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戦闘力240、海王の絶叫、仮面の獄炎魔術師
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モールメー海岸のリゾートホテルに来て、5日が過ぎた。
未だに使い魔のアルからの報告はない。
お陰でもう水着2着目を購入だ。
白色のビキニから紫色のハイレグワンピースに。
「ご主人様、泳ごうぜ」
と言ったアシュも2着目の水着、青色のビキニだった。
獣人は尻尾があるからな。
ワンピース系の水着だと穴に尻尾を通さないとダメで着脱が面倒臭いとの事だ。
それにしても。
オレはサングラス越しにアシュを見た。
まさかの戦闘力240。
このビーチにきてから僅か5日で戦闘力が20も上がってる。
オレ査定の戦闘力1は魔法の矢1本の威力なのにだぞ?
ずっと泳ぎ回って体力と筋力が付いたからか?
それともそれ以外の要素があるのか?
例えば食事とか。
「そうよ、エマ。遊びましょうよ」
そう言ったのはアシュがどこからゲットしてきた戦闘力150の虎人族の21歳の女、バネッサだった。
赤毛で赤耳赤尻尾だが、種族は虎人だ。
スレンダー系の体型だが、水着は赤のビキニ。
このバネッサはバネッサで問題だった。
コソドロのダナリア以上に。
だって正規軍っぽいから。
つまりはオレらは内偵されてる訳だ。
コソドロのダナリアの仲間と思われてるのではなく、何か胡散臭いと。
やっぱり、マジックアイテムの大量加工が拙かったかな。
ほら、あったろ。
山賊に偽装してたモンテ王国の将軍を潰して、お宝がなくて、所持品のマジックアイテムを回収したの。
それさ。
余りに暇なんで所持品の整理をして、
男用のマジックアイテムなんて持ってても邪魔なだけだから、女用に加工するように注文した訳さ。
何か腕の良い錬金術師が居るらしいから。
その際に、同じ効果の魔宝石は売却した訳だが。
そりゃあ、悪目立ちするってもんで、
「山賊が付けてた奴よ」
と言ったが、嗅ぎ付けたのだろう。
バネッサが近付いてきて、あっさりとアシュが仲良くなってオレに紹介していた。
「わかったわよ。最下位はトップの言う事を1つ聞く事」
「ええぇ~」
アシュがそう不平を言ったのはオレが毎回トップだから。
「ほら、さっさと泳ぐわよ」
そんな訳で今日もオレは海で遊んでいた。
◇
ホテルの料理は美味かった。
モールメー海岸に面しているのだから海鮮系だが、オレは意外に生の魚肉がダメで、焼いたの専門だったが、それでも美味かった。
シーサーペントの肉や巻き貝や二枚貝など、海の傍でなければ普段は食べれない食材を食べてた訳だ。
アシュも腹一杯食ってる。
もしかして、これが強さアップの秘訣か?
う~ん。
「美味しいわね、ここの料理?」
「ホントよね」
アシュとバネッサの両方が凄い食いっぷりを披露し、オレもちゃんと喰ってるが人間なのでさすがに獣人のこの2人には食べる量では負けた。
◇
その夜だった。
それは突然だったと言ってもいい。
がぎゃああああああああああああああああああああ・・・
空気が振動して部屋の窓ガラスや鏡が割れるくらいの大音量だった。
3分くらいその大音量は続いたはずだ。
オレはすぐに眼を覚まして防音魔法で防ごうとしたが、神聖力が混じってたからか、貫通してきて、仕方なく両手で耳を防いで音が止むのを待った。
この音で、ホテル内の全員が起きたはずだ。
これで起きなかったら、この音で気絶したとしか考えられない。
「イチチ。何なの、今の? ヤバくない、ご主人様?」
垂れ耳を手で抑えてた同じベッドで眠ってたアシュがそう尋ねた。
えっ?
どうして一緒のベッドなのかって?
