上 下
52 / 59

勇者行脚は続く、ロスメ皇国で勇者認定式、聖剣がショボイ

しおりを挟む

 翌朝、オレが宿泊するロスメシーク宮殿では皇女アスリアの姿が見えないと騒いでた。

 一国の皇女が消えたのだ。

 そりゃ騒ぐ。

 部外者ながらロスメシーク宮殿に宿泊中のオレに失踪の責任が飛び火しないだろうな、と思ってたが、大丈夫だった。

 どうも宮殿を勝手に抜け出す常習犯だったらしい。

 お陰で、

「心配ね、アスリア様の姿が見えないなんて」

 と水を向けても、

「いえいえ、おそらく婚約者のところですから」

 朝食の給仕をしてた侍女があっさりとそう答えたくらいだった。

「あら、結婚前から外泊? 仲がいいのね」

「はい。それはもうアツアツで」

「侯爵家の御曹司だっけ? 臣籍降嫁するの?」 

「いえ、婚約者が次期皇王陛下になられるようです」

「へぇ~」

 血の繋がっていない婿が王座を継ぐ?

 何だ、それ?

 男系を重視する国家、ーーいや部族だからか?

 ふむ、獣人なら強さ重視だからありか。

 まあ、どうでもいいけど。

「そうだ。今日からリストのアジトを潰して回るから、そう陛下に伝えておいて」

 とオレは朝食時に言った訳だが、





 単独行動は許されず騎士が付いてくる事となった。





 どうもロスメ皇国の貴族達の中に行方不明者が続出してるかららしい。

 つまりは、昨夜のあの湖底神殿の集会の中にその行方不明になってる貴族達が参加していたのだろう。

 一網打尽か。

 いい言葉だぜ。

 昨夜はオレ、いい仕事をしたって訳だ(ニヤリ)。

 最小の労力で、最大の成果。

 何か得した気分だぜ。

 そんな訳で、もうロスメ皇国には魔十教団の勢力は居ないらしい。

 出発前に部屋の窓際から見下ろす皇王に、

『魔十教団派の貴族達が姿を消しておるが、勇者殿、何かされたので?』

 例の念話で質問されるくらいで、普段は功績を誇らぬオレだったが、

『集会中の湖底神殿に昨夜お邪魔しまして結界を破壊しておきました』

 と正直に答えておいた。

 コイツが魔十教団側だったら、それはそれで面白い事になる訳だが。

 そう思っていたが、

『なるほど・・・では本物のリストの方を渡しておくな』

 そう言われて、出発前に騎士に新たな魔十教団のリストを渡された事で、オレの皇王の評価は変わった。

 無能じゃなくて魔十教団に見張られてて国を潰さない為にわざと無能を演じていた?

 やれやれ。

 国家元首ってのはどいつもこいつも癖があるぜ。





 まあ、皇王の能力は置いておいて。

 はあぁ~。

 これから襲う魔十教団のアジトにあるお宝は独占出来ない訳ね。

 やる気が失せるねぇ~。

 まあ、それでも潰して回るんだけどな。

 勇者行脚ってのはそういうものだから。

 地道に雑魚を潰して、名声を得る。

 それに・・・

 多分だけど、湖底神殿にロスメ皇国にあるアジト全部の活動資金が収められてたっぽいから。 

 それくらいあったんだよなぁ~。

 部屋一杯に積み上げられたお宝がさぁ~。

 でも、どうして犯罪組織ってお宝を積み上げておくんだろうな?

 アイテムボックスに入れてボスが持ち運べばいいのに。

 家来どもに見せ付ける為か?

 う~ん、分からん。





 そんな訳で、ロスメ皇国の魔十教団の末端をプチプチと潰していたが、歯応え、いや、手応えは全然なかった。

 どうも、昨夜の湖底神殿の集会に貴族の他にロスメ皇国の支部幹部が全員揃っていたらしい。

 それを労せず倒してしまったので、昼間のアジト襲撃は本当に楽勝だった。

 オレじゃなくても騎士団で楽勝だったんじゃないか?

