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醜聞は闇に葬られた
こうして事件は解決した【セーラside】
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「ああ、ルビア様の言った通りね。操られてるわ」
とエニスさんが言ったので私が、
「お父様も?」
「ええ」
「どうやったら解除されるの?」
この質問はパリナさま。
「術者の殺害のみね。【運命改竄】だから、これは」
「術者は誰なの?」
ルビア様が尋ねる中、
「この男限定の強烈な恋愛系の【運命改竄】なら【美女神】ね。居たでしょ、2月の魔力汚染でミリアリリー女学園に1人? 多分、その子よ」
と言うエニスさんの言葉に反応したのは、
「まさか、エレニエルさんが?」
紅髪ロングで妙に巨乳なカルテだった。
「あり得ません。あの子は普通の子で、こんな大それた事が出来る訳が・・・」
「本人はやってる意思なんてないからね。ただ好きな人に『愛されたい』と願っただけで、こうなるの。陛下までがここまで干渉を受けてるんだから、愛の対象者は王子様かしら?」
とのエニスさんの言葉に、ルビア様が、
「そう言えば、これだけの大騒ぎなのに、お兄様がこの場に居ないわ?」
「【美女神】の術者なら、多分、あっちに居るわよ」
とエニスさんが指差した方向は・・・
「お兄様の寝室?」
「【美女神】討伐は普通の人には無理ね。私とセーラさんの2人で始末するわ。お姉さま、陛下達を相手に粘れる?」
「それしかミリアリリー王国を救う道がないのならやるしかないでしょ」
パリナさまが覚悟を決めて、全員が頷く中、
「じゃあ、お願いーーいくわよ、セーラさん」
と言ったはエニスさんが、私をお姫様抱っこして、
「キャア」
私が悲鳴を上げた時には疾走していた。
というか、高速移動?
瞬動って奴かしら?
もしかして壁も走ってる?
分かってるのは、謁見の間に居たのに10秒後には王太子の寝室のドア蹴破って侵入していた、という結果だけだった。
その寝室のベッドの中に居たのは、裸の王太子のルビカル殿下と、王太子の婚約者である侯爵令嬢のカウーナ様ーーではない裸の美女だった。
確かに年下っぼい。
それに、凄い美人だった。
同性の私が裸体に見惚れるくらいの。
後、オーラも凄かった。
でもミリアリリー女学園内では見た事がなかった。
こんな美人が居たら噂になるはずだけど・・・
これが【美女神の寵愛】な訳ね。
と言うか、生まれて初めて男女の濡れ場を見たわ。
何か獣のように四つん這いになってる美人にルビカル殿下が背後から・・・
それ以上は乙女の口からは言えないわ。
カマトトぶってなんかいないからっ!
淑女の嗜みだから、これはっ!
ってか、お父様が陛下の親友だから、私、ルビカル殿下とも子供の頃から顔見知りだったのにぃ~。
そのルビカル殿下の真っ裸を見る破目になったわ。
妙に生々しいから。
ってか、ルビカル殿下って着痩せするタイプで、脱いだらマッチョなんだぁ~。
(ハッ)いえ、見てないわよ、そんなにジロジロとは。
「何だ、貴様らはーー(バタッ)」
不機嫌そうに問おうとしたルビカル殿下が不意に意識を失ってベッドに倒れた。
エニスさんが何かをやったんでしょうね、どうせ。
何をしたのか見えなかったけど。
後、ルビカル殿下はうつ伏せに倒れたから。
重要なので記載しておく。
そして、エニスさんが、
「セーラさん、後始末をよろしくね」
えっ? それって・・・
てっきりエニスさんがやると思ってた私は、
「どうして私が?」
「だって、私が倒したら、私に【美女神】が憑く可能性があるから。ミリアリリー王国を乗っ取っていいんなら私がやるけど」
「私には憑かないのよね?」
「ええ、【黒ミスリル】が弾くわ。ってか、早くしないと、謁見の間で死人が出るかもね。一番弱いルビア様が死ななきゃいいけど」
と言われて、私は覚悟を決めると、剣ベルトに装備した剣を抜いた。
これも騎士団長の娘に生まれた者の宿命かしらね。
私は覚悟を決めると、美人を見た。
「えっ? どうして私に剣を向けるの? 私はここに無理矢理連れて来られたのに・・・」
裸で男女の情事をしてたにしては、無垢な表情だった。
・・・とても悪人には見えない。
「あれ、もしかしてセーラさん。操られそう?」
エニスさんの言葉で、ハッと我に返った私は、
「そんな訳ないでしょ」
