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白羽家と聖ミカエル女子大学高等部
プロローグ、母の了承
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アリスとジュンが熱烈なキスを交わしてイチャイチャな雰囲気の車内にて。
アリスが見慣れぬ風景に気付き、
「あれ、この車、どこに向かってるの?」
「オレの家。アリスは今日からオレの家に住むんだから」
さらりと告げるジュンにアリスが、
「ちょっと待ってよ、ジュン君。ジュン君の事は大好きでジュン君になら初めてを捧げれるけど、キスしたその日にヴァージンを捧げるのって・・・軽い女って思われない?」
と真顔で尋ね、赤面したジュンが、
「違うってっ! そういう下心で言ったんじゃなくて・・・アリスを守る為だから」
「? 守る為って? ママが借りてるマンションでも・・・・・・」
「絶対にダメ。アリスちゃん、お願いだから」
「ちょっと待って。ママに確認するから」
そんな訳で国際電話をした。
パリは日本の7時間遅れだ。
つまり、日本が16時なら、パリは9時。
起きてるか微妙だったが、起きていて事情を説明するもアイナの返事は当然、
『男と同棲? アリス、アナタ、まだ17歳でしょうがっ? ダメに決まってるでしょっ!』
「やっぱり」
と呟いたアリスがジュンに、
「ダメだって」
「電話を代わって」
その後、車中にて、
「お電話代わりました。初めまして、私、白羽ジュンといいます」
「アリスさんとの出会いは6歳の時、モナコのホテルで、はい、あの時、一緒に居た日本人の子供です・・・・・・」
「実はオレ、白羽財閥の後継者でして、オレの財産を狙ってる女達からしたらアリスさんは邪魔な訳で警備の都合上・・・」
「はい、そうです。決して、嫁入り前のお嬢さんの手を出したりは・・・・・・」
などとアリスのスマホで10分間も熱弁を繰り広げるジュンを見たアリスは、
(フランスのママンと国際電話で長電話。今月のスマホ代、いくらになるのかしら?)
と心配した。
その後、ジュンが、
「いいって」
スマホを渡してきて、アリスがスマホで母親に恐る恐る、
「いいの、ママン?」
『その代わりちゃんと避妊するのよ』
「だから、そんな関係じゃないし」
『学校の転校も認めるわ』
「はい? 私、学校変わるの?」
『らしいわよ』
というような許可が下りて、車は白羽家の大豪邸に向かったのだった。
アリスが見慣れぬ風景に気付き、
「あれ、この車、どこに向かってるの?」
「オレの家。アリスは今日からオレの家に住むんだから」
さらりと告げるジュンにアリスが、
「ちょっと待ってよ、ジュン君。ジュン君の事は大好きでジュン君になら初めてを捧げれるけど、キスしたその日にヴァージンを捧げるのって・・・軽い女って思われない?」
と真顔で尋ね、赤面したジュンが、
「違うってっ! そういう下心で言ったんじゃなくて・・・アリスを守る為だから」
「? 守る為って? ママが借りてるマンションでも・・・・・・」
「絶対にダメ。アリスちゃん、お願いだから」
「ちょっと待って。ママに確認するから」
そんな訳で国際電話をした。
パリは日本の7時間遅れだ。
つまり、日本が16時なら、パリは9時。
起きてるか微妙だったが、起きていて事情を説明するもアイナの返事は当然、
『男と同棲? アリス、アナタ、まだ17歳でしょうがっ? ダメに決まってるでしょっ!』
「やっぱり」
と呟いたアリスがジュンに、
「ダメだって」
「電話を代わって」
その後、車中にて、
「お電話代わりました。初めまして、私、白羽ジュンといいます」
「アリスさんとの出会いは6歳の時、モナコのホテルで、はい、あの時、一緒に居た日本人の子供です・・・・・・」
「実はオレ、白羽財閥の後継者でして、オレの財産を狙ってる女達からしたらアリスさんは邪魔な訳で警備の都合上・・・」
「はい、そうです。決して、嫁入り前のお嬢さんの手を出したりは・・・・・・」
などとアリスのスマホで10分間も熱弁を繰り広げるジュンを見たアリスは、
(フランスのママンと国際電話で長電話。今月のスマホ代、いくらになるのかしら?)
と心配した。
その後、ジュンが、
「いいって」
スマホを渡してきて、アリスがスマホで母親に恐る恐る、
「いいの、ママン?」
『その代わりちゃんと避妊するのよ』
「だから、そんな関係じゃないし」
『学校の転校も認めるわ』
「はい? 私、学校変わるの?」
『らしいわよ』
というような許可が下りて、車は白羽家の大豪邸に向かったのだった。
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