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第3章 メビウス王国&コルステ王国
16話 あの夢は...?
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目が覚めると、海があった。
海かぁ...数回ぐらいしか行ったことないな。
にしても、貝殻が多いこと。
岸辺の近くってこんなに貝殻あったっけ?
ホラガイを手に取り耳にかざしてみる...。
こうすると海の音が聞こえるって言ってたな...。
海の近くのせいか、風も強い。
...?誰か居る。
その子は貝殻を見つめていた...。
近くまでよって見てみると...ピンクと水色が混じった色合いの貝殻を持っている...綺麗。
「__そうでしょ」
とっても綺麗...どこで取ったのかな?
「__ここの海の近くで見つけたんだよ」
私にも見つけられるかな?
着物を着た少女は、笑う...。
「__うん!きっと見つけられるよ。だから__」
...
......
.........んぅ......ん?...朝?
「おはようございます。ご主人様」
「...おはよう」
...目覚めてすぐ見る光景がクレアの顔面。
正直言うと凄く心臓に悪いからやめなさい!
サッサと起きよう...ってアレ?
何コレ?枕...じゃない?よく見てみると...
.........ブリザードの胴体
「我が主。よく眠れましたか?」
...アレ~?私ちゃんと枕で寝たはずなんだけどなァ...?おかしいぞー?
「ご主人様。昨夜、ご主人様の枕を盗ってブリザードの胴体とすり替えたのですよ」
「そんなに拗ねないでくださいよ。代わりに我が主の朝食の御奉仕をさせるという条件付きでしょう?」
...ナニソレー? 初耳なんですけどっ!?
私が寝てる間に何か話してたのか!?貴様らぁ!
「ご主人様。そろそろ食堂に向かいましょう。ホーリーとダークもお腹を空かせていますよ」
あぁ。それは行かないと。
私は食事無くてもいいんだが、ホーリーとダークは食べないと餓死しちゃう。
ということで、食堂にやって来た。
1階にある食堂の広さはそれなりの広さがある。そりゃ従魔持ちの人だっているのだからその従魔が入れる大きさでないとダメだしな。テーブルは全部で8個、そのうち3つは使われている。さて、どこに座ろうかな?
「あら、おはよう!よく眠れたかしら?」
声をかけてきたのは、茶髪の女の子。
見た目は、ソバカスがついたお下げ髪。
コクリと頷く。
「それなら良かったわ。テーブルに座って待ってて、今料理持ってくるわね!」
なるほど。あの子はここの宿主の娘か。
なんとなく顔が似てる。
ちなみに宿主はおばちゃん。大阪のおばちゃんみたいな人かな?イメージ的にね。
「お待たせ、ごゆっくりどうぞ!」
おぉー。美味そう!
スープにパン、それから果実?かな?あとは、ミートローフがある。美味そうなんだけど...クレア?その仕草はまさか...!
「はい!ご主人様、アーン♡」
...何故だろう、震えが止まらない。
切ったミートローフをフォークで刺し私の口へと持って来る...あの、自分で食べれますから、ね?...ほら!周りの人だってすっごい見てくるからやめよ?な?...な?
「...自分で食べれる」
「アーン♡」
「自分で__」
「アーン♡」
「じ__」
「アーン♡」
「...」
パクッ!...モグモグ...
諦めました。
...はぁ、自分でちゃんと食べられるのになんでこうも御奉仕なんざするんだろうか?私ってそんなに子供なのか!?あーいや、見た目は子供かもしれんが...一応お前らより精神年齢は高いぞ!?多分!でもってこの料理美味い。
「ご主人様、美味しいですか?」
コクリと頷く。
「そうですか!では、アーン♡」
パクッ...周りの視線がイタイ...。
モグモグ...美味しいけど、もう自分で食べてもいいですか?...あ、ダメ?...さいですか。
ブリザード...お前、昨日クレアと一体何の話をしてたんだコンニャローめ!何しれっとした表情で食ってんだよ!あと何気に食べ方が私よりも上品なんだよ!氷龍のクセにっ!!
「ご主人様、今日のご予定をお聞きしても宜しいですか?」
今日?んー...そうだな。
まず魔道具店に行って目当ての物がなかったら撤収。その後はギルドにでも行ってみるか。
「魔道具店に行く...」
「魔道具店ですか?どのようなものをお探しに?」
「...魔力制限」
「...魔力を制限する物ですか?それでしたら、私共が買って参りましょうか?なかった場合はすぐ帰ります」
「...頼む」
「分かりました。ではご主人様は部屋で休んでいて下さい。ブリザード、貴方は連れていきますからね?」
「分かりましたよ。クレア。では我が主、我が子達をお願いしますね」
コクリと頷く。
じゃあ食べ終わったし、部屋に戻るか。
__バタンっ!!
...っ!なんだ!?