安心してくれていい。
エロイ事はちょっとしかしてないから。
ただアシュを抱き枕にしてただけだから。
後、揉み要員。
ほら、オレも男だから。
それに雰囲気のあるリゾートの海の夜とかも後押しして、テヘ。
ってか、ちゃんとオレもアシュもちゃんとスケスケのネグリジェもパンツも着てるし。
まあ、嗅覚の鋭い獣人のダナリアから言わせれば、
「えっ? そういう関係なの?」
となった訳だが。
それはともかく、
「何があってもいいように装備一式に着替えましょ」
オレはそう言ったが、
今、何が起こったのか、ちゃんと理解していた。
使い魔のアルが単独で装置を潰して、海王ジョレノが怒って絶叫したのだ、と。
もしくは断末魔?
さすがにそれはないか。
あのサイズだ。
使い魔のアルに倒せる戦闘力はない。
それでも装置を破壊したか。
使える奴だ。
だが、同時に使い魔のアルの抜け駆けにも警戒した。
これで一番役立った使い魔のアルに、大地の女神ミーカルからの御褒美があって、オレに御褒美が無かった日には、オレ、ストレス発散の為に暴れちゃうかも。
◇
オレは天才である。
だから、多分だが、オレが一番最初に気付いた。
拙い事になったと。
つまりはあの海王ジョレノの絶叫で津波が押し寄せる事はなかったが、
海中に住んでた魔物が一斉にモールメー海の岸辺に避難するべく移動してきたのだ。
そう、魔物からしたら陸への避難だ。
モールメー海の主である海王ジョレノがブチキレてるのだ。
何が起こるか分からないのだから、そりゃあ避難もする。
だが、岸側に居るオレ達から見れば、それは、
モールメー海沿岸全域での広範囲スタンピード。
となった。
◇
ホテルの窓の割れた窓枠から海を見ていたアシュが魔物の大群が迫るのを見て、
「嘘だろ? ご主人様、すぐに逃げないと・・・グリフォンの居る厩舎に行こうぜ」
「えっ? 何で?」
勇者のこの場面での選択は、
魔物を迎え討つ。
の一択なんだけど?
とはいえ、オレは勇者歴が長い。
美学も、奥ゆかしさも持ち合わせている。
なので、ジャジャーン。
仮面を顔に装着したのだった。
どこで手に入れたのかって?
将軍が山賊の偽装をしてたアジトで見つけたんだよ。
未使用っぽかったので失敬しておいた。
オレはそれを装着し、
「ほら、アシュのもあるわよ」
オレはアシュにも勧めた。
「仮面? ええっと、つまり?」
「迫る魔物を迎え討つわよ」
「マジかよ、ご主人様?」
「もちろん、マジよ。ほら、グリフォンのところに向かいましょう。その後、速攻で逃げるわよ」
「どうして?」
「だって面倒臭いじゃない。お礼を言われたり、素性を探られたりしたら」
そんな訳で、勘の良い客が逃げ支度をして厩舎に詰め掛ける中、オレ達もグリフォンに乗り、そのまま魔物が迫る夜の海へと移動し、
「【第4極炎地獄】っ!」
攻撃魔法を一発放った。
広範囲の海水を煮え滾るマグマと炎に変えて、一瞬で数万の魔物を葬り去る。
巨体のクラーケンなんかも居たが、しばらくもがいてたが結局は絶命した。
「うわ、凄ぇ~」
アシュが素直に感想を述べる中、オレも満足げに見てると何かが飛んできてグリフォンとオレの足の間の影に入った。
アルだ。
『ただいまピョン』
『装置を破壊したんだよな?』
『簡単に破壊出来そうだったのでご主人様を案内するの二度手間とか面倒だったからこっちでやっておいたピョン』
「さすがはオレの使い魔だな、アル。偉い偉い』
と褒めたオレは、
『で、大地の女神ミーカルに会えた?』
『会えてないピョン』
『声は?』
『なかったピョン』
『そうか』
と残念がりながらも、オレは、
「これでリゾートで楽しんだ5日分の恩義は返したわね。さあ、いきましょう」
「ええぇ~。もう2、3日・・・」
「この騒ぎじゃあ、どうせ楽しめないわよ」
「それもそうか」
こうしてオレとアシュを乗せたグリフォンは夜中に移動を開始したのだった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
登場人物。
バネッサ・・・虎人の女。戦闘力150。コル海商国の海兵。
未だに使い魔のアルからの報告はない。
お陰でもう水着2着目を購入だ。
白色のビキニから紫色のハイレグワンピースに。
「ご主人様、泳ごうぜ」
と言ったアシュも2着目の水着、青色のビキニだった。
獣人は尻尾があるからな。
ワンピース系の水着だと穴に尻尾を通さないとダメで着脱が面倒臭いとの事だ。
それにしても。
オレはサングラス越しにアシュを見た。
まさかの戦闘力240。
このビーチにきてから僅か5日で戦闘力が20も上がってる。
オレ査定の戦闘力1は魔法の矢1本の威力なのにだぞ?