 それくらい楽勝だった。

 何せ、戦闘力100以下ばかりだったからな。

 後、再確認だが、

 やはり魔十教団のアジトの金庫前の通路を通ったけど、付いてきた騎士団が居るから中に入れなかった。

 まあ、昨夜得た金だけで我慢するか。





 ◇





 あっという間に2日が過ぎて、勇者のお披露目式となった。

 皇女アスリアや貴族達が行方不明なので中止になるかと思ったが、予定通りに催された。

 ロスメ皇国への来訪の真の目的はこれだからな。

 地道な宣伝活動って大切だし。

 さもないと、名声だけの雑魚に勇者の座を奪われかねない。

 ちゃんと民衆どもに顔を売らないとな。

「ここにロスメ皇国はロザリアを勇者として認める事とする」

「ははっ、世界の安寧の為に戦う事を誓います」

 野外式典場にてオレは皇王に跪いてメダルを掛けて貰い、式典場に集まった民衆にアイドルスマイルを振り撒いたのだった。

 さあ、民衆ども。

 オレをあがめたたえよ。

 はぁーっはっはっはっ。





 ロスメ皇国の皇王は他の国家元首とは一味違い、屋敷をオレにくれた。

 つまりはもうロスメシーク宮殿には宿泊させないって事だ。

 そんなに嫌うかねぇ~?

 それとも魔十教団の報復を恐れてる?

 オズ帝国とメシコス王国で眼玉を倒したから、もう居ないと思うけど。

 まあ、ともかく、オレから言える事は1つだけ。

 2割も素材をくれてやったのにこんな待遇かよ、ロスメ皇国。

 ワンチャンスで潰してやるから覚悟しておけ。





 そんな事を思いながら、オレはさっさと次なる目的地へと旅立ったのだ





 ◇





 さて問題。






 聖剣の定義は何ですか?






 答え。





 聖属性や不思議な力を宿した剣の事。





 ◇





 そんな訳で、聖剣を貰いにモンス戦士国にオレは来ていたのだが・・・

 歓迎されなかった。

 おっと、誤解するなよ。

 オレが歓迎されなかったのは、オレが勇者になる事にこの国の住民が反感を持ってるって意味ではないからな。

 今、モンス戦士国はオレの歓迎どころではなかったのだ。

 つまりだ。

 破壊の女神メアリーモカが自分の力を使われた事に怒って、消滅した首都バラッカス跡に右腕を出現させただろ?

 その時、右腕が振り下ろされた訳だが。

 その方角がタンテト連合の内陸側だったらしくてな。

 地震の震源地は消滅した首都バラッカス跡で間違いないが、腕が振り下ろされた際の衝撃波(まあ、暴風だな)が向かった先はタンテト連合の内陸部で、タンテト連合は衝撃波を受けて崩壊。

 モンス戦士国は元々、ナガン諸島連合とタンテト連合の戦争時に介入しようとしてたくらいタンテト連合とは仲が険悪だったので、モンス戦士国の方もその衝撃波で少しは被害を受けてたが、この災害に乗じてタンテト連合に侵攻していたのだ。

 四国会議の時には、もう既に。

 なので、モンス戦士国の首都であるモンガード山脈の地底都市バランモンゼの宮殿では、戦士達が廊下を走り、何やら忙しそうにしていた。

 ってか、この国の首都は穴倉かよ。

 理由は国家元首の戦士長がドワーフだからではないだろうな。

 大方『古代毒蜘蛛ギガノダー』から逃れる為だ。





 まあ、それはともかく謁見だ。

 だが、場所は謁見の間ではなくて執務室だった。

 この時点で、オレはもうイラッとした訳だが。

「ああ、よく来たな、ロザリア。そこにあるのが聖剣だ、持っていけ」

 ドワーフの戦士長のオッサンがそう言って指差した。

 部屋の壁に飾られてた剣を。

 はん?

 コレなの?