「今ここにいる冒険者全員ギルドに集まってくれ!!緊急事態だ!!」
食堂の扉を開けて出てきたのは男性、しかも荒々しく来た。
って緊急事態!?一体何事なんだ!?
...情報が足りなさ過ぎて分からない!
とりあえずギルドに向かおう!
「クレア、ブリザード。予定変更だ、ギルドに向かうぞ!」
「了解しました。ご主人様」
「御意」
ギルドに来てみたのはいいが...これは多すぎだろ!冒険者の数がヤバい、これじゃ私が押しつぶされちゃう!
...おや?何故か視界が高くなった...。
「我が主よ。この方が見やすいでしょう」
ブリザード...お前か。
私を抱っこしてニコニコしてる...。
だが今は致し方ない!こうもしないと私見えないもん!クソゥー!身長が欲しぃー!
「よぅ。嬢ちゃん。お前らも来てたんだな」
おや?ガルフォードじゃん。
「...来て悪いか?」
「あぁ、来ない方が良かったかもな」
...どういう意味だ?
「あれを見ろ」
ん?どれ?
...受付前にいるあの騎士達?か?
それとあの騎士の鎧についてるマーク...どっかで見た事ある気がする...。
「あのマークは、メビウス王国の直属騎士団ではありませんか!?何故このようなところに...」
あ!それだ!メビウス王国の国旗マークだ!
ってなんだって!?
なんでそんな人達がここにいるんだ?
てか、緊急事態ってコレの事...?
これの何処が緊急なんだ...??
ガルフォードが近くに寄ってきて小声で言ってきた。
「嬢ちゃん、今の内に逃げろ」
...は?
「あいつらは子供を探してるんだが、その対象にお前も入ってるんだ!だからサッサと逃げろ!じゃねぇーとアイツらに捕まって何されるか分からんぞ!」
...は!?ちょ、ナニソレ!?
「いいから逃げろ!ブリザード、嬢ちゃんのこと頼んだぞ!それからクレアさん、シェリーさんのことは任せておけ!俺が守ってやる!」
...ちょ!...あんたはどうする気なのよ!
「ではシェリーのことお願いします。ガルフォードさん」
「おう!高名なクレアネェさんの頼みならやってやるさ!」
「我が主のことはご心配無く、私の命が尽きるまで守ってみせます故」
「あぁ、頼んだぞ!」
おい!ちょっと待て!ガルフォードお前死ぬ気じゃねぇよな?
...ガルフォードの服を強く掴む!
「...お前、死ぬ気か?」
「だとしたらどうする?」
「逃げない」
「は!?お前話聞いてたのか!?お前が狙われてるんだぞ!?」
「...逃げない!」
私のせいで誰かが死ぬのは嫌!!!
なんで...?
なんでお前が死ななきゃダメなんだ?
死ぬなら私だけでいいだろ?
私をあの騎士団に差し出せばいいだけの事だろ?
なんで...なんで!!
「...はぁ、死なねぇよ。第一俺はアイツらが捕まえる対象じゃねぇーからな」
...ホッ...あ~心臓に悪いわっ!このド阿呆!
マジ卍で泣くところだったんだからな!?
泣いたら責任取れよ!このお馬鹿!
「......ならいい。無理はするな」
「へいへい、ご忠告どうも」
なら行こう。今の内に...
「おい、そこの者こちらに来い」
ゲッ!...しまった!見つかった!
あの騎士共こっちに来る!
「ご主人様、逃げますよ!」
ハーイって逃亡やんコレ。
扉を豪快に開け、逃げる3人と2匹。
私は抱っこされてるので何したらいいんだろうかと迷い中...。
「おい!コラ待て!」
うわぁー追ってくるわーどないしよ。
「待てと言われて待つ人っているんでしょうか?」
「いないでしょう」
お前ら呑気に話してるとこ悪いんだが、走るのに集中してくれ!クレアは...走るとかの問題もクソもなかったわ...。
「あ、ご主人様」
「...何」
「この後、何処に向かいますか?」
...oh......どしよ。
んー。エクラ草原に行ってみますか。
ダメだったらジュライ山に戻ろう...。
「...エクラ草原に行く」
「エクラ草原ですか!?あそこは立ち入り禁止の所ですが__」
「問題ない」
だってあそこの魔術は私がぶっ壊しましたので大丈夫ですよ!!
何も問題Nothing!!