覚悟を決めると、多分、エレニエルの胸に剣を突き刺し·······
こうして事件は解決したのだった。
とエニスさんが言ったので私が、
「お父様も?」
「ええ」
「どうやったら解除されるの?」
この質問はパリナさま。
「術者の殺害のみね。【運命改竄】だから、これは」
「術者は誰なの?」
ルビア様が尋ねる中、
「この男限定の強烈な恋愛系の【運命改竄】なら【美女神】ね。居たでしょ、2月の魔力汚染でミリアリリー女学園に1人? 多分、その子よ」
と言うエニスさんの言葉に反応したのは、
「まさか、エレニエルさんが?」
紅髪ロングで妙に巨乳なカルテだった。
「あり得ません。あの子は普通の子で、こんな大それた事が出来る訳が・・・」
「本人はやってる意思なんてないからね。ただ好きな人に『愛されたい』と願っただけで、こうなるの。陛下までがここまで干渉を受けてるんだから、愛の対象者は王子様かしら?」
とのエニスさんの言葉に、ルビア様が、
「そう言えば、これだけの大騒ぎなのに、お兄様がこの場に居ないわ?」
「【美女神】の術者なら、多分、あっちに居るわよ」
とエニスさんが指差した方向は・・・
「お兄様の寝室?」
「【美女神】討伐は普通の人には無理ね。私とセーラさんの2人で始末するわ。お姉さま、陛下達を相手に粘れる?」
「それしかミリアリリー王国を救う道がないのならやるしかないでしょ」
パリナさまが覚悟を決めて、全員が頷く中、
「じゃあ、お願いーーいくわよ、セーラさん」
と言ったはエニスさんが、私をお姫様抱っこして、
「キャア」
私が悲鳴を上げた時には疾走していた。
というか、高速移動?
瞬動って奴かしら?
もしかして壁も走ってる?
分かってるのは、謁見の間に居たのに10秒後には王太子の寝室のドア蹴破って侵入していた、という結果だけだった。
その寝室のベッドの中に居たのは、裸の王太子のルビカル殿下と、王太子の婚約者である侯爵令嬢のカウーナ様ーーではない裸の美女だった。
確かに年下っぼい。
それに、凄い美人だった。
同性の私が裸体に見惚れるくらいの。
後、オーラも凄かった。
でもミリアリリー女学園内では見た事がなかった。
こんな美人が居たら噂になるはずだけど・・・
これが【美女神の寵愛】な訳ね。
と言うか、生まれて初めて男女の濡れ場を見たわ。
何か獣のように四つん這いになってる美人にルビカル殿下が背後から・・・
それ以上は乙女の口からは言えないわ。
カマトトぶってなんかいないからっ!
淑女の嗜みだから、これはっ!
ってか、お父様が陛下の親友だから、私、ルビカル殿下とも子供の頃から顔見知りだったのにぃ~。
そのルビカル殿下の真っ裸を見る破目になったわ。
妙に生々しいから。
ってか、ルビカル殿下って着痩せするタイプで、脱いだらマッチョなんだぁ~。
(ハッ)いえ、見てないわよ、そんなにジロジロとは。
「何だ、貴様らはーー(バタッ)」
不機嫌そうに問おうとしたルビカル殿下が不意に意識を失ってベッドに倒れた。
エニスさんが何かをやったんでしょうね、どうせ。
何をしたのか見えなかったけど。
後、ルビカル殿下はうつ伏せに倒れたから。
重要なので記載しておく。
そして、エニスさんが、
「セーラさん、後始末をよろしくね」
えっ? それって・・・
てっきりエニスさんがやると思ってた私は、
「どうして私が?」
「だって、私が倒したら、私に【美女神】が憑く可能性があるから。ミリアリリー王国を乗っ取っていいんなら私がやるけど」
「私には憑かないのよね?」
「ええ、【黒ミスリル】が弾くわ。ってか、早くしないと、謁見の間で死人が出るかもね。一番弱いルビア様が死ななきゃいいけど」
と言われて、私は覚悟を決めると、剣ベルトに装備した剣を抜いた。
これも騎士団長の娘に生まれた者の宿命かしらね。
私は覚悟を決めると、美人を見た。
「えっ? どうして私に剣を向けるの? 私はここに無理矢理連れて来られたのに・・・」
裸で男女の情事をしてたにしては、無垢な表情だった。
・・・とても悪人には見えない。
「あれ、もしかしてセーラさん。操られそう?」
エニスさんの言葉で、ハッと我に返った私は、
「そんな訳ないでしょ」
覚悟を決めると、多分、エレニエルの胸に剣を突き刺し·······
こうして事件は解決したのだった。
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