてバスタオルが綺麗に床に落ちた。
「へ?」
真っ裸になった瑠夏が、
「キャアアアア」
両手を胸に隠しながらその場でしゃがみ込む。
(しゃがんだ方がくるぶしの隙間からデリケートゾーンが見えてエロイんだけどね。ナノマシンで無駄に視力が強化されてるお陰でドアップで視えて。ってか、どうして両手と足で裸を隠してるだけなんだ? すぐにタオルを拾って隠した方がいいと思うが)
そんな事を柚子太は考えながら、
【軍籍停止戦闘員、礼智瑠夏の戦線復帰を三つ星権限で認めますか? 認める場合はイエス、認めない場合はノーを選択して下さい(制限時間なし)】
この表示に内心で舌打ちした。
(面倒臭っ! でも、このアイドル、エリ姫が戦線復帰するように言ってたよな? ここでとぼけて後でバレたらエリ姫の不興を買う、か。仕方ない)
柚子太は瑠夏の戦線復帰を認めた。
【軍法イエローの軍籍停止戦闘員、礼智瑠夏が三つ星戦闘員の権限でブルーフィールドに戦線復帰しました】
「・・・へ? あれ、ああ、そうだったわね」
ナノマシン戦闘員として瑠夏が記憶を取り戻す。その証拠に髪が銀色に染まった。
「ってか、いつまで見てるのよ?」
「はあ? バトルスーツを着ろよ、アイドルさん」
「うるさいわね」
瑠夏はバトルスーツを纏ってヘルメットを被った。
「で? ヘルメットを被ってるけど、いつかのムカつく男の戦闘員よね? ってか今日の昼間、病院の廊下でも会ってるわよね」
「負傷してるのを助けた命の恩人だったはずだけど? こちらからも質問、何をやって軍籍停止になったのか情報を提供して貰っても?」
「――教える訳ないでしょ」
「狭量な」
ボソッと呟き、
「聞こえたわよ」
「それは申し訳ない」
「ってか、いつまで私の部屋に居るのよ? さっさと出て行って欲しいんだけど?」
「その前に頼み事が一つ。戦術ランクBの敵機を全滅させてクリアしたい。それをするとエクセレントクリアか、パーフェクトクリアが出て、階級が出る。最初は一つ星。更に二つのブルーフィールドでそれを出せば二つ星って具合にだ。そしてエクセレントクリアの ボーナスアイテムはかなりお得で、それを取りたいから邪魔をしないでくれ」
「私に指図しないでくれる?」
「戦線復帰させたんだからそれくらいしてくれてもバチは当たらないと思うが。それじゃあ、そういう事で」
柚子太はそう言って穴が開いた窓に向かう中、ボソッと、
「まあ、LV50の癖に戦術ランクBのフィールドボスに負けて入院なんだから、フィールドボスは倒せないか」
「ちょっと、聞こえたわよっ!」
「そうか? すまない」
「心がこもってないのよっ! 待って。それよりも・・・どうして今、私の成長LVが分かったのよ?」
「オレの階級は三つ星で、レーダーに戦闘員の名前とLVが出るからだよ」
柚子太のその言葉を聞いていた瑠夏が柚子太へのムカつきよりもブルーフィールドの攻略情報に興味を持ち、思考を切り替えて、
「・・・それはお得ね。一つ星の特典は?」
「武器庫2の解放。中にエアバイクとパワードスーツが入ってる」。
「パワードスーツとエアバイク・・・聞いた事があるわね。アナタも持ってるのよね? 見せてちょうだいよ」
「エアバイクはチューンナップ中。パワードスーツは屋内では拙いだろ」
「なら、外で出して。ついていくわ」
「――どうやって? ああ、空を飛べたっけ。ジェットウイングだったか」
「ええ」
「じゃあ付いてきてくれ」
柚子太はそう言うと高層ビルの窓からジャンプ力増強で飛んで、更に空中ジャンプ二回で隣のビルの屋上に到達した。
「――な、何なのよ、それ。空中をジャンプしてたわよね?」
「高速ブーツ。言っておくがレンタルはしないぞ。今夜、お友達の出井亜麻に借りパクされたからな」
「えっ、亜麻ってナノマシン戦闘員だったの?」
「あれ、知っててつるんでたんじゃないのか?」
「違うわ。同じ丘グループで同じ学校のクラスだっただけだから」
「あっそ。それよりもパワードスーツだったよな」
そんな訳で柚子太はパワードスーツを装備した。
「これが・・・本当に手に入るのね? 階級:一つ星で?」
「ああ」
柚子太はパワードスーツを片付けて瑠夏と対面した。
「待って。眼も銀色じゃないの」
「一つ星からその仕様だぞ」
「二つ星は?」
「スペシャルナノマシン」
「三つ星は?」
「さあ。さっきなったところで今のところは不明だ」
「ふ~ん。アナタ、名前は?」
