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アポリス王国真道編
アランがバジーナード宮殿内で王妃に暗殺されない理由
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「アラン、アポリス王国からさっさと出ていってくれ」
真顔でそうオレに言ってきたのはオレ担当のモスラドさんだった。
「はい? それがスカイドラゴンと銀陸王を倒すという多大な功績を上げて伯爵になった、いたいけな少年に言う言葉ですか?」
「いたいけな少年はスカイドラゴンや銀陸王を倒さんわ」
確かに。
一理ある。
やるな、モスラドさんめ。
「でもそちらが伯爵にしたんですから、ちゃんと面倒を見て貰わないと~。そもそも『出ていけ』って何ですか?」
「ここ10日の妃殿下のモンスター撃破の功績とLVの急上昇が問題になり始めておる」
「? 具体的には?」
「これは暗黙の了解の王室の決め事なのだがな。『LVの一番高い王子王女が王位を継ぐのが望ましい』という事に一応はなっとる」
「はあ? LVの高さだけで国王を決めるなんて問題かと思いますけど」
あのお姫様が女王になる?
このアポリス王国、潰れるんじゃないのか?
「無論だ。なので『適正等々も含めて総合的に』となっておるが、LV差が100を越えるとさすがに無視も出来なくなる」
あれ、お姫様の申告だとまだLV310を越えたところのはずだけど?
ああ、一応補足として、お姫様のLVがまだ310なのは途中からお姫様の側近のお姉さん達にも経験値を分配し始めたからだから~。
オレに十六文キックをされてオレの事を憎んでる側近のお姉さん達まで強くするって~。
本当にバカらしいから~。
「? こちらの王太子の今のLVは?」
「最高機密だから他言無用だぞ」
「はい」
「250台だ。低くはない。寧ろ、歴代の王太子と比べても高い方だ」
と答えたモスラドさんがオレを嫌味ったらしく見て、
「そう、LV300を越えた妃殿下だけがおまえさんの所為でイレギュラーなだけで」
「オレが悪者みたいに言わないで下さいよ」
「妃殿下のLV上げを手伝ってる時点で十分悪者であろうがっ!」
憤慨したモスラドさんが少し真面目な顔をして、
「王妃様の事もある」
「どうかされたんですか?」
オレが素知らぬ顔で問うと、
「王妃様の実家のレコアーヌ公国で殺しまくっておいて何を言っておる。王妃様はおまえさんの宮殿滞在にブチギレ過ぎて体調を悪くするほどなのだぞ」
「それは僥倖」
「? 僥倖の意味を間違えて覚えておらんか?」
「いえ、間違えてませんよ。だって、ここの王妃、オレの拠点を焼いてますよね?」
「――何の事だ?」
おっ、もしかしてバレてないと思ってたのか?
「あれ、お姫様が陛下とジイが喋ってるのを盗み聞きしたと教えてくれましたが?」
そうオレが教えてやると頭痛でもしたのか、モスラドさんが額をペシッと押さえた。
「――知っておったのか?」
「ええ」
「王妃様を害する事は許さんぞ」
真顔でそう言われた。
「オレの事を何だと思ってるんですか? する訳ないでしょ」
「レコアーヌ公国の惨状を知らんと思っておるのか? おまえさんならやりかねんだろうが」
「いやいや、あれはレコアーヌ公国内の公太子妃がどういう訳か旦那を殺しただけでオレは関係ありませんから」
「嘘つけ。おまえを殺そうとして間違えて公太子を殺したの知っておるのだからな。ここだけの話、それで王妃様も手が出せんのだぞ、宮殿に居座り続けるおまえさんに。もし宮殿に滞在するおまえさんに暗殺者を放って第2王子が死んだ日には目も当てられんので」
「そんな事になったら怖いですよね~」
「絶対に第2王子を身代わりにするではないぞ。暗殺者なんて余裕なのだろうからちゃんと退治せよ、いいな」
「もちろんですよ(チラッ)」
「どうして今、眼を逸らした?」
「ヤダな、冗談じゃないですか」
「信用出来るか」
などとオレとモスラドさんは話したのだった。
◇
とはいえ、さすがに伯爵、いや貴族にずっとバジーナード宮殿内に滞在させるのは問題となっていたのか、直後にオレも王都バジーナードに屋敷を購入させられる事になった。
金はオレのポケットマネーからは出していない。
滞在中にお姫様の付き添いで倒した70匹の大型モンスターの取り分10%(この配分、絶対にボラれてるだろ? (貴族なので非課税だから)半分の50%をオレが貰ってもおかしくないはずなのに~)の一部で勝手に購入させられていた。
「結構立派ですね」
「内装も外観同様、伯爵家に相応しい屋敷となっております」
(城塞都市内は土地が限られており、民間の不動産屋は存在しないので)案内係の文官(中年男)がそう言ったが、
オレは12日もバジーナード宮殿に滞在していたんだぞ。
アポリス王国の最高機密に触れれるわがままお姫様と気軽にお喋り出来る関係性のオレが、お姫様がLVが上がって上機嫌でペラペラと情報を垂れ流してるのに知らないと思ってるのか?
ここ、幽霊屋敷だろうがっ!
オレの頭の上に乗ってるピピーも激おこモードに突入してピピピッと大ハッスルしてるのにっ!
