その英雄は黒魔法を遠距離で放つのを好む

竹井ゴールド

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光の乙女団のジェニー

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 隠れアジトに潜むテイジーがキンラス国王の死を知ったのは崩御から3日後の事だった。

 ズボラなテイジーも女だ。

 隠れアジトには風呂がないので姿を変えて4日ぶりに大衆浴場に出向いた訳だが、そこで国王の崩御の情報を始めて耳にした。

 それもテイジーを狙い、指名手配にしてくれた張本人の宮廷魔術師第6席のガルタイルがキンラス国王を殺したという。

 そんな偶然ある訳がない。

 更に詳しく聞けばガルタイルの正体が実はリッチで、その正体が露見した為に王城で暴れたのだという。

 ガルタイルは元々リッチでクロベーテ王国を乗っ取るつもりで潜入していた。

 仕官した時は人間だったが悪の道に走って永遠の命を得ようと秘術を用いてリッチとなり、暴れて陛下を殺した。

 等々の根拠のない噂がチラホラと聞こえる中、テイジーは何が起こってるのか過去の経験則からあっさりと真相に行きついた。

 ムゲルだ。あの男は敵の黒幕をリッチに種族転生させるくらい平然とやる。

 そもそも変な魔法薬を夜な夜な作っていた。

 そうだ。指名手配されて黙って泣き寝入りするような性格ではムゲルは断じてない。

 どうして大人しく隠れアジトに潜んでたのか不思議だったが、総てはこれの為だったのだ。

 犯人はムゲルで決定だ。

 黒の悪人の更に上を行く暗黒。

 それが暗黒のムゲルの異名の由来なのだから。

 よってアジトに帰宅後、カイルに向かって、

「ムゲル、アナタでしょっ! 宮廷魔術師のガルタイルもリッチにしたのっ! この国の国王が死んでるじゃないのっ!」

 そう詰め寄ると、

「らしいね。リッチにしたのはオレだけど、この国の国王が死ぬなんてな。エリオス殿がリッチごときに遅れを取るとは意外とダラしないな」

 カイルはしれっと罪を認めた。

 無論、罪だとは微塵も思っていない。それどころか、どこか誇らしげだ。

 リッチに種族転生する魔法薬の完成に『凄いだろ、褒めて』と言わんばかりに褒め待ちの顔でテイジーを見てくる。

「あんたねぇ~。事の重大さが分かってないでしょっ! せっかく私、ここの王太后様と上手くやってたのにっ! 次の国王が王位に就いたらその王太后様が失脚するじゃないのっ! この馬鹿っ! 厄病神っ! 今すぐここから出て行きなさいよねっ! これ以上、私の平穏を脅かさないでちょうだいっ!」