「露図柚子太、高2。エリ姫の知り合い」
「あれ、エリ姫の知り合いだったの。言ってよ、私もよ」
「だから戦線復帰させたんだよ、エリ姫の指示で」
「なら、エリ姫に感謝するだけで、アナタには感謝しなくていい訳ね」
「――それでいいんじゃないの。それよりも始めるぞ」
「ええ。敵機の殲滅ね。レーダーは?」
「キングだから戦術ランクBのブルーフィールド全域を網羅してる」
「結構。やりましょう」
こうして柚子太と瑠夏は分かれて戦術ランクBのブルーフィールドの攻略に乗り出したのだが、
他に戦闘員が誰も居なかったので瑠夏と通信をオープンにしてたら、白黒が逆のパトカーに偽装した支援物資ボックスに触れてレイ狙撃ライフル-シャーロックh221をゲットしてニヤリとしてると、残りのフィールドカウント35分に瑠夏から、
『――助けて』
レーダーには瑠夏の周囲に敵機が7機以上。追われてるっぽい。
「はあ? LV50なのにどうして?」
『武器が弱いからに決まってるでしょ。集中砲火を浴びてレイシールドがもうすぐ無くな――キャアア』
「待ってろ」
柚子太が急いで出向けば本当にムシ8機に包囲されてビーム攻撃を受けていた。
「ったく」
柚子太がレイアサルトライフルで敵機8機を蹂躙して瑠夏を見れば、バトルスーツの耐久値が30%未満となってエロ仕様になっていた。
背中やお尻が丸出しだ。
「戦術ランクBの雑魚も駄目だったの? だったら言ってくれないと」
「・・・た、たまたまよ」
「ったく。仕方ない。加速ブーツを貸してあげるよ」
「バトルスーツを貸してよ」
「? 初期の新兵用のは?」
「とっくに捨てたわよ」
「マジか~。絶対に返してくれよな」
柚子太は仕方なく装甲型バトルスーツ-14.5アイアンファングオフィサーを瑠夏に渡そうとしたが、
「ん、譲渡出来ない? どうしてだ? そうか、オフィサーだからか」
「何それ?」
「一つ星戦闘員の上位装備」
「――何、マウントを取ってるつもり? ムカつく言い方ね」
「そうじゃなくてーー後、持ってるのは新兵用の耐久値5だけか。それでも良ければ貸すけど」
「他には持ってないの?」
「うん。だってオレ、4月の頭に礼智さんにナノマシン戦闘員にされたその日の二戦目で一つ星戦闘員になったから。バトルスーツはオフィサー以上だし」
「嘘よね? それ?」
「いいや。まあ、その時はオレは何も出来ず、他の戦闘員が凄くて運良く一つ星になっただけだけど。それでステータスのナノマシン数値の30オーバーで丸2日ぶっ倒れて龍馬医大に入院。起きたその夜のブルーフィールドで礼智さんのお助けイベントだから」
「何か凄くラッキーね、アナタ?」
「否定はしないよ。新兵用が嫌なら、オレの視界に入らないように後ろに付いてくるといい。ってか、成長LV上げも・・・って、Maxの50だっけ? なら必要ないな。ブーツを貸すけど、マジで加速ブーツは返してよ。お友達のような借りパクは――まあ、レッドキャップはそれほどだけど」
「・・・ええ、任せるわ」
瑠夏はその後、加速ブーツを借りて柚子太の後についていき、柚子太が無双して200機以上を全滅させるのを特等席から目撃し、
「嘘でしょ? こんな高速での動き、私にも出来るの?」
b防御型ムシb-29
レイシールド耐久値2000、耐久値900
フィールドボスを遠距離から2連装レイカノン砲-44・プロキオンの一撃で倒し、
「何よ、それ」
瑠夏が唖然とする中、
【フィールドボスの撃破を確認。フィールドボスの撃破に伴い、3秒後にブルーフィールドが解除されます】
「じゃあ」
「・・・ええ、ありがと」
「おっ、素直だと可愛いんだ~。さすがはアイドル」
「なっ」
そこで柚子太は高級車の座席に戻ったのだった。
【戦術ランクBのブルーフィールド、エクセレントクリア。クリアボーナス、全ステータス数値+2。ナノマシンの成長ポイント、240ポイント。アイテムを1つ選択出来ます(制限時間5分)】
アイテムの選択画面を確認すると、
パワードスーツBE専用パイロットスーツ-27Eプロトジェネラル
パワードスーツBF専用パイロットスーツ-27Fスカイジェネラル
パワードスーツBG専用パイロットスーツ-27Gユニバースジェネラル
パワードスーツBE専用脱出転送ポッド
パワードスーツBF専用脱出転送ポッド
パワードスーツBG専用脱出転送ポッド
おっと、人数が少なかったからか?
