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ボス戦、勇者として、イケメンだろ
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古代遺跡の大広間の奥に5メートル級の巨大な黒色の球体が浮かんでいた。
眼があり、こちらを睨んでいる。
その『眼玉』の足元には黒枝を頭に突き刺した魔十教団の幹部連中が10人程居た。
そんな訳で、いきなりボス戦だ。
えっ?
1回も戦わずにここまで辿り着いたのかって?
んな訳あるか。
黒枝を頭に刺した連中が率いる魔十教団の構成員を合計1000人以上倒したわ。
ってか、オズ帝国を裏から支配してるのが魔十教団だった事から、オズ帝国の兵士達までが突っ掛かってきて500人以上倒してるし。
ざっと10回くらい大バトルをしてるっての。
そこを詳しく教えろって?
いやいや、オレの攻撃魔法でカッキンッと凍らせて終わりだから。
まあ、城塞都市が1個半分くらい氷漬けになったのは認めるが。
ともかくボス戦突入だ。
◇
「うげっ、何だよ、あれ?」
とアシュが驚き、
「兄上はあれに操られているのか?」
仲間の戦闘力250のオズ帝国の第2皇子ウエンスがオレに尋ねた。
えっ?
誰だよ、この男って?
だからさぁ~。
オズ帝国領内で色々暴れてたら、大地の女神ミーカルの声を聞いたとか言ってオレに合流してきてな。
こっちもオズ帝国相手に暴れてるから、第2皇子が居たら大義名分が立つかなぁ~って足手纏いだけど連れてきたって訳だよ。
「視えてるのよね、頭の枝も?」
オレが確認の為、尋ねた。
視えてなかったら説明のしようがないからな。
「無論だ。だが、これまではなかったぞ?」
「これまではアイツが大地の女神ミーカルの祝福を広域に阻害してて視えなかっただけよ」
オレはさらっと教えた。
詳しくは絶対に教えないけどな。
だって教えたら『海王ジョレノの咆哮』と『ミーカルの木の倒木』がオレの所為なのもバラさないとダメだからな。
「本当は前から変だって気付いてたんでしょ?」
オレが水を向けると、脇役の癖に演技力バッチシで、
「それは・・・」
「ほら、やっぱり。そういう事よ」
「怪物め。よくも兄上を・・・もう兄上は救えぬのか?」
「残念ながらね」
本当は親玉の眼玉を倒せば何とかなると思ったけど、コイツはそんな言葉を聞きたくないのは分かってたから教えなかった。
何故かって?
この第2皇子ウエンスは正義感からオズ帝国に何百年と巣食う魔十教団に弓を引いたからではないからだ。
なら、どうして魔十教団に弓引いたのかって?
勘が悪いな。
野心だよ、野心。
オズ帝国の次期皇帝への地位の。
何せ、あの怪物に操られてるおバカは兄上、つまりは皇太子様だ。
皇太子をチョメしたら、第2皇子のウエンスが皇太子に繰り上げ当選なんだから。
「クウウウ、せめてもの情けだ、兄上は我らが屠ろう」
なっ?
こういう奴なんだよ、コイツは。
まあ、コイツのこの性格はオレにとっても都合が良い訳なんだけどな。
「全員、構えっ! 兄上を操るあの怪物を倒せっ!」
『ははっ!』
第2皇子ウエンスの命令で、親衛隊の騎士や魔術師や神官が突撃していった。
まあ、黒枝が頭に刺さってる雑魚どもは第2皇子ウエンスの手駒に任せるとして、オレはオレのやるべき事をやろう。
眼玉と対峙したオレは、
「初めまして、眼玉さん。早速だけど、私、『太陽の女神サザンデーテ』と『月の女神ルナシー』の世界の住人なのよね? 元の場所に戻してくれない? 言ってる意味、分かるわよね?」
『・・・いや、分からないが?』
「はあ? 今更とぼけるのは止めてよね? ネタは上がってるんだから」
『おまえのような異分子を招き寄せて私に何の得があると? 今の状況で得をしてるのは大地の女神ミーカルだと思うが?』
その反論には説得力があった。
理にも適ってる。
オレの転移で結果、この世界の大地の女神ミーカルの祝福歪曲結界を砕けてる。
・・・つまりは、そういう事だ。
「だってさ」
オレは肩に乗ってたオウムのチャーリーを怒り任せに掴んだ。
「ギャアアア。吾輩はただの案内係なのだ。大地の女神ミーカル様の御心までは知らないのだ」
「ふん」
オレは仕方なくチャーリーを手放した。
やっぱり揉みまくり決定だな、大地の女神ミーカルの胸は。
まあ、その前に、この眼玉だ。
オレが元の世界でやり合って知ってる異形の怪物と形状は違うが、
力の系統は一緒だ。
つまりは別次元からの侵略者の尖兵って奴だ。
勇者として別世界からの侵略とか見過ごせない。
ってか、コイツの仲間に喧嘩を売られて前に酷い目にも遭ったからな。
本当に何考えてるんだろうな、コイツラ?
