6 / 140
ジオール王国脱出編
精霊獣の森とピピーとの契約
しおりを挟む
バニラさんの先導で進むと森が開けた場所に出た。
そこにはヒヨコやオコジョ、子犬といった小動物100匹ほど居たが、色が違った。
「えっと?」
「全部、精霊獣よ」
「えっ、それって選ばれた者しか契約出来ないとかいう?」
「表向きはね。でも各地に精霊獣の森に通じる入口があってね。儀式通りにすると来れるのよ」
「もしかしてさっき歩いてきた森の道順が?」
「ええ、色々と手間取ったけどね。来て良かったでしょ、アランも?」
「それってオレも契約出来るの?」
「精霊獣に選ばれたらね」
バニラさんの言葉でオレは周囲の精霊獣を見渡した。
赤色のヒヨコ。
水色のオコジョ。
白色のオコジョ。
緑色のフクロウ。
紫色の子犬。
青色の子熊。
黄色のインコ。
等々。
100匹以上だ。
「誰かオレと契約してくれない?」
しゃがんで目線を下げたオレがそう声を掛けるが誰も近付いて来ない。
ガックシ。
やっぱ無理か。
と思ったら、
「アラン、頭の上に既に乗ってるわよ」
バニラさんが教えてくれて。頭の上に居た精霊獣を両手で掴んだ。
白色のヒヨコだった。
「オレと契約してくれる?」
ピヨピヨ。
元気良く答えてくれて、次の瞬間には左胸が一瞬熱を帯びた。
「何、今の?」
左胸を押さえるオレに、
「契約終了ね。ステータスを確認して御覧なさい」
赤色の子熊をゲットしたバニラさんが教えてくれる。
ステータスを見ると、
アラン・ザク。14歳。LV72。
ジョブ:棒使い、new精霊獣使い
スキル:【殺虫スプレー】(27)(29)(12)
称号:【貴族名鑑】【神童】【格上潰し】【英雄の卵】new【精霊獣の契約者】new【聖雛を連れて歩く者】
隠し称号:【前世の記憶】(【算盤少年】【野球少年】【農夫パワー】【蜜柑博士】【蜜柑喰い】【出雲信徒】)
称号に【精霊獣の契約者】と【聖雛を連れて歩く者】が追加されてあった。
【精霊獣の契約者】聖フェニックスの雛(ピピー)を使役出来る。
取得条件:伝説級精霊獣・聖フェニックスの雛(ピピー)と契約する。
【聖雛を連れて歩く者】聖属性解禁、聖魔法解禁、聖魔法5倍、経験値1.2倍。
取得条件:伝説級精霊獣・聖フェニックスの雛(ピピー)と契約する。
おっと。
てっきりヒヨコだとばかり思ってたけど。
周囲に居る他のヒヨコ達もそうなのか?
それともオレと契約したヒヨコだけが特別なのか?
多分、オレのヒヨコだけが特別だよな、これって。
もしかして凄いのを引いた?
「白なら治癒系かしら?」
バニラさんに質問されて、
「もちろん内緒ですよ」
「ちょっと、アラン。ここまで連れてきてあげたんだから教えなさいよ」
「嫌ですよ。バニラさんだって教えてくれない癖に」
「中級の炎よ」
「下級の聖です」
オレがそう言うとピピーが否定するようにピヨピヨと文句を言っていた。
怒った姿も可愛い~。
ピピーめ、オレのハートを一瞬で鷲掴みにするとはやるではないか。
「嘘よね? 精霊獣が怒ってるんだから?」
「まあね。餌は何を食べるんですか?」
「精霊獣なんだから餌なんて食べないわよ。しいてあげるなら契約者の魔力よ」
「へ~。それでいつまでここに?」
「稀に複数契約出来る術者が居るらしいけど、私達は無理っぽいわね。それじゃあ帰りましょうか」
「ええ」
こうしてオレはピピーを連れて帰り始めた。
その帰り道、
「ずっと出しておくんですか?」
オレはそうバニラさんに質問した。
っていうか、オレの頭の上が気に入ったのか乗ってるんだが。
「ええ、何か問題でもあるの?」
「はぐれて迷子になったら困るんですけど」
「それはないわ。離れ過ぎると実体化出来ずに消えて、また戻ってくるから」
「へ~」
などと喋って森を進んで、精霊獣の森から普通の森に出たのだった。
更に20分ほど歩くと、森の中で魔術師ローブを纏った5人組と遭遇した。
代表者のオッサンが、
「バニラ、おまえ、精霊獣の森に行ったな?」
「何の事ですか?」
顔見知りなのかバニラさんがすっとぼけてるが、
「視えてるんだよ、おまえが連れてるその子熊と、そっちの子供の頭のヒヨコも」
「まあ、偶然ですけどね」
