池田恒興

竹井ゴールド

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1566年、三代目蝮の悪名

矢島御所の戦い

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 【上洛軍は重陽の節句までに矢島御所に集結説、採用】

 【織田信長、上洛軍に1万人を出すと約束した説、採用】

 【斎藤龍興、上洛軍に3000人を出すと約束した説、採用】

 【岩成友通、矢島御所を襲撃する説、採用】

 【矢島御所の戦い、三好軍3000人説、採用】

 【矢島御所の戦い、幕府軍700人説、採用】

 【正覚院豪盛、1505年生まれ説、採用】

 【矢島御所の戦い、幕府の援軍、比叡山の僧兵500人説、採用】

 【矢島御所の戦い、六角軍、まさかの援軍出さず説、採用】





 七月。

 九月の上洛作戦に向けて、矢島御所と各大名への使者の往来が頻発した。





 矢島御所の織田家の担当は謝罪文を貰って矢島御所に出仕した和田惟政であり、小牧山城にて、

「和議後に墨俣に城を作った事を斎藤が怒ってる、と聞きましたが」

「あの墨俣は元々織田の領地ぞ」

 それが信長の二枚舌外交である。

 こんなギリギリの綱渡り外交の場所に正直者の恒興は同席させられないので欠席だったが。

「そうなのですか?」

「うむ、父の代からのな。本当は斎藤に奪われた大垣城も返して欲しいくらいなのだが、さすがにそれを言ったら和議が成立しないので我慢しているがな」

 信長がしれっと領地を主張する中、

「その斎藤ですが、どうも三好と通じているらしく」

「将軍殺しの? それでは敵側ではないか」

「はい。その上、実は六角も怪しく」

「もう、この際、公方様には尾張に来て貰った方が良いのではないか?」

「私めも、それとなく『甲賀の和田城へ』と具申しましたが『京から遠い』と」

「尾張は更に遠いのう」

「それで織田殿は九月九日の重陽の節句までに矢島御所に兵を出していただけるのですね?」

「無論だ」

「兵数はいかほど?」

「一万の兵を出す事を公方様にお約束しよう」

 信長はさらっと答えた。

 織田軍は徴兵ではなくて、傭兵制なので九月の稲刈りの時期でも兵の動員に何ら問題はない。

「おお、ありがとうございます。さすがは織田様ですな~」

「だが、南近江の矢島御所に行くには美濃の斎藤の領地を通らねばならんぞ?」

「御安心を。ちゃんと斎藤にも折衝をしておりますれば」

 そうお調子者の和田惟政は請け負ったのだが、





 稲葉山城では矢島御所の斎藤家担当の細川藤孝が、

「斎藤家は足利一門の一色家の家名を持っているのですから上洛に協力して軍を出していただけるのですよね?」

「無論さ」

 嘘臭い笑顔で斎藤龍興は答えた。

 だが、藤孝は公家との交渉役もしており、嘘は簡単に看破出来、

「三好は沈む舟ですので手を取らぬのが良策かと」

「手など取っておらぬよ」

 龍興はそう答えてから、

「織田が領地をまだ返さぬのだが」

「公方様より『上洛が叶ったおりで良い』と承っております」

「何故だ? 話が違うではないか?」

「斎藤殿は評判が余りよろしくありませんので」

「・・・具体的には?」

「安藤殿が申すには咎のない家臣の腕を切断したとか」

「違う違う。あれはアヤツが織田に通じていたからよ。それを証拠に安藤は今、逐電しておってな。こちらでも探しておるところなのだよ」

「ならば良いのですが。くれぐれも行動には御注意下され。一色は足利一門の家名ゆえ、幕臣達の中には良い顔をせぬ者も多数おりますれば」

「無論だ」

「それで斎藤殿は矢島御所にはいかほで兵を出していただけるのです?」

「稲刈りの季節でもあるし、三千かのう」

「織田様は一万人と言ってましたが、まあ、確かに稲刈りの季節ですし・・・」

 そう納得する藤孝だったが、

「待て。一万人だと」

