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白羽家と聖ミカエル女子大学高等部
こうしてアリスの住まいは聖ミカエルの生徒達にバレた
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『白羽家の大豪邸』行きという名の地獄行きのアリスのリムジンに乗った2人とは、
黒髪ショートのインテリ眼鏡女子、黒見麻衣。黒見化学の令嬢。
茶髪ミディアムで黄色リボン女子、鷹山温子。鷹山都知事の末娘。
だった。
リムジン内で改めて自己紹介した後は黒見麻衣が持つハイブランドのバッグが話題の中心で、
「そのバッグ、今年のモデルですよね?」
「あら、分かるの?」
「はい、学校指定の鞄じゃなくて、通学用に今年のモデルのバッグを使ってるってどれだけお金持ちなんですか?」
「よしてよ、こんなの400万ちょっとでしょ?」
「うわ、セレブぅ~」
などと喋ってたら、いつの間にか白羽家の正門を潜って玄関前まで到着していた。
「到着しました」
同席してた長谷川の言葉で、全員が車を下りて、麻衣と温子が白羽家の宮殿のような大豪邸を見て『うっ』と尻込みしたが、運の悪い事にこの2人は外観だけで『白羽家の大豪邸だ』とは気付かなかった。
その為、
「さあ、どうぞ」
とアリスに促されて、玄関を潜って地獄の玄関ホールに入ってしまったのだった。
◇
玄関ホールの内装の凄さを目撃して、更に『うっ』と気後れした2人に地獄の番人が襲いかかってきた。
地獄の番人の名前は朱橋レイコといった。
まあ、レイコの狙いはアリスだったのだが。
2階に居たのか、レイコが玄関ホールの吹き抜けの2階の階段の上からテンションマックスで、
「こらぁぁぁっ! 庶みぃぃぃんっ! やってくれたわねぇぇぇぇっ!」
何やらブチギレて階段を降り始めた。
アリスが冷静に、
「何を怒ってるんですか? お里が知れますよ?」
「私のお里は、ここ、白羽本家よぉぉぉっ!」
それで連れ込まれた2人はこの大豪邸が白羽家の大豪邸だと気付いた訳だが、
「はいはい。それで本日は何をそんなに怒ってるんですか? 分かった、嫁ぎ先の旦那さんの母親にイビられたんでしょ?」
アリスは適当に言っただけだったのだが、
「全部、アナタの所為でしょうがぁぁぁぁっ!」
アタリだったのか、そうレイコが怒りと共に肯定した。
「よくも朱橋家の遠縁の娘を聖ミカエルから退学にしてくれたわねぇぇぇぇっ! お陰で私はネチネチネチネチ、今日の朝食で言われたんだからねぇぇぇぇぇぇぇっ!」
「知りませんよ、そんなの。アクセサリーを私の鞄に入れたあの子達が悪いんでしょ、誰かは知りませんけど?」
「誰かは知りませんってーー」
「本当ですって。転校初日の2限目の体育を挟んだ3限目が始まる前の休み時間でいきなりなんですもん。喋った事もないんじゃないですか?」
「アナタねぇぇぇぇぇぇっ!」
と吠えたレイコが初めて聖ミカエルの女子生徒2人に気付き、
「アナタ、居候の分際で、もう友達を本家屋敷に連れ込んでるのぉぉぉぉっ?」
「いえいえ、この2人は転校生の邸宅訪問係ですよ」
「何よ、それ?」
「前に成金娘が聖ミカエルに転校してきたらしく、その生徒が麻薬を校内にばら撒いた事があって、以降学校とは別に自警的に代表生徒が転校生のお宅を確認する伝統が聖ミカエルにはあるんですよ」
とアリスは説明したが、説明を聞いたレイコの第一声は、
「そんなのある訳ないじゃないのっ!」
本当に無くて麻衣と温子が居心地が悪くなる中、更にレイコが、
「私も聖ミカエルだったけど、そんな伝統、聞いた事なんてないわよ?」
「そりゃあ、20年前になかった伝統なだけで――」
「15年前よっ! 失礼ねっ!」
「今のは私の失言でした。お詫びします」
ちゃんとアリスは腰を折って頭を下げて仰々しく謝罪した。
女の年齢間違いは例え1歳でも遺恨となるので。
「そもそも、誰よ、この2人?」
「黒見化学の会長のお孫さんと鷹山都知事の娘さんです」
さらっとアリスが分かりやすく紹介した瞬間、レイコがスマホを片手に、
「黒見会長? アナタの孫娘が白羽の本家屋敷に手土産もなしに訪ねてるけど、お宅ではどういう教育をされてるのかしら? 眼鏡の方よ」
と告げ口を初めて、更には、
「鷹山都知事、アナタの娘、白羽の本家屋敷に来てるわよ? 何? 政治献金が欲しいの?」