「仰せのままにご主人様」
「御意」
さて、この先どうしたものか____
海かぁ...数回ぐらいしか行ったことないな。
にしても、貝殻が多いこと。
岸辺の近くってこんなに貝殻あったっけ?
ホラガイを手に取り耳にかざしてみる...。
こうすると海の音が聞こえるって言ってたな...。
海の近くのせいか、風も強い。
...?誰か居る。
その子は貝殻を見つめていた...。
近くまでよって見てみると...ピンクと水色が混じった色合いの貝殻を持っている...綺麗。
「__そうでしょ」
とっても綺麗...どこで取ったのかな?
「__ここの海の近くで見つけたんだよ」
私にも見つけられるかな?
着物を着た少女は、笑う...。
「__うん!きっと見つけられるよ。だから__」
...
......
.........んぅ......ん?...朝?
「おはようございます。ご主人様」
「...おはよう」
...目覚めてすぐ見る光景がクレアの顔面。
正直言うと凄く心臓に悪いからやめなさい!
サッサと起きよう...ってアレ?
何コレ?枕...じゃない?よく見てみると...
.........ブリザードの胴体
「我が主。よく眠れましたか?」
...アレ~?私ちゃんと枕で寝たはずなんだけどなァ...?おかしいぞー?
「ご主人様。昨夜、ご主人様の枕を盗ってブリザードの胴体とすり替えたのですよ」
「そんなに拗ねないでくださいよ。代わりに我が主の朝食の御奉仕をさせるという条件付きでしょう?」
...ナニソレー? 初耳なんですけどっ!?
私が寝てる間に何か話してたのか!?貴様らぁ!
「ご主人様。そろそろ食堂に向かいましょう。ホーリーとダークもお腹を空かせていますよ」
あぁ。それは行かないと。
私は食事無くてもいいんだが、ホーリーとダークは食べないと餓死しちゃう。
ということで、食堂にやって来た。
1階にある食堂の広さはそれなりの広さがある。そりゃ従魔持ちの人だっているのだからその従魔が入れる大きさでないとダメだしな。テーブルは全部で8個、そのうち3つは使われている。さて、どこに座ろうかな?
「あら、おはよう!よく眠れたかしら?」
声をかけてきたのは、茶髪の女の子。
見た目は、ソバカスがついたお下げ髪。
コクリと頷く。
「それなら良かったわ。テーブルに座って待ってて、今料理持ってくるわね!」
なるほど。あの子はここの宿主の娘か。
なんとなく顔が似てる。
ちなみに宿主はおばちゃん。大阪のおばちゃんみたいな人かな?イメージ的にね。
「お待たせ、ごゆっくりどうぞ!」
おぉー。美味そう!
スープにパン、それから果実?かな?あとは、ミートローフがある。美味そうなんだけど...クレア?その仕草はまさか...!
「はい!ご主人様、アーン♡」
...何故だろう、震えが止まらない。
切ったミートローフをフォークで刺し私の口へと持って来る...あの、自分で食べれますから、ね?...ほら!周りの人だってすっごい見てくるからやめよ?な?...な?
「...自分で食べれる」
「アーン♡」
「自分で__」
「アーン♡」
「じ__」
「アーン♡」
「...」
パクッ!...モグモグ...
諦めました。
...はぁ、自分でちゃんと食べられるのになんでこうも御奉仕なんざするんだろうか?私ってそんなに子供なのか!?あーいや、見た目は子供かもしれんが...一応お前らより精神年齢は高いぞ!?多分!でもってこの料理美味い。
「ご主人様、美味しいですか?」
コクリと頷く。
「そうですか!では、アーン♡」
パクッ...周りの視線がイタイ...。
モグモグ...美味しいけど、もう自分で食べてもいいですか?...あ、ダメ?...さいですか。
ブリザード...お前、昨日クレアと一体何の話をしてたんだコンニャローめ!何しれっとした表情で食ってんだよ!あと何気に食べ方が私よりも上品なんだよ!氷龍のクセにっ!!
「ご主人様、今日のご予定をお聞きしても宜しいですか?」
今日?んー...そうだな。
まず魔道具店に行って目当ての物がなかったら撤収。その後はギルドにでも行ってみるか。
「魔道具店に行く...」
「魔道具店ですか?どのようなものをお探しに?」
「...魔力制限」
「...魔力を制限する物ですか?それでしたら、私共が買って参りましょうか?なかった場合はすぐ帰ります」
「...頼む」
「分かりました。ではご主人様は部屋で休んでいて下さい。ブリザード、貴方は連れていきますからね?」
「分かりましたよ。クレア。では我が主、我が子達をお願いしますね」
コクリと頷く。
じゃあ食べ終わったし、部屋に戻るか。
__バタンっ!!
...っ!なんだ!?