「疫病神って酷くない? 無実の罪で手配された報復をしただけなのに」

「いいから出て行ってっ! もう私を巻き込まないでっ!」

「わかったよ。じゃあな、テイジー。あんまり権力者を信用するんじゃないぞ」

 こうしてカイルはティジーの隠れアジトから追い出されたのだった。





 ◇





 クロベーテ王国はキンラス国王以下重臣達が死んでもう滅茶苦茶。

 クロベーテ王国からの脱出も、新政府へ売り込んで仕官するのも自由な訳だが。

 クロベーテ王国はムゲルが逃げてきたブローゼン連合の隣国だ。

 それにカイルは14歳。まだまだ冒険したい年頃なので、さっさとクロベーテ王国から脱出する事にした。





 カイルの今の装備は既製品の革鎧と長剣とブーツとマント。

 それにテイジーからせしめた姿が消せる透明の腕輪、姿が変えれる変身の指輪、探知系魔法遮断のバックル、風の障壁魔法を封印した額当て。

 と結構オリジナリティーがある。

 冒険者ギルドに登録してギルド証を得る事はしなかった。

 カイルの手配書はまだあちこちで貼られてるのだ。宮廷魔術師第4席のエリオスは取り消す予定だったが、まさかの国王崩御で後回しになっており、まだ手配書は有効だった。

 お陰でカイルは自分の姿では出歩けず、変身の指輪を使う破目になっている。

 変身の指輪の使用法は簡単。指輪で触れて登録した相手と同じ色の髪と瞳と肌、それに種族になれる。透明の腕輪とのコンボで変身する候補は選り取り見取りだ。

 カイルは現在、茶髪碧眼姿で獣人の耳を生やした姿に変身していた。

 その姿で、さっさと王都オルクロリアから脱出すべく乗合客車に飛び乗ろうとした訳だが、どういう訳か衛星都市に向かう便がなかった。

 正確には乗合客車は停留場に10台以上停車している。

 だが、1台も乗客を集めていなかったのだ。

「どういう事なの、お爺さん?」

 乗合客車が並ぶ停留場で客車を引く獣の食事を出してる黒髪で右耳のない獣人の老人にカイルが質問すると、

「ああ、貴族様の貸し切りだよ」

「貴族様が客車に乗るの?」

「違う違う。貴族様の屋敷で働いてる使用人達が乗るのさ」

 今一事情が呑み込めないカイルに老人が更に説明した事を要約すると。

 キンラス国王以下重臣達が魔物に殺害された現在、オルクロリア城は情勢不安の真っ只中。地方からは成り上がるチャンスだとばかりに腕に自信のある者達が集まってきている。

 ここまではカイルの頭でも理解出来た。

 だが、オルクロリア城に勤めてる貴族から言わせれば、今のオルクロリア城は危険だ。王位継承問題1つにしても、まだまだ何が起こるか分からない。領地に避難して兵に囲まれてた方が安全だ。

 少なくとも家族達は領地に逃がす事となり、当然、世話係も連れていく事となった。

 貴族が乗る貴族車はあるが、使用人の乗る獣車を持ってない貴族も居る。

 そんな時に便利な業種が貴族相手の貸し獣車業だが、今回は貴族達が業者が持つ貸し獣車の台数以上の借り注文をした為に獣車が用意出来ず、乗合客車を貴族が借りるという現象が起きてるのだという。

 つまり、乗合客車は現在全部を貴族達が貸し切っており、通常の業務はしておらず、庶民は移動出来ない、という訳だった。

 そんなアホな。貴族どもめ。カイルはそう思いつつも、

「教えてくれてありがと、お爺さん」

「10日後くらいには通常通りに運行すると思うぞ」

「うん、その時にまた来るね」

 カイルはそう言ったが、そこまで待つ気はサラサラなかった。





 この際だ。騎獣を手に入れようとカイルは決めた。

 クロベーテ王国で平民が乗れる騎獣は鹿、陸亀、狼の3種類だ。

 軍専用なのは、壁が登れる蜥蜴、移動速度が速い駆け鳥、攻撃力のある熊となっている。

 軍用の騎獣を駆る兵士を魔法で操ってもいいが、それだと後が面倒そうだ。

 やはり操るなら騎獣を持つ平民だ。

 騎獣を手に入れようとは思ったが買うという発想はカイルにはなかった。14歳で騎獣なんぞを所有してたら悪目立ちするので。

 何も善良な平民を魔法で操るのではない。どこにでも悪人は居る。

 そして何の因果か、悪人の方が真面目に働く善良な人間よりも裕福なのがこのご時世だった。

 よって悪人の方が高価な騎獣を持ってる可能性が高かった。

 今も表通りから入った路地裏で怪しげな連中が人が丸々入れそうな大樽を陸亀が引く荷車に積んでいる。凶悪な面の人間や獣人が5人掛かりで既に積まれたビール樽の間にその大樽を隠していた。

