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エマリス帝国蟲殺編
エマリス帝国には優秀な人間も居る
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速攻で帝都シーンフェンテルにオレが潜入してるのがバレた。
帝都シーンフェンテルの第11エリアではエマリス帝国の魔法騎士達が走り回ってる。
どうしてバレたかと言えば、第11エリアを移動中にオレの【畏怖】範囲に人間に化けてたセンティピード・アラクネーが引っ掛かって正体を現したからだ。
センティピード・アラクネーを殺しにきたのだから当然、オレは出向き、まあ、100メートルの射程っぽい小月の方の勤勉なる我が透明分身がスプレーで倒した訳だが。
センティピード・アラクネーの正体を暴いて、倒す事が出来る奴など限られてる。
というか、近年ではオレしか居ないらしく一発でバレて
「アラン・ザクって金髪の14歳のガキだって話だっ!」
「探せ」
と魔法騎士が通りを駆け抜けて大騒ぎしていた。
いやいや、その情報は古いから~。
オレ、もう15歳だし~。
まあ、探されても大丈夫なんだけどね~。
【跳躍】&【減速着地】&【空中ジャンプ(2回)】の魔法のアクセサリー。
【壁走り】&【壁直立】の魔法のアクセサリー。
【透明】の魔法のアクセサリー。
それにLV1699が加わった事で。
屋根から屋根、時には壁を当たり前のように高速で移動してるのだから。
オレの【透明】の魔法のアクセサリーが獣人の嗅覚では簡単に発見されようとも居場所が追えないって寸法なのだよ~。
そんな訳で屋根から屋根へと移動してたが、それすらもバレた。
「あれだ、透明になってるぞっ! 精霊獣の雛を連れてるっ!」
チッ、魔眼持ちかよっ!
面倒臭えっ!
倒すか?
でも、エマリス帝国に仕えてる人間は実は悪くない。
センティピード・アラクネー集団の事を知らずに従ってるだけなんだから。
倒すのはさすがに気が引けるよな~。
ーーいや、待てよ。
【透明】のオレが視えるんならセンティピード・アラクネーの正体も視えてるんじゃないのか?
そうだよっ!
そうか、アラクネーだと知ってて協力してる奴も居る訳か。
ならばーー死ね。(0.1秒)
「聖なる矢」
オレは1本の聖なる矢を視えてる奴に放った。
「そんなものーーぐああああっ!」
魔法のアクセサリーで弾こうとしたが、無駄無駄無駄~。
オレのLVは1699なのだよ~。
おそらくはおまえごときとはケタが一つ違うんだから。
そんな訳でオレはその後もオレが視える魔眼持ちは倒しながら進んだのだった。
◇
どの都市でも一番高い場所が権力者の居城だ。
権力者ってのは民を見下したい人種だからな。(庶民の偏見)
まあ、違う場合もあるが。
そんな訳で50人程の魔法騎士を倒して、捜索に出てて畏怖の範囲に入って正体を現したセンティピード・アラクネー30匹を倒してオレは一番高い城のバルコニーが見える場所の小さな塔の屋根に到着したが、そのバルコニーにはやる気満々の眼を閉じたドレス女が1人で待ち構えていた。
盲目のセーラービーってか?
でもオレの畏怖の範囲に入っても正体を現さない。
センティピード・アラクネーじゃないのか?
って、そんな訳あるかっ!
オレの視界にはとっくにダブって視えてるわっ!
オレがどう料理しようかと考えてる最中に、勤勉なる我が透明分身の小月の方が近付いて、スプレーをシューッとやると、
「ギャアアアアアアアアアアアア、 これが、噂の――」
は~、もう。
何か真面目にやってるオレが馬鹿みたいだな。
警戒して損した。
でも警戒は正解か?
普通のセンティピード・アラクネーは下半身は3メートルほどだが、このセンティピード・アラクネーの長さは5メートルだったから。
他のセンティピード・アラクネーとは格が違う訳ね~。
何か近付きたくないな。
という訳で、オレが塔の屋根から見てる間に勤勉なる我が透明分身がムカデ専用スプレーを使って、
「ギャアアアアアアアア」
倒したが、倒れる前に、
「ゲブっ、これでも私達の勝利よ・・・(ガクッ)」
なんて言い残して倒れたのだった。
塔の屋根の上に立ってたオレは自分の身体を見た。
?
別に何ともない。
まさか、ピピーが?
慌てて頭の上にピピーを両手で取って確認するが、
ピヨピヨ。
モンスターを倒して御機嫌に鳴いてた。
別に異変はない。
何だ?
ただの負け惜しみか?