「今ここにいる冒険者全員ギルドに集まってくれ!!緊急事態だ!!」
食堂の扉を開けて出てきたのは男性、しかも荒々しく来た。
って緊急事態!?一体何事なんだ!?
...情報が足りなさ過ぎて分からない!
とりあえずギルドに向かおう!
「クレア、ブリザード。予定変更だ、ギルドに向かうぞ!」
「了解しました。ご主人様」
「御意」
ギルドに来てみたのはいいが...これは多すぎだろ!冒険者の数がヤバい、これじゃ私が押しつぶされちゃう!
...おや?何故か視界が高くなった...。
「我が主よ。この方が見やすいでしょう」
ブリザード...お前か。
私を抱っこしてニコニコしてる...。
だが今は致し方ない!こうもしないと私見えないもん!クソゥー!身長が欲しぃー!
「よぅ。嬢ちゃん。お前らも来てたんだな」
おや?ガルフォードじゃん。
「...来て悪いか?」
「あぁ、来ない方が良かったかもな」
...どういう意味だ?
「あれを見ろ」
ん?どれ?
...受付前にいるあの騎士達?か?
それとあの騎士の鎧についてるマーク...どっかで見た事ある気がする...。
「あのマークは、メビウス王国の直属騎士団ではありませんか!?何故このようなところに...」
あ!それだ!メビウス王国の国旗マークだ!
ってなんだって!?
なんでそんな人達がここにいるんだ?
てか、緊急事態ってコレの事...?
これの何処が緊急なんだ...??
ガルフォードが近くに寄ってきて小声で言ってきた。
「嬢ちゃん、今の内に逃げろ」
...は?
「あいつらは子供を探してるんだが、その対象にお前も入ってるんだ!だからサッサと逃げろ!じゃねぇーとアイツらに捕まって何されるか分からんぞ!」
...は!?ちょ、ナニソレ!?
「いいから逃げろ!ブリザード、嬢ちゃんのこと頼んだぞ!それからクレアさん、シェリーさんのことは任せておけ!俺が守ってやる!」
...ちょ!...あんたはどうする気なのよ!
「ではシェリーのことお願いします。ガルフォードさん」
「おう!高名なクレアネェさんの頼みならやってやるさ!」
「我が主のことはご心配無く、私の命が尽きるまで守ってみせます故」
「あぁ、頼んだぞ!」
おい!ちょっと待て!ガルフォードお前死ぬ気じゃねぇよな?
...ガルフォードの服を強く掴む!
「...お前、死ぬ気か?」
「だとしたらどうする?」
「逃げない」
「は!?お前話聞いてたのか!?お前が狙われてるんだぞ!?」
「...逃げない!」
私のせいで誰かが死ぬのは嫌!!!
なんで...?
なんでお前が死ななきゃダメなんだ?
死ぬなら私だけでいいだろ?
私をあの騎士団に差し出せばいいだけの事だろ?
なんで...なんで!!
「...はぁ、死なねぇよ。第一俺はアイツらが捕まえる対象じゃねぇーからな」
...ホッ...あ~心臓に悪いわっ!このド阿呆!
マジ卍で泣くところだったんだからな!?
泣いたら責任取れよ!このお馬鹿!
「......ならいい。無理はするな」
「へいへい、ご忠告どうも」
なら行こう。今の内に...
「おい、そこの者こちらに来い」
ゲッ!...しまった!見つかった!
あの騎士共こっちに来る!
「ご主人様、逃げますよ!」
ハーイって逃亡やんコレ。
扉を豪快に開け、逃げる3人と2匹。
私は抱っこされてるので何したらいいんだろうかと迷い中...。
「おい!コラ待て!」
うわぁー追ってくるわーどないしよ。
「待てと言われて待つ人っているんでしょうか?」
「いないでしょう」
お前ら呑気に話してるとこ悪いんだが、走るのに集中してくれ!クレアは...走るとかの問題もクソもなかったわ...。
「あ、ご主人様」
「...何」
「この後、何処に向かいますか?」
...oh......どしよ。
んー。エクラ草原に行ってみますか。
ダメだったらジュライ山に戻ろう...。
「...エクラ草原に行く」
「エクラ草原ですか!?あそこは立ち入り禁止の所ですが__」
「問題ない」
だってあそこの魔術は私がぶっ壊しましたので大丈夫ですよ!!
何も問題Nothing!!
「仰せのままにご主人様」
「御意」
さて、この先どうしたものか____
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