上位の方が出てるっぽいぞ。
こんなの一択だろ。
階級:三つ星
スペシャルナノマシン【ビースト】
敵機撃破スコア:1571→2033
ナノマシン成長LV:25→28(ナノマシン成長ポイント2545→2785)
NE600/600→615/615
武器庫(次の武器庫解放は23):20
メイン武器【レイアサルトライフル-307C・ドーン】
【レイバズーカー10X-アポロン】
【レイ電磁手榴弾-イエローローズ30】
ガンファイト・威力/射程補正:8
ガンファイト・継続/弾数補正:8
肉体ナノマシン:22+α
知覚ナノマシン:26+α
精密ナノマシン:22
肉体治癒ナノマシン:22+α
NE回復ナノマシン:22+α
武器庫リスト(スペース41/53→42/53)
レイガン-LQ12・エチュード
レイガン-LQ12・エチュード
レイガン-A56・レクイエム
レイマシンガン-255A・ニューヨーク
レイショットガン-81・Jダルク
レイショットガン-88・Kアーサー
レイ狙撃ライフル-エルキュールp38
newレイ狙撃ライフル-シャーロックh221
レイアサルトライフル-307C・ドーン
レイバズーカー10X-アポロン
2連装レイカノン砲-44・プロキオン
レイロッド-グランドキャニオン
レイ電磁手榴弾-イエローローズ30
レイ手榴弾-ウルフ10
NEタンク20-6
NEタンク50-1
NEタンク100-1
NEタンク200-9
NEタンク400-3
NEタンク500-4
NEタンク700-4
タイムトンネル粒子NE変換装置
新兵用バトルスーツ-01ルーキーソルジャー
装甲型バトルスーツ-14.5アイアンファングオフィサー
滑空型バトルスーツ-16.2バッドオフィサー
パワードスーツBE専用パイロットスーツ-17Eプロトオフィサー
パワードスーツBE専用パイロットスーツ-27Eプロトジェネラル
飛行士用ヘルメット-Bクイーン
艦長用ヘルメット-Bキング
加速ブーツ-04レッドキャップ
加速ブーツ-06アシュラ
レイシールド-A200
レイシールド-AA30
レイシールド-AAA60
レイシールド-SAA25
レイシールド-SSA130
治癒ナノマシン注射器(軽傷用)-3
治癒ナノマシン注射器(重傷用)-1
戦術ランクBCDE専用レーダー、スパイダーネット-BCDE
戦術ランクD専用レーダー、スパイダーネット-D
戦術ランクSSのエスケープチケット(使い捨て)
戦術ランクBCDEのエスケープチケット(使い捨て)
武器庫2リスト(スペース7/32)
パワードスーツ-BEジャブ・兵装1aタイプ(スペース3)
【チューンナップ中: 完了まで47時間33分】エアバイク-GXアナコンダ(スペース2)
BE専用パワードスーツ修理キット
エアバイク修復キット
※パワードスーツBE専用脱出転送ポッドはパワードスーツに設置
ルカルカ:何なのよ、あの露図って男の戦闘員?
ルカルカ:滅茶苦茶強いじゃないの。
ピヨ:ルカ、お帰り。
ルカルカ:ただいま~。
エリ姫:で? 何をして軍籍停止になったの?
ルカルカ:モデルの芹井兎院をビンタしただけよ。
ルカルカ:TV局の地下駐車場でニアミスしてしまって。
ルカルカ:そしたら相手が一つ星戦闘員とかで軍籍停止で記憶を封印よ。
ルカルカ:それよりもあの露図って戦闘員よ。
ルカルカ:二人ともあそこまで強いの?
ピヨ:あの後輩くんは特別だと思うわよ。
エリ姫:柚子太は気にしなくていいわ。
エリ姫:それよりももう無茶をするんじゃないわよ。
ルカルカ:ええ。
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