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<第二巻:温厚無慈悲な奴隷商人>
第十一話:奴隷商人は奴隷全員と面談する♡
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奴隷たちに十分な食事を与え、礼儀作法を身につけさせて三ヶ月が過ぎようとしていた。
その間、俺はのほほんと奴隷たちと遊んでいたわけではない。
性奴隷として売りに出している娘たちのことを考えていた。
本当に望んで性奴隷になったのだろうかと。
たしかに、奴隷だから俺たちがお前は性奴隷だと言えば、はいと答えるだろう。だが、それが奴隷たちの苦痛になっているのでは、と疑問に思っていたのだ。
俺も含め、奴隷商人も客も、エルフは性奴隷、獣人族は労働奴隷という先入観があるようで、無条件でエルフを性奴隷にしてきた。
しかし、エルフの中にも性交渉が得意なものばかりではない。エルフがエッチが上手というのも偏見でしかない。
確かに肉体的特徴として、アソコがキツイという利点はあるが、エルフにとっては逆にキツイのは苦しい、痛いということでもある。
また体力も少なく、性に対して淡白な娘が多い。エルフは長命だからか、生殖活動がそれほど活発ではないという話をきいて、だからエッチが下手なんだなと思ったものだ。エルフは美形が多いというが、儚げな見た目がウケているらしい。
だが、俺のところの奴隷は獣人族も美形が揃っている。人間の奴隷も同じく愛嬌のある可愛い顔の娘が多かった。
それとは逆に、獣人族は性に対して貪欲で、エッチが上手。しかもタフで、何度でもエッチできる利点があった。
人間の男にとっては、体格も小さい娘が多く抱きやすいのだ。俺だけかもしれないが、ケモミミの子は見ていて癒される可愛さだ。
「パオリーア、次の娘を呼べ」
俺は、一人一人部屋に呼ぶと、面談を行っていた。
現在、この屋敷には出荷前の奴隷たちが三十人いる。そのひとり、ひとりと話をしていた。
パオリーアが一人の人間の娘を部屋に招き入れた。
「えっと、礼はいいから、そこに座れ」
「……はい」
人間の娘は十六、十七歳くらいか。
「名前と年齢を教えてくれるかな。あと、種族」
「はい、私の名は……」
名前と年齢を聞くと、どうして奴隷になったのかを簡単に話させた。それぞれ、境遇は違うがどの娘も共通していることがある。
盗賊に村を焼き払われた、親兄弟を殺された、口減らしのため家を追い出されたと事情は違っても、帰る場所がない者がほとんどだった。
この娘たちは、奴隷として買われた先で生きて行くしかない。
「得意なことはあるか?」
「得意と言えるかどうかわかりませんが……炊事、洗濯、掃除くらいです」
「性的奉仕はどうだ?」
矢継ぎ早に、質問していく。好きなもの、得意なもの、まるでプロフィールシートを作るかのように。いや、まさしくプロフィールシートを作っているようなものだ。これが、この先どう役に立つのか今の俺にはわからないが、いずれ役立つ時がくるだろう。
家事一般が得意な者、性的奉仕に積極的な者、体を動かすのが得意な者、読み書きが得意な者、料理が得意な者、いろんな個性をもった奴隷たちがいた。できれば、適材適所なところで働ければいいのだが。
俺は、三人目くらいで面倒になり、面談をパオリーアに任せて俺は後ろで聞いていた。
質問だけでなく、パオリーアは奴隷たちを裸にすると体の特徴をメモして行った。ホクロの位置、ヤケドの跡がある場合は程度まで、一人一人のカルテを作成して行く。こうやって、いろんな女性の裸を見られるって元の世界では考えられないことだよな。
ただ、責任というのもこの世界に来て、強く感じるようになった。みんな、幸せになってくれたらいいのだが……
三十人全員との面談をして、それぞれの個性を俺は吟味していた。性奴隷として出せる者は意外と多い。みんな、覚悟して奴隷になったと言っていたのとこの南国スティーンハンは、性に対して開放的な文化があるのも大きいかもしれない。