まあ、別にいいけどね~。
オレ、前世の時から幽霊とか気にしないタイプだったから~。
そんな訳でその屋敷に乗り込んだのだった。
真顔でそうオレに言ってきたのはオレ担当のモスラドさんだった。
「はい? それがスカイドラゴンと銀陸王を倒すという多大な功績を上げて伯爵になった、いたいけな少年に言う言葉ですか?」
「いたいけな少年はスカイドラゴンや銀陸王を倒さんわ」
確かに。
一理ある。
やるな、モスラドさんめ。
「でもそちらが伯爵にしたんですから、ちゃんと面倒を見て貰わないと~。そもそも『出ていけ』って何ですか?」
「ここ10日の妃殿下のモンスター撃破の功績とLVの急上昇が問題になり始めておる」
「? 具体的には?」
「これは暗黙の了解の王室の決め事なのだがな。『LVの一番高い王子王女が王位を継ぐのが望ましい』という事に一応はなっとる」
「はあ? LVの高さだけで国王を決めるなんて問題かと思いますけど」
あのお姫様が女王になる?
このアポリス王国、潰れるんじゃないのか?
「無論だ。なので『適正等々も含めて総合的に』となっておるが、LV差が100を越えるとさすがに無視も出来なくなる」
あれ、お姫様の申告だとまだLV310を越えたところのはずだけど?
ああ、一応補足として、お姫様のLVがまだ310なのは途中からお姫様の側近のお姉さん達にも経験値を分配し始めたからだから~。
オレに十六文キックをされてオレの事を憎んでる側近のお姉さん達まで強くするって~。
本当にバカらしいから~。
「? こちらの王太子の今のLVは?」
「最高機密だから他言無用だぞ」
「はい」
「250台だ。低くはない。寧ろ、歴代の王太子と比べても高い方だ」
と答えたモスラドさんがオレを嫌味ったらしく見て、
「そう、LV300を越えた妃殿下だけがおまえさんの所為でイレギュラーなだけで」
「オレが悪者みたいに言わないで下さいよ」
「妃殿下のLV上げを手伝ってる時点で十分悪者であろうがっ!」
憤慨したモスラドさんが少し真面目な顔をして、
「王妃様の事もある」
「どうかされたんですか?」
オレが素知らぬ顔で問うと、
「王妃様の実家のレコアーヌ公国で殺しまくっておいて何を言っておる。王妃様はおまえさんの宮殿滞在にブチギレ過ぎて体調を悪くするほどなのだぞ」
「それは僥倖」
「? 僥倖の意味を間違えて覚えておらんか?」
「いえ、間違えてませんよ。だって、ここの王妃、オレの拠点を焼いてますよね?」
「――何の事だ?」
おっ、もしかしてバレてないと思ってたのか?
「あれ、お姫様が陛下とジイが喋ってるのを盗み聞きしたと教えてくれましたが?」
そうオレが教えてやると頭痛でもしたのか、モスラドさんが額をペシッと押さえた。
「――知っておったのか?」
「ええ」
「王妃様を害する事は許さんぞ」
真顔でそう言われた。
「オレの事を何だと思ってるんですか? する訳ないでしょ」
「レコアーヌ公国の惨状を知らんと思っておるのか? おまえさんならやりかねんだろうが」
「いやいや、あれはレコアーヌ公国内の公太子妃がどういう訳か旦那を殺しただけでオレは関係ありませんから」
「嘘つけ。おまえを殺そうとして間違えて公太子を殺したの知っておるのだからな。ここだけの話、それで王妃様も手が出せんのだぞ、宮殿に居座り続けるおまえさんに。もし宮殿に滞在するおまえさんに暗殺者を放って第2王子が死んだ日には目も当てられんので」
「そんな事になったら怖いですよね~」
「絶対に第2王子を身代わりにするではないぞ。暗殺者なんて余裕なのだろうからちゃんと退治せよ、いいな」
「もちろんですよ(チラッ)」
「どうして今、眼を逸らした?」
「ヤダな、冗談じゃないですか」
「信用出来るか」
などとオレとモスラドさんは話したのだった。
◇
とはいえ、さすがに伯爵、いや貴族にずっとバジーナード宮殿内に滞在させるのは問題となっていたのか、直後にオレも王都バジーナードに屋敷を購入させられる事になった。
金はオレのポケットマネーからは出していない。
滞在中にお姫様の付き添いで倒した70匹の大型モンスターの取り分10%(この配分、絶対にボラれてるだろ? (貴族なので非課税だから)半分の50%をオレが貰ってもおかしくないはずなのに~)の一部で勝手に購入させられていた。
「結構立派ですね」
「内装も外観同様、伯爵家に相応しい屋敷となっております」
(城塞都市内は土地が限られており、民間の不動産屋は存在しないので)案内係の文官(中年男)がそう言ったが、
オレは12日もバジーナード宮殿に滞在していたんだぞ。
アポリス王国の最高機密に触れれるわがままお姫様と気軽にお喋り出来る関係性のオレが、お姫様がLVが上がって上機嫌でペラペラと情報を垂れ流してるのに知らないと思ってるのか?
ここ、幽霊屋敷だろうがっ!
オレの頭の上に乗ってるピピーも激おこモードに突入してピピピッと大ハッスルしてるのにっ!
まあ、別にいいけどね~。
オレ、前世の時から幽霊とか気にしないタイプだったから~。
そんな訳でその屋敷に乗り込んだのだった。
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