それとも透明分身だからダメージが来てないだけで、オレが直接倒してたら今のってヤバかった?
帝都シーンフェンテルの第11エリアではエマリス帝国の魔法騎士達が走り回ってる。
どうしてバレたかと言えば、第11エリアを移動中にオレの【畏怖】範囲に人間に化けてたセンティピード・アラクネーが引っ掛かって正体を現したからだ。
センティピード・アラクネーを殺しにきたのだから当然、オレは出向き、まあ、100メートルの射程っぽい小月の方の勤勉なる我が透明分身がスプレーで倒した訳だが。
センティピード・アラクネーの正体を暴いて、倒す事が出来る奴など限られてる。
というか、近年ではオレしか居ないらしく一発でバレて
「アラン・ザクって金髪の14歳のガキだって話だっ!」
「探せ」
と魔法騎士が通りを駆け抜けて大騒ぎしていた。
いやいや、その情報は古いから~。
オレ、もう15歳だし~。
まあ、探されても大丈夫なんだけどね~。
【跳躍】&【減速着地】&【空中ジャンプ(2回)】の魔法のアクセサリー。
【壁走り】&【壁直立】の魔法のアクセサリー。
【透明】の魔法のアクセサリー。
それにLV1699が加わった事で。
屋根から屋根、時には壁を当たり前のように高速で移動してるのだから。
オレの【透明】の魔法のアクセサリーが獣人の嗅覚では簡単に発見されようとも居場所が追えないって寸法なのだよ~。
そんな訳で屋根から屋根へと移動してたが、それすらもバレた。
「あれだ、透明になってるぞっ! 精霊獣の雛を連れてるっ!」
チッ、魔眼持ちかよっ!
面倒臭えっ!
倒すか?
でも、エマリス帝国に仕えてる人間は実は悪くない。
センティピード・アラクネー集団の事を知らずに従ってるだけなんだから。
倒すのはさすがに気が引けるよな~。
ーーいや、待てよ。
【透明】のオレが視えるんならセンティピード・アラクネーの正体も視えてるんじゃないのか?
そうだよっ!
そうか、アラクネーだと知ってて協力してる奴も居る訳か。
ならばーー死ね。(0.1秒)
「聖なる矢」
オレは1本の聖なる矢を視えてる奴に放った。
「そんなものーーぐああああっ!」
魔法のアクセサリーで弾こうとしたが、無駄無駄無駄~。
オレのLVは1699なのだよ~。
おそらくはおまえごときとはケタが一つ違うんだから。
そんな訳でオレはその後もオレが視える魔眼持ちは倒しながら進んだのだった。
◇
どの都市でも一番高い場所が権力者の居城だ。
権力者ってのは民を見下したい人種だからな。(庶民の偏見)
まあ、違う場合もあるが。
そんな訳で50人程の魔法騎士を倒して、捜索に出てて畏怖の範囲に入って正体を現したセンティピード・アラクネー30匹を倒してオレは一番高い城のバルコニーが見える場所の小さな塔の屋根に到着したが、そのバルコニーにはやる気満々の眼を閉じたドレス女が1人で待ち構えていた。
盲目のセーラービーってか?
でもオレの畏怖の範囲に入っても正体を現さない。
センティピード・アラクネーじゃないのか?
って、そんな訳あるかっ!
オレの視界にはとっくにダブって視えてるわっ!
オレがどう料理しようかと考えてる最中に、勤勉なる我が透明分身の小月の方が近付いて、スプレーをシューッとやると、
「ギャアアアアアアアアアアアア、 これが、噂の――」
は~、もう。
何か真面目にやってるオレが馬鹿みたいだな。
警戒して損した。
でも警戒は正解か?
普通のセンティピード・アラクネーは下半身は3メートルほどだが、このセンティピード・アラクネーの長さは5メートルだったから。
他のセンティピード・アラクネーとは格が違う訳ね~。
何か近付きたくないな。
という訳で、オレが塔の屋根から見てる間に勤勉なる我が透明分身がムカデ専用スプレーを使って、
「ギャアアアアアアアア」
倒したが、倒れる前に、
「ゲブっ、これでも私達の勝利よ・・・(ガクッ)」
なんて言い残して倒れたのだった。
塔の屋根の上に立ってたオレは自分の身体を見た。
?
別に何ともない。
まさか、ピピーが?
慌てて頭の上にピピーを両手で取って確認するが、
ピヨピヨ。
モンスターを倒して御機嫌に鳴いてた。
別に異変はない。
何だ?
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それとも透明分身だからダメージが来てないだけで、オレが直接倒してたら今のってヤバかった?
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