 40代の赤毛で元戦士上がり風の髭の人間の男が、

「じゃあ、いつものように頼んだぜ、ブルース。眠り薬はちゃんと効いてるはずだからデルまでは起きないはずだが、起きた時にはこの薬品を布に含んで嗅がせろ」

「分かりました、アットンさん」

 馭者席に座ったブルースと呼ばれた20代の商人風の獣人の男が訳知り顔で頷いた。

「くれぐれも味見するんじゃねえぞ。初物の方が高く売れるんだからさ」

「わかってますって、イヒヒヒ」

「その笑い方、止めろって言ってるだろうが」

 じゃれるように軽くブルースの頭をポカリとやってから、

「では、行ってきます」

 馭者のブルースが陸亀を進ませて出発させた。当然カイルは透明になって荷台に無賃乗車している訳だが。

 荷車に乗るのは馭者のブルースだけだった。護衛はなし。その方が兵士が屯する城門を潜りやすいからだろうか。荷台には他にもビール樽が20個も積まれていた。

 本命の荷を運ぶ為の偽装なのか、輸送業がメインでアルバイトで裏の運び屋もやってるのか、微妙なところだ。

 カイルは樽の中身に興味津々だったが、大人しくブルースが操る荷車が城門を潜るのを待った。

 王都オルクロリアの外へと続く城門には兵士が守衛としている。

「御苦労様です」

 馭者席から降りる事なくブルースは商業ギルドの証明書を兵士に見せた。

「デルまでね。荷はビール樽?」

「はい、それに先方からの注文された品が少々です」

 意外だ。ブルースは嘘は言ってない。兵士を馬鹿にしてるのだろうか。

「通りな」

「では行って参ります」

 そう言ってブルースは輸送車で城門を潜って街道を出たのだった。





 ◇





 クロベーテ王国の王都オルクロリアの衛星都市は3つだ。

 東のデル。

 北のアペンコード。

 南西のビーンリ。

 総て王都周辺の穀倉地帯を防衛する為に配置されている。

 東国境を目指すカイルはまずは王都オルクロリアからデルを目指した。

 デルまでは遅い陸獣の足だと3日の場所にあった。

 ビーンリが5日で、デルが3日なのは、穀倉地帯の範囲が南西側の方向に伸びてるからだった。





 王都オルクロリアの外門を抜けた直後の事である。

 カイルはさらっと、

「さてと。獄界の幻よ、欲深き獣人を意のままに動く人形と化せ、ーー獄幻の夢心地」

 呪文を詠唱してブルースを操った。

 続いて大樽の蓋を外して中身を確認する。樽の中には生きてる女が入っていた。

 黒髪の獣人で16歳前後。女としての身体のラインにも恵まれる。16歳でこのラインなら更に成長するだろう。きわどい踊り子風の衣装を纏っていたが、カイルは見た瞬間に、

「助けにきました」

 と声を掛けた。

 薬を嗅がされて眠ってるフリをしてると一目見て気付いたからだ。

 なので内心では、

(面倒臭い事になったな。魔法で眠らせるか? いや、コイツは絶対に何か目的があってやってる。というか、単独じゃない。眠らせても物事は解決しないって事だ。クソ、最近星回りが悪いな。オレって貧民の次男だけあって生まれ持ってる運の量が人よりも少ない? それとも英雄系の逆境がオレを窮地に導いている?)

 と毒づく結果となった訳だが、起こされた獣人女は片眼だけをパチッと開いて、

「邪魔しないで。デルにある違法奴隷販売ルートを叩き潰すんだから」

 小声で言ってきた。

「せっかく勇気を振り絞って助けにきたのにぃ~」

「しっ、声が大きい」

 馭者を気にした獣人女がそう言ったが、カイルが馭者に視線を向けて苦笑しながら、

「ああ、大丈夫ですよ。魔法で操ってますから」

「本当?」

 大樽から出た獣人女は馭者の獣人の横まで移動して顔の前で手を振って本当に魔法が掛かってるのか確認してからカイルに向かって、

「って、魔法で人を操るのって違法行為じゃないの」

「そんな事を言ってるから悪人連中が蔓延るんですよ。眼には眼を、歯には歯を、違法には違法をってね」

「アンタ、誰よ、冒険者? それとも騎士団の密偵部隊?」

「両方違いますよ。他国の旅行者です。ちょいと独善的なところのある」

「自分で言うな、そんな事。私はジェニー。アンタは?」

 さて困ったぞ。本名を言えば絶対に手配書を子供だと気付かれる。

「ええっと」

「何よ、言えないの?」

「それが、その・・・ハハハ、キンラスです」

 言い難そうにカイルはそう名乗った。

「はあ?」

「だから、数日前に死んだ国王様と同じ名前ですよ。馬鹿な親が他国の王子の名前をそのまま付けて、自分の名前の由来になった相手を見にクロベーテ王国まで来たのに遭う前に死んで渋々帰るところっていうか」

 自分でそう即興で説明しながら、

(何だ、その設定? 馬鹿なんじゃないのか。誰が信じるんだよ、こんな作り話)

 ツッコんでいた。

「東に帰るって事はソルトーヤ王国出身なの? 何歳よ、良く1人で旅行なんてしてるわね?」

(あれ、信じた? 良かったぁ~、おバカなお姉さんで。身体のラインも凄いし、体力自慢の大食系ブロフムかな?)