 せめて岩に突き刺しておいてくれよ。

 こんなところに飾ってあったら、聖剣の有難味がないだろうがよ。

 ってか、この聖剣。

 聖属性ではあるが、ショボイな。

 聖なる力を使いきって枯渇してるのではなくて、最初から少量しか有していないっぽいぞ。

「これが聖剣なんですか?」

「ああ、聖属性を放ってるだろ?」

「まあ、ありがたく貰っていきますね」

 オレが剣の柄を握った瞬間だった。





 ◇





 白い世界にオレは居た。

 精神世界だ。

 案の定、オレだけではない。

 オレと対峙するように人型を保てていない怨霊っぽいのが居て、

『その身体を貰い受けるぞ、女ぁぁぁっ!』

 とか言って襲ってきたが、

「良く見ろ、雑魚が。こっちのオレは男だろうがっ!」

 精神世界だとオレは足の長いイケメンなんだよっ!

 マッパ(裸の事ね)だけどな。

「そんな訳で、竜かごキック」

 オレはその怨霊をタコ殴りならぬタコ蹴りをして、

『グアアアアアアアアア』

 と消滅させたのだった。





 ◇





 そしてコンマ1秒でオレは意識を戻して、握った剣を抜いた。

 あれ、聖属性が消えた。

 もしかしてあの古代人の怨霊が聖属性の素だったのか?

 消滅させたのは拙かったか?

 戦士長もドワーフだけあり武器に精通してて気付き、

「ん? 聖属性が消えた? 普通の剣になり下がってないか?」

「本当に聖剣だったんですか、これ?」

「おまえさんが触る前までは聖属性を放っていただろうが」

「まあ、いいですけど」

 オレは剣を貰い、

「国民を集めての勇者就任の式典はいつにするんですか?」

「今はそれどころではなくてな」

 信じられない。

 しないのかよ。

「そうですか。なら、お忙しそうなのでオレはこれで失礼しますね」

 そんな訳で、オレは地底都市バランモンゼの宮殿からさっさと退散したのだった。





 えっ?

 そんなにムカついてないで、せっかくだから地底都市バランモンゼの見物でもすればよかったのに、だって?

 いやいや、違うから。

 オレ、まったくムカついてないし。

 それどころかオレは喜びの余り、心の中では、エロイ恰好で陽気な音楽に合わせてリンボーダンスを踊ってハッチャけてたから。

 ラッキー♪

 まさか、こんな事になるだなんて。

 ショボイ聖剣だとしか思ってたあの戦士長に感謝だな。

 ククク。

 はぁーっはっはっはっはっ。






 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇





 地名。





 地底都市バランモンゼ・・・モンス戦士王国の首都。名産は武具。モンガード山脈にある。

 モンガード山脈・・・大陸北西部の山脈。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

不遇な死を迎えた召喚勇者、二度目の人生では魔王退治をスルーして、元の世界で気ままに生きる

六志麻あさ@10シリーズ書籍化
ファンタジー
異世界に召喚され、魔王を倒して世界を救った少年、夏瀬彼方(なつせ・かなた)。 強大な力を持つ彼方を恐れた異世界の人々は、彼を追い立てる。彼方は不遇のうちに数十年を過ごし、老人となって死のうとしていた。 死の直前、現れた女神によって、彼方は二度目の人生を与えられる。異世界で得たチートはそのままに、現実世界の高校生として人生をやり直す彼方。 再び魔王に襲われる異世界を見捨て、彼方は勇者としてのチート能力を存分に使い、快適な生活を始める──。 ※小説家になろうからの転載です。なろう版の方が先行しています。 ※HOTランキング最高4位まで上がりました。ありがとうございます!