 龍興が慌てて聞き咎めた。

「それが?」

「伊勢方面から向かうのだよな?」

「いえ、美濃の領地を通ると聞いておりますが」

「そんな兵数を通して、もし美濃を攻められでもしたらーー」

 龍興は別に三国志に詳しく無く「道を借りて草を枯らすの計」など知らなかったが、一万の兵と聞いて警戒した。

「織田殿はそんな事はされませんよ」

 斎藤殿と違って、と語尾に付けそうになるところを藤孝は堪えた。

「一万人も通るならその保証が欲しい。織田からは人質を出して貰おう」

「御冗談を。公方様の仲立ちで和議をされてるのに」

「織田など信用出来るかっ!」

「・・・ふむ。では伺ってみましょう」

 こうして会見を終えたが、使者の藤孝が居なくなると、

「何なんだ、あやつは? 織田の手先ではないのか?」

 そう龍興が不機嫌さを爆発させた。

「いえ、あれはまだマシな方ですよ」

 そう答えたのは亡き将軍義輝の京の御座所に出入りした事のある日根野弘就である。

「京の御座所にはもっと酷い幕臣が蔓延っていましたから」

「そうなのか?」

「はい、義龍様がいただいた一色の家名は我々が思ってる以上に凄いらしく当てこすりが凄いの何の。京に出向く度に義龍様は具合を悪くされてましたから」

「待て。具合を悪くとは『毒を盛られていた』という事か?」

「いえ、嫌がらせの連続に悔しさの余り体調を崩されておられました」

 と口を滑らせた為に、

「待て。初耳だぞ。それだとまるで父上を殺したのは京の連中という事になるではないか」

 龍興が眼を冷たく光らせる中、

「いえいえ、そのような事は決して」

「時に三好の方はどうであった?」

「三好家の宿老、三好長逸殿が『了承した』と」

「そうか」

 龍興がそう悪そうにニヤリとする中、

「何と書かれましたので?」

 何も聞かされていない弘就が問うも、

「何、他に将軍候補が居ないのか問うただけだよ」

 龍興は嘯いたのだった。





 矢島御所では織田、斎藤の双方の担当が足利義秋に、

「織田は一万人を出すと言っております。織田の国力ならば可能でしょう」

「斎藤は三千だそうです。そして、感触として信用に値しませんでした。噂通り三好と裏で通じているかと」

 そう報告した。

「一万、さすがは織田だな。今川を倒しただけの事はある」

 そう感心した義秋だったが、

「それに対して足利一門の家名の斎藤は僅か三千、それも三好と通じている、か」

「稲刈りの季節ですので、その程度が妥当かと」

 藤孝がそう説明を補足した。

「六角と浅井は?」

 その質問には明智光秀が、

「六角は五千、浅井は千との事です」

「浅井が千と少ないのはどうしてだ?」

「六角殿がそれ以上の兵数を領内に入れると嫌がると思ったらしく遠慮した、と聞いております」

 進士藤延が答えた。

「六角と浅井の間で和議はなったのだよな?」

「左様で。ですが、六角はどうも怪しい動きをしておりまして」

 と答えたのは一色藤長だった。

 足利義秋が記憶を頼りながら、

「ん? 六角は浅井から佐和山城を返還して貰う為に織田と浅井の婚姻を斡旋していたと聞いていたが?」

「息子の方です。頻繁に三好と連絡を取っているらしく、その動きを我々に隠そうともしていません」

「あの者は前々から公方様への忠誠がありませんでしたからな~」

 光秀がそうひょうし、そこまでなら普通の家臣だが、佞臣は更に踏み込んで、

「大事になる前に処罰した方がよろしいかと」

 とそそのかした。

 三淵藤英が慌てて、

「明智、それは六角家の後継ぎを害すると言っているのか?」

「三好と通じてるのならば敵ですので。仕方がない事かと」

「ふむ」

 と義秋が考え、今にも許可しそうだったので慌てて藤英が、

「お待ちを、公方様。息子を殺された六角はもう義秋様に協力をしなくなるかと。それどころか南近江を支配する六角が敵として兵を挙げた場合、矢島御所に居る我らは袋の鼠となりましょう」