と電話した。
直後に、麻衣と温子のスマホが鳴り出して、
「違うの、お祖父様っ! 白羽のお屋敷だとは知らなかったのよっ!」
「分かってるっ! もう帰るから、パパっ! ええ」
麻衣と温子が青ざめながら言い訳をして、
「もう帰るわね、平良さん」
「じゃあね」
2人が帰ろうとしたので、アリスが真顔で、
「えっ、家人への御質問は? ちょうどここに小母さまが」
「白羽家なら問題ないわ」
「そうそう」
そう言って2人はさっさと玄関ホールから出ていった。
客を排除してアリス1人になったのを見て、
「これで邪魔者は居なくなったわね」
ニヤリとレイコが笑う。
そのレイコの加虐な笑みを見て、アリスは辟易したのだった。
因みに、アクセサリー冤罪事件の警察への逆告訴は白羽家が代理を挟んで関与を隠蔽していた為、
この日この後、3年の麻衣と温子のラインによって、本当にあっという間に聖ミカエル女子大学高等部の全生徒に、アリスの住まいが白羽家の大豪邸だと知れ渡ったのだった。
◇
帰宅時の手洗いとうがいを終えたアリスが部屋着という名のハイブランドのワンピースに着替えた後、レイコの許に仕方なく出向くと、
「ああぁ~、そのワンピース、新作じゃないのっ! どうしてアナタが着てるのよっ!」
「ジュン君が用意してくれまして」
「止めなさいよ、着るの。私も同じのを持ってるんだからっ!」
との会話から始まり、アリスは心底うんざりしながら、
「そんな事よりも帰ってくれませんか、レイコ様?」
「帰りたくないのよ」
と居座られて、仕方なくアリスは相手をしながら、
「そもそもどうしてそんな合わない家の方と結婚をされたんですか? 白羽家のお姫様なら結婚相手なんて選り取り見取りですよね、正直な話?」
「アナタも白羽家の令嬢に生まれたら分かるわよ。男全員が私に群がってチヤホヤしてきて、どの男が財産目当てで、どの男が本当に私を愛してるのか、鼻が利かなくなるんだから。それで父が決めたのよ」
「で、白羽家のお姫様が嫁ぎ先でイビられてる? 何の冗談ですか? 離婚されて気に入ったイケメンと付き合われたら如何です?」
「もう付き合ってるわよ」
「えっ?」
「コホン・・・今のなし」
「不倫なんて信じられない」
「五月蠅いわね。私の事はいいのよ、それよりもアナタよ、アナタ。いい加減、ジュンと別れなさい」
「自分が不幸な結婚生活をしてるからジュン君にも不幸になれと?」
「アナタがまともなら私も『別れろ』なんて言わないわよ」
「えっ、私って結構まともですよね?」
「普通とまともは違うのよ」
「? というと?」
「家柄が白羽家と釣り合わないでしょ」
「釣り合う家なんて無駄に対等で大変な目に遭う事はレイコ様も身を以て体験済みだと思いましたけど?」
「さっきから気になっていたけど、いつ私は名前呼びを許したのかしら?」
「それは失礼、朱橋家のダメ嫁様」
とアリスが言い直すと、
「誰がダメ嫁よっ!」
「だって朱橋家の遠縁の生徒の退学も阻止出来ないんですからダメ嫁でしょう?」
ドヤ顔でアリスが指摘すると、
「アナタの所為でしょうがっ!」
「いいえ、違いますよ。私が『聖ミカエルに通学する』って白羽家に来ていながら、前日にその情報をキャッチ出来なかった朱橋家の嫁が悪いんですから」
「そうだとしてもここは目下のアナタが『私が悪かったです』っていうのが決まりよっ!」
アリスが『ん?』と考えた後、
「ーーまさか、朱橋家でもそのように虐げられてるんですか?」
そう指摘するとレイコが、
「別に虐げられては・・・」
「いえいえ、虐げられてますよ。今のを言わされてるんでしたら。御可哀想に」
「アナタなんかに同情されたくないわよっ!」
「この際、白羽家に変な女が入り込んでるので『当分、白羽の実家に戻ります』って戻って来られたらどうです?」
「そんな事したら、あっという間に不仲の噂が飛ぶじゃないのよっ!」
「不仲なんですよね?」
「そうだとしても外聞があるのよ、他の男とのキス映像を晒してるアナタと違って、私には」
「色々と大変なんですね」
と理解を示したアリスがいい事を思いついたとばかりに、
「じゃあ、ジュン君が『花嫁候補を見付けてきたからその娘を躾ける』で」
「それだと私がアナタの後見人になっちゃうじゃないのっ!」
「ダメなんですか?」
「ダメに決まってるでしょうが」
その後もワイワイと1時間くらい喋って、