名の無い魔術師の報復戦線 ~魔法の天才が剣の名家で産まれましたが、剣の才能がなくて追放されたので、名前を捨てて報復します~

トンボ
ファンタジー
 アレフ・ブレイブは優秀な剣聖の家系に生まれたものの、剣の才能が全くなかった。  けれど、ひょんな事から魔法に興味を持ち、自室である物置小屋で独学で魔法をマスターしていくも、ある日父親ジャコブ・ブレイブに魔法の入門書が見つかってしまう。 「剣技も録に会得できないくせに、魔法なんぞにかまけていたのか! 剣も振れないお前など、ブレイブ家の恥さらしだ! もう出て行け!」 「そ、そんな……!」  アレフは剣の稽古をサボっていたわけでもなく、魔法の研究は空いた小さな時間でやっていたのに、ジャコブに家から追放されてしまう。  さらには、ジャコブにより『アレフ・ブレイブ』は病死したことにされてしまい、アレフは名前すら失ってしまった。 「うっ……」  今までずっと住んできた屋敷から追い出され、それによりアレフ――否、名無しの少年が得たものは不安だけだった。  大粒の涙をこぼして、追い出された屋敷の近くの森の中で静かに泣いた。外はもう暗くなっていて、そこら中から獣のうめき声が聞こえる。  とてつもない悲しみに少年は打ちひしがれていた。けれど、彼は立ち上がる。 「……行かなきゃ」  ぽつぽつと一人、少年は歩み始めた。――生まれ育った屋敷に背を向けて。 「アレフ・ブレイブは……死んじゃったんだ……僕はもう、アレフじゃないんだ……」  名前を失った少年はただ暗い森の中を歩く。  その先に明日があるのかも分からないけれど、とにかく歩いた。  少年はぼそっと呟く。 「……そうだ。まずは僕が誰なのか、名前をつけないと……僕が僕であるために……」 「名前……そういえば、男の魔法使いはウィザードって呼ばれることがあるんだっけ……。なら僕は……」 「――ウィズ。そう名乗ろう」    足を止めていたウィズはまた歩き出した。その先には何があるのか分からないけど、後ろには戻れない。 「……さようなら、アレフ・ブレイブ」  ウィズは今までの自分に別れを告げると、暗闇の中に消えていったのだった。  ――物語が動き出すのは、『ウィズ』と名乗る青年が雑貨店を営み始め、数年後のことになる――。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

キャラ交換で大商人を目指します

杵築しゅん
ファンタジー
捨て子のアコルは、元Aランク冒険者の両親にスパルタ式で育てられ、少しばかり常識外れに育ってしまった。9歳で父を亡くし商団で働くことになり、早く商売を覚えて一人前になろうと頑張る。母親の言い付けで、自分の本当の力を隠し、別人格のキャラで地味に生きていく。が、しかし、何故かぽろぽろと地が出てしまい苦労する。天才的頭脳と魔法の力で、こっそりのはずが大胆に、アコルは成り上がっていく。そして王立高学院で、運命の出会いをしてしまう。

スマートシステムで異世界革命

小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 /// ★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★ 新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。 それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。 異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。 スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします! 序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです 第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練 第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い 第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚 第4章(全17話)ダンジョン探索 第5章(執筆中)公的ギルド? ※第3章以降は少し内容が過激になってきます。 上記はあくまで予定です。 カクヨムでも投稿しています。

転移先で世直しですか?いいえただのお散歩です

こうたろう
ファンタジー
小説家になろう にも 投稿中 同作品の加筆修正版になります。 建設現場の事故で死亡したかとおもいきや、見知らぬ場所で気がついた主人公 僕です。 そこは異世界の森の中 与えられた目的は寿命が尽きるまで 生きる事なの? ファンタジーな世界の現実を見ながら する事は世直し旅か はたまた、ただの散歩的旅行か 異世界常識なにそれ?美味しいの? 口の悪いミニ女神様と 個性的な仲間達に囲まれながら のんびり楽しく 刺激的な異世界旅行をするお話です

元剣聖のスケルトンが追放された最弱美少女テイマーのテイムモンスターになって成り上がる

ゆる弥
ファンタジー
転生した体はなんと骨だった。 モンスターに転生してしまった俺は、たまたま助けたテイマーにテイムされる。 実は前世が剣聖の俺。 剣を持てば最強だ。 最弱テイマーにテイムされた最強のスケルトンとの成り上がり物語。

処理中です...