別世界への侵攻とか頭おかしいんじゃないのか?
自分の世界の支配だけで我慢しておけよ。
確かコイツラに一番良く聞く攻撃はオレが知る限り竜属性。
つまりは竜魔だ。
そしてオレはゲリピーになったお陰で後天的にだが、竜魔が使える。
「ともかく倒させて貰うわよっ! 竜魔女神封印斬りっ!」
オレは1発KOが好きなんだよ。
なので、いきなり最終奥義を使った。
『グアアアアア、この力は・・・竜か』
5メートル級の眼玉が斬れて、青色の血が傷口から流れてたが、まだ生きてた。
浅かった?
いや、この令嬢の竜属性が弱くて余り効いていないのか?
それでもダメージはあった。
「さっさと倒れなさいっ! 竜魔女神封印斬りっ!」
2発目を入れる。
『ギャアアアアアア』
効いてる事は効いてる訳ね。
オレがチラッと他の戦場を見渡すと、眼玉の本体がダメージを受けた事で黒枝が頭に刺さって操られていた連中が、
「ここはどこだ?」
「私はいったい?」
「何だ、あれは?」
5メートル級の眼玉の存在に驚いていた訳だが、
「そんな白々しい演技がこの私に通じるかっ! 兄上、覚悟っ!」
さすがは野心の男。
「ギャアアアア」
動きを止めて隙だらけの皇太子をさらっと斬り殺していた。
ブレないねぇ~、アイツ。
オレも見習おう。
「竜魔女神封印斬りっ! 竜魔女神封印斬りっ! 竜魔女神封印斬りっ!」
眼玉を斬りまくる。
5メートル級だ。
障壁を展開出来ない時点でオレの攻撃は防げず全太刀命中した。
『ギャアアアアアア、ええい、こうなったらっ!』
眼玉の眼がピカッと光り、
◇
オレは白い空間に居た。
「心の中? 精神世界?」
『そうだ。貴様の精神を消滅させて、その身体を・・・ん? 誰だ、おまえ?』
と眼玉が質問したのは精神世界のオレが銀髪イケメンで足の長い元の世界の男の姿だったからだ。
ってか、裸なので股間に懐かしの○○○がある。
「おお、精神世界でも男の姿を戻れて嬉しいぞ」
オレが喜んでると、
『その姿、データにあるぞ。破壊の女神メアリーモカの申し子、キルト・デルレーン』
「何、勝手な肩書きを付けてくれてんだっ! クソ野郎っ!」
オレは精神世界で竜かごキックをお見舞いした。
精神世界なので肉体の酷使を心配する必要がないので、3秒制限は解禁だ。
「オラオラオラオラ・・・」
10分くらい蹴り続けて、
球体の形状がボコボコに凹み、青い血を流し・・・
◇
気付けばオレは最終決戦場の古代遺跡の広間に戻っていた。
眼玉が光ってから1秒も経過していない?
『グフッ、滅茶苦茶だ、コイツ』
眼玉がそう言いながら青い血を全身から噴き出して、シュゥゥゥゥゥッと萎み始めた。
「おい、どうなってる、ロザリア?」
そう質問したのは第2皇子ウエンスだ。
ああ、コイツには本名を名乗ったんだよ。
嘘をつくデメリットの方が大きかったから。
「分からないわ。もう終わりだと思うけど、全員、最後っ屁に気を付けて」
「もう少し上品に言えないのか?」
なんて第2皇子ウエンスは言ったが、オレは眼玉を観察し続け、最後の自爆とかもなく、そのまま萎んで消えたのだった。
「・・・あれ。これで終わり?」
呆気無さ過ぎて、オレは逆に臨戦体制が解けず警戒して古代遺跡の広間を見渡したが、
『良くやりました、見事です』
大地の女神ミーカルの声が聞こえて、それで戦いが終了した事を知った。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
登場人物。
第2皇子ウエンス・・・ウエンス・ヴァーク・オズ。オズ帝国の第2皇子。戦闘力250。野心の男。
眼があり、こちらを睨んでいる。
その『眼玉』の足元には黒枝を頭に突き刺した魔十教団の幹部連中が10人程居た。
そんな訳で、いきなりボス戦だ。
えっ?