「えっ、もうこんな時間? 明日も来るからね」
と言って、レイコは帰っていったのだった。
黒髪ショートのインテリ眼鏡女子、黒見麻衣。黒見化学の令嬢。
茶髪ミディアムで黄色リボン女子、鷹山温子。鷹山都知事の末娘。
だった。
リムジン内で改めて自己紹介した後は黒見麻衣が持つハイブランドのバッグが話題の中心で、
「そのバッグ、今年のモデルですよね?」
「あら、分かるの?」
「はい、学校指定の鞄じゃなくて、通学用に今年のモデルのバッグを使ってるってどれだけお金持ちなんですか?」
「よしてよ、こんなの400万ちょっとでしょ?」
「うわ、セレブぅ~」
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「到着しました」
同席してた長谷川の言葉で、全員が車を下りて、麻衣と温子が白羽家の宮殿のような大豪邸を見て『うっ』と尻込みしたが、運の悪い事にこの2人は外観だけで『白羽家の大豪邸だ』とは気付かなかった。
その為、
「さあ、どうぞ」
とアリスに促されて、玄関を潜って地獄の玄関ホールに入ってしまったのだった。
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玄関ホールの内装の凄さを目撃して、更に『うっ』と気後れした2人に地獄の番人が襲いかかってきた。
地獄の番人の名前は朱橋レイコといった。
まあ、レイコの狙いはアリスだったのだが。
2階に居たのか、レイコが玄関ホールの吹き抜けの2階の階段の上からテンションマックスで、
「こらぁぁぁっ! 庶みぃぃぃんっ! やってくれたわねぇぇぇぇっ!」
何やらブチギレて階段を降り始めた。
アリスが冷静に、
「何を怒ってるんですか? お里が知れますよ?」
「私のお里は、ここ、白羽本家よぉぉぉっ!」
それで連れ込まれた2人はこの大豪邸が白羽家の大豪邸だと気付いた訳だが、
「はいはい。それで本日は何をそんなに怒ってるんですか? 分かった、嫁ぎ先の旦那さんの母親にイビられたんでしょ?」
アリスは適当に言っただけだったのだが、
「全部、アナタの所為でしょうがぁぁぁぁっ!」
アタリだったのか、そうレイコが怒りと共に肯定した。
「よくも朱橋家の遠縁の娘を聖ミカエルから退学にしてくれたわねぇぇぇぇっ! お陰で私はネチネチネチネチ、今日の朝食で言われたんだからねぇぇぇぇぇぇぇっ!」
「知りませんよ、そんなの。アクセサリーを私の鞄に入れたあの子達が悪いんでしょ、誰かは知りませんけど?」
「誰かは知りませんってーー」
「本当ですって。転校初日の2限目の体育を挟んだ3限目が始まる前の休み時間でいきなりなんですもん。喋った事もないんじゃないですか?」
「アナタねぇぇぇぇぇぇっ!」
と吠えたレイコが初めて聖ミカエルの女子生徒2人に気付き、
「アナタ、居候の分際で、もう友達を本家屋敷に連れ込んでるのぉぉぉぉっ?」
「いえいえ、この2人は転校生の邸宅訪問係ですよ」
「何よ、それ?」
「前に成金娘が聖ミカエルに転校してきたらしく、その生徒が麻薬を校内にばら撒いた事があって、以降学校とは別に自警的に代表生徒が転校生のお宅を確認する伝統が聖ミカエルにはあるんですよ」
とアリスは説明したが、説明を聞いたレイコの第一声は、
「そんなのある訳ないじゃないのっ!」
本当に無くて麻衣と温子が居心地が悪くなる中、更にレイコが、
「私も聖ミカエルだったけど、そんな伝統、聞いた事なんてないわよ?」
「そりゃあ、20年前になかった伝統なだけで――」
「15年前よっ! 失礼ねっ!」
「今のは私の失言でした。お詫びします」
ちゃんとアリスは腰を折って頭を下げて仰々しく謝罪した。
女の年齢間違いは例え1歳でも遺恨となるので。
「そもそも、誰よ、この2人?」
「黒見化学の会長のお孫さんと鷹山都知事の娘さんです」
さらっとアリスが分かりやすく紹介した瞬間、レイコがスマホを片手に、
「黒見会長? アナタの孫娘が白羽の本家屋敷に手土産もなしに訪ねてるけど、お宅ではどういう教育をされてるのかしら? 眼鏡の方よ」
と告げ口を初めて、更には、
「鷹山都知事、アナタの娘、白羽の本家屋敷に来てるわよ? 何? 政治献金が欲しいの?」
と電話した。
直後に、麻衣と温子のスマホが鳴り出して、
「違うの、お祖父様っ! 白羽のお屋敷だとは知らなかったのよっ!」
「分かってるっ! もう帰るから、パパっ! ええ」