 そうカイルは実に都合良く解釈して、

「一応、師匠の許で魔法を修行してますから」

「師匠の名前は?」

「言う訳ないじゃないですか」

「それもそうね」

「そっちは何者なんです?」

「あれ、知らない? ランクAの光の乙女団ってパーティーって?」

 カイルはムゲルの知識を受け継いでるが、元は貧農の次男坊で奴隷として売られるまで田舎から出た事もなかった。お陰でこのクロベーテ王国の事を何も知らない。

 だが、面倒臭い事になってる、とだけカイルは確信しながら、

「何なんですか、それ?」

「凄腕だけどそれ以上に綺麗なお姉さんが集まった集団よ」

 そう言って何故か両手で前髪を掻き揚げてジェニーがポーズをしてきた。

 踊り子衣装なのでワキとかが見えて超エロかったが、カイルはまだ14歳。お子様だ。それにムゲルの知識を継承した関係で、ムゲルの女観もモロに継承していた。

 ムゲルのいい女の基準は魂魄の階位が100以上の女だった。

 ジェニーはまだ100を越えてない。100を越えてる連中は嫌でも凄味が出て分かるのだ。

 だからカイルはジェニーに興味がなく、

「へえぇ~」

「リアクションがそれだけなんてガキね」

「悪かったですね。まだ14歳ですから」

「獣人の14歳で魔法が使えるんなら誇っていいわよ。やっぱりゴロリューンなの?」

(ああ、変身の指輪を使ってて今は獣人の姿だったっけ)

 ゴロリューンとは獣人の4種類ある系統の1つで、雷と相性が良い。

 というか、獣人は魔法が苦手な種族だ。獣人で魔法が使える、というのは悪目立ち以外の何物でもないな、と遅蒔きにカイルも気付いて苦笑した。

「それはどうも」

 その後もジェニーと一緒にカイルは旅路を続けて衛星都市デルへと向かった。





 道中、暇なのでお喋りした結果、ジェニーの獣人の系統が判明した。

 獣人の系統は4つだ。

 体力自慢で回復も早い大食系ブロフム。

 攻撃力に恩恵がある牙爪系ゼー。

 雷と相性が良い雷系ゴロリューン。

 夜に活性化する夜型ナイロ。

 驚きな事にジェニーはその体型の癖に夜型のナイロだった。

 夜型のナイロは拙い。ムゲルの経験上、獣人の夜型ナイロは用心深く、他人を信用しない奴ばかりだったから。おそらくカイルの国王と同じ名前という話も信じてないはずだ。

「えっ、ナイロなの?」

「何? どういう意味よ?」

「だって獣人の夜型ナイロの女の人ってベッドテクが凄いって聞いた事がーー」

「それはただのデマよ」

 カイルが何とか誤魔化して怒ったジェニーにヘッドロックされた訳だが、カイルはジェニーを信用しない事に決めた。

 その方針が正しかったと判明したのはその日の夜だ。

 荷車を引く陸亀は生きてる。さすがに休ませないとならず、夜は街道で野宿となった訳だが、荷車の中で毛布にくるまって眠っていたら防犯用に仕掛けておいた魔法陣が発動し、それに気付いてカイルが眼を開けたら、ジェニーが影の縄に縛られて荷が積まれた荷車の中でバッタンバッタンと暴れていたのだから。

 影縄の魔法が発動してるのだ。寝てるカイルに触れた事は間違いない。

 目的は不明だが、この獣人は危険だ。カイルは馭者が出発時に渡されていた睡眠薬を暴れてるジェニーに嗅がせて眠って貰った。





 その後の2日間、カイルは熟睡するジェニーと会話する事もなく安全な旅を過ごしたのだった。
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