「ぬかせ、おまえ達を粛正する」
オッサンがそう言って、オレが、
「はあ?」
そう驚いた時には、マジで5人が攻撃魔法をぶっぱなしてきた。
「ちょ、どうしてオレまで?」
走って避けながらオレが問うと、オッサンが、
「精霊獣の森へのルートをバニラに教えられた己が不運を呪えっ!」
ムカチン。
問答無用な訳ね。
「オレ、LV72ですけど、いいんですね? 殺しますよ?」
「世迷い事をーー」
オレは森に転がってる石を掴んで、
「ピッチャー第1球級投げた~」
右投げのオーバースローで投げた。
ゴキンッと一番偉そうなオッサンの金玉に命中する。
「ぐおおおおっ!」
身体をくの字にさせて、オッサンは悶絶した。
技名【金玉ストライク】と命名しよう。
2球目の落ちてる石を掴んで、
「ピッチャー第2球投げた~」
ゴキンッと2人目の眼鏡男に金玉ストライクが命中して身体をくの字にする。
「ぐぐぐぐぐっ!」
3球目の石を拾って、攻撃魔法を避けながら、
「ピッチャー第3球投げた~」
アンダースローで投げた。
お姉さんの顔面に命中する。
「あびしゅうっ!」
お姉さんが鼻血を出しながら気絶した。
技名【顔面ストライク】と命名しよう。
オレが3人倒した頃にはバニラさんも、
「火炎球8連弾っ!」
森を燃やす勢いで火炎球の雨霰であっさりと2人を撃破していた。
「アラン、本当にLV72なの?」
「ええ」
「石の投擲でジオール王国のエリート魔法騎士団の魔術師3人を撃破って滅茶苦茶ね」
「えっ、そうなんですか? なら、とどめは――」
「しない方がいいんじゃない?」
「でも所持品や装備の没収はしてもいいですよね? 迷惑料として?」
「それは当然ありね」
そんな訳で露骨にやった。
衣服も下着を残して全部剥く。
お姉さんが2人も居たのでドキドキだ。
ってか、オレが顔面に石を当てて鼻血を出してるお姉さん、黒の高級下着でガーターベルトだから。
こうしてオレ達は森を無事に抜けたのだった。
そこにはヒヨコやオコジョ、子犬といった小動物100匹ほど居たが、色が違った。
「えっと?」
「全部、精霊獣よ」
「えっ、それって選ばれた者しか契約出来ないとかいう?」
「表向きはね。でも各地に精霊獣の森に通じる入口があってね。儀式通りにすると来れるのよ」
「もしかしてさっき歩いてきた森の道順が?」
「ええ、色々と手間取ったけどね。来て良かったでしょ、アランも?」
「それってオレも契約出来るの?」
「精霊獣に選ばれたらね」
バニラさんの言葉でオレは周囲の精霊獣を見渡した。
赤色のヒヨコ。
水色のオコジョ。
白色のオコジョ。
緑色のフクロウ。
紫色の子犬。
青色の子熊。
黄色のインコ。
等々。
100匹以上だ。
「誰かオレと契約してくれない?」
しゃがんで目線を下げたオレがそう声を掛けるが誰も近付いて来ない。
ガックシ。
やっぱ無理か。
と思ったら、
「アラン、頭の上に既に乗ってるわよ」
バニラさんが教えてくれて。頭の上に居た精霊獣を両手で掴んだ。
白色のヒヨコだった。
「オレと契約してくれる?」
ピヨピヨ。
元気良く答えてくれて、次の瞬間には左胸が一瞬熱を帯びた。
「何、今の?」
左胸を押さえるオレに、
「契約終了ね。ステータスを確認して御覧なさい」
赤色の子熊をゲットしたバニラさんが教えてくれる。
ステータスを見ると、
アラン・ザク。14歳。LV72。
ジョブ:棒使い、new精霊獣使い
スキル:【殺虫スプレー】(27)(29)(12)
称号:【貴族名鑑】【神童】【格上潰し】【英雄の卵】new【精霊獣の契約者】new【聖雛を連れて歩く者】
隠し称号:【前世の記憶】(【算盤少年】【野球少年】【農夫パワー】【蜜柑博士】【蜜柑喰い】【出雲信徒】)
称号に【精霊獣の契約者】と【聖雛を連れて歩く者】が追加されてあった。
【精霊獣の契約者】聖フェニックスの雛(ピピー)を使役出来る。
取得条件:伝説級精霊獣・聖フェニックスの雛(ピピー)と契約する。
【聖雛を連れて歩く者】聖属性解禁、聖魔法解禁、聖魔法5倍、経験値1.2倍。
取得条件:伝説級精霊獣・聖フェニックスの雛(ピピー)と契約する。
おっと。
てっきりヒヨコだとばかり思ってたけど。
周囲に居る他のヒヨコ達もそうなのか?