「そうですな。せめて織田の一万が入ってからに致しましょう」

 などと光秀はそう話をまとめたが、





 南近江にある矢島御所に六角の間者が居ない訳がなく、





 その話は筒抜けとなって観音寺城に居る六角義治の許へと届き、

「オレを殺すだとぉぉぉっ?」

 報告を受けて絶叫したのだった。

「明智めぇぇぇっ! オレを甘く見るのも大概にしろよぉぉぉっ!」

 義治はそう吠えたが、そろそろ「三好による襲撃」があると知っていたので、

「ふふふ、いつまでも矢島でふんぞり返ってられると思うなよ」

 そう勝ち誇ったのだった。





 「一万の軍を上落させる」と約束した織田家のある尾張では大規模な兵の募集があった。

 織田家は農民からは兵を徴兵しない。

 死なれると生産力が低下するからだ。

 日銭で兵を雇った。

 尾張は伊勢湾がある為に人が集まり、運送の仕事目当ての男達が織田家の兵に流れる事はままある。

 だが、雇った状態では戦闘が出来ないので訓練が必要だ。

 その兵の訓練奉行の役は大抵、森可成や河尻秀隆だったが、美濃の前線の守衛任務の為に別の者が任されていた。

 その一人が池田恒興で、訓練担当の1000人を相手に、

「京にのぼった後、狼藉なんてするんじゃないぞっ! 織田家の名前に傷なんて付けてみろ。怒った信長様が皆殺しにするんだからな、おまえらをっ!」

 鎧を装備して槍を持って走ってる新兵達の横で名馬に乗って走ってる恒興が兵の心得を説叫んでいた。

「もっと金が欲しければ敵の首級を上げろっ! もしくは城への一番乗りだっ! 後は敵を殺して乗ってる馬を奪っても問題ないっ! 刀や兜もだっ! だが、戦場でそんな事をやってたら命を落とす破目になるから、やはり戦功だなっ! 織田家は金持ちだから褒美はたんまりだと思っていいぞっ! 織田家は銭だけはあるからなっ!」