1回も戦わずにここまで辿り着いたのかって?
んな訳あるか。
黒枝を頭に刺した連中が率いる魔十教団の構成員を合計1000人以上倒したわ。
ってか、オズ帝国を裏から支配してるのが魔十教団だった事から、オズ帝国の兵士達までが突っ掛かってきて500人以上倒してるし。
ざっと10回くらい大バトルをしてるっての。
そこを詳しく教えろって?
いやいや、オレの攻撃魔法でカッキンッと凍らせて終わりだから。
まあ、城塞都市が1個半分くらい氷漬けになったのは認めるが。
ともかくボス戦突入だ。
◇
「うげっ、何だよ、あれ?」
とアシュが驚き、
「兄上はあれに操られているのか?」
仲間の戦闘力250のオズ帝国の第2皇子ウエンスがオレに尋ねた。
えっ?
誰だよ、この男って?
だからさぁ~。
オズ帝国領内で色々暴れてたら、大地の女神ミーカルの声を聞いたとか言ってオレに合流してきてな。
こっちもオズ帝国相手に暴れてるから、第2皇子が居たら大義名分が立つかなぁ~って足手纏いだけど連れてきたって訳だよ。
「視えてるのよね、頭の枝も?」
オレが確認の為、尋ねた。
視えてなかったら説明のしようがないからな。
「無論だ。だが、これまではなかったぞ?」
「これまではアイツが大地の女神ミーカルの祝福を広域に阻害してて視えなかっただけよ」
オレはさらっと教えた。
詳しくは絶対に教えないけどな。
だって教えたら『海王ジョレノの咆哮』と『ミーカルの木の倒木』がオレの所為なのもバラさないとダメだからな。
「本当は前から変だって気付いてたんでしょ?」
オレが水を向けると、脇役の癖に演技力バッチシで、
「それは・・・」
「ほら、やっぱり。そういう事よ」
「怪物め。よくも兄上を・・・もう兄上は救えぬのか?」
「残念ながらね」
本当は親玉の眼玉を倒せば何とかなると思ったけど、コイツはそんな言葉を聞きたくないのは分かってたから教えなかった。
何故かって?
この第2皇子ウエンスは正義感からオズ帝国に何百年と巣食う魔十教団に弓を引いたからではないからだ。
なら、どうして魔十教団に弓引いたのかって?
勘が悪いな。
野心だよ、野心。
オズ帝国の次期皇帝への地位の。
何せ、あの怪物に操られてるおバカは兄上、つまりは皇太子様だ。
皇太子をチョメしたら、第2皇子のウエンスが皇太子に繰り上げ当選なんだから。
「クウウウ、せめてもの情けだ、兄上は我らが屠ろう」
なっ?
こういう奴なんだよ、コイツは。
まあ、コイツのこの性格はオレにとっても都合が良い訳なんだけどな。
「全員、構えっ! 兄上を操るあの怪物を倒せっ!」
『ははっ!』
第2皇子ウエンスの命令で、親衛隊の騎士や魔術師や神官が突撃していった。
まあ、黒枝が頭に刺さってる雑魚どもは第2皇子ウエンスの手駒に任せるとして、オレはオレのやるべき事をやろう。
眼玉と対峙したオレは、
「初めまして、眼玉さん。早速だけど、私、『太陽の女神サザンデーテ』と『月の女神ルナシー』の世界の住人なのよね? 元の場所に戻してくれない? 言ってる意味、分かるわよね?」
『・・・いや、分からないが?』
「はあ? 今更とぼけるのは止めてよね? ネタは上がってるんだから」
『おまえのような異分子を招き寄せて私に何の得があると? 今の状況で得をしてるのは大地の女神ミーカルだと思うが?』
その反論には説得力があった。
理にも適ってる。
オレの転移で結果、この世界の大地の女神ミーカルの祝福歪曲結界を砕けてる。
・・・つまりは、そういう事だ。
「だってさ」
オレは肩に乗ってたオウムのチャーリーを怒り任せに掴んだ。
「ギャアアア。吾輩はただの案内係なのだ。大地の女神ミーカル様の御心までは知らないのだ」
「ふん」
オレは仕方なくチャーリーを手放した。
やっぱり揉みまくり決定だな、大地の女神ミーカルの胸は。
まあ、その前に、この眼玉だ。
オレが元の世界でやり合って知ってる異形の怪物と形状は違うが、
力の系統は一緒だ。
つまりは別次元からの侵略者の尖兵って奴だ。
勇者として別世界からの侵略とか見過ごせない。
ってか、コイツの仲間に喧嘩を売られて前に酷い目にも遭ったからな。
本当に何考えてるんだろうな、コイツラ?