ずっと泳ぎ回って体力と筋力が付いたからか?
それともそれ以外の要素があるのか?
例えば食事とか。
「そうよ、エマ。遊びましょうよ」
そう言ったのはアシュがどこからゲットしてきた戦闘力150の虎人族の21歳の女、バネッサだった。
赤毛で赤耳赤尻尾だが、種族は虎人だ。
スレンダー系の体型だが、水着は赤のビキニ。
このバネッサはバネッサで問題だった。
コソドロのダナリア以上に。
だって正規軍っぽいから。
つまりはオレらは内偵されてる訳だ。
コソドロのダナリアの仲間と思われてるのではなく、何か胡散臭いと。
やっぱり、マジックアイテムの大量加工が拙かったかな。
ほら、あったろ。
山賊に偽装してたモンテ王国の将軍を潰して、お宝がなくて、所持品のマジックアイテムを回収したの。
それさ。
余りに暇なんで所持品の整理をして、
男用のマジックアイテムなんて持ってても邪魔なだけだから、女用に加工するように注文した訳さ。
何か腕の良い錬金術師が居るらしいから。
その際に、同じ効果の魔宝石は売却した訳だが。
そりゃあ、悪目立ちするってもんで、
「山賊が付けてた奴よ」
と言ったが、嗅ぎ付けたのだろう。
バネッサが近付いてきて、あっさりとアシュが仲良くなってオレに紹介していた。
「わかったわよ。最下位はトップの言う事を1つ聞く事」
「ええぇ~」
アシュがそう不平を言ったのはオレが毎回トップだから。
「ほら、さっさと泳ぐわよ」
そんな訳で今日もオレは海で遊んでいた。
◇
ホテルの料理は美味かった。
モールメー海岸に面しているのだから海鮮系だが、オレは意外に生の魚肉がダメで、焼いたの専門だったが、それでも美味かった。
シーサーペントの肉や巻き貝や二枚貝など、海の傍でなければ普段は食べれない食材を食べてた訳だ。
アシュも腹一杯食ってる。
もしかして、これが強さアップの秘訣か?
う~ん。
「美味しいわね、ここの料理?」
「ホントよね」
アシュとバネッサの両方が凄い食いっぷりを披露し、オレもちゃんと喰ってるが人間なのでさすがに獣人のこの2人には食べる量では負けた。
◇
その夜だった。
それは突然だったと言ってもいい。
がぎゃああああああああああああああああああああ・・・
空気が振動して部屋の窓ガラスや鏡が割れるくらいの大音量だった。
3分くらいその大音量は続いたはずだ。
オレはすぐに眼を覚まして防音魔法で防ごうとしたが、神聖力が混じってたからか、貫通してきて、仕方なく両手で耳を防いで音が止むのを待った。
この音で、ホテル内の全員が起きたはずだ。
これで起きなかったら、この音で気絶したとしか考えられない。
「イチチ。何なの、今の? ヤバくない、ご主人様?」
垂れ耳を手で抑えてた同じベッドで眠ってたアシュがそう尋ねた。
えっ?
どうして一緒のベッドなのかって?
