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表舞台から消えた青勇者コレイオス
青勇者は現れなかった【アキラトーネside】
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夜になったがまだ青勇者コレイオスは王都ラサリリーの王宮に来なかった。
ミリアリリー王国への入国も確認されていない。
焦らしてくれる。
というか、夜は拙い。
学生の非常勤の2人は家に帰さねばならないし、その状態でルビア様が口説かれでもして寝室に一緒に入られた日には親衛隊全員が責任を取って死ななければならなくなる。
私達が臨戦態勢の中、ルビア様は、
「ってか、もう今日は来ないんじゃない?」
ディナーを食べ終えていた。
ディナーの後はお風呂なのがルビア様の日課なので、
「お風呂に入りたいんだけど」
「もう少しお待ちください、ルビア様。入浴後に来訪などされたら化粧をまたしなければなりませんから」
「でもさぁ~」
「これが王族の務めです」
「陛下にもう任せたら?」
「勇者の来訪に国王と宰相が出迎えないなど聞いた事がございません」
「もう。宰相なんかになるんじゃなかったわ」
ルビア様そう言って文句を言ってたが・・・
結局はこの日、青勇者コレイオスは現れなかった。
まさか、あの先触れは悪戯だった?
◇
と言うか、この後・・・・・・
青勇者コレイオスは各国の王女親衛隊と一緒に姿を消し、二度と歴史の表舞台に現れる事はなかった。
どうも王女を奪われたどっかの国の暗殺者が青勇者を始末したらしいけど。
ともかく、こうしてミリアリリー王国は国難から逃れたのだった。
ミリアリリー王国への入国も確認されていない。
焦らしてくれる。
というか、夜は拙い。
学生の非常勤の2人は家に帰さねばならないし、その状態でルビア様が口説かれでもして寝室に一緒に入られた日には親衛隊全員が責任を取って死ななければならなくなる。
私達が臨戦態勢の中、ルビア様は、
「ってか、もう今日は来ないんじゃない?」
ディナーを食べ終えていた。
ディナーの後はお風呂なのがルビア様の日課なので、
「お風呂に入りたいんだけど」
「もう少しお待ちください、ルビア様。入浴後に来訪などされたら化粧をまたしなければなりませんから」
「でもさぁ~」
「これが王族の務めです」
「陛下にもう任せたら?」
「勇者の来訪に国王と宰相が出迎えないなど聞いた事がございません」
「もう。宰相なんかになるんじゃなかったわ」
ルビア様そう言って文句を言ってたが・・・
結局はこの日、青勇者コレイオスは現れなかった。
まさか、あの先触れは悪戯だった?
◇
と言うか、この後・・・・・・
青勇者コレイオスは各国の王女親衛隊と一緒に姿を消し、二度と歴史の表舞台に現れる事はなかった。
どうも王女を奪われたどっかの国の暗殺者が青勇者を始末したらしいけど。
ともかく、こうしてミリアリリー王国は国難から逃れたのだった。
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