 走ってる新兵の横で、

「後、京の都には期待なんかするなよっ! オレも行った事あるが正直、津島の方が栄えていたからなっ!」

 そう叫んで兵達を走らせたのだった。





 ◇





 そして八月。





 三好が金を出して集めた野武士や野盗3000人の襲撃による「矢島御所の戦い」の勃発である。

 金を出したのは三好三人衆で、夏の熱い中、覆面を被った指揮官の正体は三好三人衆の一人、岩成友通であった。

 当然、他の二人に無理矢理指揮官を押し付けられていた訳だが。

 「将軍殺し」に続いて、「将軍の弟殺し」だ。

 悪名が付くのは明白で、友通も嫌々、南近江の矢島御所に出陣していた。





 そしてそして。

 実はこの三好の動きは意外にバレバレで、各地の氏族がこの好機に自分達の都合で暗躍していた。





 羽虫の如き、名もなき武将達の事は置いておいて。





 特筆すべきは松永久秀の動きである。

 永禄の変の時、大和国に居て無関係な事を立証している久秀は、堂々と近江国の最高権力者に公方の護衛を依頼していたのだ。





 近江国には、

 南に六角氏。

 北に京極氏を追い出した浅井氏、

 これらが居る。





 だが近江国の最高権力者と言えば比叡山延暦寺の他ならなかった。

 何せ、今の第166世天台宗の座主、つまりは比叡山延暦寺のおさ覚恕かくじょなのだから。

 系譜は今の正親町天皇の異母弟。

 父親は当然、亡き後奈良天皇である。

 まあ、覚恕座主にまでは、例え三好の重臣の書状であっても届く訳もないが。

 それでも正覚院豪盛までは届き、

「将軍を殺した三好の悪党が今度は矢島御所を襲う、か。ふむ。俗世の事はともかく、この近江でまで三好が好き勝手するのは気に入らんな。500程、出してやれ」

 こうして僧兵500が派遣されて、その所為で公方と比叡山の誼が出来るのだから。





 矢島御所ではいくさとなった。

 矢島御所には各地から足利義秋目当てで武士が集まってきている。

 昨年の十一月から矢島御所を御座所としてるのだ。

 人は集まり、そして訓練も施されており、更には「次期将軍にいいところを見せて出世するぞ」との功名心に駆られた結果、矢島御所の兵700の士気は異常に高かった。

「射ろっ!」

「よし、やれっ!」

 防衛部隊を指揮する細川藤孝や和田惟政の命令で矢を放つ。

 鉄砲などはない。

 だが、攻め手が矢の射程距離まで近付いてきているので何の問題もなかった。

 防衛戦は待ってるだけで敵が近付いてきてくれるので楽なのだ。

「突進しろっ!」

 頭巾を被った岩成友通が命令するも、野武士や野盗の集まりだ。

 それに相手は足利将軍の実弟。

 刀を持つ武士ならば、さすがに幕府に立て付いてる事くらい理解しており、士気は最初から低かった。

 こうして幕府側が善戦していた訳だが、





 矢島御所の大将の間では、

「だ、だ、だ、大丈夫なのであろうな?」

 足利義秋が震えながら質問していた。

 何せ、いくさとは無縁の僧として暮らしていたのだ。

 例え、将軍候補になろうとも武家の心構えなどは皆無であり、その震え具合を見て、先代義輝の遺臣達の忠誠心は更に低くなっていったのだが、それ以上に問題なのが、

「ほ、ほ、ほ、本当に大丈夫なんでしょうね?」

 明智光秀まで安全な屋敷の中で震えていた事だった。

(この佞臣が)

(もう殺していいですよね?)

 三淵藤英に進士藤延が視線で合図するが、

(まだ駄目だ)

 不意に頭痛が走り、三好への怒りがぶり返しながらも藤延は、

(次はありませんからね)

 そう我慢したのだった。





 矢島御所の戦いは、

「琵琶湖の北側から船団が接近してるとの事っ! 舟に乗っているのは僧兵ですっ!」

 との報告を受けた頭巾姿の友通が、

(比叡山延暦寺の僧兵が南近江のいくさに介入だと? どうしてだ? こんな事、今まで一度もなかったのにっ!)

 異常事態である事を悟り、比叡山の僧兵と戦うのを嫌った事から、

「退けっ! 終わりだっ!」

 そう言ってさっさと京へと逃げていき、





 矢島御所内で勝ち鬨が上がる中、足利義秋の許に、

「賊軍、撤退しましたっ! 我らの大勝利ですっ!」

「比叡山からの僧兵の援軍が到着されましたっ!」

 などと次々に報告が入り、

「おお、よくやったぞ。皆の者」

 義秋も喜んだのだが、





 ◇





 だが、これで一件落着とはならなかった。





 南近江を治める六角からの矢島御所への援軍が一兵もなかったからだ。





 観音寺城には数日後には援軍が何故なかったのか詰問する使者がやってきていた。

 当然、その人選は幕臣達の悪意によって佞臣の明智光秀が派遣されており、

「やれやれ、まさか、矢島御所が賊軍に襲われているのに六角殿が一兵も兵を派遣されないとは」

 いくさの時は震えていたのが嘘なくらい偉そうに嫌味を言っていた。

「お、お待ちを。誤解されておりますぞ、明智殿。ワシはちゃんと援軍を出そうと兵を集める触れを出し――」

「出したが間に合わなかった、とおっしゃりたい訳ですか?」

「ええ、そうです」

 義賢は相手が理解したと思って安堵したが、光秀は呆れながら、

「いいのですよ。今更そんな言い訳をされなくても。六角殿が賊軍を南近江に招き入れた事は皆、知っているのですから」

「なっ、言いがかりだっ! そんな事する訳が無かろうがっ!」

「おや、もしや御存知ないのですか? 嫡子殿が三好と通じている事を? 矢島御所では公然の秘密となっておりましたが。まだ知られていないとは。もしや耄碌されておられているのですかな?」