安心してくれていい。
エロイ事はちょっとしかしてないから。
ただアシュを抱き枕にしてただけだから。
後、揉み要員。
ほら、オレも男だから。
それに雰囲気のあるリゾートの海の夜とかも後押しして、テヘ。
ってか、ちゃんとオレもアシュもちゃんとスケスケのネグリジェもパンツも着てるし。
まあ、嗅覚の鋭い獣人のダナリアから言わせれば、
「えっ? そういう関係なの?」
となった訳だが。
それはともかく、
「何があってもいいように装備一式に着替えましょ」
オレはそう言ったが、
今、何が起こったのか、ちゃんと理解していた。
使い魔のアルが単独で装置を潰して、海王ジョレノが怒って絶叫したのだ、と。
もしくは断末魔?
さすがにそれはないか。
あのサイズだ。
使い魔のアルに倒せる戦闘力はない。
それでも装置を破壊したか。
使える奴だ。
だが、同時に使い魔のアルの抜け駆けにも警戒した。
これで一番役立った使い魔のアルに、大地の女神ミーカルからの御褒美があって、オレに御褒美が無かった日には、オレ、ストレス発散の為に暴れちゃうかも。
◇
オレは天才である。
だから、多分だが、オレが一番最初に気付いた。
拙い事になったと。
つまりはあの海王ジョレノの絶叫で津波が押し寄せる事はなかったが、
海中に住んでた魔物が一斉にモールメー海の岸辺に避難するべく移動してきたのだ。
そう、魔物からしたら陸への避難だ。
モールメー海の主である海王ジョレノがブチキレてるのだ。
何が起こるか分からないのだから、そりゃあ避難もする。
だが、岸側に居るオレ達から見れば、それは、
モールメー海沿岸全域での広範囲スタンピード。
となった。
◇
ホテルの窓の割れた窓枠から海を見ていたアシュが魔物の大群が迫るのを見て、
「嘘だろ? ご主人様、すぐに逃げないと・・・グリフォンの居る厩舎に行こうぜ」
「えっ? 何で?」
勇者のこの場面での選択は、
魔物を迎え討つ。
の一択なんだけど?
とはいえ、オレは勇者歴が長い。
美学も、奥ゆかしさも持ち合わせている。
なので、ジャジャーン。
仮面を顔に装着したのだった。
どこで手に入れたのかって?
将軍が山賊の偽装をしてたアジトで見つけたんだよ。
未使用っぽかったので失敬しておいた。
オレはそれを装着し、
「ほら、アシュのもあるわよ」
オレはアシュにも勧めた。
「仮面? ええっと、つまり?」
「迫る魔物を迎え討つわよ」
「マジかよ、ご主人様?」
「もちろん、マジよ。ほら、グリフォンのところに向かいましょう。その後、速攻で逃げるわよ」
「どうして?」
「だって面倒臭いじゃない。お礼を言われたり、素性を探られたりしたら」
そんな訳で、勘の良い客が逃げ支度をして厩舎に詰め掛ける中、オレ達もグリフォンに乗り、そのまま魔物が迫る夜の海へと移動し、
「【第4極炎地獄】っ!」
攻撃魔法を一発放った。
広範囲の海水を煮え滾るマグマと炎に変えて、一瞬で数万の魔物を葬り去る。
巨体のクラーケンなんかも居たが、しばらくもがいてたが結局は絶命した。
「うわ、凄ぇ~」
アシュが素直に感想を述べる中、オレも満足げに見てると何かが飛んできてグリフォンとオレの足の間の影に入った。
アルだ。
『ただいまピョン』
『装置を破壊したんだよな?』
『簡単に破壊出来そうだったのでご主人様を案内するの二度手間とか面倒だったからこっちでやっておいたピョン』
「さすがはオレの使い魔だな、アル。偉い偉い』
と褒めたオレは、
『で、大地の女神ミーカルに会えた?』
『会えてないピョン』
『声は?』
『なかったピョン』
『そうか』
と残念がりながらも、オレは、
「これでリゾートで楽しんだ5日分の恩義は返したわね。さあ、いきましょう」
「ええぇ~。もう2、3日・・・」
「この騒ぎじゃあ、どうせ楽しめないわよ」
「それもそうか」
こうしてオレとアシュを乗せたグリフォンは夜中に移動を開始したのだった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
登場人物。
バネッサ・・・虎人の女。戦闘力150。コル海商国の海兵。
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