麻衣と温子が青ざめながら言い訳をして、
「もう帰るわね、平良さん」
「じゃあね」
2人が帰ろうとしたので、アリスが真顔で、
「えっ、家人への御質問は? ちょうどここに小母さまが」
「白羽家なら問題ないわ」
「そうそう」
そう言って2人はさっさと玄関ホールから出ていった。
客を排除してアリス1人になったのを見て、
「これで邪魔者は居なくなったわね」
ニヤリとレイコが笑う。
そのレイコの加虐な笑みを見て、アリスは辟易したのだった。
因みに、アクセサリー冤罪事件の警察への逆告訴は白羽家が代理を挟んで関与を隠蔽していた為、
この日この後、3年の麻衣と温子のラインによって、本当にあっという間に聖ミカエル女子大学高等部の全生徒に、アリスの住まいが白羽家の大豪邸だと知れ渡ったのだった。
◇
帰宅時の手洗いとうがいを終えたアリスが部屋着という名のハイブランドのワンピースに着替えた後、レイコの許に仕方なく出向くと、
「ああぁ~、そのワンピース、新作じゃないのっ! どうしてアナタが着てるのよっ!」
「ジュン君が用意してくれまして」
「止めなさいよ、着るの。私も同じのを持ってるんだからっ!」
との会話から始まり、アリスは心底うんざりしながら、
「そんな事よりも帰ってくれませんか、レイコ様?」
「帰りたくないのよ」
と居座られて、仕方なくアリスは相手をしながら、
「そもそもどうしてそんな合わない家の方と結婚をされたんですか? 白羽家のお姫様なら結婚相手なんて選り取り見取りですよね、正直な話?」
「アナタも白羽家の令嬢に生まれたら分かるわよ。男全員が私に群がってチヤホヤしてきて、どの男が財産目当てで、どの男が本当に私を愛してるのか、鼻が利かなくなるんだから。それで父が決めたのよ」
「で、白羽家のお姫様が嫁ぎ先でイビられてる? 何の冗談ですか? 離婚されて気に入ったイケメンと付き合われたら如何です?」
「もう付き合ってるわよ」
「えっ?」
「コホン・・・今のなし」
「不倫なんて信じられない」
「五月蠅いわね。私の事はいいのよ、それよりもアナタよ、アナタ。いい加減、ジュンと別れなさい」
「自分が不幸な結婚生活をしてるからジュン君にも不幸になれと?」
「アナタがまともなら私も『別れろ』なんて言わないわよ」
「えっ、私って結構まともですよね?」
「普通とまともは違うのよ」
「? というと?」
「家柄が白羽家と釣り合わないでしょ」
「釣り合う家なんて無駄に対等で大変な目に遭う事はレイコ様も身を以て体験済みだと思いましたけど?」
「さっきから気になっていたけど、いつ私は名前呼びを許したのかしら?」
「それは失礼、朱橋家のダメ嫁様」
とアリスが言い直すと、
「誰がダメ嫁よっ!」
「だって朱橋家の遠縁の生徒の退学も阻止出来ないんですからダメ嫁でしょう?」
ドヤ顔でアリスが指摘すると、
「アナタの所為でしょうがっ!」
「いいえ、違いますよ。私が『聖ミカエルに通学する』って白羽家に来ていながら、前日にその情報をキャッチ出来なかった朱橋家の嫁が悪いんですから」
「そうだとしてもここは目下のアナタが『私が悪かったです』っていうのが決まりよっ!」
アリスが『ん?』と考えた後、
「ーーまさか、朱橋家でもそのように虐げられてるんですか?」
そう指摘するとレイコが、
「別に虐げられては・・・」
「いえいえ、虐げられてますよ。今のを言わされてるんでしたら。御可哀想に」
「アナタなんかに同情されたくないわよっ!」
「この際、白羽家に変な女が入り込んでるので『当分、白羽の実家に戻ります』って戻って来られたらどうです?」
「そんな事したら、あっという間に不仲の噂が飛ぶじゃないのよっ!」
「不仲なんですよね?」
「そうだとしても外聞があるのよ、他の男とのキス映像を晒してるアナタと違って、私には」
「色々と大変なんですね」
と理解を示したアリスがいい事を思いついたとばかりに、
「じゃあ、ジュン君が『花嫁候補を見付けてきたからその娘を躾ける』で」
「それだと私がアナタの後見人になっちゃうじゃないのっ!」
「ダメなんですか?」
「ダメに決まってるでしょうが」
その後もワイワイと1時間くらい喋って、
「えっ、もうこんな時間? 明日も来るからね」
と言って、レイコは帰っていったのだった。
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