 佞臣の光秀の嫌味は止まらず、

「馬鹿な、そんな事ある訳がーー」

 怒りを覚えながら義賢が反論しようとするが、光秀が、

「では、三好と通じている証拠があった場合は嫡子殿はお腹を召していただいても構いませんな?」

「無論だ。将軍殺しをするような三好と通じている訳がないのだからなっ!」

 援軍を出さなかった負い目もあり、売り言葉に買い言葉で、そう堂々と宣言した六角賢治だったが、散々嫌味を言った光秀がようやく帰った後に調べてみれば、





 本当に息子の定治が三好と通じており、唖然とした。





 嫡子の義治を呼び出して、

「どういう事だっ? おまえ、三好と通じておるのか?」

「それが何か?」

 何を今更、と言わんばかりに義治が居直った。

「自分が何をやっているのか分かっているのか?」

「はい」

「おまえは――」

「父上の方こそ、あんなのが将軍になれると本当に思っているのですか?」

「何?」

「あの義秋とかいう男ですよ」

「乱心したのか、義治? あれはれっきとした将軍家の血筋ぞ。太さはともかく顔は兄に似てるのだからな」

「血筋はね。ですが器は天下を治める将軍の器ではない。違いますか?」

「それを六角が操るのが良いのではないか。下手に器などがあったら操れんぞ。先代がそうであった。あれだけ助けて全然旨味がないとは」

 ポロッと本音を出してしまった義賢が慌てて、

「話が逸れた。それよりもーー」

「三好も近々、別の将軍家の血筋を将軍に就けるそうですよ」

「何? 本当か、それは?」

「はい」

「三好との正面対決は拙いのう」

 義賢が頭の中で算盤を弾き始めた。

 父親の性格をよく知っているだけに義治がここぞとばかりに、

「矢島に公方様が居るから拙いのでしょう」

「ん? 違うぞ。上洛後に三好と敵対する事がーー」

「『竹島御所の公方様は上洛出来ない』と言ったら?」

「何を言っておる? 織田が一万の兵で上洛する事はもう決まっておるのだぞ」

「美濃の斎藤が織田の兵を通しませんよ」

 それが何を意味するのか理解した義賢が、

「・・・斎藤も三好側なのか?」

「はい」

「――では、織田が南近江に来ない時は三好に貸しを作るのもだな」

 そう悪そうに企んだのだった。





 登場人物、1566年度





 和田惟政(36)・・・足利義秋の御供衆。甲賀二十一家、山南七家の一つ。官位、弾正忠。弟が和田定利。甲賀者。お調子者の惟政。義秋から謝罪状を貰い、家宝とする。

 能力値、お調子者の惟政B、織田との交渉役B、謝罪状で御機嫌A、義秋への忠誠A、義秋からの信頼C、竹島御所での待遇A

 正覚院豪盛(51)・・・延暦寺の高僧。酒を飲み、鮎を喰らう悪僧。贅沢好き。黄金を好む。僧兵を矢島御所に派遣する。

 能力値、贅沢好きの豪盛S、比叡山は日の本一の寺☆、高僧にして悪僧B、朝廷に顔が利くB、世俗知らずA、比叡山での地位S

 六角義賢(45)・・・近江国守護。官位、左京大夫。正室、畠山義総の娘。吉田重政を師とした日置流の弓の名手。義治の誘いで三好に靡く。

 能力値、凶引きの義賢A、世間ずれの六角A、畿内の有名人A、観音寺騒動で家臣が言う事を聞かずA、珠を捨てるC、弓の名手A
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