◆
「あの……、旦那様にお願いがあるのですが……」
面談をしていると、一人の獣人族の奴隷がパオリーア越しに俺の方を見て、話しかけて来た。
すっぽんぽんで、話しかけられるとドギマギしてしまうのだが、平静を装う。
「お、おう。お願いとはなんだ」
「あの……、最近、夜のご奉仕に呼ばれる子がいなくて、みんな不安に思っています」
どういうことだろう? 俺はむやみに奴隷たちを性のはけ口にするのはやめた方がいいと思っていたのだが。
「なぜ、不安になる。夜の奉仕は、お前たちにとってつらいものではないのか?」
「いいえ、その逆です。私たちは、奴隷として売られていきます。その先では、夜のご奉仕を求められることも多いと聞いています。しかし、このお屋敷にいる間、そういう……あの、エッチなことをしないままだと不安なのです。ちゃんと、買ってくださったご主人様にご奉仕できるのかどうか」
ようするに、俺で練習させてくれってことか。まぁ、悪い気はしないが…… 。パオリーアの方をチラッと見ると、聞いていないふりをしてそっぽを向いていた。しかし耳がダンボ状態だな。
「エッチの練習がしたい、ということか?」
「も、申し訳ございません。旦那様を練習台とは思っていませんが、やはり何もせずにいるのは不安です」
俺は、専属奴隷が三人いる。その三人を順番に回っているのだ。
もう一人、謎の四人目がいるがそれは数に入れないでおこう。
それ以外に、奴隷たちとエッチするとなると、俺の身がもつだろうか? おそらく大丈夫だろう。
この世界に来て、俺は意外と絶倫になった気がする。元の男の肉体の回復力がすごい早いのだ。有り余る性欲と精力に我ながら感心していたくらいだ。
「しかし、夜の奉仕はもう予定は決まっているのだが……」
「昼でも、朝でもかまいません。ぜひ、私たちに性技を試す機会をお与えください」
俺は、困った顔をしながら、腕組みをする。うーん、願ったり叶ったりの申し出だけど、パオリーアたちがどう思うだろうか。
パオリーアを見ると、知らんぷりしてそっぽを向いている。ご機嫌ななめかな?
「パオリーア。性奴隷の希望者は何人だ」
ノートをパラパラとめくり、人数を数えたパオリーアが、六人ですと答えた。
「いいだろう。ただし、六人一度は無理だ。出荷が決まった者は、俺が相手になってやる」
相手してやるって上から目線で言うのも変だが、俺は奴隷商人でこの娘たちは奴隷だ。えらそうに、抱いてやるぞなんて言ってもビンタは飛んでこないだろう。
◆
面談で性奴隷希望の奴隷たちの中から、直近で出荷予定の奴隷を俺の部屋に呼んだ。
部屋に入った女は、豊満で肉付きの良い獣人族の女だった。豊満といっても太っているわけではなく、くびれた腰を強調するかのような大きな尻に、大きめのおっぱいを持っている。左の乳房が右に比べ少し大きいが、それがむしろ色っぽく感じた。
俺もすでに一糸まとわず裸になった。さて、どうしたらいいんだろうか。レクチャーとかいるのか?
風俗店の面接では、店オーナー特権で新人の女の教育と称して抱くことがあると、聞いたことがある。当時は、羨ましいって思ったが、今の俺がそういう状況になっていた。
「旦那様! 私が、お、おお、お手伝いをっ!」
ライラが、ドアを開けて入って来た。ノックくらいしたらどうだと、叱りつける。
「あんっ! 私は奴隷たちに夜の作法も教えようと……、ダメか?」
「ま、まぁいいか。では、俺はベッドに寝ているからライラが奴隷たちがするのを見て、アドバイスしてやってくれ」
「わっ、わかった! 任せてくださいっ!」
ライラは、頬を赤らめてスケべ笑いを浮かべている。大丈夫かな?
「旦那様。では、よろしくお願いします」
獣人族はタヌキのような丸い耳を持つ可愛らしい娘だったが、恥じらいも見せずにベッドの上に上がると、俺の足の間にちょこんと座った。
そして、俺の息子を袋を手でサワサワと触っていく。ゾクゾクと背中に走る快感。
これは、かなり期待だ!