それともオレと契約したヒヨコだけが特別なのか?
多分、オレのヒヨコだけが特別だよな、これって。
もしかして凄いのを引いた?
「白なら治癒系かしら?」
バニラさんに質問されて、
「もちろん内緒ですよ」
「ちょっと、アラン。ここまで連れてきてあげたんだから教えなさいよ」
「嫌ですよ。バニラさんだって教えてくれない癖に」
「中級の炎よ」
「下級の聖です」
オレがそう言うとピピーが否定するようにピヨピヨと文句を言っていた。
怒った姿も可愛い~。
ピピーめ、オレのハートを一瞬で鷲掴みにするとはやるではないか。
「嘘よね? 精霊獣が怒ってるんだから?」
「まあね。餌は何を食べるんですか?」
「精霊獣なんだから餌なんて食べないわよ。しいてあげるなら契約者の魔力よ」
「へ~。それでいつまでここに?」
「稀に複数契約出来る術者が居るらしいけど、私達は無理っぽいわね。それじゃあ帰りましょうか」
「ええ」
こうしてオレはピピーを連れて帰り始めた。
その帰り道、
「ずっと出しておくんですか?」
オレはそうバニラさんに質問した。
っていうか、オレの頭の上が気に入ったのか乗ってるんだが。
「ええ、何か問題でもあるの?」
「はぐれて迷子になったら困るんですけど」
「それはないわ。離れ過ぎると実体化出来ずに消えて、また戻ってくるから」
「へ~」
などと喋って森を進んで、精霊獣の森から普通の森に出たのだった。
更に20分ほど歩くと、森の中で魔術師ローブを纏った5人組と遭遇した。
代表者のオッサンが、
「バニラ、おまえ、精霊獣の森に行ったな?」
「何の事ですか?」
顔見知りなのかバニラさんがすっとぼけてるが、
「視えてるんだよ、おまえが連れてるその子熊と、そっちの子供の頭のヒヨコも」
「まあ、偶然ですけどね」
「ぬかせ、おまえ達を粛正する」
オッサンがそう言って、オレが、
「はあ?」
そう驚いた時には、マジで5人が攻撃魔法をぶっぱなしてきた。
「ちょ、どうしてオレまで?」
走って避けながらオレが問うと、オッサンが、
「精霊獣の森へのルートをバニラに教えられた己が不運を呪えっ!」
ムカチン。
問答無用な訳ね。
「オレ、LV72ですけど、いいんですね? 殺しますよ?」
「世迷い事をーー」
オレは森に転がってる石を掴んで、
「ピッチャー第1球級投げた~」
右投げのオーバースローで投げた。
ゴキンッと一番偉そうなオッサンの金玉に命中する。
「ぐおおおおっ!」
身体をくの字にさせて、オッサンは悶絶した。
技名【金玉ストライク】と命名しよう。
2球目の落ちてる石を掴んで、
「ピッチャー第2球投げた~」
ゴキンッと2人目の眼鏡男に金玉ストライクが命中して身体をくの字にする。
「ぐぐぐぐぐっ!」
3球目の石を拾って、攻撃魔法を避けながら、
「ピッチャー第3球投げた~」
アンダースローで投げた。
お姉さんの顔面に命中する。
「あびしゅうっ!」
お姉さんが鼻血を出しながら気絶した。
技名【顔面ストライク】と命名しよう。
オレが3人倒した頃にはバニラさんも、
「火炎球8連弾っ!」
森を燃やす勢いで火炎球の雨霰であっさりと2人を撃破していた。
「アラン、本当にLV72なの?」
「ええ」
「石の投擲でジオール王国のエリート魔法騎士団の魔術師3人を撃破って滅茶苦茶ね」
「えっ、そうなんですか? なら、とどめは――」
「しない方がいいんじゃない?」
「でも所持品や装備の没収はしてもいいですよね? 迷惑料として?」
「それは当然ありね」
そんな訳で露骨にやった。
衣服も下着を残して全部剥く。
お姉さんが2人も居たのでドキドキだ。
ってか、オレが顔面に石を当てて鼻血を出してるお姉さん、黒の高級下着でガーターベルトだから。
こうしてオレ達は森を無事に抜けたのだった。
117
お気に入りに追加
639
あなたにおすすめの小説
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
俺、異世界でダンジョンになる
九頭七尾
ファンタジー
異世界に転生した俺は「穴」になっていた。
って、穴!? 穴ってどういうことだよ!?
どうやら俺は生まれたばかりのダンジョンらしい。
全長15メートル。ただまっすぐ伸びているだけの、たぶん世界で最も攻略が簡単なダンジョン。
まぁでも生まれ変わってしまったもんは仕方ないし、せっかくだからダン生を精一杯生きていこう。
というわけで、最高難度のダンジョンを目指します。
雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」
お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……
karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる