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マリンピーチの小間使い
ちょ、内側に少し入ってるわよ【マリンピーチside】
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どうしてこんな事になったのか?
私がそう自問するのも無理はない。
私は今、お風呂で、肌をエニスさんに磨かれてるのだから。
◇
私はレコリーズ伯爵家の令嬢な訳で、入浴の際にはメイドが付く。
物心が付いた時には、入浴の際にはメイドに全身を洗って貰っていた。
そして、休日の昼下がり、私はお風呂に入る事にした。
普段は剣の練習後にしか昼間はお風呂に入らないんだけど・・・・・・
先程、先触れがあって、急遽、私のお姉さまがレコリーズ伯爵家を訪れる事となって、久しぶりのお姉さまの来訪だから身体を清める為に、いつものように屋敷のバスタブのお風呂に入った訳だけど・・・・・・
私の後からお背中流し係のメイドが入室して来て『遅いわね』と思ったら、入浴用のメイド服を纏ったエニスさんだった。
じゃない方のエニスさんじゃなくて、都内校交流戦の代表選手で大将を務めて、表彰式で一緒にメダルを貰って祝勝会で健闘を讃え合ったエニスさんが。
「ナニ、これは。どういう冗談なの?」
「マリンピーチお嬢様、もうお背中をお流ししますか?」
その声は確かにエニスさんも声だった。
「ま、待って。どういう事なのか、ちゃんと教えて」
「まずは身体を磨きますね。私がたっぷりと丹念にマリンピーチお嬢様の美しいお身体を」
「冗談よね、エニスさん?」
私が両手で身体を大切な箇所を隠す中、エニスさんが、
「えっ、普段からメイドにされてるのよね?」
「メイドはいいけど、知り合いに磨かれるのは恥ずかしいわ。それもエニスさんにだなんて」
「······いいから洗わせなさい。それとも私も裸になる?」
「だから、どうしてか、まずはその理由を・・・・・・」
「マリンピーチさんの身体を洗ってお風呂から出たら事情を説明するから」
エニスさんがそう言い·······
◇
私はお風呂で肌をエニスさんに磨かれる事となった。
私は伯爵令嬢なので、入浴の際には子供の頃から全身を磨かれてる。
腕やワキや胸だけではなく下腹部やお尻も綺麗にだ。
それをエニスさんにやられた。
メイドにされてる時は何とも思わなかったけど・・・・・・
エニスさんに磨かれたのは死ぬほど恥ずかしかったわ。
だって、エニスさんが、
「綺麗な身体ね、マリンピーチさんって。スベスベだし」
「お願いだから身体の感想を言うのは止めて。恥ずかしいから」
ずっと褒めてきて、他にも、
「ちょ、内側に少し入ってるわよ、エニスさん」
「えっ、ここも綺麗にするのよね」
「そうだけど、内側まではまだしなくていいの。経験がないんだから」
私は普通なフリをして新米メイドに指導してたけど・・・・・・
どこ触ってるのよ、エニスさん?
ってか、洗われてるから。デリケートゾーンをエニスさんに。
メイドならともかくエニスさんに洗われるだなんて。
と内心で気持ちを炎上させたり、
「ふ~ん、マリンピーチさんの弱点は足の裏だったのね。いい事を知ったわ」
「こら、エニスさん、悪い顔になってるわよ。後、他の人に言っちゃダメだからね」
と恥ずかしい思いで入浴したのだった。
入浴を終えてからもエニスさんが着付けを手伝ってくれたわ。
濡れた全身をタオルで拭かれて、跪かれてパンツを穿かされて、ブラを着せて貰ったから。
もうダメだわ。
パンツを穿かせて貰う時に、真っ裸をローアングルからモロにエニスさんに見られたから。
私、エニスさんの隠れファンなのに。
幸せよりも恥ずかしさが勝って。
それでも顔が少しニヤけてしまったわ。
最初は都内校交流戦の優勝直後だったので、頑張った御褒美だと思ったのだけど・・・
私がそう自問するのも無理はない。
私は今、お風呂で、肌をエニスさんに磨かれてるのだから。
◇
私はレコリーズ伯爵家の令嬢な訳で、入浴の際にはメイドが付く。
物心が付いた時には、入浴の際にはメイドに全身を洗って貰っていた。
そして、休日の昼下がり、私はお風呂に入る事にした。
普段は剣の練習後にしか昼間はお風呂に入らないんだけど・・・・・・
先程、先触れがあって、急遽、私のお姉さまがレコリーズ伯爵家を訪れる事となって、久しぶりのお姉さまの来訪だから身体を清める為に、いつものように屋敷のバスタブのお風呂に入った訳だけど・・・・・・
私の後からお背中流し係のメイドが入室して来て『遅いわね』と思ったら、入浴用のメイド服を纏ったエニスさんだった。
じゃない方のエニスさんじゃなくて、都内校交流戦の代表選手で大将を務めて、表彰式で一緒にメダルを貰って祝勝会で健闘を讃え合ったエニスさんが。
「ナニ、これは。どういう冗談なの?」
「マリンピーチお嬢様、もうお背中をお流ししますか?」
その声は確かにエニスさんも声だった。
「ま、待って。どういう事なのか、ちゃんと教えて」
「まずは身体を磨きますね。私がたっぷりと丹念にマリンピーチお嬢様の美しいお身体を」
「冗談よね、エニスさん?」
私が両手で身体を大切な箇所を隠す中、エニスさんが、
「えっ、普段からメイドにされてるのよね?」
「メイドはいいけど、知り合いに磨かれるのは恥ずかしいわ。それもエニスさんにだなんて」
「······いいから洗わせなさい。それとも私も裸になる?」
「だから、どうしてか、まずはその理由を・・・・・・」
「マリンピーチさんの身体を洗ってお風呂から出たら事情を説明するから」
エニスさんがそう言い·······
◇
私はお風呂で肌をエニスさんに磨かれる事となった。
私は伯爵令嬢なので、入浴の際には子供の頃から全身を磨かれてる。
腕やワキや胸だけではなく下腹部やお尻も綺麗にだ。
それをエニスさんにやられた。
メイドにされてる時は何とも思わなかったけど・・・・・・
エニスさんに磨かれたのは死ぬほど恥ずかしかったわ。
だって、エニスさんが、
「綺麗な身体ね、マリンピーチさんって。スベスベだし」
「お願いだから身体の感想を言うのは止めて。恥ずかしいから」
ずっと褒めてきて、他にも、
「ちょ、内側に少し入ってるわよ、エニスさん」
「えっ、ここも綺麗にするのよね」
「そうだけど、内側まではまだしなくていいの。経験がないんだから」
私は普通なフリをして新米メイドに指導してたけど・・・・・・
どこ触ってるのよ、エニスさん?
ってか、洗われてるから。デリケートゾーンをエニスさんに。
メイドならともかくエニスさんに洗われるだなんて。
と内心で気持ちを炎上させたり、
「ふ~ん、マリンピーチさんの弱点は足の裏だったのね。いい事を知ったわ」
「こら、エニスさん、悪い顔になってるわよ。後、他の人に言っちゃダメだからね」
と恥ずかしい思いで入浴したのだった。
入浴を終えてからもエニスさんが着付けを手伝ってくれたわ。
濡れた全身をタオルで拭かれて、跪かれてパンツを穿かされて、ブラを着せて貰ったから。
もうダメだわ。
パンツを穿かせて貰う時に、真っ裸をローアングルからモロにエニスさんに見られたから。
私、エニスさんの隠れファンなのに。
幸せよりも恥ずかしさが勝って。
それでも顔が少しニヤけてしまったわ。
最初は都内校交流戦の優勝直後だったので、頑張った御褒美だと思ったのだけど・・・
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