「ちょっ、ちょっと待て。わ、わたしが脱いでおらん。ちょっと待て」
ライラが、なぜかパンツを膝までずらしている。
「いや、先生は脱がなくていいから。そのまま見ていてくれたらいい」
「な、なんでだ! それはおかしいぞ。それでは、指導ができないではないかぁ!」
ライラは、文句言いながら黒革ブラとパンツを脱ぎ捨てた。すっぽんぽんにブーツ姿は刺激が強い。
「ライラ。お前、客人だからな。どさくさにまぎれて、俺にエッチなことするなよ。したら解雇だからな」
「なななんだとぉ! それでは、お手本ができないではないか」
「いいから、そこで見ていろ」
奴隷の女は、俺たちの会話が終わるのを待ってから、俺の息子に口撃を始めた。
エッチが好きだと言っていただけあり上手だ。根元から先端まで舐めあげると、裏筋をチロチロをくすぐる。こそばゆいような、気持ち良い感触がじんわりと伝わり、アソコがムクムクと起き上がった。
「旦那様のアソコ大きい。お口に入らないかも……」
奴隷の娘は、そういうと大きく口を開けてパクッと頬張った。
「おおおっ、大きいです!わ、私のあそこに入るだろうか」
ライラは、奉仕している奴隷の真横で顔を近づけて覗き込んでいる。しかも、実況中継のようにいちいち口に出して言うもんだから、うるさくて気が散る。
「ライラ。お前はだまっていろ。一言でも喋ったら、追い出すぞ」
「あんっ。そんな殺生な……。わ、わたしに痴態を見せて喜ぶつもりだろ、そうだろ?」
よだれを垂らしそうな勢いで、俺の股間を見つめる目が怖い。ライラさん、目が逝ってますけど?
俺は、さらけ出されたライラのおっぱいに手を伸ばすと、触ってみた。
なぜ、触ったのかって? そこにおっぱいがあったからさ。
「い、いやんっ、旦那さま……そんな急に求められても……わたし、まだ心の準備が……」
「喋るなって言ったよな? 絶対に声を出すな。いいか?」
タヌキ娘が俺を口撃している間、俺はライラの胸をまさぐり、胸の先端をつまんだり、こねたりした。
「んんんっ……んんんんんっ。うむむむむっ! はぁん、はぁはぁはぁ」
喋らないように、口をつぶっているが、それが逆にエロい声になってもれている。乳房を、触れるか触れないかギリギリのところで、手のひらを動かす。
ビクンと頭を後ろに逸らして、指を咥えて声が出ないように我慢している。なかなかエロい。
ライラがどうして俺に抱かれたがるのか、さっぱりわからないが、いつか抱いてやろう。
それから、体勢を変えてタヌキ娘を下にする。
「あんあんあんっ! イイっ、イク、イクイクぅ~~!」
正常位で一度イカせ、さらに、バックでもう一度絶頂させた。
やはり俺は、絶倫どころか、エッチがかなり上達している気がする。元の俺は、もっと早漏のはずなのだが……
「あぁ……だ、旦那さまぁ……。出ちゃうぅっ! 気持ちよすぎて……おしっこでちゃうよぉー」
三度目の絶頂を迎えたタヌキ娘は、ビューっ!と潮を吹くとバタンとベッドに倒れ失神した。
俺は、ベッドの横にいるライラを見ると、ひとり自慰に耽っている。
「あっ、あっ……だめ、ぇ…… でも、指が止まらない……ああんっ」
「だ、旦那さまにみられてりゅ……あああんっ……そんなに見ないで……ダメよ、そんな見ちゃいやっ……」
俺たちのエッチを見て我慢できなくなったのかな。なんだか可哀想になって来た。
俺がライラを抱いてやろうと思って立ち上がり、抱き上げようとしたところで、
「いっくぅ~~! はぁ、はぁ……イクのぉぉおおおっ!」
ライラ先生は、一人でどこか遠くへ行ってしまわれたのだった。
その後、気がついたタヌキ娘は満足げに自室へと戻っていった。
俺は、大股開いて失神しているライラを抱き上げると、ベッドに寝かせる。
そういえば、今夜の夜のご奉仕はライラの番だったな。
でも、俺も二発抜いた後なので性欲なんて残っていない。
きっと、ライラは文句を言うだろうが……まぁいいか。やったことにしておこう。
◆
パオリーアの部屋を訪れた。連絡事項がある。
「明日、商店へ行こうと思う。売られた奴隷たちのその後も知りたいが、ジュンテから手紙が届いていた」
ジュンテの手紙には、店が大変なことになっているとのことだった。一度来て欲しいと書いてある。
パオリーアにお前も来いと伝えると、パオリーアは、嬉しそうに微笑んだ。
その間、俺はのほほんと奴隷たちと遊んでいたわけではない。
性奴隷として売りに出している娘たちのことを考えていた。
本当に望んで性奴隷になったのだろうかと。
たしかに、奴隷だから俺たちがお前は性奴隷だと言えば、はいと答えるだろう。だが、それが奴隷たちの苦痛になっているのでは、と疑問に思っていたのだ。
俺も含め、奴隷商人も客も、エルフは性奴隷、獣人族は労働奴隷という先入観があるようで、無条件でエルフを性奴隷にしてきた。
しかし、エルフの中にも性交渉が得意なものばかりではない。エルフがエッチが上手というのも偏見でしかない。
確かに肉体的特徴として、アソコがキツイという利点はあるが、エルフにとっては逆にキツイのは苦しい、痛いということでもある。
また体力も少なく、性に対して淡白な娘が多い。エルフは長命だからか、生殖活動がそれほど活発ではないという話をきいて、だからエッチが下手なんだなと思ったものだ。エルフは美形が多いというが、儚げな見た目がウケているらしい。
だが、俺のところの奴隷は獣人族も美形が揃っている。人間の奴隷も同じく愛嬌のある可愛い顔の娘が多かった。
それとは逆に、獣人族は性に対して貪欲で、エッチが上手。しかもタフで、何度でもエッチできる利点があった。
人間の男にとっては、体格も小さい娘が多く抱きやすいのだ。俺だけかもしれないが、ケモミミの子は見ていて癒される可愛さだ。
「パオリーア、次の娘を呼べ」
俺は、一人一人部屋に呼ぶと、面談を行っていた。
現在、この屋敷には出荷前の奴隷たちが三十人いる。そのひとり、ひとりと話をしていた。
パオリーアが一人の人間の娘を部屋に招き入れた。
「えっと、礼はいいから、そこに座れ」
「……はい」
人間の娘は十六、十七歳くらいか。
「名前と年齢を教えてくれるかな。あと、種族」
「はい、私の名は……」
名前と年齢を聞くと、どうして奴隷になったのかを簡単に話させた。それぞれ、境遇は違うがどの娘も共通していることがある。
盗賊に村を焼き払われた、親兄弟を殺された、口減らしのため家を追い出されたと事情は違っても、帰る場所がない者がほとんどだった。
この娘たちは、奴隷として買われた先で生きて行くしかない。
「得意なことはあるか?」
「得意と言えるかどうかわかりませんが……炊事、洗濯、掃除くらいです」
「性的奉仕はどうだ?」
矢継ぎ早に、質問していく。好きなもの、得意なもの、まるでプロフィールシートを作るかのように。いや、まさしくプロフィールシートを作っているようなものだ。これが、この先どう役に立つのか今の俺にはわからないが、いずれ役立つ時がくるだろう。
家事一般が得意な者、性的奉仕に積極的な者、体を動かすのが得意な者、読み書きが得意な者、料理が得意な者、いろんな個性をもった奴隷たちがいた。できれば、適材適所なところで働ければいいのだが。
俺は、三人目くらいで面倒になり、面談をパオリーアに任せて俺は後ろで聞いていた。
質問だけでなく、パオリーアは奴隷たちを裸にすると体の特徴をメモして行った。ホクロの位置、ヤケドの跡がある場合は程度まで、一人一人のカルテを作成して行く。こうやって、いろんな女性の裸を見られるって元の世界では考えられないことだよな。
ただ、責任というのもこの世界に来て、強く感じるようになった。みんな、幸せになってくれたらいいのだが……
三十人全員との面談をして、それぞれの個性を俺は吟味していた。性奴隷として出せる者は意外と多い。みんな、覚悟して奴隷になったと言っていたのとこの南国スティーンハンは、性に対して開放的な文化があるのも大きいかもしれない。
◆
「あの……、旦那様にお願いがあるのですが……」
面談をしていると、一人の獣人族の奴隷がパオリーア越しに俺の方を見て、話しかけて来た。
すっぽんぽんで、話しかけられるとドギマギしてしまうのだが、平静を装う。
「お、おう。お願いとはなんだ」
「あの……、最近、夜のご奉仕に呼ばれる子がいなくて、みんな不安に思っています」
どういうことだろう? 俺はむやみに奴隷たちを性のはけ口にするのはやめた方がいいと思っていたのだが。
「なぜ、不安になる。夜の奉仕は、お前たちにとってつらいものではないのか?」
「いいえ、その逆です。私たちは、奴隷として売られていきます。その先では、夜のご奉仕を求められることも多いと聞いています。しかし、このお屋敷にいる間、そういう……あの、エッチなことをしないままだと不安なのです。ちゃんと、買ってくださったご主人様にご奉仕できるのかどうか」
ようするに、俺で練習させてくれってことか。まぁ、悪い気はしないが…… 。パオリーアの方をチラッと見ると、聞いていないふりをしてそっぽを向いていた。しかし耳がダンボ状態だな。
「エッチの練習がしたい、ということか?」
「も、申し訳ございません。旦那様を練習台とは思っていませんが、やはり何もせずにいるのは不安です」
俺は、専属奴隷が三人いる。その三人を順番に回っているのだ。
もう一人、謎の四人目がいるがそれは数に入れないでおこう。
それ以外に、奴隷たちとエッチするとなると、俺の身がもつだろうか? おそらく大丈夫だろう。
この世界に来て、俺は意外と絶倫になった気がする。元の男の肉体の回復力がすごい早いのだ。有り余る性欲と精力に我ながら感心していたくらいだ。
「しかし、夜の奉仕はもう予定は決まっているのだが……」
「昼でも、朝でもかまいません。ぜひ、私たちに性技を試す機会をお与えください」
俺は、困った顔をしながら、腕組みをする。うーん、願ったり叶ったりの申し出だけど、パオリーアたちがどう思うだろうか。
パオリーアを見ると、知らんぷりしてそっぽを向いている。ご機嫌ななめかな?
「パオリーア。性奴隷の希望者は何人だ」
ノートをパラパラとめくり、人数を数えたパオリーアが、六人ですと答えた。
「いいだろう。ただし、六人一度は無理だ。出荷が決まった者は、俺が相手になってやる」
相手してやるって上から目線で言うのも変だが、俺は奴隷商人でこの娘たちは奴隷だ。えらそうに、抱いてやるぞなんて言ってもビンタは飛んでこないだろう。
◆
面談で性奴隷希望の奴隷たちの中から、直近で出荷予定の奴隷を俺の部屋に呼んだ。
部屋に入った女は、豊満で肉付きの良い獣人族の女だった。豊満といっても太っているわけではなく、くびれた腰を強調するかのような大きな尻に、大きめのおっぱいを持っている。左の乳房が右に比べ少し大きいが、それがむしろ色っぽく感じた。
俺もすでに一糸まとわず裸になった。さて、どうしたらいいんだろうか。レクチャーとかいるのか?
風俗店の面接では、店オーナー特権で新人の女の教育と称して抱くことがあると、聞いたことがある。当時は、羨ましいって思ったが、今の俺がそういう状況になっていた。
「旦那様! 私が、お、おお、お手伝いをっ!」
ライラが、ドアを開けて入って来た。ノックくらいしたらどうだと、叱りつける。
「あんっ! 私は奴隷たちに夜の作法も教えようと……、ダメか?」
「ま、まぁいいか。では、俺はベッドに寝ているからライラが奴隷たちがするのを見て、アドバイスしてやってくれ」
「わっ、わかった! 任せてくださいっ!」
ライラは、頬を赤らめてスケべ笑いを浮かべている。大丈夫かな?
「旦那様。では、よろしくお願いします」
獣人族はタヌキのような丸い耳を持つ可愛らしい娘だったが、恥じらいも見せずにベッドの上に上がると、俺の足の間にちょこんと座った。
そして、俺の息子を袋を手でサワサワと触っていく。ゾクゾクと背中に走る快感。
これは、かなり期待だ!