別世界への侵攻とか頭おかしいんじゃないのか?
自分の世界の支配だけで我慢しておけよ。
確かコイツラに一番良く聞く攻撃はオレが知る限り竜属性。
つまりは竜魔だ。
そしてオレはゲリピーになったお陰で後天的にだが、竜魔が使える。
「ともかく倒させて貰うわよっ! 竜魔女神封印斬りっ!」
オレは1発KOが好きなんだよ。
なので、いきなり最終奥義を使った。
『グアアアアア、この力は・・・竜か』
5メートル級の眼玉が斬れて、青色の血が傷口から流れてたが、まだ生きてた。
浅かった?
いや、この令嬢の竜属性が弱くて余り効いていないのか?
それでもダメージはあった。
「さっさと倒れなさいっ! 竜魔女神封印斬りっ!」
2発目を入れる。
『ギャアアアアアア』
効いてる事は効いてる訳ね。
オレがチラッと他の戦場を見渡すと、眼玉の本体がダメージを受けた事で黒枝が頭に刺さって操られていた連中が、
「ここはどこだ?」
「私はいったい?」
「何だ、あれは?」
5メートル級の眼玉の存在に驚いていた訳だが、
「そんな白々しい演技がこの私に通じるかっ! 兄上、覚悟っ!」
さすがは野心の男。
「ギャアアアア」
動きを止めて隙だらけの皇太子をさらっと斬り殺していた。
ブレないねぇ~、アイツ。
オレも見習おう。
「竜魔女神封印斬りっ! 竜魔女神封印斬りっ! 竜魔女神封印斬りっ!」
眼玉を斬りまくる。
5メートル級だ。
障壁を展開出来ない時点でオレの攻撃は防げず全太刀命中した。
『ギャアアアアアア、ええい、こうなったらっ!』
眼玉の眼がピカッと光り、
◇
オレは白い空間に居た。
「心の中? 精神世界?」
『そうだ。貴様の精神を消滅させて、その身体を・・・ん? 誰だ、おまえ?』
と眼玉が質問したのは精神世界のオレが銀髪イケメンで足の長い元の世界の男の姿だったからだ。
ってか、裸なので股間に懐かしの○○○がある。
「おお、精神世界でも男の姿を戻れて嬉しいぞ」
オレが喜んでると、
『その姿、データにあるぞ。破壊の女神メアリーモカの申し子、キルト・デルレーン』
「何、勝手な肩書きを付けてくれてんだっ! クソ野郎っ!」
オレは精神世界で竜かごキックをお見舞いした。
精神世界なので肉体の酷使を心配する必要がないので、3秒制限は解禁だ。
「オラオラオラオラ・・・」
10分くらい蹴り続けて、
球体の形状がボコボコに凹み、青い血を流し・・・
◇
気付けばオレは最終決戦場の古代遺跡の広間に戻っていた。
眼玉が光ってから1秒も経過していない?
『グフッ、滅茶苦茶だ、コイツ』
眼玉がそう言いながら青い血を全身から噴き出して、シュゥゥゥゥゥッと萎み始めた。
「おい、どうなってる、ロザリア?」
そう質問したのは第2皇子ウエンスだ。
ああ、コイツには本名を名乗ったんだよ。
嘘をつくデメリットの方が大きかったから。
「分からないわ。もう終わりだと思うけど、全員、最後っ屁に気を付けて」
「もう少し上品に言えないのか?」
なんて第2皇子ウエンスは言ったが、オレは眼玉を観察し続け、最後の自爆とかもなく、そのまま萎んで消えたのだった。
「・・・あれ。これで終わり?」
呆気無さ過ぎて、オレは逆に臨戦体制が解けず警戒して古代遺跡の広間を見渡したが、
『良くやりました、見事です』
大地の女神ミーカルの声が聞こえて、それで戦いが終了した事を知った。
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第2皇子ウエンス・・・ウエンス・ヴァーク・オズ。オズ帝国の第2皇子。戦闘力250。野心の男。
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