「ちょっ、ちょっと待て。わ、わたしが脱いでおらん。ちょっと待て」
ライラが、なぜかパンツを膝までずらしている。
「いや、先生は脱がなくていいから。そのまま見ていてくれたらいい」
「な、なんでだ! それはおかしいぞ。それでは、指導ができないではないかぁ!」
ライラは、文句言いながら黒革ブラとパンツを脱ぎ捨てた。すっぽんぽんにブーツ姿は刺激が強い。
「ライラ。お前、客人だからな。どさくさにまぎれて、俺にエッチなことするなよ。したら解雇だからな」
「なななんだとぉ! それでは、お手本ができないではないか」
「いいから、そこで見ていろ」
奴隷の女は、俺たちの会話が終わるのを待ってから、俺の息子に口撃を始めた。
エッチが好きだと言っていただけあり上手だ。根元から先端まで舐めあげると、裏筋をチロチロをくすぐる。こそばゆいような、気持ち良い感触がじんわりと伝わり、アソコがムクムクと起き上がった。
「旦那様のアソコ大きい。お口に入らないかも……」
奴隷の娘は、そういうと大きく口を開けてパクッと頬張った。
「おおおっ、大きいです!わ、私のあそこに入るだろうか」
ライラは、奉仕している奴隷の真横で顔を近づけて覗き込んでいる。しかも、実況中継のようにいちいち口に出して言うもんだから、うるさくて気が散る。
「ライラ。お前はだまっていろ。一言でも喋ったら、追い出すぞ」
「あんっ。そんな殺生な……。わ、わたしに痴態を見せて喜ぶつもりだろ、そうだろ?」
よだれを垂らしそうな勢いで、俺の股間を見つめる目が怖い。ライラさん、目が逝ってますけど?
俺は、さらけ出されたライラのおっぱいに手を伸ばすと、触ってみた。
なぜ、触ったのかって? そこにおっぱいがあったからさ。
「い、いやんっ、旦那さま……そんな急に求められても……わたし、まだ心の準備が……」
「喋るなって言ったよな? 絶対に声を出すな。いいか?」
タヌキ娘が俺を口撃している間、俺はライラの胸をまさぐり、胸の先端をつまんだり、こねたりした。
「んんんっ……んんんんんっ。うむむむむっ! はぁん、はぁはぁはぁ」
喋らないように、口をつぶっているが、それが逆にエロい声になってもれている。乳房を、触れるか触れないかギリギリのところで、手のひらを動かす。
ビクンと頭を後ろに逸らして、指を咥えて声が出ないように我慢している。なかなかエロい。
ライラがどうして俺に抱かれたがるのか、さっぱりわからないが、いつか抱いてやろう。
それから、体勢を変えてタヌキ娘を下にする。
「あんあんあんっ! イイっ、イク、イクイクぅ~~!」
正常位で一度イカせ、さらに、バックでもう一度絶頂させた。
やはり俺は、絶倫どころか、エッチがかなり上達している気がする。元の俺は、もっと早漏のはずなのだが……
「あぁ……だ、旦那さまぁ……。出ちゃうぅっ! 気持ちよすぎて……おしっこでちゃうよぉー」
三度目の絶頂を迎えたタヌキ娘は、ビューっ!と潮を吹くとバタンとベッドに倒れ失神した。
俺は、ベッドの横にいるライラを見ると、ひとり自慰に耽っている。
「あっ、あっ……だめ、ぇ…… でも、指が止まらない……ああんっ」
「だ、旦那さまにみられてりゅ……あああんっ……そんなに見ないで……ダメよ、そんな見ちゃいやっ……」
俺たちのエッチを見て我慢できなくなったのかな。なんだか可哀想になって来た。
俺がライラを抱いてやろうと思って立ち上がり、抱き上げようとしたところで、
「いっくぅ~~! はぁ、はぁ……イクのぉぉおおおっ!」
ライラ先生は、一人でどこか遠くへ行ってしまわれたのだった。
その後、気がついたタヌキ娘は満足げに自室へと戻っていった。
俺は、大股開いて失神しているライラを抱き上げると、ベッドに寝かせる。
そういえば、今夜の夜のご奉仕はライラの番だったな。
でも、俺も二発抜いた後なので性欲なんて残っていない。
きっと、ライラは文句を言うだろうが……まぁいいか。やったことにしておこう。
◆
パオリーアの部屋を訪れた。連絡事項がある。
「明日、商店へ行こうと思う。売られた奴隷たちのその後も知りたいが、ジュンテから手紙が届いていた」
ジュンテの手紙には、店が大変なことになっているとのことだった。一度来て欲しいと書いてある。
パオリーアにお前も来いと伝えると、パオリーアは、嬉しそうに微笑んだ。
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